標野凪のレビュー一覧

  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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    伝言猫シリーズ第二弾。ふー太もあれからずっと伝言猫としての仕事を続けている。今回は山荘に5人の依頼人が集まっているという。ところが、大雪で山荘に閉じ込められてしまった上に、雪ではしゃいだせいで依頼書が読めなくなってしまう。ふー太は無事会いたい相手を特定し、伝言を伝えることができるのか…。
    雪で閉ざされた山荘、クローズドサークル、事件が起こるのでは?と、ミステリー好きのふー太が考えているのが面白い。事件は起こらず、前回同様前向きで気持ちのよい結末がよかった。

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    2024年08月17日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    ネタバレ

    会いたい人を書いて店内のポストに入れると、会わせてくれるというカフェ・ポン。あの世に行った猫たち「伝言猫」があの世とこの世を行き来して、何らかの形で会いたくても会えない人からのメッセージをくれる。
    猫のふー太は5回成功すると会いたい人に会えるというご褒美に釣られて伝言猫の仕事を始める。亡くなった父に原画展を見せたい絵本作家、生まれる前に亡くした娘に会いたい保育士、元彼に会いたい主婦、当時の担任にぎゃふんと言わせたい元教え子、認知症の母に会いたい娘。ふー太は5つの依頼をこなし会いたい人に会うことはできるのか…。
    猫が主人公という珍しい話。ふー太の猫らしい描写もかわいく、どの話(よん仕事めは少し違

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    2024年08月17日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    猫好きホイホイな表紙とタイトルに、まんまと釣られて手を出してしまった本書。
    (我ながらこのパターン多すぎ・・(;´∀`))

    天寿を全うした猫のふー太は、あの世(黄泉の国)とこの世(現世)の境にある〈カフェ・ポン〉の店主・虹子さんのもとで、カフェを訪れたお客が“会いたい”と希望した人に思いを伝える「伝言猫」として働くことになります。
    仕事を五回達成すると、“ふー太が会いたい人”に会えるという報酬があり、元飼い主に会うために張り切って伝言猫の仕事に取り組むふー太ですが・・。

    ふー太(猫)目線で綴られる、連作五話(+プロローグ&エピローグ)の構成です。
    既に“あの世”にいる猫のふー太が、あの世と

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    2024年08月17日
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。

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    お客さんそれぞれの悩みに応じてピッタリな絵本と季節のスープとトーストを提供する湊と八木のお話。初めの視点は八木(ヤギ)から。

    絵本はあまり馴染みがないので、作中で紹介されてもあまりピンとこず。海外の作者の絵本だと更に。
    でも大人になってから読む絵本も、子供時代のそれと違って視点が変わっていて面白いかも。

    個人的にはカフェなどの設定ではなく、スープセットを出すというのが印象的だった。
    共同経営者の八木のためと言っていたが、この手の本は大概カフェやレストランとなることが多いところ、季節のスープという所に、実際に頂いているかのような暖かみを感じて好きだった。

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    2024年08月13日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    日常に疲れ、悩みを抱えた人たちがポツンと呟いた言葉。
    それを魚料理の注文と思い現れるネコシェフ。

    自分が本当に望んでいるものは何なんだろう?と気付くきっかけを与えてくれる猫。

    私も逢ってみたいな。

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    2024年08月04日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    おいしいものが大好きな作家陣が、「夜食」に
    まつわる人間ドラマを描く。冬森灯「ひめくり小鍋」、
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」など
    全6篇を収録。

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    2025年08月22日
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみちくさレシピ

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    育児、仕事から少しでも離れて自分の時間でこんな店が本当にあったら多分常連になると思う。
    それぞれの話に共感を持ち、読み進んでるうちに心が軽くなった一冊です。

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    2024年07月27日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    ネタバレ 購入済み

    食べて話して元気になる

    ちょっとファンタジーもあって、少し予想とは違う内容でした。
    でも、どの物語も「人は食べて、話すことで元気になる」と思わせてくれました。

    #共感する

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    2024年07月27日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    他人からは余裕そうで何の問題もなさそうでもそれぞれ抱えているものがある。
    表に出せなくて息苦しくて限界に達したときネコシェフはやってくる。
    人生を達観したような、でも人懐っこいネコシェフの距離感が絶妙でこのネコの前なら素直な自分の気持にも気付けそうだと思った。

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    2024年07月26日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    標野さんお得意の擬人化がついに植物に。桜と家族を取り巻く物語にほっこり、というより桜の気持ちにどうも憑依できず、やや消化不良。

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    2024年07月22日
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。

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    人だけじゃない目線で物語が繰り広げられるほっこりもの。絵本の持つ癒しの力でほのぼのしながら読めます。

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    2024年07月10日
  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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    ネタバレ

    雪山に閉じ込められた6人と伝言猫のふー太。すわ!クローズドサークルか、殺人事件か?とはやる気持ちのふー太。
    伝言の内容が分からず想像でかなえていくのがミステリーなのかしら?

