あらすじ
福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。仕事でうまくいかなかったり、恋愛が不安だったり、誰かと話したかったり、家に帰る前にちょっとどこか寄りたいとき、店主の文がつくる気の利いた季節の「こつまみ」が、誰の心もやさしく癒してくれます。ほっこりあたたかくなる美味しい物語。巻末にオリジナルレシピ付き。
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Posted by ブクログ
月暦が開店の目印。
なんだかとっても素敵だなと思って
読み進めました。
ひとつひとつのお話と
美味しいお料理。
肩に力が入っている毎日だから
ちょっとほっとする時間の
大切さがわかるし
近くにこんなお店があったら
通ってしまうなとおもいました。
お料理もたべたい!
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2024年45冊目
小説はスナック菓子(軽く読める)この例えに驚いた。
自分の知らない世界に連れ出してくれるのは間違いなく小説だ。この物語も文月のカウンター席に自分が居合わせているよな感覚で読み進めた。
想像力や心の豊かさを得られるのも、心に響く言葉が溢れているのも小説だ。
1年を七十二候に分けると約5日ごとに季節か変わる…知らない事を知る事が出来るのも小説だったりする。
毎日暑くてしんどいけど確実に季節は変わっている。
短冊のラストにほっこり、来年文月の梅酒レシピで梅シロップを作ってみよう。
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福岡の薬院の裏通り、古いビルの二階にある小さなお店。文月。
本が読めて手紙が書けるお店。
営業日は三日月から満月の間だけ。
店主はいつも眠そうなふんわりとした柔らかい雰囲気の文さん。
お店で出される季節の野菜を使ったおつまみならぬこつまみがとっても美味しそう
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ほっこりしたい人にぴったり。
派手な出来事はないけれど、店主の文さんがつくるお店「文月」の雰囲気も、美味しそうな「こつまみ」もなんとも心地よい作品です。
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いろんな人の視点で描かれている。お店という1つの場所で所々接点がもたれてるので同じ時間が流れている感じもすき。自分に作るご飯も本に描かれてるようなもの食べたい。
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【あらすじ】
福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。仕事でうまくいかなかったり、恋愛が不安だったり、誰かと話したかったり、家に帰る前にちょっとどこか寄りたいとき、店主の文がつくる気の利いた季節のちょいごはんが、誰の心もやさしく癒してくれます。
・小学生の時友達に貸した本がボロボロになって返ってきた。
「ちゃんと文のところに戻ってこられて、本は喜んでいると思うよ」
「だったら貸さなければよかった。そうしたらいつまでも綺麗なままでずっと私のところにいられたのに」
「でも、前よりも、ずっとこの本のことを好きになれたんじゃないか?」
→こういう風に言えるお父さんが素敵
「手紙の良さは、書き直しができることだ。よく考えて推敲できるぶん、自分の想いがまっすぐに伝えられる。」
【個人的な感想】
美味しそうなご飯がたくさん出てきてほんわかした雰囲気だけど、飽きずに最後まで読めた。
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こんなカフェあったら行きたい!
福岡弁も可愛いし、知らなかった福岡の街の魅力が盛りだくさんで福岡に行ってみたくなる。
お話もそれぞれほどよい長さで元気がでる。
前向きに明日も頑張ろうと思える本だった。
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短編集なのかな。ちょっと物足りない、この先が気になるところで終わる感じ。続きが読みたくなってよいのかも。(それぞれのお話に続きはあるのか?)
