村井章子のレビュー一覧

  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    高校生の頃にも一度読んだ本。翻訳が絶版になっていたので、ペーパーバック版をつん読にしていたが、日経BPクラシックとして再版になったようだ。FRBによる低金利政策や続々とIPOする怪しい企業、投資信託ブームなど、いつの世も同じだなぁと痛感させられる。バブルはimmunizing effect を持つので、しばらくは再発しないが、何年か経つと繰り返される。29年の暴落がその後、大恐慌として長く影響を残すことになった理由についても考察が行なわれている。大きな理由の一つとして格差問題が挙げられている。当時は格差が大きく、株価暴落による資産効果へのインパクトを通じて富裕層に与えたダメージが大きかったこと

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    2011年08月07日
  • 創造的破壊の力―資本主義を改革する22世紀の国富論

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    著者が論じる創造的破壊の功罪は、歴史的背景を鑑みると明らかに正論。ただしそれはコロナ禍以前までの話。恫喝、軍事力、諜報、関税といった、大国主義が跋扈する「今」について論じられていないのには違和感を覚える。グローバル連携とグローバル危機の間でどう生き抜いていくのか。そこのエッセンスを加えた続編に期待したい。

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    2026年01月25日
  • ファスト&スロー (上)

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    システム1とシステム2によって人は判断を下している。ただ、それぞれのシステムを使って合理的に判断を下されているかと言うと、そうではない。
    判断をする過程について、いくつかのパターンをこの本では紹介されている。
    物語は各章ストーリー性になっていて、で結局何が言いたいんだっけ?と迷子になることも多いが、各章の最後にまとめが簡単に載ってるのでそれを見てイメージしながら読むと理解が進むと思う。

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    2026年01月23日
  • NOISE下 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。
    同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。

    『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。
    本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどう

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    2026年01月04日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    10年振りに再読。現在のAIバブルと言われる株式市場をみて読み返したくなった。1929年前後の社会を活写した本書は政治の経済に与える影響、うわさ話に振り回される人々、新しい金融手法(会社型投資信託)についても言及している。現在(2025年)と奇妙な相似がみられるように感じた。約100年が経ち人間の本質が変わらないのであれば暴落は再び起きるだろう。暴落は起きるのかどうかではなく起きる際にどう対処すべきか考えたい。

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    2025年12月21日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1929年のいわゆるブラックマンデー前後の株式市場暴落の様子を綴った本。
    具体的な銘柄の値動きや当時の世相など、リアルで生々しい淡々とした記録が興味深い。

    当時の花形はAT&TやUSスチールなど。
    情報伝達の速度こそ現在と違えど、暴落前後の風景は昔のこととは思えないほど変わり映えが無い。

    投資信託が別の投資信託に投資する形でのレバレッジの拡大、値上がりを信じる投資家による信用買いの積み増し、初心者投資家の群がり、情報の不透明さの拡大など、刻々とバブルが醸成されていく様にワクワクする。

    いつかはバブルがはじけるだろうという想定は暴落前からあちこちにあったようだが、音楽が鳴っている間

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    2025年11月21日
  • 悪いヤツほど出世する

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    リーダーの理想と現実があるということを理解しておかないといけない。
    リーダー教育は理想ばかり追い求めているが、実際には稀有な存在で、おとぎ話というのは本当だと思う。
    自分の周りの上司もロクデモナイ輩ばかりで、尊敬からほど遠い人材が多く、サーバントリーダーシップとやらを実践している上司は見たことない。全く同感です。

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    2025年11月17日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

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    二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。
    by ビル・ゲイツ
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    2025年10月19日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1929年の大暴落とその後の恐慌までを時系列で説明してくれる本であった

    また、下落が続いた10年の間にも政府や金融業界がどのように対応し、社会の雰囲気がどうであったかも感じ取れるので、個人投資家としては非常に参考になることが多かった

    一部気になる点として多くの人名が出てくるので関係者が良く分からなくなったり、株価や指標を定量的に示してくれるのは良いが、数字が漢字表記なので読みづらさはあった(上昇や下落も数字ではなく、率で表した方が読みやすいのでは?と何度も思った)

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    2025年10月15日
  • 帳簿の世界史

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    会計部門に関わっている身として読むべきかと思い読み始めたけれども、帳簿や簿記会計の話というよりもそれらを切り口にした世界史の話として楽しめました。

