あらすじ
ホームズのもとに届いた暗号の手紙。解読するも、時同じくして、サセックス州の小村にある館の主が殺害された!事件の背後にはモリアーティ教授の影。捜査に乗り出したホームズは、過去に事件の鍵を見出す。
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匿名
シャーロック・ホームズの7作目です。二部構成で後半はホームズがほぼ出ませんが、それでも飽きることなく読み進められます。前半も後半も文字通り、あっと驚かされる展開があり、実在する探偵社や事件を元に描かれていたようですが、そちらを知らなかったので新鮮な気持ちで楽しめました。
Posted by ブクログ
謎めいた暗号文
古くからある洋館
密室での惨殺事件
物語の前半は探偵ホームズのミステリーに相応しい設定で、見事に謎を解き明かす。
ところが後半、ガラリと違う雰囲気の物語が始まる。
前半の事件のアメリカの炭鉱町で、20年前に起こったある出来事が語られていく。
そこにはホームズとワトソンは登場しないが、前半の事件のいきさつが明らかになる。
タイトル「恐怖の谷」はそこにあった。
18〜19世紀の産業革命がもたらしたのは、過酷な労働、貧富の格差で、ゆえに労働者の団結、社会主義の台頭が始まる。
20世紀初頭、世界大戦と大恐慌で急激に増加した労働者集団の中には、物語にあるように「なんだかわからない恐ろしい集団」と感じられるものもあったかもしれない。
物語の本筋ではないが、執筆当時の世相を垣間見ることもできた。
Posted by ブクログ
2部構成になっており、前半は跳ね上げ橋が上げられた館での殺人事件、後半はアメリカ炭鉱街での自由民団というギャング組織の話。
1部は書籍暗号からはじまり、男がショットガンで顔の識別ができない状態で死体となって見つかる。
2部ではアメリカの炭鉱町でのギャングによる恐怖の支配が語られる。そこにやってきた気骨のある若者が組織の中で頭角を現していく。
1部はよくあるホームズのミステリーだが、完全に独立した2部は当時のアメリカの炭鉱の様子が描かれているのが興味深く読めた。
Posted by ブクログ
シリーズ一作目『緋色の研究』と同じ構造を意図的になぞっていることに気がつき、「フゥーン、エモいじゃん」なんて思いながら読んだけど、予想外の展開と裏切りにテンション爆上がり
ホームズが食われてるのも良かった
長編作品で一番すき
これぞまさしく有終の美だな
Posted by ブクログ
一部、二部ともにあっと言わせる展開。
悲惨な事件に幾度となく見舞われますが、クライマックスで状況が一変する鮮やかさに感動すら覚えます。
特に二部のピンカートン探偵社が動き出してからはわかっていても臨場感にドキドキします。
長編の中でも紛れもない傑作でしょう。
最後のモリアーティとの未来を見据えるホームズが熱意に溢れていて格好いいです。
Posted by ブクログ
2部構成になっていますが、1部につながる2部がもの凄く好きです。過去に遡って、場所も遠く離れてますが、ダイナミック感もあって、結末が気になって気になって仕方ありませんでした。
Posted by ブクログ
第二部を時間をあけて読んでしまったこともあり、本来もっと楽しく読めたのではないかなと思う。
なんでモリアーティ関係してるって思うんだろうと不思議だけど他の作品も読んでたら違うのかな。
第一部で事件があって解決までして、第二部でその背景がわかるっていうのは斬新な気はしたが、時間をあけてしまい楽しさ半減した気がする。
ホームズって別に子ども向けじゃないよね?他の作品はもっと楽しめるかな。
Posted by ブクログ
あんたがエ◯ワードかい!
前半はホームズさん達がまあ事件を解決するんですが、後半はその事件の犯人の前日談ってとこです。
他のホームズシリーズと違う楽しみ方ができる面白い本でした。
悪の組織に潜伏して命からがら生き延びても最後はモリアーティ教授の手にかけられるんですね…いやはや可哀想に。