村井章子のレビュー一覧
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高校生の頃にも一度読んだ本。翻訳が絶版になっていたので、ペーパーバック版をつん読にしていたが、日経BPクラシックとして再版になったようだ。FRBによる低金利政策や続々とIPOする怪しい企業、投資信託ブームなど、いつの世も同じだなぁと痛感させられる。バブルはimmunizing effect を持つので、しばらくは再発しないが、何年か経つと繰り返される。29年の暴落がその後、大恐慌として長く影響を残すことになった理由についても考察が行なわれている。大きな理由の一つとして格差問題が挙げられている。当時は格差が大きく、株価暴落による資産効果へのインパクトを通じて富裕層に与えたダメージが大きかったこと
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Posted by ブクログ
ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。
同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。
『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。
本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどう -
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Posted by ブクログ
1929年のいわゆるブラックマンデー前後の株式市場暴落の様子を綴った本。
具体的な銘柄の値動きや当時の世相など、リアルで生々しい淡々とした記録が興味深い。
当時の花形はAT&TやUSスチールなど。
情報伝達の速度こそ現在と違えど、暴落前後の風景は昔のこととは思えないほど変わり映えが無い。
投資信託が別の投資信託に投資する形でのレバレッジの拡大、値上がりを信じる投資家による信用買いの積み増し、初心者投資家の群がり、情報の不透明さの拡大など、刻々とバブルが醸成されていく様にワクワクする。
いつかはバブルがはじけるだろうという想定は暴落前からあちこちにあったようだが、音楽が鳴っている間 -
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二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。
by ビル・ゲイツ
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コンテナの歴史がわかる本。1つの発明が思いがけないところまで影響を及ぼすことってありますよね。コンテナできたから荷物がたくさん運べるようになってよかったね、ではもちろん止まらない様子がとても面白かったです。
経済的な面でいえば、輸送コストの減少によって、世界の色々な場所でそれぞれ部品を作って、最後に合わせて完成品にするというスキームが成り立ったというところが衝撃的でした。つまりは、人件費や土地の安いところで部品を生産することにメリットが生まれたということでもあり、これって今も社会問題ですから。
ただ、当時、産業が全くなく、衰退していた状況であった地域からすると、そういった大規模資本の投入はポジ -
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端々にイギリス人らしさが表れている書き振りであるものの、イギリスの中央銀行たるイングランド銀行が手掛ける経済の入門として、身近に感じやすいのではないだろうか。
なお割と日本も取り上げられている(経済に関する材料として、事欠かないのだろう)
需要と供給、インフレ、価値から始まり銀行の役割などなど気になることが多いのではないだろうか。
特に貨幣とは信用で成り立つのは他の書籍でも言うがよりそれが強まった。
面白いのは経済学のプロであるイングランド銀行の行員ですら、モラルハザードを起こし食べきれないほどの食道のポテト取り放題を皿に持ってしまうということ。
つまり、経済の危機も含めて予測は難しいこ -
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絶望を希望に変える、、、とは、大きくでたなー、と手に取った本。
なるほど、この大口のタイトルに負けない話、経済学者は言いそうにない(と勝手に思い込んでいた?)話もいろいろ書かれていた。
最初に、移民と貿易の話からはじまる。
そして、人間は経済合理性通りに動かない、それは、今までのデータから明らかことなのだと。
でも、だから賢く経済合理性に沿った行動をすべきだ、ではなく、そういう人間の在り方を受け止めた上で、経済で傷ついている人の尊厳を守りながら方向転換する術はないか、という本なのかな、と受け止めました。
経済学といえば、アメリカ、アメリカ、アメリカ、ヨーロッパ、のイメージだけど、インド(筆 -
Posted by ブクログ
1929年の大暴落について書かれた本。一度読み所蔵もしていたのだが、メディアマーカーの読書記録がなくなったのであらためて読んだ。1929年秋からニューヨークダウは89%下落したのだが、それには3年がかかっている。持ち直したと見えては下げ、底入れと思われては下げを繰り返し、多くの人たちが大損失を被った。誰もが予想もしていないことも起こり得るのだとあらためて認識した。「落ちるナイフはつかむな」の教訓は、まさにこの時のことを言ったのだと思う。ブラックストーンのシュワルツマンも、暴落後に買い急ぐことを戒めているが、大物は、1929年の大暴落からしっかり学んでいるのだと思う。肝に銘じたい。
「現在の