【感想・ネタバレ】恐怖の谷のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

良き
第二部の終盤は、次々と展開が早く特に面白かった
恐怖の谷や人物、街並みが頭の中でイメージできた
次作も楽しみ

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

久々に面白い長編でした!
第二部でまさかの展開!
驚いたし意外だったしそしてするすると読めた!
それよりも怖いモリアーティ教授はどんだけ恐ろしいんでしょう
対峙しているホームズもすごい人なんだろうなと思いました

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

 ホームズ最後の長編。『緋色の研究』のように二部構成なので、後半はホームズを読んでいることを忘れてしまう。第一部はDNA鑑定が確立していない時代であることを忘れていたので、純粋に驚いてしまった。続く二部で登場する法も秩序もない犯罪者集団が蔓延る町は、今でこそ現実味がないものの当時はエンタメとして面白かったのかなと思いきや、実際に存在した秘密結社をモデルにしているらしいと知りびっくり。結末は些か残念。教授の魔の手が迫っていることはわかっていたので、彼を匿い命を救う手立ては他にあったように思う。

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2024年02月07日

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長編4作品の中で一番面白かった。

ミステリーとしての謎はともかく、前編の事件と後編の動機の物語の構成とバランスが良い。
どちらも面白くてまとまりが良かった。

後半に動機の物語を濃く語る構成って、いいな。こういうスタイルのミステリー他にもあるかな?ちょっと探してみよう。
犯人の語る動機の薄っぺらさに飽きがきてるので、こういうのが新鮮に感じる。読んで良かった。古典もたまには読むべきだな。

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2022年06月30日

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前後2部作になっている長編であり、1部がホームズの活躍する場面ですが、2部だけでもミステリーとして非常に魅力的な作品だと思います。
殺人事件があり、怪しい人物が何人かいて…、という展開なので、自分でも誰が犯人なのか考えながら読みました。しかし、やっぱりホームズの推理はそれを遥かに超えており、他の作品と同様に驚かされました。

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2021年03月06日

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ネタバレ

やっと来た、という感じの満足感が得られた。物語作家ドイルの面目躍如たる一作。
私は世評高い『バスカーヴィル家の犬』よりも本作を推す。今回はドイルがここまで書けるのかと感嘆させられた。

物語の構成はエピローグを加えると大きく分けて3部になる。
1部は通常のホームズ譚―依頼人が来て、事件の概要を話し、ホームズが現地に乗り出し、事件発生後、証拠を捜索して驚嘆の事実を暴露する―で読者に提示された真実も結局被害者とされていた人物が実は加害者で、被害者は当人とは別人だったという現在から見れば定型の1つである。
しかし、今回白眉なのは第2部、つまり事件の背景となる加害者側のストーリーなのだ。
これが実にいい!!
この構成は先に出てきた『バスカヴィル~』以外の長編、『緋色の研究』、『四つの署名』と同じなのだが、『緋色の研究』の時にも感嘆させられたが今回は更に作家としての円熟味が増したせいか、ものすごく芳醇な味わいがあるのだ。
なんとハード・ボイルドなのである!!!
ハメットすら唸らせるかのようなその臨場感はまるでスペクタクル映画を観ているよう!
しかもそのサイド・ストーリーにも驚きの仕掛―これは今考えるとほとんどサスペンスの常套手段なのだが私には全く予想つかなかった―が施されている辺りにも正にぬかりなしといった感じ。
ドイルはやはりドイルなのだと感じ入った次第。思うに本来ドイルはこのような小説を書きたかったのではないだろうか。

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2020年03月28日

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ネタバレ

ホームズシリーズの最後の長編。
短編も含めて、個人的に一番好きな物語だった。今までで一番トリック部分に驚かされたから。

前半より後半が面白かった。ギャング物語として普通に楽しめて、勿論ミステリとしても楽しめるので一挙両得。やっぱりホームズの長編って二部構成の方が好きだなあ。

というかワトスンの健忘症……なんでここまで書いといてモリアティ忘れてんの? 笑ってしまった。いくら「最後の事件」執筆から二十年以上経っているから仕方ないと言えば仕方ないけど、なんで作者も出版社も誰一人矛盾に気づかないんだろう。この時代のイギリスって、編集者っていなかったんだろうか。
このあたりのことを書いたあとがきに「ワトソニアン」なる言葉がでてきてびっくりした。シャーロキアンは知っていたけど、ワトソニアンなる派もいたのか。気になって検索したが出てこなかった。日本のワトソニアンはネットからは距離をとっているのかもしれない。

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2018年03月30日

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シャーロック・ホームズ・シリーズの長編から始めて4作目。ホームズの推理にもだいぶ慣れてきた。ただ、意外性を演出するための脇役があまりにも間抜けすぎて、少々鼻についてきた。
今回は推理小説として大変分かりやすい内容だったのと、宿敵モリアティ教授の存在が匂わされている事が新鮮で退屈しなかった。
やはり発表順に読んだ方が、事件の回想や人物関係は分かりやすかったかな、と後悔している。

