村井章子のレビュー一覧
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「ファスト&スロー-あなたの意志はどのように決まるか?-」の読書会
日付:2013/12/16 作成者:とことこ(大塚 拓)
〇この本を一言で表すと?
人間のいい加減かつ複雑な意思決定方法を実例を交えてわかりやすく説明した本
〇全体の感想・その他
・システム1(早い思考)とシステム2(遅い思考)に分けて考えるの画期的でわかりやすい。意志力や思考力が無限である・有限であるとの議論の矛盾点がこのファスト&スローで説明できるのではないか。
・人は現状から悪くなる点はなかなか受け入れられない。この原理が便利になったが豊かさが失われていく社会なのかと思った。
・画期的な理論であるこ -
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ネタバレ<米国の企業合併の変遷>P80
1.1900年前後:規模の大きい企業による小さい企業の吸収
・対象:同一または関連する製品を同じ国内市場に向けて製造販売している企業。
・目的:競争を減らす/なくす、競争を支配する
・結果:誕生した巨大企業は業界に君臨し、価格・生産に多大な影響力を発揮。投資、技術革新のスピードにも影響を与える
→電力、ガス、水道、乳業、たばこ、鉄鋼
2.1920年代:
・対象:正面からの競争相手ではなく異なる地域を商圏よする企業同士によるM&A
・目的:地方企業にありがちな非効率、無計画、無知、規範の欠如の駆逐(競争の排除ではない)
・結果:(豊富な金融知識など)洗練 -
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『ビッグデータ』『データサイエンティスト』がBuzzWord化しているが、その潮流を生み出すきっかけの一つが本書である。
「勘」「経験」に頼るのは必ずしも悪いことではないが、それと同じ位データに頼ることは重要だ。2つがバランスよく両立できている企業は日米ともに非常に少ない。日経225やForbes500の企業であっても、だ。
本書は事例紹介とデータ分析企業となるためのステップが解説されている。学術的もしくは実践的なものを期待する読者にとっては些か物足りないかもしれない。しかし浅く広くカバーされた企業の実例はインスパイアを受けるのに十分であろう。
元々データの収集と活用は企業ごとに千差万別 -
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著者はスタンフォード大学ビジネススクールの教授。
本書は、長年やっている「権力への道(Path to Power )」という講座がもととなっている。
タイトルだけを見ると、権謀術数の限りを尽くしたマキャベリズムという感じであるが
内容はそんなに腹黒くない。
端的に言い表せば、本書のメッセージは以下の2行である。
・「勤勉に活動をして良い結果を出せば、いずれ認められる」という考え方はナイーブである。
・自分の見せ方を意識して戦略的に行動し、アピール上手になること。
たいていの人は、よい仕事をして規則を守っていれば
それに見合う待遇がちゃんと用意されると無邪気に考える。 -
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なんだかえらくタイムリーな一冊 w
原題は「This time is different」、今回はちゃうちゃう、大丈夫!と言いながら波に消えていった英霊達に捧ぐ、実に趣深い一言(-_-)
ここ800年間の金融危機を分析した本。で、最近は先進国のデフォルトは少なくなってきたけど、銀行危機は昔から相変わらず。ましてや資金の流入で加熱した相場の軟着陸に成功した例はナッシング。昔から多少は進化してるのか、歴史は繰り返すなのか、うーん(・ε・)?
EU、アメリカ、遅れて日本がお金をジャブジャブにしたとこに、中国からキナ臭い香り。。。これからどうなるかなんてサッパリ分からへんけど、祭りはいつか終わるっ -
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出だしから権力を持つことは悪いことではなく良いことであり、権力は持つべきものだというパラダイム転換をしかけてくるような内容が目立つ。
その理由はいくつか述べられているが、最も印象的だったのは地位が高い人ほど長生きするというデータ。
著者も最後で述べているけど、やっぱり自分の状況を自分でどうにかできる方が心身の健康に良いということは、大手企業という上位下達が強い職場で働いてる自分にはよくわかる。上によって大きく左右される現状は心地よいものではない。
本書のメッセージは以下のように極めて単純。
ヒエラルキーがある限り、権力争いはなくならない。そしてヒエラルキー的な組織構造は社会から消えること -
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分析力を武器として業績を伸ばしている具体的な企業を例に出しながら、分析力の重要性と分析力をつけるにはどのように取り組めばよいかが書かれていた。
まず、分析力のある企業は経営陣に理解があることが重要である。経営陣の理解があり、社を上げて分析力の向上に取り組むことができれば一番良い。しかし、仮に理解が得られない場合でもスピードは遅くなるが、一部で成果を出し、分析力の威力を示して行けば良いと書かれていた。
具体的にどのような分野で活用すべきかというと、自社にとって最も強みのある分野と述べている。業務プロセス(優良顧客の識別や適切な価格など)や意思決定(投資効率の向上など)が含まれている。
最終的には -
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ネタバレこの本を読むまで、僕は社内での政治ゲームに軽い嫌悪感を抱いていた。
嫌いではあるが無関心ではなかったので、権力を握るということの意味を知りたくて本書を手に取った。
本書は、決して全員が全員権力を握るべく努力することを勧めるものではない。ただ、権力というものに対し少なからず知識を持った上で自分なりのスタンスを決めるべきだと訴えている。そのため権力を握るとどんな良いことがあるか、あるいは逆にどんな悪いことがあるかということが具体例を交えた上で解り易く説明されている。
僕は現在エンジニアをしているが、この本は出世に興味のないエンジニアのような人にも強く勧めたい。これはどちらかと言うと何かを得るため