村井章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コンテナによって世界の物流がいかに変わったかが詳細に描かれていて、イノベーションが起きる際のリアルを感じられた
ただ、細かすぎて読み物としては、読むの大変
【感じたこと】
・イノベーションが起きるときに社会へのインパクトがいかに大きいか (例えば、港で荷物の積み下ろしをしていた人たちの仕事がなくなる)
・それに起因していかに多くの人の思惑が絡み合って物事が進むか (例えば、荷物の積み下ろししていた人たちから票を得ていた政治家がコンテナ化を阻止しようとする)
・タイミングをつかむことの重要さ
・参入障壁が低いビジネスにおける価格競争の激しさ -
Posted by ブクログ
ネタバレいやあ、結構面白かった。
会計・帳簿という切り口で世界史を読み解くといった風の作品です。
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帳簿をしっかりつけて成功したイタリア商人パニーニの話だったり、これまた帳簿を学んできっちりチェックを行ったことで栄華を極めたコジモ・デ・メディチの話だったり。
はたまた、近世の東インド会社を営んだオランダが会計的にどのように優れていたのかだったり、お隣のブルボン王朝率いるフランスが会計軽視によって没落したさまであったり。更には陶器のウェッジウッドも会計好きで、単なる帳簿付けから原価計算などの管理会計を発展させたとか。
そして、米国の鉄道会社の杜撰さ等から外部監査人としての会計人が要請された -
Posted by ブクログ
コンテナがどう発明され、広がり、世界を変えていったかを説明した本。
世界を変えた発明というと、火薬、羅針盤、活版印刷、蒸気機関、トランジスタ、インターネットなど、最新技術を用いたものが思い浮かぶが、ただの箱であるコンテナも、これらと同じレベルで世界を変えた発明なのだと理解できた。
作るための技術的ハードルが低いので、何だか百年以上前くらいからあるような感覚だったが、以外と歴史は浅く、1960代から普及しだしたとのこと。当たり前のもの過ぎて、考えたことなかったが、コンテナ導入以前は、そりゃ港の荷役は大変だったろうなと思うし、今日まで繋がる港湾の独特な文化の起源も知れた気がした。
発想と規格 -
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Posted by ブクログ
ファシズムもまた、本源的には、経済の再構築のために費やすべき努力を規定したイデオロギーだった。ファシズム以前の経済は人々を階級別に組織していた。そのような経済では利権政治が出現し、利益団体間の交渉や対立が顕著になる。これに対してファシズムが唱えるのは国民の団結であり、連帯と共通の目的に基づく政治である。組織された労働組合が富裕な経営者と交渉する市場経済ではこのような連帯は望めない。しかも世界経済はグローバルな資源の再分配を必要とする。重要なのは、勤勉で酷使される貧しいプロレタリアートという階級ではなく、資源も帰属集団も土地も持たないプロレタリアートという国民なのだという。ファシズムの指導者に
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Posted by ブクログ
ネタバレスウェーデン、不平等だった国だが、1930の社会民主系が政権をとり、急速に変わり、今は世界で一番平等な国になる。
個人の才能が国ごとにこのように分布しているわけがない。天然資源のせいでもない。それぞれの社会が選んだ制度が不平等つくってる。
脱市場化のプロセスを継続し、より多くの分野に拡大すべき。一国の経済活動全てが脱市場化する可能性も否定しない。
そのためには権限委譲が必要であり、組合や共同体といったプレイヤーが重要になってくる。この非市場経済は、所得と資産に対する累進課税と、残存する企業のより良い議決権配分の仕組みに支えられる。単なる金銭的再配分ではないことがポイント。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ有刺鉄線によって、カーボーイがいなくなった。
デューク大のバスケットボールの試合チケットの配分方法は、単に早い者勝ちではない。チケットの抽選に参加するには、36時間キャンプをしなければならない。早い者勝ちではなく、抽選に参加できるだけ。
ディズニーのファーストパスは、滞在時間を増やした。早い者勝ちが唯一のルールではない。その結果、有料のVIPツアーを作ることができた。身障者パスがあったために、身障者を雇う人が出てきた。それに対抗するため、これを廃止してVIPツアーを作った。
所有権のルール=早い者勝ち、占有、労働の報酬、付属(明らかに自分のものに付属しているもの)、自分の身体、家族のもの。