村井章子のレビュー一覧

  • ファスト&スロー (上)

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    ファスト(システム1)とスロー(システム2)の状態説明。
    ハロー効果、平均回帰。行動経済学では投資家の心理など。

    著者は、認知心理学者でノーベル経済学賞受賞者。
    C0011

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    2016年08月25日
  • 悪いヤツほど出世する

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    数多あるリーダー教育で教えられるリーダー論は、現実と乖離しており、現実の世界では逆効果を生んでいるという話。納得する部分もあるが、気付き、学びは少なかった。
    しいて言うと、リーダーシップ教育無用ということか。

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    2016年07月24日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    『機械との競争』を著したエリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーのコンビによる著作です。内容は前著と同じですが、前著は小論といった文量であったところ、本作はより詳細かつ網羅的・構造的に書かれているため、前著の完成版と位置付けることができます。あるいは、前著は本著のダイジェスト版とも言えます。また、本著は前著の前提知識を必要としません。

    コンピュータを中心としたテクノロジーが社会に影響を与える「セカンド・マシン・エイジ」においては、2つのべき分布が存在します。一つはムーアの法則でよく知られた技術の発展の度合いであり、もう一つは所得分布です。

    べき分布はどの区間を取っても同じ線形を

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    2016年04月04日
  • 分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学

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    分析力を武器にするには?

    →分析力で業績を押し上げるには、そもそも何が業績の決め手になるかを知り、常に数値で把握していなければならない
    次に、分析を実際の行動に結びつけ、最終的に業績改善につながる仕組みを整える
    最後に
    データ分析が業績改善に結びついているか適切な業績評価指標を設定し、数値的に把握する
    データ収集に当たっては、念のためにという理由で集めない、また重要度の低いデータは簡単に入手できるからといって安易に集めない

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    2015年10月25日
  • ザ・セカンド・マシン・エイジ

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    「機械との競争」の続編にあたる本書、前著ではテクノロジーの進化は雇用を減少させ所得格差を拡大させている。そしてその指数関数的な進化は今後、良い面、悪い面を含めてより一層の大きな変化をもたらすと説き未来への警鐘を鳴らしていましたが、楽観的に考えを変えて書き直したように感じる本書です。

    タイトルの「ザ・セカンド・マシン・エイジ」もエネルギーを自由に操れるようになった産業革命後の時代を「ザ・ファースト・マシン・エイジ」として、かつて人間の肉体的パワーを機械に代替させたように今度は頭脳パワーを代替させるとしてのネーミングです。

    現在進行中のテクノロジーの事例を紹介し、その後の格差などの経済の動きを

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    2015年09月27日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    ネタバレ

    ヨーロッパは、政治的にばらばらで団結できずにいるせいで、金融システムの不安定性と不透明性に対して脆弱になっている イギリスの労働人口の生産性の低いのは、教育制度に投じる予算が少ないことと、貴族政治時代をひきずる顕著な階層化に大きな原因がある よい税金とは、政府支出の財源を提供し、公平かつ累進課税であって、個人と企業にできるだけ干渉しない税である ドイツ人の遺伝子にナチズムがないように、ギリシャ人の遺伝子も怠け癖はない フランスは、自国の税制・社会保障制度の改革や近代化ができないうえに、公的債務の共同管理に関して具体的な提案すらできないという無能ぶりをさらけ出している どんな国も年1~1.5%以

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    2015年09月14日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    あっと言う間にブームが去ってしまった様だが。
    (まさに単なるブームとしか言いようがないかも)
    新聞のコラムということもあって、21世紀の資本よりはかなり楽に読めた。
    でも、やはりEUをイギリスではなくフランスの視点で捉えている(当たり前と言えば当たり前)ことは強く感じられる。
    だからどうだとも言えないが。
    日本経済にとっての処方箋になるのかどうかは分からないが、やはりこの数年の間に日本は「本筋」からずれていってるのではないかという気はする。

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    2015年08月28日
  • 機械との競争

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    ☆3.5
    失業はしたくないぞ。でも、産業大改革進行中の変化が激しい面白い時代にちょうど良く生きていることを、とても嬉しく思う。AIには苦手で私に得意な部分の力をつけられるように仕事をしていこうと思ったよ。
    関連書籍を読むための取りかかりの本として、主張が明確なよい本だよ。

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    2015年05月24日
  • 「権力」を握る人の法則

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    ネタバレ

    いろいろ具体的でぶっちゃけたないようでした。自分的には
    下記があらためて身に染みる。。
    ・自信をもって張ったりかまして堂々とふるまう。
    ・社内、社外のネットワークを気づいていくということ

    高い地位にいる人のほうがストレスなく長生きするってことなので「権力」を身に着けることは是が非でも必要なのですね。

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    2015年05月14日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    うーーん、そもそもフランス、いや欧州の経済状況や税制がわかってないと、非常に読みづらい本ではなかろか、というのが正直な感想。フランスの新聞の連載コラムであるが、80本のうち日本に言及してあるのは1本のみ。それもありきたりな財政赤字の話で、「んなもんピケティさんに語ってもらわんでも・・・」と思った。ただしフランスの小学校は水曜日が休みというのはこの本ではじめて知った。そういうへえ、は少なからずある本。

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    2015年05月11日
  • トマ・ピケティの新・資本論

