村井章子のレビュー一覧

  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    原文の題名は「今回は違う」であり筆者のデーターは今回も違わなかったことを証明するのみ。
    金融危機のパターンは金融規制緩和と資本流入から過剰投資。住宅価格の急騰の後の急落が銀行危機の前触れとして非常に相関性が高い。

    日本の借金は対内債務なのでデフォルトはしないとの説を唱える人がいるが、本書を読む限りいつか実質的なデフォルト(例えば高インフレによる債務の希薄化)が来ると覚悟すべきなんだろう。早くローンを返さねば・・・

    中国も地方政府がインフラ整備と不動産販売をセットで行い投機資金が流れ込んで高騰。地方債務の担保が不動産なので住宅価格が下がると地方銀行はかなりヤバい。最後は国が助けるんでしょうが

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    2013年02月20日
  • 「権力」を握る人の法則

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    身もフタもないタイトルktkr!去年末の"ビジネス書ぶった斬りナイト"でえらくお勧めしてたので読んでみますた。

    仕事の実績は二の次、なにより大事なのは組織の中でどう振舞うか、てことで人間関係の黒い部分をえらくドライにまとめた本。今まで何となくモヤモヤ~、としてたところがスッキリしました。読んで良かった(-_-)

    政治的な駆け引きをどう受け止めるにしろ、組織で働く限りは避けて通れんので、「なぜアイツが」とか「どうして俺が評価されない」て方は一読されると心の安寧を得られるかもしれません。。。もひとつ深い絶望に叩き落されるかもしらんけど w

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    2013年02月19日
  • 「権力」を握る人の法則

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    組織においてpower、権力を握る人の特徴や、その地位に就くための方法、さらにはそのマイナス面も書かれている実践的な本。powerを持つ人に関する知識としておさえておくべき一冊。

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    2012年05月13日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1950年代に書かれた本にもかかわらず、まるで昨日書かれた本のように読みやすい。人の欲望の尽きることがないように、人が投機とバブルへの熱狂の報いを受ける限りはこの本はきっと価値を持つ。まさしく真の古典、恐らく永久に読まれ続けることでしょう。

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    2012年05月08日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    ITを競争優位へと繋げるためにはどのように利用すればよいのか、様々な事例をもとに解説を加えてある。
    事例はどれも素晴らしい示唆に富んだものであり、CRMやSCMなど適用パターンも多岐に渡っているのが嬉しい。
    現代人ならば一読すべきだと強くオススメする。

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    2012年01月27日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    過去に起きた国家的な債務危機、金融危機を、1800年以降を中心に(古いところでは1400年代も含めて)長期的な視点でデータを蒐集して研究した大変な労作である。今後は、この本に出ていることは経済・金融関係者にとって当然の共有知識として持っておきたい。ロゴフは"Foundations of international macroeconomics"という優れた国際マクロ経済学の本も書いている。しかしこの本では経済モデルは出てこなくて、データに全てを語らせるというスタイルが貫かれている。588ページの本であるが、本文は414ページまでで、残りは参考資料である。
    この本を読めば、

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    2012年01月22日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    本書は、1920年代末から始まった世界大恐慌のきっかけとも言われる、アメリカ起こった1929年の株式市場の大暴落について書かれたものです。

    初版発行はなんと1954年。50年以上も版を重ねて読み継がれている本です。

    題名やテーマから、少しとっつきにくいかもしれませんが、内容は分かりやすく特に難しいということも無いと思います。

    ご存じのようにバブルというのは現代だけの特殊な現象ではなく、近代から何度も何度も繰り返されているものです。有名なところでは、オランダのチューリップバブルとか、イギリスの南海泡沫会社バブル、新興市場(当時の南米諸国のこと)や鉄道バブル。新しいところではアメリカのインタ

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    2011年11月22日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    投資家・政策当局者の必読書。

    個人的に本書は金融危機の前兆、影響、対策のヒントを知る上での重要な分析ツールになる。

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    2013年03月01日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    この本はすごい。日本は国債がほとんど国内で所有されているから破綻しない、などという馬鹿げた論理が何の証拠もないことを教えてくれる。

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    2011年11月10日
  • 「権力」を握る人の法則

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    そうか、そういうことだったんだ
    世の中は、公平・公正ではないそうだ。

    「不届きとしか思えないふるまいをしたり(いるいる)、強引に自分を売り込んだり(いるいる!)、上昇志向をむき出しにしたりする他人を見かけると(まさにアイツだ)、こう考える――あんな連中から学ぶべきことは何もない、あいつらは一時的には出世するかもしれないが、いずれ馬脚を露して左遷されるに決まっている、と」こんな無邪気な考えは、捨てたほうが身のためだそうなのだ。

    この本は、「世の中のリーダーシップ本は眉唾である」と言っているように、美しく思いやりに満ちた世界を追いかけて、きれいごとやごまかしに騙されるのはもうやめよう、と呼びか

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    2015年03月21日
  • 「権力」を握る人の法則

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    ネタバレ

    権力を手に入れることは可能である。
    ではなぜ、多くの人が、その道を閉ざすのか?

    理由は世界は公平であるという思い込み、
    眉唾のリーダーシップ本、そして負けを正当化する自分。
    権力と向き合うことの重要性を説く。

    まとめると『権力を 使えば望む 道開く』
    といったところでしょうか?

