村井章子のレビュー一覧
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ネタバレ1929年の株価大暴落について、米国内の状況が書き綴られています。リーマン・ショックあたりの本は何冊か読んでたけど、1929年の暴落についての本は初めてでした。
リーマン・ショックの際にCDOがブームになっていたように、この時は会社型投資信託がブームになっていたそうで、これがCDO同様歯止めの効かない流れを生み出した一因になったようです。
私が理解した投資信託が暴落の一因となった仕組みは、以下の通りです。
①投資信託が資金調達する際に、予め利率や配当が決まっている社債等に加えて普通株を発行。
②投資信託が設立後に投資した株式が値上がりすると、投資信託の価値が上がるが、社債等は利率等が決まっ -
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邦題が俗っぽくてハウツー本みたいな印象になっているけれど、スタンフォード大学ビジネススクール教授が書いたお堅い本。内容は「リーダー論」は耳障りの良い嘘であり、実際のリーダー達を見ればそれが理想論でしかないことがわかると語っているなかなか過激なもの。リーダーシップ研修やセミナー、リーダーによる自叙伝やビジネス書に喧嘩を売るような内容だけれど、過去の権力者や成功者を振り返ってみれば確かにリーダーと人格者はイコールではないなと気づく。なぜか経営者に潔癖な人を求めているけれど、めったにいない人種を求めても仕方ないし、いたとしてもいつまでもその人がリーダーでいるわけではない。ではどうするのかというとこの
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キッシンジャーの傑作評伝の下巻。舞台となるのは、ハーバード大学の教鞭を取りながら、大富豪ロックフェラーの大統領選の参謀として徐々に政治の世界に足を踏み入れる1958年から。そして下巻の中心となるベトナム戦争の和平工作に足を踏み入れながらも、ジョンソン政権下で結果としてはうまくいかずその営みが徒労に終わるも、ジョンソンに次ぐ大統領に就任したニクソンの元で、 NSA/国家安全保障局の大統領補佐官に就任するところまでが描かれる。
キッシンジャーが問題視したのは、ジョンソン政権下での外交問題が、様々な部局の縦割りで統一的な戦略や意思決定プロセスを経ぬままに迷走していた点である。彼がニクソンの元で政権 -
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20世紀後半の現代史を語る上でのキーパーソンの一人といっても過言ではないヘンリー・キッシンジャー。ニクソン政権での国家安全保障問題担当大統領補佐官として、ベトナム戦争終結の功績でノーベル平和賞を受賞し、その後もアメリカ外交に大きな影響力を持ったキッシンジャーの評伝が本書である。
"The Idealis-理想主義者"と銘打たれた本書の上巻は、出生した1923年から1958年、ハーバード大学の博士課程を修了し、徐々に外交のスペシャリストとして頭角を表すまでの”青の時代”が中心である。
上巻の白眉は、第二次世界大戦における欧州の戦場に従軍した時代のエピソードである。ユダヤ系 -
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ネタバレ日米の企業で管理職階を経験、ビジネススクールを卒業し、人事部経験もある僕からみて、フェファー教授の著作はガチ。名著「権力を握る人の法則」とあわせて読むことをお勧めします。
まず重要なのは、「アリソン・デービス=ブレークは、現在ミシガン大学ロス・ビジネススクールの学長である。このビジネススクールは全米トップテンにランクされ、公立では全米最高と言われることも多い」という一文。正しくは前学長だし、学校名もやや異なりますが、皆さん憶えて帰ってください。
そして、人事部時代に「人事研修はゼロでいい」と提唱して非難された身として、以下を引用して感想文を終わります。
・リーダーシップについて -
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「イノベーションのジレンマ」の言葉を借りると、
人間自体が「持続的技術」で、機械が「破壊的技術」と言えるかもしれません。
テクノロジーの急速な進歩によって、雇用が減り、クリエーターと肉体労働者に二極化するという話です。
1.この本をひと言でまとめると
「機械との競争」に人は負けている。機械を味方につけよ。
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・eディスカバリーが弁護士の仕事を肩代わりしたように、高度なスキルもコンピュータに浸食される恐れなしとしない。(p101)
→ちょうど昨日、「弁護士収入:2割が年収100万円以下」というニュースを見た。ネットで調べれは大抵の -
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中世イタリアで複式簿記が生まれたことから、リーマンショックまで、会計と監査の重要性を時系列でおった作品。
なぜ会計が広く用いられるようになるまで時間を要したのかをうまく説明できていると感じた。
特に、ルネサンス期の人文主義に偏重した考え方や、絶対王政における秘密主義的な考え方が会計・監査の広まりを妨げた一方で、
プロテスタント的な職業倫理が浸透していたイギリスやオランダでは円滑に運用されるに至った。
17世紀初頭には世界初の株式会社(東インド会社)が設立されたこと、
18世紀の南海泡沫事件において首相ウォルポールが最小限の混乱に食い止めたことなども具体例としてあげられ、読み物として興味深い。
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チェコ人の経済学者による、経済論。
歴史を紐解き、聖書や古代ギリシア、ローマにおける哲学、倫理学、数学等と経済学との関連を明確にし、善悪を含めた倫理の要素と経済学とに焦点を当て論述している。以前は倫理的要素が経済学でも大きく論じられていたが、現在は経済学と倫理学、哲学とは切り離されている。善悪の観点を排除した現在の経済理論は、目的を見失っていると批判している。常に進歩と発展を追及している資本主義のあり方に警鐘を鳴らす著者の考え方は理解できた。
「よい経済学者であるためには、よい数学者であると同時によい哲学者でなければならない。経済学は数学に肩入れしすぎて、人間的な要素をおろそかにしてきた」 -
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ネタバレ表紙買いして大正解よ!
最近は、物流がらみを続けて読んでいたので、その背後にある「帳簿(会計技術)」の歴史ってのも関連してるしね。
メディチ家の繁栄とあっという間の衰退、コジマの「帳簿(会計技術)」で栄え、栄えた果実としてのギリシャ文化かぶれが、以後の党首の「帳簿(会計技術)」離れを招き、あっという間の衰退につながったとか、もう道徳の教科書に載せるレベルだよね。
ほかにも、フランス革命への道(ネッケルの奮闘と挫折とその予期せぬ影響の果て)とか、今まで読んできたものの裏側に「帳簿(会計技術)」の進化があったんだなあと、改めて。
そして、日本語版解説にざっくりと書いてある「日本における帳簿( -
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