村井章子のレビュー一覧

  • 機械との競争

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    テクノロジーは雇用を破壊する。

    コンピューターは雇用に影響を与えず、近年低迷しているのではないか、と言われていたが、むしろ逆だ。発展が早すぎて人類が進化に追いつけていない。
    コンピューターの発展は雇用体系を大きく変え、失業を起こしている。
    労働力を節約する手段が、その労働力の新たな活用先を見つけるペースを上回ることで、失業率が高くなっている。

    技術の発展の恩恵は存在がするが、誰もが技術の恩恵にあずかれるという保証はどこにもない。むしろ大半の人が恩恵を得られるかどうかという法則すら存在しない。
    現にアメリカの平均賃金に変化はなくとも、中央値は下がっている。テクノロジーの発展により格差が広がり

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    2017年05月25日
  • 「権力」を握る人の法則

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    著者は、文中でパワーポリティクス(権力闘争)の中で生き延びるノウハウとして読んでくれと言ってます。
    ”あなたの最大の敵は自分自身である”
    確かにそう思います。
    社会心理学でも学びましたが、人は自分の事が一番好きなのでしょう。
    そのために、無意識ながら自分の事を誇大に伝えたり、自分自身に言い訳をする理由を捜したり、意図的に作ってしまう。(セルフ・ハンディキャッピング)
    思えば、自分もその様な事をしている節があります。
    人間である以上は、これらをやめることなんてできない。
    ただ、このような知識を知った上で、様々な場面で思考&行動する時のヒントになるんだと信じたいものです。

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    2017年05月07日
  • 悪いヤツほど出世する

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    「巷で喧伝されるリーダーシップ研修のような理想的なリーダーはそういない」と説く。自分自身も世間で謳われる理想的なリーダーとかけ離れているため、その乖離を嘆くことが多くあったが、結局、世の中の偉大なリーダーもひとりの人間であり、長所だけでなく、短所もあると気づかされると、少し気が楽になる。リーダーシップの一要素として、「自分らしさ」ではなく、「リーダーが演じるそのキャラクター」であることは、非常に同意。

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    2017年01月13日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    産業革命によって扉が開いた蒸気機関、内燃機関などの"First machine age"に続くコンピューティングの"Second machine age"。自動化が進むこの時代における人間の教育・働き方、経済政策など、幅広い分野への示唆に富んだ1冊。

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    2016年12月16日
  • 「権力」を握る人の法則

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    著者であるジェフリー・フェファーさんが描いた”悪いヤツほど出世する”を読んだ後にこちらの本を読みました。両作品は一貫して、一般の人々が期待するリーダー像に対する誤りを指摘しており、当”「権力」を握る人の法則”ではどうすれば「権力」を手に出来るかの具体的なアドバイスも書かれている。(第2章参照) 参考に出来る部分が多いと感じたし、実践していきたいとも感じました。

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    2016年12月06日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    蒸気機関の登場がザ・ファースト・マシン・エイジであり、まさに訪れようとするシンギュラリティがザ・セカンド・マシン・エイジである。冒頭のグーグルカーのくだり、GDPの形骸化の指摘は視座に富む。

    しかし後半の提言は意外に基本に忠実で現実的なもの。経済学の王道をゆくものだ。ベーシックインカムに対する労働の真価の議論は興味深いながらも、未知の時代の対応策がこれでよいのか、多少の疑問は残る。

    どういった時代が訪れるのか概観する中盤まではよく現状がまとめられている。その答えは、筆者は一つの考え方を提示しているものの、我々自身がこれから模索していくことになるのだろう。

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    2016年04月17日
  • 「権力」を握る人の法則

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    スタンフォードのビジネススクールの教授が権力者がいかにその権力を手にしたのかを研究した成果。綺麗事ではなく、現実を見据えて淡々と打つべき手を打つ人間が権力を握っていく。
    仕事ができる、成果を残す人間が必ずしも権力を握るわけではない。上手に上の人間にアピールし上の人間を気持ちよくしていく必要がある。権力を握るための7つの資質として決意、エネルギー、集中、自己省察、自信、共感力、闘争心が挙げられていて、知能はあまり出世に関係ない。その他に上昇する部門でキャリアをスタート、リソースを確保し強力な人脈を築く、権力者として振る舞うといったコツが紹介されている。
    ただ権力を手にした人間が払う代償も大きい。

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    2016年03月09日
  • 機械との競争

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    機械が人間の労働に置き換わるかという議論は産業革命の頃から尽きない議論である。
    機械、コンピュータの普及により人間がやるべき仕事の領域が大きく狭まり、人間が本来すべき仕事にリソースが集中することになるだろう。

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    2016年02月11日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    ムーアの法則のような技術的なイントロから、セカンドマシンエイジにおける価値の測り方(GDPの限界)のような経済学的な話、政策提言まで多岐にわたっていて読み応えのある良書。

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    2016年02月10日
  • ファスト&スロー (上)

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    名著の誉れ高い本だけに、やはり内容の詰まり具合が半端ではない。それにしても上巻でこんなにいろいろ書いて、下巻に書くネタあるんかいな、と心配するくらい。

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    2016年01月31日
  • 善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠

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    西洋人の知の土台を再認識することができる一冊。日本人には当然ではなく、その理解なしに現在の問題を同一の視点で語ることは無理がある。一方で問題を相対化して語ることができる可能性があることは、大きな利点でもある。
    経済学の本だと思って本書を手に取った人は、良い意味で期待を裏切られるでしょう。

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    2016年01月09日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    産業革命の次の革命が始まっている。労働の機械化によって富の二極化・スキルの二極化が進んで、今後どうしていこうかねというお話。機械化は不幸なことだけでなく、GDPに出てこない富が沢山生まれているなど、色々学ぶことが多かった。