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    2024年06月19日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    ネタバレ

    庭のヤマザクラが主体になって進められていく
    四季の移り変わりとヤマザクラに見守られた
    キャフェの話。。そのキャフェに係わる
    人たちの交流が淡々と描かれているんですが、
    色々と悩みなんかもあるだろうけど、
    何だかんだとこんなにゆったりとした
    時間を過ごせる人たちが羨ましく思える
    お話でした。ただ当たり前だけど自分で
    お店を持つってのは大変な事なんだなと
    改めて思ったのと、こういった世間の柵から
    一時でも忘れさせてくれる空間っていいなと
    思いました。優しくてゆったりとした
    お話だったのでちょっとだけ自分にも
    ゆったりとした時間が流れたかな・・・
    あぁ~私もこういう感じのお店で
    時間を忘れてゆっくり

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    2024年06月11日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    標野凪さんのやさしくて繊細な文章がとても心に染みてくる作品だった。

    ヤマザクラの " わたくし " 視点で描かれるキャフェに訪れる人々との交流や四季の移ろい。

    桜は花が咲いてる時期に目が向きがちだけれど、その時期以外にも成長したり、変化があったり。
    それって人間も同じなんじゃないかと。
    桜と人間は実は重なる部分があって似てるんだなぁ〜。不思議。

    たまに儚さに目を向けて、毎日をゆっくり歩いていけばいい。
    生きていくことのシンプルさ。けれどもそれがどんなにも豊かなことか。

    優しくてあたたかい再生の物語で、いまの自分でも " きっと大丈夫 " って思わ

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    2024年06月08日
  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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    伝言猫シリーズ第二弾。
    うーむ。またシリーズ化か…どんどん読むべきものが増えていってしまう…と、正直思ってしまいました。笑
    でもこのお話しに出てくる「ふー太」はお気に入りなので歓迎です!
    この後に出版された『猫シェフと海辺のお店』に出てくる人が出てきました。
    シリーズだけではなく作品同士が読んだ人だけがわかる程度ではあるけれど繋がっていくのかな?
    目が離せません。笑

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    2024年06月02日
  • 伝言猫が雪の山荘にいます

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    ネタバレ

    【山荘シリーズ第4弾】

    山荘シリーズに入れてよいのか…(笑)

    出た!クローズドサークル。
    なかなか殺人事件は起こらないけど、にゃんともはてなの謎ばかり。
    マザーグースや十角館も飛び出して、ふざけているのか、真面目なのか、甚だ疑問ではあるが、ただただ単純に楽しめた。
    読者への挑戦の謎も、微笑ましいものばかりで、大いに笑わせてもらった。

    さて、本編だが、ふー太はいつの間にかベテラン伝言猫になったようだ。
    一度に5組も担当するようになった。
    相変わらず肝心な時にすぐ眠くなってしまったり、大切な葉書を濡らしてしまったりしたが、助手を従えて推理を繰り広げる。
    事件は起こらないから解決できないけど、

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    2024年05月26日
  • 伝言猫がカフェにいます

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    表紙とタイトルが可愛いので、つい購入してしまった本。

    ふー太は伝言を届けるという大切なお仕事があるのに、つい眠くなってしまったり、前肢がにゅっと出てしまったり、他の猫と戯れあったり等々、まさに猫らしい。
    語り口も、少し雑な感じがして、深刻過ぎないところがとてもよいと思う。
    ところどころで猫の仕草が目に浮かび、とても微笑ましい。
    想いを届けるあたりは、あっさりしており少し物足りなくもあるが、重ければ良い訳ではないので、それはそれで良いのだろう。

    緑の国の私たちも『ご機嫌に日々を過ごす』ようにしたい。


    2024/05/24 08:33

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    2024年05月24日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    美味しそうな和菓子にお茶、ゆったりした雰囲気と、舞台になったカフェがとても素敵だった。

    章ごとに誰かをフィーチャーするのではなく、1冊を通してそれぞれの機微を描くという筋立てで、ストーリーの本筋を掴みにくく、展開も冗長に感じてしまった。

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    2024年05月12日
  • ネコシェフと海辺のお店

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    シュールな展開に毎話惹かれ、2日くらいで読み終わった。軽い気分転換におすすめ。
    心が向かない事に労力をかける必要は無いね。そんなものは、ダジャレを掛けて美味い料理で消化しちゃえば良いってもんだ。環境問題に繋がるのは意外だったが、料理が好きな人は自然と意識が向くのだろう。海洋プラスチックとか怖いなぁ…。ネガティブな事やどうでもいい人間関係でエネルギーを使うよりも、ふるさと納税でサンゴを植えた方が良さそう。海に恩返しか。

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    2024年05月05日
  • 桜の木が見守るキャフェ

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    シンボルツリーのヤマザクラがあるお店「キャフェ チェリー ブラッサム」
    落ち着いた空間で頂くお茶と季節に合わせた和菓子が美味しそうで、お客さんが癒やされていくのも納得。
    一つ気になったところは、語り手が短い間隔でどんどん変わっていく点。
    あまりに細切れで変わっていくので、気を抜くと「???」となってしまった。

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    2024年05月02日