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2017年09月11日

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シャーロック・ホームズシリーズの長編です。今作は、第1部の事件編と第2部の事件までの経緯編という2部構成です。
事件編では、トリックで読者は騙されてしまいます。そして、意外な結末。途中、伏線がありますけど、読み通してみて初めて意味がわかります。
経緯編では、事件編のある人物の活躍が記されていきます。こちらも、どんでん返しといった騙しが待っています。ある種のサスペンスといった趣向で、最後の展開には本当に手に汗握るような展開です。

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2016年08月08日

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最後の事件の直前の物語のような終わり方で、モリアーティとの対決間近を思わせる。

この長編も前後半にてお話が分かれるいつものパターンだが、話自体、独立していてそれなりに楽しめる。

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2016年04月16日

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面白い。とにかく面白い。
1部も2部もそれぞれで1つの物語として読みごたえがあります。シャーロックはでてこないけど、2部の鮮やかな物語展開は本当に素晴らしい!

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2015年03月26日

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シャーロック・ホームズはテンポよく進んでいく短編がおもしろいが、長編のこの作品も二部に分かれている後半だけでも独立した物語として楽しめておもしろい。でも、もしかしてドイルはホームズを書くのに飽きていて違うものを書きたかったからこういう構成にしたのかなと思ってしまった。

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2024年03月30日

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一部で事件、二部でその事件の被害者が主人公の一部の事件が起こった原因が書かれてる

二部に入る前に
–一つの話も片付けもしないでおいて、他の話をおしつけるのかとはやまらないでいただきたい。〜諸君が過去のミストリーを解決しえたら、私たちはふたたびベーカー街のこの部屋に落ち合ってそこで話の結末をつけることにしよう。ー
みたいなことが書かれてるんだけど、なんかホームズのメンバーの一員になれたような気分になってワクワクした

二部は途中少し退屈だな〜って思うシーンがあったけど、最後の実は主人公のマクマードは侵入捜査のエドワーズでした!!っていうどんでん返しでお〜!ってなった

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2023年11月18日

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ネタバレ

シャーロック・ホームズシリーズ最後の長編。
ホームズが活躍する第一部もさることながら、ホームズの出ない事件の経緯編である第二部が特に面白かったです!
シャーロック・ホームズシリーズのこれまでの長編作品と比べてもかなり出来がよく最後まで楽しめました!

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2021年02月26日

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2部では胸糞悪いストーリーが続くが我慢した先の爽快感はたまらなかった。シャーロックホームズの長編物では1番面白かったと思う。

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2020年04月25日

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長編で賛否が分かれる作品のようですが、私はとても好きでした。ホームズの中でな異色な雰囲気ですが、描写が昔のアメリカ映画のようでかっこいいです。

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2020年02月29日

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ホームズの宿敵モリアティ教授と繋がる人物からの手紙から端を発する事件は、二部構成でアメリカの鉱山街の出来事を長大な背景説明として書かれている。ホームズが扱う事件のトリックの難易度よりも、鉱山街に巣くう悪党の執念と、モリアティの組織の恐ろしさを十分に描いた物語と言えよう。自分にとってはイギリスの田舎町を想像するよりも、アメリカの鉱山街を頭の中に描く方が易しかった。

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2018年08月29日

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ネタバレ

ホームズ長編。
冒頭部分は覚えているんだが、結局結末をいっつも忘れている。

殺されていた人は実は別人で・・・とゆーやつ。
なぜ狙われるようになったのか、という過去話付。
いや、付、というより、半々ってとこか。
以前過去話がでた時は冗長な感じがしたが、
これはこれでホームズなしでも楽しめた。
結構最後の最後まで、「探偵」というフレーズでてくるまで、この人、ただの魅力的悪人ってやつなんじゃ?
ただの内輪もめなんじゃ?とか思っていたが・・・・。
結局、最後までは逃げ切れず、モリアーティ教授の計画により、殺されてしまうとゆー・・・・。
しかもその結末をホームズは予想していたとゆー・・・。
うーん、予想しなたら、その上をいって、彼を守って欲しかった、泣 泣。
仕事を全うしただけなのに殺されるとは・・・・。
悪の世界オソルベシ。

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2017年10月31日

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ネタバレ

シャーロックホームズシリーズの長編。前半の事件と後半の回想部に分かれているのは、4つの署名や緋色の研究と同様だが、本作は回想部も結末は予想できるが、ミステリーの謎解き要素もある。

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2016年01月31日

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第二部面白いなあ。
敵の組織に単身もぐりこみ、敵の信頼を得つつ計略によって壊滅に追い込んで見せるという鮮やかさにワクワクした。

モリアーティーの名前も出てきた。

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2015年10月20日

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二部構成になっているため、一冊で二つの小説を読んでいるような感覚。
ホームズの目の付け所にはいつも驚かされるけれど、この作品はホームズ以外の視点にも驚かされました。
一度で二度美味しい、オススメの一冊です。