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    2016年01月02日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    人工知能の実用化など、IT革命が”シンギュラリティ”に入りつつある今日を、18世紀の産業革命に続く「第二機械時代」と位置づけ、そこに内在する”機会と脅威”を解き明かした一冊。

    「第二機械時代」では、「ムーアの法則」に従って指数関数的に進化するコンピュータ技術と、低コストで無限に複製可能なデジタル技術がネットワークを通じて融合し、これまでにない高度で多様な組み合わせ型イノベーションが生み出され、社会に新たな価値をもたらすが、それらは情報経済や非貨幣経済といった従来のGDPだけでは捉えきれない動きでもあり、また高スキル労働者や資本家などに富が集中する「勝者総取り」によって、格差を助長する構造を孕

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    2015年11月03日
  • 機械との競争

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    「アメリカの景気はなぜ回復しないのか。GDPは増大するが失業率は改善されないのはなぜなのか。指数関数的に進歩したコンピュータがこれまで一般労働者が行っていた労働を侵食しているからだ」という内容です。
    1時間以内に読み終えることができるうえ、非常に平易な文章で書かれて(訳されて)いるので、ぜひ読んでみてください。
    ところで、この本は単純な労働者の仕事を機械が代替することを中心に書いてありますが、今やコンピュータはもっと創造的なこともできてしまいます。『アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)』と併せて読むことをお勧めします。

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    2015年10月07日
  • ファスト&スロー (上)

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    自動で働く速いシステム?、怠惰で遅く努力を要するシステム?。人間は、経済学でいう「合理的かつ利己的で選好が変わらない」エコンとは全く異なる存在である。

    各章、オフィスでの井戸端会議会話例で締めくくられていますが、読み終えてなるほどと思いました。オフィスでの意志決定が良質なものになれば、人間の社会は変わり得るのだと。

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    2015年11月27日
  • 機械との競争

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    『とくに注目すべきは、従来人間にしかできないとされてきた知的な仕事をデジタル技術がこなし始めたことである。

    汎用コンピューターは、労働人口のうち情報処理的な仕事に携わる60%に直接的影響をおよぼすだけでなく、残りの40%も次第に侵食しつつある。

    チェス盤の残り半分を進むにつれて、テクノロジーのパワーは倍々ゲームで強化され、その用途は飛躍的に拡大し、職業や雇用に影響を与えずにはおかない。

    したがって、スキルの面でも、社会制度や産業の面でも、遅れを取り戻すべく努力しなければならない。さもないと、この先もっと多くの労働者がテクノロジー失業に直面することになるだろう。』

    簡潔で分かりやすい問題

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    2015年10月02日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    ネタバレ

    「機械との競争」とほぼ同じ内容ではあるが大幅に加筆されており読みやすい。読むべき価値のある本だし、今選ぶならこちらだろう。

    ・産業革命は機械の力を生産に利用するためのファーストマシンエイジの幕開けであった。今、時代はセカントマシンエイジの入り口にある。
    セカンドマシンエイジには指数関数的な高性能化、デジタル化、組み合わせ型イノベーションという特徴がある。
    指数関数的な高性能化はムーアの法則に代表されるが、CPUのみならず記憶装置やネットワークなど全てがそう。これまでこのような増加を続けた分野はない(飛行機の速度や小麦の収穫量などが18ヶ月ごとに倍になることはなかった)。イノベーションは全く新

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    2015年09月13日
  • 善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠

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    西洋の古典における経済思想を解きほぐし、現在の数理的に割り切った分析に基づく経済学を心を失った社会学として不完全なものとする。
    ギルガメシュ叙事詩や旧約聖書では都市と自然、社会と個人などが対比され現代に通じる自然が不自然化する(服を着るなど)、文明化と経済社会化を記述する。しかし経済社会はいつも倫理とセットであり、ヘブライ社会では経済は重要な項目であったが社会はあくまで神の論理を一番に置いていた。アダムスミスも道徳感情論を主著としていたようにあくまで人間の本質が前提で経済の考え方は後にくるものだと考えていた。ケインズも経済が成熟化すれば誰も経済のことなど考えなくなると予想していた。教養本として

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    2015年09月12日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    「トマ・ピケティの新・資本論」
    ピケティが日刊全国紙リベラシオンに2005年から2012年まで毎月連載していた時評をまとめたもの。「21世紀の資本」とは違い時事の評論なので短く読みやすく、ピケティの考え方がよくわかる。
    日刊紙に連載されていただけあり、その時々のフランスの問題点がよくわかる。問題点は違うものの政治的に日本とあまり変わらないような気がする。
    問題点の指摘はいろいろあるが、税制の問題、所得格差、社会保障、大学の問題が多い。
    特にフランスでの税制の複雑さと金持ち優遇の税制を指摘し、資産への累進課税を主張している。特に不労所得者に関しては容赦がない。
    確かに、民主主義を主張するのであれ

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    2015年08月12日
  • ジョン・P・コッタ― 実行する組織

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    コッター先生の最新作!
    本作は組織論となっています。

    ざっくりまとめると、階層型組織とネットワーク型組織を融合したデュアルシステムを提唱していて、それが、変化にも柔軟に対応し、イノベーティブな動きを導き出すことができるとしています。

    デュアルシステムを成功に導く5つの原則として
    ・社内のさまざまな部門からたくさんのチェンジエージェントを動員する
    ・「命じられてやる」ではなく「やりたい」気持ちを引き出す
    ・理性だけでなく感情にも訴える
    ・リーダを増やす
    ・階層組織とネットワーク組織の連携を深める

    さらにネットワーク型組織を機能させる8つのアクセラレータとして
    ・危機感を高める
    ・コアグルー

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    2015年07月18日