村井章子のレビュー一覧
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1,とにかく怒ってます。著者は四方八方にキレ散らかしていて、アメリカの現状についてブチギレている本だと思えば、かなり読みやすくなると思います。何についてブチギレているかはネタバレで。
2,出典で様々な学問の学者や教授、偉人が出てきます。私は、イーロン・マスクとピーター・ティールくらいしか知らなかったですが、この手の本の玄人からしたらアベンジャーズ的で嬉しいのかなと思います。
3,思ったほどそんなに難しい本ではなかったと思いますが、2〜3回くらい読まないと細かい主張は全部拾いきれないかなと思いました。
ネタバレ↓
大体大まかにいうと4つの主体に対して主張(ブチギレ)してるんじ -
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世界を変える発明。そのイノベーションを乗り越える上でのハードル/契機。
システム、労使交渉、規格。そして戦争。
・マルコム・マクリーンの先見性
海運業とは船を運航する産業ではなく貨物を運ぶ産業
輸送コストの圧縮に必要なのは単に金属製の箱ではなく、貨物を扱う新しいシステムなのだということをマクリーンは理解していた。港、船、クレーン、倉庫、トラック、鉄道、っして海運業そのものーつまり、システムを構成するすべての要素が変わらなければならない。
・機械化に対する港湾労働者組合の執拗な抵抗は、一つの原則を確立した。それは仕事を奪うようなイノベーションを産業界が導入する場合には、労働者を人間的に扱うと -
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・目標管理を戦略と混同してはいけない
・グループやワークショップ方式で戦略を立てるやり方は落とし穴が多いと心得る。グループで臨む場合でも、必ず困難な問題をじっくり見ることから始めなければいけない。勇み立って一足飛びに結論に飛びついたりしないこと。最重要ポイントは何かを見極め、それを乗り越える一貫した方針を考える手順は、一人でもグループでも変わらない。
・大事なのが、直面する難題のどこが勝負どころなのか、つまりどこが最重要ポイントなのかを見極めることだ。ただし、すべてのリソースを投じれば(ほぼ)確実に乗り越えられると妥当に判断できるポイントでなければならない
・一つひとつの課題に対する解決は、設 -
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本書は、国家とシリコンバレーの分断を生んだ原因と、それによってもたらされる危機、および処方箋について論じたものだ。
分断の原因分析とその結末については広範な視点から言及されており、その切り口には目新しさがあった。
一方で、「では、どうするのか」という問いに対しては抽象的な言及にとどまっており、具体策まで描ききれていない点が残念だった。
また、筆者自身が軍事産業の利益を享受してきた経営者である以上、官民の再合流を掲げる主張はポジショントークと映りかねない。加えて、本書が問題視する「知的脆弱性」の加速装置であるSNSは、まさにシリコンバレー自身が生み出したものだ。批判の矛先が向かうべき構造的問題を -
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昨年2月に原書が出て以来、話題になっていた一冊。著者はパランティアの共同創業者ということで、ピーター・ティールは(さらに、おそらくはイーロン・マスクも)これに近い思想なのだろう、という意味で大変勉強になった。
端的に言えば、主張は
・テック業界はアメリカ政府のおかげで繁栄していることを忘れるな
・テック業界は消費者向けにくだらないプロダクトを作るのではなく、国のために働け
・防衛の主軸はソフトウェアなのに、このままだとアメリカも同志国もヤバイ
・経営者は善悪や価値観を語ることから逃げるな
という感じ。このうち、1つ目ではマリアナ・マッツカートが引用され、4つ目ではマイケル・サンデルが引用され -
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もともと技術は公共の福祉ありきだった
いまのシリコンバレーは、官民協力の陰がない
インターネットの登場によるデジタル革命は生活をより良くしたのではなく、劇的に進化させただけ?
好きだから作るが何のために作るかは信念を持たないエリートたち
反対するものならわかるが、何なら能力を使ってよいのかはわからない
PCは政府からの解放だった
シリコンバレーは政府や国の課題ではなく、個人的なものに向かった
オンラインショッピングを作る一方、多くの産業部門が無視されてきた
エンジニアリングマインドセット
即興演劇のステータス(相手と自分との関係値見て、こちらの動きを考える)を読む能力
これがスター -
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20世紀から繰り返される世界恐慌やリーマンショックなど金融に起因するグローバル経済危機により、経済学に対する市民の評価・信頼はかなり低いように見える。
実際、今の低成長や格差拡大を経済学のせいにする論調や、行動経済学など経済学の前提を批判する経済学などもあり、アカデミアとしての経済学は実世界では役に立たないと言う専門家もいるようだ。
一方で、経済・社会に実際に影響を与える政府・機関・企業では経済学の理論・モデルを無視することはなく、専門家と市民の間のギャップになっている。
本書は、英国の中央銀行であるイングランド銀行の職員が市民啓発のために書き下ろした経済の入門書である。マクロ経済の基本原 -
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「世界の通貨システムの変遷に関する経済学的な説明の中に、個人的なエピソードを織り交ぜた」と著者。
この「個人的エピソード」が結構面白い。
世界各国の重鎮と直接面会した時に話が随所に盛り込まれている。
世界中で低金利が続き、インフレが起きないと思っている人がたくさんいることに警鐘を鳴らしている。実際インフレは起きた。
最後の最後に、トランプ氏が大統領に再選されたことに触れ、「ドルによる平和は永遠に続くという前提は、すぐにとは言わないが今後10年のうちに覆される可能性が高い」
と綴っている。
IMFのエコノミストを務め、チェスの天才でもある著者の警鐘はどの程度のリアリティを持つのだろう。 -
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Posted by ブクログ
ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。
同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。
『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。
本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどう -