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Posted by ブクログ 2018年07月10日
シャーロックホームズの素晴らしさはトリックだとかどんでん返しにあるのではない。
ワトスンの語りから垣間見えるホームズという人間、ワトスンとの関係、魅力的な依頼人と犯人にあると思う。
基本的に人物の心情について細かに書いてあることは少なく、事実が多い。だからこそシリーズを読み進める過程でホームズの人間...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
1980年台が舞台の初期の事件では馬車・汽車・徒歩が移動手段だったが、「最後の挨拶」ではワトソンがフォード車を運転しており隔世の感がある。これは1914年8月2日の事件だそうなので、緋色の研究で二人が出会ってから20年以上経っている。何もかもみな懐かしい。引退後にホームズがサウスダウンズの農場で蜜蜂...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月29日
1遍ずつ雰囲気を味わいながら読むことができ、ますます引き込まれる。ここまで読み進める中で得たホームズとワトスン博士のキャラクター感があってこそ楽しめる短編集。
これまではホームズの知性を越えると思われるキャラクターはあまり出てこない印象であったが、この短編集では知性に富んだもの通しの闘いなどが描かれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月29日
久しぶりのシャーロック。本書のタイトルである『最後の挨拶』から連想するのは、やはりシリーズ終了ということだった。ヴィクトリア朝と言えば19世紀後半で、日本で言えば幕末から明治といったところ。現代の科学捜査とは違う、残された証拠と推理から犯人を追い詰めるのは、ともすると都合がよすぎる場面がないとも言え...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月16日
ホームズの物語の中で、時系列的に一番最後の「最後の挨拶」が収録されている短編集。このあとに「シャーロック・ホームズの事件簿」がまだ執筆されるわけだけれど、引退したホームズの最後の事件か…と思うと、寂しいものは寂しい。馬車じゃなくて自動車が登場したり、ホームズが60代になっていたり…当時の読者はホーム...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月03日
ブルースパディントン設計書はあまりにも有名。トリック内容と事件の発端になる、マイクロフトお兄さんが登場。ギリシア語通訳以来の描写でわワクワク。
その他、興味を引くのは、悪魔の足。せっかくのお休みが台無しになる怪事件。
フランシスカーファクス姫の失踪では、ワトスンさんが大活躍。ホームズからの指摘に...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月23日
ウィステリア荘は、何か夢に出てきそうな雰囲気的な怖さを感じるが読み終わると、何か物悲しい。
ブルースパティントン設計書は、ホームズドラマで最近見たが、情景が浮かびいかにもイギリスといった感じの作品で好き。瀕死の探偵は実に小気味の良い小品である。
最後の挨拶は、ホームズ最後の作品として、その仕事の貢献...続きを読む
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