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    2023年06月30日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    高校生の頃にも一度読んだ本。翻訳が絶版になっていたので、ペーパーバック版をつん読にしていたが、日経BPクラシックとして再版になったようだ。FRBによる低金利政策や続々とIPOする怪しい企業、投資信託ブームなど、いつの世も同じだなぁと痛感させられる。バブルはimmunizing effect を持つので、しばらくは再発しないが、何年か経つと繰り返される。29年の暴落がその後、大恐慌として長く影響を残すことになった理由についても考察が行なわれている。大きな理由の一つとして格差問題が挙げられている。当時は格差が大きく、株価暴落による資産効果へのインパクトを通じて富裕層に与えたダメージが大きかったこと

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    2011年08月07日
  • 帳簿の世界史

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    2次試験の終わりに読んだ。面白くて、会計士もいいなーと思ったところで、文三に入ったことをちょっと後悔した。

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    2026年09月16日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    ■概要と基本姿勢

    ・本書はパランティア・テクノロジーズの共同創業者兼CEOアレックス・カープと法務責任者ニコラス・ザミスカによる、西側民主主義社会と先端技術(特にAIや軍事ソフトウェア)の関係を問い直す政策・技術論である。

    ・冷戦終結後の西側諸国、とりわけシリコンバレーに蔓延した「技術は国境を越えて世界を平和にする」という楽観的リバタリアニズムやグローバリズムの幻想を強く批判する。

    ・権威主義国家(中国やロシアなど)が軍事・社会統制へ先端技術を急速に統合する現在、民主主義を守るためには「軍事力と直結した強大な技術的優位」が不可欠であると断じる。


    ■シリコンバレーの思想的怠慢と偽善の糾

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    2026年09月15日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    長期の分析で”this time is different”で毎回同じような歴史を繰り返してきたのだなと思った。
    長期のデータセットと分析は非常に興味深いと思いつつ、”なぜその危機が起こったのか”という背景には踏み込まず、あくまで起こった事象の解説という感じがしたのが若干物足りなく感じた(ただ、扱っている事件や事象が広範すぎるので、無理な願いという気もする)
    また、例えばヘンリー8世?など昔のデフォルトについて、現代と同じように分析して良いのかなど、時代や社会背景が違う事象を並べて分析して良いのかという点にも疑問が残る。
    ただ、今回は違うということはない、という点を広範なデータセットで提示して

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    2026年09月05日
  • テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来

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    AIをはじめとする先進技術を開発する企業は国防に協力すべきか。

    パランティアの創業者による本。
    シリコンバレーに籍を置く企業は自らの技術を国防、つまりは軍事的利用に資するべきかを説くのが冒頭。
    冒頭の内容には概ね賛成。だが、国家費用としての軍事費以外にも、軍事全般に資金が集まることが戦争の温床となることも事実としてある。先の世界大戦がそうだったように。こんなこと言っても何にもならないが、バランスの良さが大切であり、世界の舵を切ることのできる人間にはこのバランス感覚が何よりも重要なのではないか。

    そして、軍事利用に資さないテック系企業が行き着く先がSNSなどの消費を煽る媒体の開発。これは、社

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    2026年09月04日
  • ファスト&スロー (下)

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     人はよく「勘違い」とか「魔がさす」といったことがある。「勘違い」は、システム1が少ない手がかりから素早く意味を補い、違いを見落とすことで起き、「魔がさす」は、怒り・誘惑・焦り・場の空気などの自動反応が強くなり、システム2の点検が弱まることで起きる。全てはタイパ、コスパ重視のシステム1のなせる技だということがわかった。
     もし人間がシステム2だけで生きるなら、偏見や衝動は減るかもしれないが、日常の判断、会話、共感、直感、創造性まで極端に遅くなり、生きにくい世界になるだろう。大切なのはシステム1を排除することではなく、日常ではその力を生かしつつ、重大な判断ではシステム2が「本当にそうか」と立ち止

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    2026年09月01日
  • 極限の漂流118日間

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    超自然派?夫婦が航海中に難破して漂流した時の記録。 実際の漂流譚は6割ぐらいで残りは夫婦の出会いや漂流から帰ってきた後の人生の話。メインである漂流記録は本当に壮絶。

    そして、満足な食料もない中、118日も生き残れたのは奥さんのスーパーポジティブマインドが根幹にあった。というのは考えさせられるのもありました。

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    2026年08月23日
  • 創造的破壊の力―資本主義を改革する22世紀の国富論

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    経済成長におけるイノベーションの役割をさまざまな観点から評価する・・というのが本書の冒頭に書かれた目的だ。その目的を達成するために、本書では人類の歴史を振り返るところからスタートし、やがて資本主義における様々な要素とイノベーションがどのように関わってくるかを明らかにする。

    経済学が人間の厚生を高め、良い社会を作るといった規範的な一面を持っていることからも明らかなように、本書も上記したイノベーションの役割を明らかにするといった立場は崩さないものの、後半ではイノベーションは人類の幸福や、あるいは国家を構成する人たちにとって良いものかどうかという議論が進み、最終的には国家における行政権や司法といっ

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    2026年08月17日
  • ファスト&スロー (上)

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    私達の認知的錯覚の実例や分類が満載されており、「なるほど」と思わされる内容。
    「幸福とはなにか」、さらには「自由至上主義的アプローチ」の前提となる合理的経済主体モデルに対しての行動経済学からの視点も述べられており、いろいろ示唆に富んだ著書である。

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    2026年08月13日