    とはいうものの世界史の基礎知識を知らない、あるいは忘れすぎていてそれらを知っている人と比べるると本書を楽しめていないだろうなという自覚もあります。

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    2025年09月15日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

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    コンテナというイノベーションがいかに生まれ、誰にどんな影響をもたらしたのか詳しく書かれていて学びになった

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    2025年09月10日
  • イングランド銀行公式 経済がよくわかる10章

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    身近な例を取って、わかりやすく経済理論が説明されていて、経済学初心者にも読みやすい本だった。
    この本で学んだことを活かして、日々の意思決定をしていきたいと思う。

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    2025年08月27日
  • NOISE上 組織はなぜ判断を誤るのか?

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    人間の判断がバイアスだけでなく、ノイズにも左右されることがよくわかる。自分の中では、バイアスもノイズも混ざった概念だったので、少しすっきりした。

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    2025年08月27日
  • 帳簿の世界史

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    権力とは財布の紐を握っていること。
    この言葉を丁寧に歴史的な裏付けを持って解説してくれている本
    とても面白く参考になった

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    2025年08月13日
  • 自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から

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    格差の問題は、経済学者だけでなく様々な学問の領域の専門家が知を結集して解決すべきということがわかった

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    2025年08月12日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

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    コンテナの歴史がわかる本。1つの発明が思いがけないところまで影響を及ぼすことってありますよね。コンテナできたから荷物がたくさん運べるようになってよかったね、ではもちろん止まらない様子がとても面白かったです。
    経済的な面でいえば、輸送コストの減少によって、世界の色々な場所でそれぞれ部品を作って、最後に合わせて完成品にするというスキームが成り立ったというところが衝撃的でした。つまりは、人件費や土地の安いところで部品を生産することにメリットが生まれたということでもあり、これって今も社会問題ですから。
    ただ、当時、産業が全くなく、衰退していた状況であった地域からすると、そういった大規模資本の投入はポジ

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    2025年07月26日
  • イングランド銀行公式 経済がよくわかる10章

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    端々にイギリス人らしさが表れている書き振りであるものの、イギリスの中央銀行たるイングランド銀行が手掛ける経済の入門として、身近に感じやすいのではないだろうか。
    なお割と日本も取り上げられている(経済に関する材料として、事欠かないのだろう)

    需要と供給、インフレ、価値から始まり銀行の役割などなど気になることが多いのではないだろうか。
    特に貨幣とは信用で成り立つのは他の書籍でも言うがよりそれが強まった。

    面白いのは経済学のプロであるイングランド銀行の行員ですら、モラルハザードを起こし食べきれないほどの食道のポテト取り放題を皿に持ってしまうということ。

    つまり、経済の危機も含めて予測は難しいこ

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    2025年07月21日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    絶望を希望に変える、、、とは、大きくでたなー、と手に取った本。
    なるほど、この大口のタイトルに負けない話、経済学者は言いそうにない(と勝手に思い込んでいた?)話もいろいろ書かれていた。

    最初に、移民と貿易の話からはじまる。
    そして、人間は経済合理性通りに動かない、それは、今までのデータから明らかことなのだと。
    でも、だから賢く経済合理性に沿った行動をすべきだ、ではなく、そういう人間の在り方を受け止めた上で、経済で傷ついている人の尊厳を守りながら方向転換する術はないか、という本なのかな、と受け止めました。

    経済学といえば、アメリカ、アメリカ、アメリカ、ヨーロッパ、のイメージだけど、インド(筆

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    2025年06月17日
  • 戦略の要諦

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    ●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。
    「良い戦略、悪い戦略」の著者の最新作だって。

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    2025年05月26日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1929年の大暴落について書かれた本。一度読み所蔵もしていたのだが、メディアマーカーの読書記録がなくなったのであらためて読んだ。1929年秋からニューヨークダウは89%下落したのだが、それには3年がかかっている。持ち直したと見えては下げ、底入れと思われては下げを繰り返し、多くの人たちが大損失を被った。誰もが予想もしていないことも起こり得るのだとあらためて認識した。「落ちるナイフはつかむな」の教訓は、まさにこの時のことを言ったのだと思う。ブラックストーンのシュワルツマンも、暴落後に買い急ぐことを戒めているが、大物は、1929年の大暴落からしっかり学んでいるのだと思う。肝に銘じたい。

    「現在の

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    2025年05月12日