村井章子のレビュー一覧

  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

    Posted by ブクログ

    のど元過ぎれば熱さを忘れ、歴史は繰り返される。著者が第9章で述べたことは、近年起きたことを思い起こさせる。

    0
    2010年09月12日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

    Posted by ブクログ

    先がなかなか読めない世の中、情報収集して分析して課題をみつけて戦略を作り上げて、先に進むのがこれからの仕事だな。

    0
    2009年10月07日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

    Posted by ブクログ

    分析力を活かして成長している企業がある。
    例えば膨大な取引が存在する業種(金融など)にとっては、分析力を発揮する余地が大きい。これまでは直感に頼って勝負していた会社が分析に基づいて行動する。製造から営業まで様々な分野に分析を利用する。

    確かにあまり分析に重きを置いてはこなかった。
    ナイキに代表されるような、感性に重きを置く企業、トップの才覚に委ねる企業の方がダントツ多いはずだ。
    でも、時にそれは諸刃の剣のようで。
    新しく、また分析の重要さを問いかけてくれる良書。

    紙おむつとビールの伝説・・・ある食品スーパーで販売データベースにデータマイニングソフトを使って分析したら、週末に買物する男性はビ

    0
    2009年10月07日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    世間で言われる理想のリーダー像と実態の乖離について。
    アメリカの話だから日本だとちょっと違いそうだけど、理想と現実が違うということを認識するきっかけとして大事。

    0
    2025年11月03日
  • 自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から

    Posted by ブクログ

    富の集中は文明の影のように歴史を歩んできた。――経済学者トマ・ピケティは講演でこう問いかける。「成長が続いても不平等はなぜ縮まらないのか」。自然の恵みを共有してきた人類はやがて制度と資本によって分断された。文化は人を結びつける力を持つが同時に格差を正当化する物語にもなり得る。だからこそ彼は「分かち合う知」を強調する。自然を守り、文化を尊び、富を循環させる社会へ――その道を選ぶのはいまを生きる私たちである。

    0
    2025年10月23日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    1956年に初めてコンテナ輸送を手がけた輸送業のマルコムマクリーン、ニューヨーク市とニューャージー州の埠頭、港湾労働者の組合運動、ベトナム戦争におけるコンテナ輸送、鉄道とターミナルオペレーション。コンテナは国際物流のコストを劇的に変え、グローバルな生産分担を可能にした。

    今では普通になった、コンテナという規格が行き渡るまでの経緯。コンテナがなかった時代は、まだ人々の記憶にある。規格化したらコストダウンできることって、他にもいっぱいあるのに。

    0
    2025年10月06日
  • 国家は破綻する―金融危機の800年

    Posted by ブクログ

    歴史的には国家のデフォルトは決して珍しいことでは無く、日本(1945年)もアメリカも欧州諸国も、例外なく経験している。
    また新興国を中心に債務比率(対GDP比)がそれほど高くない段階でも起こっており、破綻を起こした方が損得勘定的に得すると考えた場合に国家としてデフォルトを起こすインセンティブが生まれる。
    一度信用不安が起こると加速度的に危機は増幅する。
    日本は今どの局面か。正直ルビコンはすでに超えているように感じる。

    0
    2025年07月19日
  • ミル自伝

    Posted by ブクログ

    3才にてギリシャ語を勉強するほどの早急は教育。そして、はやくに社会に出て、それもきりあげ思索と研究に励む。自伝なのでその思想内容ではなく環境的なところの記述になるが、19世紀の社会の様子も描かれ興味深い。

    0
    2025年06月07日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    ビルゲイツのおすすめ本。
    一見地味な輸送用コンテナの発明が、グローバルな分業体制の確立に決定的な影響を与え、世界の経済発展に大きく寄与した。
    コンテナが世界に普及するまでの紆余曲折がかなり詳細に記述されており、その分野以外の人間にはやや退屈。

    0
    2025年04月30日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

    Posted by ブクログ

    人間はテクノロジーに支配されていくのではなく、テクノロジーを活用して何をするべきか?という問いを立てて考えていくことが大事であるということを改めて学ぶことができた本。
    あらゆるものがデジタル化されていること、物理的な資産や商品を持たず分散型産業などの業界を大きく変えてしまうプラットフォームビジネスについて、例えばAppleとGoogleの例からもプラットフォームに対する考え方の違いがあり必ずしも決まった正攻法がないことやプラットフォームの特徴を理解することもでき、それを理解することでビジネスを考えるヒントを得ることもできる。

