村井章子のレビュー一覧

  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    ロゴフとラインハートによる大著。巻末に膨大なデータも載っており、それを除いても400ページ超、全部で600ページ近い、読み応えのある本である。それでも表・グラフが頻繁に登場し、読み進めやすい。

    国家はどれほど頻繁に破産するのか、銀行危機の国内総生産(GDP)への影響はどのぐらい続くのかなどについて、データを駆使しながら論じている。

    「今回は違う」という人々の慢心が金融危機を引き起こすと結論づける。行動経済学でも人々の心理が経済に及ぼす影響は馬鹿にならないことを説いている。

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    2012年06月24日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1929年の大暴落の経緯を、バブル期から暗黒の木曜日を経てその後に至るまで、わかりやすく詳述している。
    分析は少なめであるが、村井章子の邦訳がとても読みやすい。

    帯「バブル崩壊、、株価暴落のあとに必ず読まれる、恐慌論の名著」

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    2012年06月15日
  • 「権力」を握る人の法則

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    欧米風、日本にあわない、というレビューもあったけど、そうでもないかと。
    成功しないのは、自分が何者か、何をできるのかしらないのでは?という問題提起。

    戦略的に自分を理解し、自分にあった戦略的ポジショニングをつくれ、って感じですかね。

    さっそくかんがえてみよっと。

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    2012年06月13日
  • 「権力」を握る人の法則

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    実力があれば、黙っていても認められ出世をすると考える人が多い。しかし実際は実力はあって当然で、その上で如何に印象に残って引き上げられるかが重要と言う事を数多くの実例から紹介されている。確かに、良く知らない人を重要なポストに引き上げる事はしないだろうと考えれば、当然の結果だろう。
    またこの本では、自分でネットワークを築くことの重要性を説いている。特に弱い結びつきの橋渡し役になる役割の位置してそれを維持することで成功した人の例がいくつも載っている。

    印象に残った個所
    P50 自分を変える努力に必要なこと
    1.自分を変えることは可能だと信じること
    2.自分自身を客観的に見つめ、良いこと、悪いことを

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    2012年04月25日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    豊富なデータを元に『国家のデフォルト』はよく起こることだと説明する。そして人は『今回は今までのパターンと違う』と考える癖があり、恐慌のサインを見逃す。しばらくすると、たびたび国家が破綻するという事実を人々は忘れる。

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    2012年04月06日
  • 「権力」を握る人の法則

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    高い地位に到達する人とそうではない人の違いをあげています。
    大きく二つ、まずは困難に挑戦しようとする意志と、そして、二つ目は、その意志を目標達成に結びつけるスキルだという。ここであげられる項目をリストアップして、自己チェックに使えそうです。

    ◎決意
    ◎エネルギー
    ◎集中
    ◎自己省察
    ◎自信
    ◎共感
    ◎闘争心

    また、権力を手にした時の代償まで記載がある。これは、これから役員になる人たちに送りたい項目かと思います。

    ◎一挙手一投足を監視される
    ◎時間の自由を失う
    ◎多大な時間とエネルギーを取られる
    ◎人を信じられなくなる
    ◎権力は中毒になる

    特に、後半の二つになってしまっている人を、最近見

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    2012年03月24日
  • 「権力」を握る人の法則

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    書かれていることはけっこうえぐい。知っているのと知らないのとでは見える世界が違ってくる。人によってはまったく受け入れられないと思うけど。

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    2012年02月23日
  • 「権力」を握る人の法則

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    ネタバレ

    権力を握る必要性を主張し、どうやって権力を握るか
    何人もの経験を事例に出してそれを説明している

    私は多少強引なところもあるような気がした。
    読む人それぞれの感想が出てきやすい本だと思います。

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    2012年02月22日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    厚い本。枕にできそうな程。

    しかし、その内容は充実しており、大丈夫と思われている危機は実は何度も繰り返されているものであるという事実を大量のデータで証明している。

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    2012年02月20日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    金融危機の歴史を豊富なデータで説明している。金融危機のデータ量ではこれ以上の本はないと思う。
    但し、データを淡々と説明している部分が多く、理解するのは決して易しくない。金融危機の原因や現象、危機を回避するために政府、企業、個人はどうすべきかが整理して記載されていなかったのは残念。
    でも、国家破綻の歴史を学ぶには適した本だと思う。

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    2012年01月15日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    ネタバレ