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2014年10月29日

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シャーロックホームズ、シリーズ最後の長編であります。やっとここまで来たという感慨もあったり。
本作はシリーズで初めて、本格推理を感じました。後出しが全くない訳でもないんですが、それでも読者が推理をたてられるような流れになっています。暗号のVVVについて何も思い付けなかったのが悔しい(苦笑)
『緋色の研究』『四つの署名』では二部構成に疑問を感じもしましたが、本作ではこの二部構成がかなり生きた場合のように思います。それぞれが独立しながらも、繋がる物語。ドイルがこの構成にこだわった真意が分かるような気がしました。自分の中ではシリーズ最高傑作と据えたいと思います。
余談ですが、本作発表が1914年、つまり今年で100年目であります。あにばーさりー

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2014年08月21日

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ネタバレ

SherlockHolmesシリーズの最後の長編がこの「恐怖の谷」。
今作も第一部、二部と分けて物語が構成されています。ホームズやワトソンが活躍する第一部では、ホームズの一風変わった推理が健在で、読んでいて思わず「それのなにが事件と関係ある?」と思ってしまうようなホームズの着眼点が見事に事件を解決へと導きます。

そして、シリーズ中で最も異彩を放つのが第二部。ホームズもワトソンも一切出てこない第二部に読み始めた時は正直、つまらなかった。第一部だけで事件自体は解決するので、第二部は読み飛ばしてしまおうかとも思ったほど。だがしかし!この第二部はそのつまらない読み出しから最後の意外な結末までいくと、一気に読み応えるある一つの物語に姿を変える。最初はぐっとこらえて、読み飛ばさず順々に読んでいくことをお勧めします。してやられました。

忘れていはいけない、エピローグ。わずか4ページのエピローグ、ホームズの最後の言動にただならぬ雰囲気が感じられます。

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2015年01月11日

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ネタバレ

The Valley of Fear(1914-1915年、英)。
ホームズ・シリーズ、長編。

ホームズの元に、事件を警告する暗号の手紙が届けられた。ほどなく警告どおりの殺人が起きるが、事件は、ある男のアメリカでの奇妙な冒険譚に関係していた…。

「緋色の研究」と同様の形式で、後半はほとんど別の小説になっている。ただし本作品では、後半の冒険譚そのものが、叙述トリックに近い「どんでん返し」を含んだ、独立した探偵小説になっている。進化するものなのだなぁ、と感心した。

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2022年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半のホームズが登場する事件発生〜解決までの部分は、いつも通りテンポ良く読めた。
今回は館ものの密室殺人事件という、当時はどうか知らないけど、今ではミステリ定番の状況で、ホームズが鮮やかに答えを導くのがワクワクした。

後半部分は「緋色の研究」みたいに事件の前日譚が語られるのかなと思いきや、最後に驚きがあって面白かった。まさか後半部分も「探偵小説」になっているとは!!

前半の最後の

「諸君が過去のそのミステリーを解決しえたら、私たちはふたたびベーカー街のこの部屋に落ちあって、これまでの多くの不思議な事件とおなじように、そこで話の結末をつけるとしよう」

という一文が、ここまでホームズの物語を読んできた読者としてはたまらない!

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

回想が長い。。
シャーロックホームズたちの活躍を読みたい人にとっては半分以上退屈に感じてしまうかもしれない。
読み終わったあとも、晴々しい感じではないため、読むのにも、読み終わった後にも体力の消耗を感じる1冊

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2022年06月08日

Posted by ブクログ

1部はよく有りがちなイギリスの金持ちの怨恨による殺人事件。そして2部は『緋色の研究』と同様に事件の関係者による回想。やはり閉ざされた社会の中で起こる悲劇が描かれている。

1部にも2部にもそれぞれどんでん返しがあるのだが、ミステリー読みなれてる人には容易にわかってしまうレベル。それでも今みたいな世界じゅうが不安に苛まれている時には、こういったエンタメ系を読むほうが気が紛れていいと思う。

特に2部は西部劇を見ているように楽しめました。

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2020年04月18日

Posted by ブクログ

ホームズシリーズ最後の長編とのこと。2部構成は『緋色の研究』と同じだが、第2部にはホームズ、ワトソンの登場はなく、1部のもとになった過去の背景といった展開。結末はいつものようにスカッとする仕上がり。2018.12.29

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2018年12月29日

Posted by ブクログ

ミステリーはトリックに集中したい、背景は二の次、という派閥なので…
BBC版ドラマのために読んでいます

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2017年07月22日

Posted by ブクログ

初読。これも面白かった。第一部のトリックというか方法は、科学的に証明できてしまうから現代ではできない方法で、この時代だからこそのものだった。やっぱり第二部でマクマードの正体が明らかになるときの痛快さが良い。正直モリアティは出さなくても良かったんじゃと思ってたけど、最後の最後に持っていかれた。

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2015年10月16日

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