    0
    2025年04月19日
  • 20世紀経済史 ユートピアへの緩慢な歩み 下

    Posted by ブクログ

     ファシズムもまた、本源的には、経済の再構築のために費やすべき努力を規定したイデオロギーだった。ファシズム以前の経済は人々を階級別に組織していた。そのような経済では利権政治が出現し、利益団体間の交渉や対立が顕著になる。これに対してファシズムが唱えるのは国民の団結であり、連帯と共通の目的に基づく政治である。組織された労働組合が富裕な経営者と交渉する市場経済ではこのような連帯は望めない。しかも世界経済はグローバルな資源の再分配を必要とする。重要なのは、勤勉で酷使される貧しいプロレタリアートという階級ではなく、資源も帰属集団も土地も持たないプロレタリアートという国民なのだという。ファシズムの指導者に

    0
    2025年04月12日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    コンテナの歴史がわかる
    効率化のために導入された
    既得権益者の反発で時間がかかる
    船関連だけでなく鉄道、トラック、世界の流通に革命が起きた

    0
    2025年03月24日
  • 自然、文化、そして不平等 ―― 国際比較と歴史の視点から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スウェーデン、不平等だった国だが、1930の社会民主系が政権をとり、急速に変わり、今は世界で一番平等な国になる。
    個人の才能が国ごとにこのように分布しているわけがない。天然資源のせいでもない。それぞれの社会が選んだ制度が不平等つくってる。

    脱市場化のプロセスを継続し、より多くの分野に拡大すべき。一国の経済活動全てが脱市場化する可能性も否定しない。
    そのためには権限委譲が必要であり、組合や共同体といったプレイヤーが重要になってくる。この非市場経済は、所得と資産に対する累進課税と、残存する企業のより良い議決権配分の仕組みに支えられる。単なる金銭的再配分ではないことがポイント。

    0
    2025年03月10日
  • ファスト&スロー (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    研究結果や人間の心理からどのようにして判断を行っているかの仕組みが詳しく書かれている。難しい内容。下巻もあるので読んでみようと思う。システム1、システム2

    0
    2025年01月30日
  • Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有刺鉄線によって、カーボーイがいなくなった。
    デューク大のバスケットボールの試合チケットの配分方法は、単に早い者勝ちではない。チケットの抽選に参加するには、36時間キャンプをしなければならない。早い者勝ちではなく、抽選に参加できるだけ。
    ディズニーのファーストパスは、滞在時間を増やした。早い者勝ちが唯一のルールではない。その結果、有料のVIPツアーを作ることができた。身障者パスがあったために、身障者を雇う人が出てきた。それに対抗するため、これを廃止してVIPツアーを作った。

    所有権のルール=早い者勝ち、占有、労働の報酬、付属(明らかに自分のものに付属しているもの)、自分の身体、家族のもの。

    0
    2024年09月05日
  • Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

    Posted by ブクログ

    様々な所有権に関する実例と問題点を知る事ができた。
    アメリカの事が大半なので、日本にはそのままは当てはまらない部分もあるが、共通する部分も多い。
    腎臓や、卵子の売買については、全体から見て最適なあり方は何か、工夫の余地があると感じる。特に、腎臓を一つ失っている身としては、何かあったら入手出来る可能性が開かれている方がありがたい。
    シェアリングについては、確かにマイナス面もあるが、限りある資源の有効な活用は重要だと思う。

    0
    2024年08月30日
  • Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

    Posted by ブクログ

    所有、占有について、歴史や法律、家族、人種差別、企業、特許など様々視点から論じた一冊。
    不合理との戦いの歴史の様なエピソードは、今も昔も変わらない。

    0
    2024年08月09日
  • Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

    Posted by ブクログ

    アメリカの法律と事例を出しながら、所有について考えさせられる内容。ドローンが飛ぶ時、自分の敷地の上はどこまで自分の所有か?なんて考えたこともなかった。そういう意味で、興味のある人にはめちゃくちゃ面白いと思う。法律をわかりやすく一般人に理解してもらうために書かれたというのも頷ける。

    0
    2024年07月17日
  • Mine! 私たちを支配する「所有」のルール

    Posted by ブクログ

    「私のもの!」と主張する様々なことについて、具体的な例を挙げてくれる。例えば航空機内の座席のリクライニング空間。それは座っている人のものか、後ろの人のものか。永久に答えが出ない問題だ。その時の状況、時代によってもその所有権は変わってくる。
    ミッキーマウス延命法と呼ばれ、その著作権が延々と守られてきたが、ついに2024年1月に切れたようだ。これも所有権の問題だ。

    専有する所有権を主張できるものに「特許」があるが、あえて取らないことで広がりを見せ、その先んじたことで優位に立つという戦略もある。思えばデンソーのQRコードもこの類だろう。所有権を主張するもしないも、それぞれの理由があるのだ。

    本書

    0
    2024年06月27日
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

    Posted by ブクログ

    コンテナ開発者の話とコンテナ開発によって世界の物流がどう変わったのか・単純な発想が世界を変えた一例が書かれた本。

    アメリカ労働者の権利の強さ、既得権益を壊すことの大変さ、規格統一化の重要さ・大変さがよく分かった。

    0
    2024年05月22日