【感想・ネタバレ】四つの署名のレビュー

あらすじ

ある日、ベーカー街を訪れた若く美しい婦人。父がインドの連隊から帰国したまま消息を断って十年になるが、この数年、きまった日に高価な真珠が送られてくるという……。ホームズ達が真珠の所有者を捜し当てた時、無限の富をもつこの男は殺され、そこには“四つの署名”が――インド王族秘蔵の宝石箱をめぐってテムズ河に繰り広げられる追跡劇! ホームズ物語の2作目にあたる長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

 シャーロック・ホームズシリーズ第二作(にして、私のホームズ強化月間の4冊目)!
 別名・ワトスン君結婚おめでとうスペシャル。彼女が財宝を受け取らないと分かってからプロポーズをするその男気に拍手でした。

 物語としては、第一作の「緋色の研究」ほどではないにしろ、犯人の告解パートで別物語が展開される形式でした。アグラの財宝の描写には目が眩む思いでした。個人的には、名犬(?)トビイや、テムズ川のボートレースのシーンがお気に入りです。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

特に、犯人の自供に至るまでのスリリングな展開が面白かった。緋色の研究と比較して、ミステリー要素よりもややアクション要素が大きい気がする。個人的には本作の方が好み。

0
2024年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 シャーロック・ホームズとワトスン博士の名コンビは、2作目にして安定感抜群だ。
 ワトスンがいてこそのホームズ、ホームズがいてこそのワトスンという関係が良い。
 ホームズの推理の助けになろうとするワトスンはとても献身的で、健気ですらある。
 美しきモースタン嬢に一目惚れしたワトスンに対し、おそらくベイカー街の部屋を出て行かれると寂しいという内心を隠して、結婚は不毛なものだよ、と説いて引き留めようとするホームズがかわいらしいったらない。

 インドの財宝を巡る殺人事件の謎解きが、テムズ川に展開する一大チェイスへと発展する意外性がとても面白く、読み応え抜群。
 謎が謎を呼ぶ四つの署名、不気味な義足の男の暗躍、そして奇怪な凶器。怪奇色を持たせた道具立てが物語を盛り上げていた。
 ホームズが敵の居所を探るのに苦戦する姿に、読者もやきもきさせられる。そこからの怒涛の展開! 溜まりに溜まったフラストレーションが、テムズ川での手に汗握る追跡劇によって一気に解放された。見事な構成!

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

1作目の時とは違って、事件に行き詰まる2作目。
ホームズの行き詰まった時の、対処法は自分の人生にも役立つなぁ〜。と勉強になりました。

0
2025年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

船でチェイスするシーン映像で見たいなって思った。前作よりちと登場人物の名前覚えづらかったけど、メアリとか主要人物はわかる、レストレード警部は毎回出てくるわけじゃないのね。意外と後半の犯人パートが面白く読めたりする。次も楽しみ!

0
2025年07月24日

Posted by ブクログ

緋色の研究に続いて、長編2作目。
どこが面白かったか振り返ると、わりあい冗長に感じる犯人の懐古フェーズが、話に深みを産んでいることに気がついた。
これは1作目も同じだったかな、ちと「なげーなー」と感じる部分が意外と重要だったりする。
話はとある隠し財産が盗まれ、持ち主が殺害されたのを発見するところからはじまる。
展開、流れも今となってはオーソドックスなんだけど、そんなオーソドックスなカーチェイスシーンにドキドキして手が止まらなくなる。
あれ、感想も普通だ。コナンくんみたいな安定感、いや逆か。世界で愛される安定感、他の翻訳版も読んでみたい。しかし普通だな、、
読むべし

0
2025年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

•やっぱり読みにくい、、人物がカタカナだとこうもわからなくなるのか、、
•シャーロックホームズがコカインをやってるのは驚いた!
•最後の終わり方好き!
•ワトソンが結婚するのも驚き!