    結局のところ、今も昔も、熱狂の渦中にいるヒトたちは周りが見えなくなるし、イマを信じたいし、異常な状態にあるのかどうかすらわからなくなる。
    仮に異常な状態だと分かったとしても、やめられない。

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    2012年01月06日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    巷間話題の書。

    もとは学術論文なので、本として読みやすいとは言いがたいです。データ集計をして終わりの章などもあり、これだけで何かが分かりやすく頭に入るという類の本ではないような気がします。

    過去のデータを検証したところ、資産バブルと借り入れの増大がデフォルト及び金融危機の前兆となる傾向が観察された、そのたびに「今回は違う」といわれるが、そんなことはない。というのが本書の要点。だと思います。たぶん。

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    2012年01月03日
  • 分析力を駆使する企業 発展の五段階

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    分析力を駆使するにはどうしたらよいかという、Howについて書かれた本。

    具体的なステップではないが、何が重要であり、どのように考えると分析力を駆使できるのかがかなり明確に書かれているので、ポイントをしっかり理解することができた。

    分析系コンサルティングを実施する際には必読の一冊。

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    2011年12月09日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    ただ数字を集めるのは分析ではない。自分の強みを把握し目標を明確に持ち目的が明確になって初めて分析がモノを言う。

    経験に裏付けされた直感ではなく、データに裏付けされた分析が優先されるべし。ただ多くの場合、直感も客観的に証明されていないが故に他の人に理解されないだけでだけで実は同じものだったりする。

    分析する事で勝ちパターン、負けパターンを明確化し勝率上げる事が大切。

    なんて事を学びました。

    レビューと言えるのかな。。。

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    2011年09月15日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    企業における分析とは何か?DWHってそもそも何するの?的なことを知りたくて購入した本。
    「また難しいんだろうなぁ」と思いきや、とてもわかりやすく、分析力とは何か?分析力を高めるためにはどうしたらよいかを理解することができた。
    SASの関係者が著者のため、製品に特化した話があるかと思ったが、それもあまりなく、終始「分析」の意味することや、何が大事なのかが明記されていた。買ってよかったと思う本の一つ。

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    2011年09月12日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

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    歴史は繰り返す。未曾有の金融危機もありふれた事象にすぎない。丹念にデータを収集して、まとめ上げた労作。もっとシンプルに考えれば経済は見えてくるのでは。アメリカもフランスも日本もどこもおかしい。人は傲慢になりすぎているのだは。

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    2011年09月04日
  • 分析力を駆使する企業 発展の五段階

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    「分析力を武器とする企業」の続編。武器とまではしないけど、駆使したい企業向けの内容。単純な分析・データ礼賛ではなく、分析の使いどころや、向かない分野まで言及されていて、バランス感覚が良い感じ。

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    2011年08月08日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    BBMにて本著の続編が紹介されてあまりにタイムリーなタイトルだったため2冊とも即購入した。が、はっきり言って今の私には期待はずれな内容だった。データ分析を競争優位性においている企業の実態を豊富な実例と共に紹介…という触れ込みだったが、確かに豊富に事例が取り揃えられているものの広く浅い内容。
    「そうか、データ分析ってこんな業界で例えば◯◯な感じで使われてるのかーやっぱ大事なんだなー」ということに気づくための本としては非常に素晴らしい内容だと言えるし、データ分析についての様々な予備知識を得ることはできるが、少し深ぼった内容やテクニカルな面になると途端に内容が薄い。

    この本を読んで一番いい気づきだ

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    2020年01月04日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    ネタバレ

    アメリカの大恐慌の流れを追った本。

    「暗黒の木曜日」に株価大暴落、というだけのシンプルな流れではなく、様々な人の心理によって動くリアルな市場をここに見ることができる。

    バブルが全く認識されていないわけではない。それでも止まらない投機ブームとその崩壊という過程は非常に興味深い。

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    2011年06月21日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    分析力を武器にしていくには適切なハードとソフトが整備されていることよりも、何より大切なのは人である。という本書の主張にはとても納得。
    人に投資しないといけないのですよ!とうちのマネージャーには声を大にして言いたい。

    トップマネジメント自らが推進する「ファスト・パス」の組織、理解を得るために地道に回り道をする「スロー・パス」の組織。もちろん我社は後者になってしまうけど、スローでもなんでも、とにかくちゃんと流れに乗れないと恐ろしいことになるな、と警鐘を鳴らされた感じ。

    マインドセットにとてもいい良書。

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    2010年12月03日