文さんの人を癒す力、いいな。東京では発揮できなかったけれど、お父様の生まれ故郷の博多で落ち着いた。こつまみとおすすめのお酒を片手に、読書と手紙を書きたい。
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個人経営のカフェに行きたくなる。
カフェ店主文さんのお店を訪れるお客さんたちのちょっと温かい物語。
問題が解決するわけではないけど、前向きになる匂わせハッピーエンド的な終わり方も良かったです。
ゆるっと幸せな気持ちになれる小説です。
福岡に行ってみたくなりました。
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最初は、方言が読みづらいのと、有り得ないような営業形態が引っかかって、微妙な感じで読んでいたけど、途中から方言にも慣れ、お店の雰囲気にも慣れて、楽しく読めました。
どうしてこういうお店なのか?文さんって何者?という疑問がどうでも良くなってきたところで、少し色々分かります(笑)
人間みんな、色々抱えながら頑張って生きているんだなと、改めて思える一冊でした。
福岡、大昔に行ったっきりなので、行ってみたくなりました。
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ほっこりと心が和む物語。
福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある「文月」は本が読めて手紙が書ける店。サイコーだわ。
開いているのは、三日月から満月の夜の間だけ。
そこが静かな空間で心安まる感じ。
店主の文がつくる気の利いた季節のちょいごはんが来る人の心を優しくさせる。いいです。
通いたくなるお店。
近くに欲しい。
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博多の三日月から満月までの間しか営業しないお店「文月」を舞台にした短編集。
どのお話の登場人物も、自分の生き方に真面目に一生懸命に向き合っていて、その疲れを文月で癒やしている。
こんな行きつけを見つけたいと思いました。
共感できる言葉も多く、
忙しい毎日の中で、文月のお客さんのようにふとひと息つけるようなお話でした。
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舞台は福岡・薬院
恋心、仕事、私生活…etc
あらゆるものが「文月」で少しほぐれていく物語。
結構物語数多かったんですけど
使われている博多弁が可愛くて真似したくなった笑
レシピも載ってるので真似したくなる!
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福岡薬院の裏通り、古いビルにあるお店
「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。
開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。
色々と上手くいかないことがあるときに
店主のつくる"ちょいごはん"が人々を癒してくれる⟡.·
短編集になっているのだけど、内容が結構重めだったりそれぞれ色んな悩みを抱えていて…あとモヤモヤすることもちょっとあったけど、、(•ᴗ•; )
最後にはまるっとおさまる。それは「文月」のご飯やドリンク、店主の人柄に触れたことでそうなるようです。
店主にもお客さんたちと同じような時期があったんだなとびっくりしたし(今の姿からは想像できなかった)
だからこそ理解してあげられるし癒すことができるんですね。
博多弁がずっと出てきて、最初はもういいよと思ってしまったけど(すみません汗)だんだん慣れてきてなんだか自分も喋れそうな気がしてくる笑
自分の身近にも「文月」のようなお店があったら幸せだろうなと思った。
巻末にはみかづきレシピが載せてあって企業秘密を知れて嬉しくなった!(笑)おさかなのスープ作ってみたいなぁ♩¨̮
続編もまた読みたいと思う(*^^*)
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本のない、絵本屋クッタラの奏くんの彼女のことを知りたくて手に取りました。
悩みを抱えた人たちが導かれるように立ち寄る文月は、文さんの人柄とおいしいお酒と料理にフッっと肩の力がぬけ、前を向いて力強い生きていく元気をもらえる場所。とても素敵です。ただ、会話が博多弁(?)なので、最後までちょっと慣れなかったのが残念。
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「本のない絵本屋、クッタラ」を読んでから気になっていたこちら。
三日月から満月の夜の間だけという営業スタイルと、お店のコンセプトがマッチしてて、幻のご飯屋さんのような隠れ家のような感じが、読んでいてほっこりしました。