0
2025年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロックが有能すぎてすーーぐまた犯人突き止めるから緋色に続き安定に回想が長い笑
でも、犯人とかにも人間味を感じられてそこがいい!!
シャーロックが暇すぎてコカイン打って銃ブッパするところすきすぎる笑
ほんでジョン急に結婚してわろた笑
メアリー出てきた時点で分かってたけど、はやすぎん??まだ二作目やで???笑

ほんでこの話コカインで始まりコカインで終わったww
おもろすぎる

0
2025年02月16日

Posted by ブクログ

ワトスンくん、おめでとう!
そして、名探偵コナンで新一が言っていた「すべての条件のうちから、不可能なものだけ切りすててゆけば、あとに残ったものが、たとえどんなに信じがたくても、事実でなくちゃならない」の名言をホームズから聞けたので良かった。

0
2024年12月31日

Posted by ブクログ

前作は(犯人とのシーンで)ホームズの超人感/変人感が際立っていたように思いますが、今作はどちらかと言うと行動的なホームズだったかな?

ゴリゴリ推理と言うより冒険?して調査する作品なので
そこを留意して読むと楽しいかも!
個人的には物足りなさを感じるものの凄く面白い作品….でした。

0
2024年12月30日

Posted by ブクログ

シャーロックホームズのファンでないと、最後まで読み切れないかも。
無理矢理感が否めず、犯人のバックグランド掘りすぎ。むしろ「四つの署名」ってなんだっけ?ってかすむ印象。
しかしながら、ワトソンとメアリの出会いや、シャーロックホームズのコカインの話など、有名なエピソードは見逃せない。

0
2024年02月28日

Posted by ブクログ

今回もホームズとワトソンのコンビが最高だった。ワトソンはもちろんだけど、ホームズの方もワトソンと一緒に事件を追いかけることを楽しんでる様子がよく分かって尊かった。
メアリーが出て来た瞬間から、ワトソンが彼女に好意を持ってるのがめっちゃ伝わってくるのも、ミステリーにロマンスが加わって、よりストーリーを面白くしてる。2人のロマンスの行方も気になってしまって、どんどん読めた。そして和訳の本にもだんだん慣れてきたのか、緋色の研究ほどの読みにくさはなかった。

0
2023年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホームズ長編シリーズ2作目。
ワトソン運命の出会い。
前作同様復讐劇で、周りに回ってその子どもたちに迷惑が被る。
謎の部族というものは、情報がない時代にとっては恐怖でしかなかったのだろうな。
激しいボートチェイス。
これまた悪人成敗し、捕まっても後悔ないですパターン。
物悲しげなホームズ。
ワクワクする展開でした。

0
2023年09月26日

Posted by ブクログ

 前作より冒険色が強くミステリ要素も薄いが、私が想像するホームズのイメージそのものの話。テムズ川の追跡劇あり、インドの財宝あり、ワトスンのロマンスありと盛りだくさんの内容。『四つの署名』というタイトルから想像していた真相とはまったく別物だったが。意外とホームズとの共同生活が長くなかったことにびっくり。時代の違いかお国柄の違いかはわからないが、動機等が一風変わっているのが興味深い。

0
2023年09月18日

Posted by ブクログ

シリーズ第二作。
サブタイトルの付け方はシンプルながらも上手に感じたが、推理小説というより、物語のようだった。
犯人は誰だろうと、あれこれ考えながら読むものとばかり想像していたので、少々拍子抜けた。

0
2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以前に読んだ物の再読。

1回目はただ面白いと感じていたが、ほぼ内容の記憶を失った上で再度読むと犯人の自白(懐古シーン)が長いな〜と感じてしまった。

緋色の研究の時も似たような気持ちになった。

船でのチェイスもあり、ワトソンのラブロマンスもありで全体的にはおもしろいと思う。

どんどんお互いを知り親しくなるホームズとワトソンだが、ホームズは貪欲に事件(推理)を求め暇な時はコカインを打ち、ワトソンは愛する人と家庭を得るところが本当に真逆の性質だな…と思う。