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    ネタバレ

    その手の話にはついていけない、、、と、思ってた私ですが。フランスの大手の新聞に掲載されてた文章を古くなりすぎてるもの以外の掲載とあって、なかなか興味深い話題が多く、私などでも、楽しませていただきました。お金にまつわる価値観が日本とヨーロッパ、特にフランス人との違いも感じた一冊で、さらりさらりと流しながら読んでも面白かったです。

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    2015年04月16日
  • 「権力」を握る人の法則

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    仕事を頑張っていれば見てる人は見てくれている、という考えは甘いということが分かった。
    常に上の視線だけを気にしている権力志向の卑しい人間にはなるつもりはないけど。

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    2015年03月21日
  • 機械との競争

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    米国商務省経済分析局が設備投資の対象に「情報技術」を加えたのが1958年。この年をIT元年だと考え、ムーアの法則により、集積密度の倍増ペースが18ヶ月毎だと仮定すると、32回倍増したのは2006年。すなわち、つまりその年にチェス盤の32マス目に到達している。2015年は38マス目。指数関数的な進化が我々を驚愕させるのはまさにこれから。



    未来のコンピューターは、パターン認識能力、問題解決能力から人類の脳そのものの感情や、知性までカバーするようになる。



    統計は平均値ではなく、中央値で見ること。



    1983年から2009年にアメリカで創造された富の100%”以上”が世帯の上位20%で

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    2015年02月09日
  • 機械との競争

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    機械に雇用を奪われているという産業革命後のような状況が
    近年のアメリカ経済の停滞から推測出来ると筆者は主張する。
    こうしたテクノロジーの発展により雇用を奪われるのは
    ブルーカラーではなく、ホワイトカラーの可能性が高いと警鐘を鳴らす。
    ロボットの運動能力は未だきわめて原始的で、2足歩行ロボットも階段の登り降りにも一苦労している段階だ。
    ウェイターや看護士、配管工などの仕事は高度な問題解決能力を必要とし、機械はこの作業を苦手とする。
    IT技術は指数関数的に発達する(ムーアの法則)ので、油断ならない。

    IT技術が駆逐する領域を見極めることが大切。

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    2017年04月01日
  • 機械との競争

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    産業革命以降、人間にしかできなかった仕事の多くが機械に取って代わられ、その結果として多くの人間が失業した。
    経済は発展して、世の中は便利になっているのに雇用は増えない。増えた富の大部分はごく一部の人に集中しており、多数派は貧しくなっている……

    内容はそこそこ。ただ装丁が良くない。読みにくい。
    --

    memo:

    49
    コンピュータは、パターン認識や複雑なコミュニケーションなど、これまで人間が独占してきた領域を侵食しつつある。

    54
    (NASAの報告書より)「人間は非線形処理のできる最も安価な汎用コンピュータ・システムである。しかも重量な70キロ程度しかなく、未熟練の状態から量産することが

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    2014年11月19日
  • 「権力」を握る人の法則

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    洋書の翻訳。なので、文化的背景が異なるに注意が必要。

    著者の主観的な法則に事例を添えて、という構成。
    仕事の魅せ方に近い。

    ただ、良いところだけではなく、人を蹴落とし切り捨て、上り詰め権力を獲得した後の苦悩や凋落についても書かれている。

    これ読む限り、あまり権力欲しくないなと思った。
    ただ、魅せ方や人間関係構築の部分は参考になると思う。

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    2014年06月09日
  • 機械との競争

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    産業革命期のラッダイト運動が現代でも起こりうるのか。リテラシーの高まった日本ではきっと起こらない。チェス盤の法則から紐解く機械と労働者のこれからについてオススメの一冊。

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    2014年05月06日
  • 機械との競争

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    ネタバレ

    機械が発展していっても、人の職はそれに応じて増えていく。機械に代われない仕事もいっぱいある。ちょっと希望が持てた。

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    2014年04月29日
  • ファスト&スロー (下)

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    システム1(直感)の錯覚をシステム2(熟考)にいかに是正させるか。ということで直感が犯す間違いがこれでもかと出てくるが、中には、その間違いは人としていいんじゃないかと思うようなものもある。また、直感の間違いっぷりがいかにも数字に弱いアメリカ人らしく、アジア系なら結論は変わらないにせよ、もう少し比率が変わってくると思われる。
    折に触れて思い出すと、仕事にもプライベートにも様々な場面で応用が効きそうな手がかりがてんこ盛りであり、興味深い本であることは間違い無い。

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    2014年03月19日
  • ファスト&スロー (下)

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    人の行動を左右する因子は多くあります。
    アンカーリングとは、最初に見たことや聞いたことにその後も左右されてしまうこと。
    ハロー効果とは、あることにより全てのことが引きづられてしまうこと。例えば学歴や良い業績などにより、その人がすべて素晴らしいと思えてしまうことです。
    プライミング効果とは、慣れ親しんだものが好ましく思えることです。
    エンディング効果とは、最後が良いか悪いかで全ての印象が変わってしまうこと。
    人の金銭感覚は、現状維持して損失を回避する方向に向かいます。そのために損失に目を向けないように利益を強調することが大切です。

    とにかく人は、自分に対して過剰な自信をもち、自分を過大評価して

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    2013年10月31日