がっつりご飯を食べるんじゃなくて、季節を感じられるこつまみ3品と飲み物っていうセット、それもお酒じゃなくてもいいっていうのがいいですね。ちょっと落ち込んだ日とか、なんとなくまだ帰りたくない日とか、おもんなかった飲み会のあととかに寄りたい。
店主の文さんが、過干渉でもなく、無関心でもない、そんな距離感を保ってくれる感じが素敵だと思います。忙しい日々だと、空を見上げることもあまりないけど、文月の常連になったら、月の満ち欠けをみるのが自然と習慣になるだろうし、心が癒される気がします。
連作短編集なのですが、1話1話しっかり内容があるので、私は登場人物の名前がなかなか覚えられず、何度も戻りながら読みました。お恥ずかしながら、常に、この名前みたことあるけど、誰やっけ?状態でした、、
でもお話自体はそれぞれおもしろかったのでよかったです!2作目も今年中に読みたい。
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福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さな
お店「文月」は、本が読めて手紙が書ける店。
営業は三日月から満月の夜の間だけ。店主の文が
つくる優しいご飯に癒されるほっこり美味しい物語。
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福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」が物語の舞台…。本が読めて手紙が書けるお店がコンセプト、店主は文さん。三日月から満月の夜にだけ開店し、四季折々の食材を使ったおつまみならず「こつまみ」を提供する…。4人掛けのテーブル席がひとつと、カウンター席があるのみで、古いおもちゃや本が心地よさそうに配置されている、そんな隠れ家のようなお店…。
ここで提供されるお料理は、文さんのお母さまが遺した「みかづきレシピ」帳をもとにしたもので、家庭料理的なものです。そして毎月23日をふみの日として、希望したお客さんにレターセットを提供しその1年後まで文さんが保管しておいてくれるサービスもあります。
このお店を訪れるお客さんたちは、どこか疲れている感じの人が多い印象です。このお店で少しだけ元気になってまた日常に戻る…文さんはお料理や飲み物を提供して、ほのかによりそってくれる印象かな…。そう、ほのかにがこの作品だとしっくりいくかな…。巻末の「みかづきレシピ」は、料理が苦手な私でも作れそうな感じです。
Posted by ブクログ
三日月から満月の間だけ営業している、本が読めて手紙が書けるお店「文月」。
ちょこっとつまめるおつまみならぬ「こつまみ」と、手作りの梅酒や新茶、福岡の地酒などの魅力的な飲み物をのんびり楽しめる隠れ家のようなお店。
あー!いいなぁ、いいなぁ。そんなお店近くに欲しいなぁ。
辛い事があった日、何と無く煮えきれないモヤモヤした気持ちを消化し切れない日、自分にご褒美をあげたい日…そんな時にふらりと立ち寄れる居場所があったら素敵だな。
⚫「物語の力ってすごいですよね。架空のことなのに、すっと心に響いてくれるんですもん。 カッコいい言葉で書かれたノウハウ本やインターネットの相談サイトでは見つからんようなことが、小説の中だとあっさりと納得できたりするけんね」
編集の仕事をしてる男性の章が印象に残ってる。
最近、物語を通していろんな仕事の一面を見る事が楽しい。
ほっこりするグルメ短編集は読みすぎて食傷気味かな?なんて思っていたけど、とても癒された。いやぁ、福岡行ってみたか~。
Posted by ブクログ
おつまみ「この店ではこつまみという」のようにちょい食べできるお店。いろんな人が癒されに行く。
三日月から満月までしか営業していないけど、癒されに行ってみたい。
Posted by ブクログ
作中モヤっとする事件が起きても、最後はほわっと包み込んでくれるような物語。
登場人物それぞれが、ただ迷って泣いているだけでなく芯の強さを見せてくれる場面も多くあり、読んでいて前向きにさせてくれる本だった。
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本が読めて手紙が書ける店「文月」。
小さなおつまみ略して“こつまみ”と美味しいお酒が訪れた人たちの心に寄り添う優しい連作短編集。
舞台は福岡。
営業期間は三日月から満月の夜まで。
落ち込んだ日、疲れた日、誰かと話したい日、そんな夜のお供にしたくなる一冊。
Posted by ブクログ
とってもやさしい物語
東京を舞台にしたものが多い中で福岡が舞台
知らない街でもなんかうれしかった
こんなお店 あるといいねえ
しあわせはおなかから
そう思いますよね
著者は現役のカフェ店主とか
どんなお店かしらン
≪ 季節ごと 月の満ち欠け 身を浸す ≫