0
2025年10月19日

Posted by ブクログ

あれ?再読だったみたい。
全然記憶になかった…(苦笑

一度目も二度目も評価★3は変わらず。

「四つの署名」にはもっと胸わく踊るような謎が隠されているのかと思っていただけに拍子抜け。

0
2025年06月09日

Posted by ブクログ

シャーロックホームズシリーズの二作目。
のっけからホームズがコカインを使用してたりと相変わらずの破天荒っぷり。
後に夫婦となるワトソンくんとモースタン嬢のロマンスも垣間見る事ができた。

0
2025年03月11日

Posted by ブクログ

ホームズ長編2作目。
……なのですが、約200ページと薄い本のわりに、かなり読むのに時間がかかってしまいました。仕事が繁忙期なのもあるのですが、回想が……長い!笑
本来は手が止まらなくなる推理小説の終盤のはずなのに、何度も寝落ちしかけました。。

しかし今作の目玉はなんといっても、ワトスン君の結婚ではないでしょうか!
登場2作目にして伴侶を見つけるとは、どこぞのヘイスティングスと同じ。ワトスン君が惚れるのはいいのですが、モースタン嬢もそれでいいのか?!と思わずツッコんでしまいました笑
それから、時代がくだった作品によく出てくる”未開の現地人の毒矢”が出てきて謎に感動。しかしこれは読者は推理できないのでは……。

ホームズシリーズでは、次に『バスカヴィル家の犬』が手元にあります。
傑作と名高いこちらも気になるところですが、そろそろもっと派手に事件が起こる作品が恋しいところ。。

0
2025年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人を手助けしてまで財宝を手にした一方で、自分たちを出し抜いた相手は殺したいほど恨みを持ち、だけど子供にまでは手を出すつもりはない。
そして署名をした4人の仲間には律儀さがあり、犯人には犯人の正義があるのかなと思いました。
1作目はホームズの変人さが際立ってましたか、この2作目はシリーズを読む前に抱いていたホームズのイメージで博識さや多才さが散りばめられていて、今後のシリーズに期待が膨らみました。
モースタン嬢の落ち着いた感じとさりげない有能さも良かったです。
しかし4日でプロポーズは早すぎる!
コカインについては豆知識的なもので薄らとした記憶だったのでちょっと衝撃がありました。当時の日常なのかなと思うと、日常から始まって日常戻るのが切り取り感があっていいなと思いました。

0
2025年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本格推理というよりも冒険活劇の面が強い作品だけど、筋立てのうまさに読み入ってしまう。ワトスンさん、おめでとう。

0
2024年12月28日

Posted by ブクログ

ホームズシリーズ2冊目
以前読んだ『氷菓』シリーズで「ホームズでミステリーを勉強するのは素人」というコメントがあったが、確かにミステリーというよりヒーロー小説に近いのでは?という気がしてきている。
トリックや謎解きという要素よりも、ホームズの観察眼と論理性に引き込まれる感じ

0
2024年09月15日

Posted by ブクログ

 「シャーロック・ホームズ」シリーズの2作目にあたる長編作品。
 前作「緋色の研究」ではアフガンで肩を負傷したことになっていたワトスン博士が、本作では足を負傷したことになっている。なぜかはわからないが、設定が変わっている。
 ホームズの観察力、そこから考える推理力の冴えは前作にも劣らず素晴らしい。また、本作では変装の達人らしさも発揮しており、作品性に幅を持たせた印象を受ける。

0
2024年07月24日

Posted by ブクログ

ホームズのどうしようもなさ(コカインキメたりテンション上がらないときの振る舞いとか)と、推理したりさらっと描写されるキレる頭脳などホームズの人間的魅力が詰まっていて面白かった。
同時に、ワトソンの凡人だが情熱的な人柄も描写されていて、二人のことがより好きになれる話だった。
事件自体は記憶にあまり残らない。

0
2024年07月01日

Posted by ブクログ

シャーロックシリーズ2作目
ワトソンがメアリーと初めて会うロマンチックな話でもあり、ホームズがヤク中なのも印象深い。
名言「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」
も多分今回が初出か?
会話メインだから頭に入りやすい!

0
2024年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ん、緋色の研究の方が面白かったかな。
ワトソンがなんか婚約者捕まえてきておお!と思いましたが、解説で4回くらい結婚してることになってるってあって、背景設定いい加減だなwと思いました。
誰にも同情できなかったので気持ちは楽でした。

0
2023年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四つの署名というタイトル。本筋だけどなんかもっとぴったりなタイトルがありそうな。

読む順番的に緋色の研究の次だそう。
まさかのワトスンの最初の結婚相手が見つかる。この後さらに2回も結婚するとは。

シャーロック・ホームズ。
キャラクターがたっていて凄く好き。
基本どんどんどん謎を解いていくのにたまに調子に乗ると失敗とまでは行かないが予想だにしなかった出来事が起きたりという配分の良さ。

登場人物メモ
・シャーロック・ホームズ
・ワトスン
・ハドスン夫人

・メアリー・モースタン
ブロンド髪の若い女性。小柄でなよなかな体つき、衣服の好みも上品。

・セシル・フォレスター夫人
メアリーの雇い主。家庭の揉め事を以前ホームズが解決。

・モースタン大尉
メアリーの父。1897年12月3日に行方不明。

・ジョン・ショルトー少佐
モースタン大尉と同じ連隊にいた。

・サディアス・ショルトー
小柄な男。

・バーソロミュー・ショルトー
サディアスの兄であり、双生児。

・ウィリアムズ
ボクサーでライト級のチャンピオン。

・ラル・チャウダー
ジョンの召使い。

・マクマード
玄関番。

・バーンストン夫人。
バーソロミューの家政婦。

・アセルニー・ジョーンズ
巡査。

・ジョナサン・スモール
木の義足の男。

・シャーマン
腰の曲がった老人。

・スミス家族
船宿。

・ラル・ラオ
インド人執事。

0
2023年12月23日

Posted by ブクログ

難解な事件がなく退屈してコカインを嗜むホームズとそれを嫌悪するワトスンから始まる

そこにモースタン嬢(後のワトスンの妻)が現れて今回の四つの署名のストーリーがはじまっていく

もともと4人で山分けする予定の宝物にまつわる殺人

最後の解説にワトスンの戦傷が前作までは肩だったけど今作以降脚に変わってるとか、ワトスンは今作の結婚のあと2回の合計結婚することとかホームズのコカインの使用は今作のみらしいこととかコナンドイルがシャーロックホームズのシリーズを書き始めたキッカケとか面白い豆知識的なのがいろいろ書かれていて楽しかった

0
2023年11月09日

Posted by ブクログ

面白かった!一つの大きな事件だけでなく相棒ワトソンの恋というサブストーリーを兼ねているのが良かった。

ただ個人的にシャーロックホームズは短編の方があっさりしてて読みやすく、より面白いかなという気持ちが強まった気がする。

犯人の動機なんかを詳しく書いてくれるのはありがたいけど、その時にはもうホームズ一行の冒険は一旦終わってしまっているので、自分の中でも完結してしまっているというか(笑)あんまり話が入ってこないというのが個人的な感想

0
2023年11月02日

Posted by ブクログ

緋色の研究より少し短く、2時間ほどもあれば読み切れた。

緋色の研究と異なり、一貫してホームズの推理力が遺憾無く発揮されており、ワクワクしながら読むことが出来た。

最初に依頼人が訪ねてきて、行く先で事件が起こり、その犯人をおっていくという至ってシンプルな構成だが、臨場感があり楽しめた。

私は緋色の研究よりもこちらの方が好きだと感じた。

0
2025年01月05日

「小説」ランキング