コナン・ドイルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★3.4
ここからすべてが始まった。ホームズとワトソン、あの名コンビの出会いが描かれる、記念すべき“最初の一冊”。
名探偵コナンはマーケティングが上手いよなーとつくづく思う。30年前くらいからあって、未だ最前線とは恐れ入る。
そんなマーケティングにやられて手に取った本書。(ちがう)
事件そのものは殺人ミステリなのだが、やたらと“医学用語”や“足音の違いの分析”とかが飛び出してきて、ホームズという人間のヤバさが冒頭から容赦なく伝わってくる。ワトソンが読者の目線を代弁して「え、こいつ何者こわい」と戸惑ってくれるのが救い。
これがあの"ベーカー街221B"か…
そして中盤 -
Posted by ブクログ
ネタバレたくさんの短編が詰まった本作。
よくこれだけ話が思いつくなぁ、と感嘆しつつ、ゆっくり一話ずつ読みました。
モリアーティ教授と対決し、ライヘンバッハに消えたと思われていたホームズの鮮やかな復活。モラン大佐の登場。かの有名な「踊る人形」事件。小学生のころ児童書で読んだ懐かしの「六つのナポレオン像」など、それぞれ楽しめる内容でした。「恐喝王ミルヴァートン」とかネーミングが良くて好き、訳者の妙もあるのかな。
…個人的には「踊る人形」の奇怪な暗号解読の素晴らしさは面白いものの、依頼人が報われない、助からない点だけはちょっと腑に落ちないのだけれど。遅かりし由良之助感が強い!笑
事件あっての探偵、ミステ -
Posted by ブクログ
ネタバレホームズもので有名な長編をチョイス。それにしても、新潮文庫の統一された表紙はいいですね〜。色合いもオシャレだし、浮き彫りされたモチーフも凝っています。
もう一つ余談で、昔のコナン映画で『バスカヴィル家の犬』を元太くんが「バス噛じる犬」と聞き間違えるシーンがありましたよね?それ以来、タイトルが印象に残っていた作品です(どんな覚え方)。
ホームズものの長編を読むのは『緋色の研究』『四つの署名』に続いて三冊目になりますが、二部構成だった前作と異なり、こちらの方が読みやすい印象を受けました。
特に今作はワトスン君の大活躍が描かれるわけですが、お人好しで勇気溢れる人柄にはニッコリしてしまいました。それ -
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「緋色の研究」コナン•ドイル
A study in scarlet 1887
第一部はワトソンの回想。
描かれるのは、ホームズとの出会いと共同生活、そして連続殺人事件。ホームズ•シリーズの短編と変わらない。
第二部は過去の因縁。
アメリカ、ユタ州のモルモンにまつわる物語。
モルモンは、一夫多妻制で犯罪に関与するカルトとして、オウム真理教の如くに扱われている。
描かれるのは、モルモン教の創設者の一人であるブリガム•ヤング(1801-1877)に率いられたモルモン開拓団に救われた親子のストーリー。
本書を初めて読んだ小学生時代、第二部の歴史因縁話に惹かれた。
それから20年後、モルモンの首都ソ -
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「恐怖の谷」コナン•ドイル
The valley of fear 1914-15
内容と構成から言って、「緋色の研究」に引き続いて書かれたと思っていたが、そうではなかった。
ホームズがデビューする「緋色の研究」が書かれたのは1887年。
「恐怖の谷」はそれから4半世紀後、第一次世界大戦の直前に書かれている。
思い込みは恐ろしい。
ホームズのヒット(「冒険」)は1892年。
早くも1893年にはドイルはホームズを殺してしまう。
ドイルは気の短い「殺人者」だ。
母親がドイルを「人非人!」と非難したのも尤もだ。
1901年に久々に「バスカヴィル家の犬」でホームズを登場させ、ようやく1903年に -
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ホームズ長編2作目。
……なのですが、約200ページと薄い本のわりに、かなり読むのに時間がかかってしまいました。仕事が繁忙期なのもあるのですが、回想が……長い!笑
本来は手が止まらなくなる推理小説の終盤のはずなのに、何度も寝落ちしかけました。。
しかし今作の目玉はなんといっても、ワトスン君の結婚ではないでしょうか!
登場2作目にして伴侶を見つけるとは、どこぞのヘイスティングスと同じ。ワトスン君が惚れるのはいいのですが、モースタン嬢もそれでいいのか?!と思わずツッコんでしまいました笑
それから、時代がくだった作品によく出てくる”未開の現地人の毒矢”が出てきて謎に感動。しかしこれは読者は推理でき -
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ネタバレ殺人を手助けしてまで財宝を手にした一方で、自分たちを出し抜いた相手は殺したいほど恨みを持ち、だけど子供にまでは手を出すつもりはない。
そして署名をした4人の仲間には律儀さがあり、犯人には犯人の正義があるのかなと思いました。
1作目はホームズの変人さが際立ってましたか、この2作目はシリーズを読む前に抱いていたホームズのイメージで博識さや多才さが散りばめられていて、今後のシリーズに期待が膨らみました。
モースタン嬢の落ち着いた感じとさりげない有能さも良かったです。
しかし4日でプロポーズは早すぎる!
コカインについては豆知識的なもので薄らとした記憶だったのでちょっと衝撃がありました。当時の日常なの