村井章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もともと技術は公共の福祉ありきだった
いまのシリコンバレーは、官民協力の陰がない
インターネットの登場によるデジタル革命は生活をより良くしたのではなく、劇的に進化させただけ?
好きだから作るが何のために作るかは信念を持たないエリートたち
反対するものならわかるが、何なら能力を使ってよいのかはわからない
PCは政府からの解放だった
シリコンバレーは政府や国の課題ではなく、個人的なものに向かった
オンラインショッピングを作る一方、多くの産業部門が無視されてきた
エンジニアリングマインドセット
即興演劇のステータス(相手と自分との関係値見て、こちらの動きを考える)を読む能力
これがスタートアップ組織にも必要
ステータスは手段であって個人に本来備わってるものではない
組織が硬直的でないから、社員は創造的エネルギーを自己啓発に向けられる
曖昧な組織図はデメリットよりメリットが大きい
野心的な人がそこを埋めようとする
5why分析
個人の責任追求を避け、組織的な根本原因ほ掘り下げる→書面による詳細レポートにする -
Posted by ブクログ
20世紀から繰り返される世界恐慌やリーマンショックなど金融に起因するグローバル経済危機により、経済学に対する市民の評価・信頼はかなり低いように見える。
実際、今の低成長や格差拡大を経済学のせいにする論調や、行動経済学など経済学の前提を批判する経済学などもあり、アカデミアとしての経済学は実世界では役に立たないと言う専門家もいるようだ。
一方で、経済・社会に実際に影響を与える政府・機関・企業では経済学の理論・モデルを無視することはなく、専門家と市民の間のギャップになっている。
本書は、英国の中央銀行であるイングランド銀行の職員が市民啓発のために書き下ろした経済の入門書である。マクロ経済の基本原理から、貨幣・銀行・経済危機の身近な問題までを豊富な例え話と事例によって概要を把握しやすく説明している。
一般的な入門書と違い、中央銀行の視点として、銀行と政府の役割の説明が多いのが特徴。中の人が書いているので若干身内びいきになるのはやむなしとしても、過去から現在まで政治・経済の現場でどんな理論に基づきどんな施策を打ってきたのか、悩みや限界がよく分かった。経済学なんて何の役にも立たないと思っている人に読んで欲しい本。 -
Posted by ブクログ
「世界の通貨システムの変遷に関する経済学的な説明の中に、個人的なエピソードを織り交ぜた」と著者。
この「個人的エピソード」が結構面白い。
世界各国の重鎮と直接面会した時に話が随所に盛り込まれている。
世界中で低金利が続き、インフレが起きないと思っている人がたくさんいることに警鐘を鳴らしている。実際インフレは起きた。
最後の最後に、トランプ氏が大統領に再選されたことに触れ、「ドルによる平和は永遠に続くという前提は、すぐにとは言わないが今後10年のうちに覆される可能性が高い」
と綴っている。
IMFのエコノミストを務め、チェスの天才でもある著者の警鐘はどの程度のリアリティを持つのだろう。 -
Posted by ブクログ
ノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書である。
同じ著者の『ファスト&スロー』は、人間の意思決定に関する行動経済学を扱った内容であったが、今回は組織の「判断」に関する内容であり、組織の判断は個人よりはずっと安定していると思っていた。
『ファスト&スロー』では、人間個人の意思決定にはバイアスがかかっていたり、気分や直感で行動したりするため合理的な意思決定をしていないことが紹介されていた。
本書では、組織としての判断において、いかにばらつきがあるかが紹介されており、そのばらつきを「ノイズ」と定義している。そして、組織の判断にはどのようなノイズがあるのか、またノイズを減らすにはどうしたらよいのかが示されている。
第一章「犯罪と刑罰」では、量刑に関するノイズが事例として取り上げられている。量刑は、同じ犯罪に対しては基本的に同じように決まるものだと思っていたが、それがとんでもない勘違いであったことが分かった。また、保険会社の保険料に関するノイズも非常に多いようだ。量刑や保険料が担当者次第で決まるため、本書ではノイズによってくじ引きのようなものであると、警鐘を鳴らしている。
ノイズにはさまざまな種類があり、「システムノイズ」「パターンノイズ」「機会ノイズ」に分類されている。それぞれのノイズがなぜ起こるのか、そしてノイズを減らしてより良い判断をするにはどうしたらよいのかが考察されている。
しかし、プロフェッショナルたちが一生懸命に真面目に取り組んだとしても、ノイズはなかなか減らせないようである。また、ノイズを減らしたとしてもバイアスは残る。個人の意思決定が不合理であるうえに、その個人の集合体である組織において、ノイズを減らし、バイアスをなくすことは、ほぼ不可能に近いと思われた。
では、どうしたらよいのか。
著者は、統計的に考えることや、計算式を活用したアルゴリズムを用いることで、ノイズを減らすことが可能だと言っている。
ただし、アルゴリズムに頼りすぎると、判断が機械的になりすぎるため、注意が必要だとも思われる。
本書を読んで、ノイズの多さと、それを減らすことの難しさがよく分かった。少しでも、ノイズを減らした判断をしたいと強く思った。
「判断のあるところにノイズあり」! -
Posted by ブクログ
1929年のいわゆるブラックマンデー前後の株式市場暴落の様子を綴った本。
具体的な銘柄の値動きや当時の世相など、リアルで生々しい淡々とした記録が興味深い。
当時の花形はAT&TやUSスチールなど。
情報伝達の速度こそ現在と違えど、暴落前後の風景は昔のこととは思えないほど変わり映えが無い。
投資信託が別の投資信託に投資する形でのレバレッジの拡大、値上がりを信じる投資家による信用買いの積み増し、初心者投資家の群がり、情報の不透明さの拡大など、刻々とバブルが醸成されていく様にワクワクする。
いつかはバブルがはじけるだろうという想定は暴落前からあちこちにあったようだが、音楽が鳴っている間は踊りを止められないということか。 -
Posted by ブクログ
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二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。
by ビル・ゲイツ
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