村井章子のレビュー一覧

  • テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス

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    とても分厚く読み応えがある

    過去のイギリスとアメリカの産業革命からテクノロジーが人々の生活にどのような影響をもたらしたかを分析し、今のAIによる自動化の影響を考察している

    初めて自動化してもそれによるダメージの大きさを知った。昔のイギリスでは産業革命が起こっても人々の賃金レベルは変わらず、上位の人々だけ恩恵を被ったこと、アメリカでは対して労働補完型のテクノロジーという受け入れ方のため、受け入れられ、生活レベルの向上をすぐに促したことがかかれている。しかし現在のコンピューターの出現により、高卒などの賃金は下がっており、格差がどんどん広がっていることを知った。

    そのため、一概にAIによる自動

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    2021年08月12日
  • ジョン・P・コッタ― 実行する組織

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    「実行する組織」
    1.購読動機
    戦略、戦術、戦闘。
    最後の戦闘、行動があって、初めて戦略の有効も失敗も検証できるから。

    2.書籍からの学び
    実行できない、しない組織にはいくつかの原因が存在します。
    その一つの原因が、組織のメンバーが、下記を理解できていないこと。
    ①外的環境が自社にどんな脅威をもたらすのか?
    ②①に対して、自社は、何を目的に、どの市場を、いつ、どのように獲得するのか?

    さらに、ドリルダウンすれば、会社が考える重要性とメンバーが考える重要性の方向が合致すればこそ、変化への適応スピードに良い影響をもたらすということ。

    3.最後に
    継続性が大事ではなく、組織がとる戦略が有効なら

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    2021年05月04日
  • 善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠

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    経済を歴史や倫理、哲学等の観点から深堀りした読み応えのある良書。
    現代の数式やお堅い専門用語を並べがちな主流の経済学へ一石を投じる内容になっている。

    文章の大半は偉人や古典文学からの引用で構成されており、現代の通説は過去の原則で成立している事を理解させてくれる。

    知性は情動の奴隷であり、「見えざる手」は人間の情動で成立している。
    人の強欲さが現代の継続したGDP上昇の源泉となっている。

    様々な観点から経済学を捉えてみたい。
    そのためには一見関係なさそうに思える歴史や心理学にも目を向けてみよう。
    そんな気持ちになれた、良い読書体験だった。

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    2021年04月19日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    ■著者が扱っているメインテーマ
    よりよい世界にするために経済学にできることは?

    ■筆者が最も伝えたかったメッセージ
    一部の裕福層の成長を優先するのではなく、
    それ以外の層への生活の質向上にシフトすべき。

    ■学んだことは何か
    市場を放任すると不平等が解消されることはなく、
    貧富の差は拡大するばかり。成長ではなく、世界にとって地球にとっての平等な社会のために、富から貧への再分配のしくみと他人と地球をおもいやる対人力が大切になてくる。

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    2021年03月09日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    移民や貿易、経済成長などの問題について、経済学的な見方や様々な事例の紹介、解決策などについて述べている本。
    人や資本はいつも最適な場所に移動できるわけではない。そのせいで、不利益を被る人の尊厳を守るようなアプローチが必要だ。このような人の怒りが昨今のポピュリズムに繋がる。
    エビデンスもなく社会的に受けいれられている物事が多い!

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    2021年02月16日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    経済政策について議論している。
    経済学的に考えることが好きなら面白いと思う。

    希望は人間を前に進ませる材料。
    抱えている問題でその人を定義することは、外的な条件をその人の本質とみなすこと
    希望を失い、疎外されたと感じる人が増えるのは社会にとって危険なこと
    尊厳を大事にする


    貿易には負け組がいる。
    負け組への支援が必要ということを繰り返している

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    2021年01月31日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    原題: Good Economics for Hard Times.
    タイトルの訳がちょっと微妙。
    Hard Timesを絶望と訳すのはちょっと。
    アイキャッチを狙ってかな。

    どこかで誰かが勧めていて興味が湧いたので。

    素晴らしい本でした。
    是非いろんな人に読んでいただきたい。
    著者のアビジット・V・バナジーとエステル・デュフロは存じませんでしたが、非常にバランスが取れている方々とお見受けします。
    アビジット・V・バナジーは2019年のノーベル経済学賞を受賞した経済学者、エステル・デュフロはアビジットの配偶者らしい。

    現代の世界が抱える問題について、経済学者の視点から考察した本。
    不平等

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    2021年01月30日
  • 帳簿の世界史

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    これを読んだから会計ができるようになるとか、ではないのだが、「教養本」として楽しく読めた。

    ニュートンが南海株に結構な額を投資していたとか、ウェッジウッドが帳簿分析に長けていたとか、簿記・会計をめぐる小ネタも満載である。

    さまざまな事件を経て、会計の技術やルールが進化してきたことはよくわかったのだが、どんなに精緻な仕組みを作っても、不正がなくなることはおそらくない。

    これからも大きな事件のたびにルールを変えていくのだろう。本書が指摘するように、きちんと監査するのが不可能なくらい企業が大型化、取引が複雑化しているから、将来はAIに頼らざるを得ないはずだ。

    巻末におまけのようについている、

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    2020年12月14日
  • テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス

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    AIに代表されるテクノロジーは生産性の向上により人間を不要な労働から救う救世主なのか、それとも低付加価値の労働者の仕事を奪うことで失業率を押し上げる悪魔なのか。論争が尽きぬこの議論に対して、主に産業革命以降のテクノロジーの歴史を紐解くアプローチを取ったのが本書である。

    本書では、産業革命以降、労働生産性を向上させたテクノロジーを2つに分解する。1つは”労働補完型”であり、こちらは労働者を存在とするがその労働をより簡易にできるようにし、労働者自身の安全性向上というメリットももたらす。もう1つは”労働置換型”であり、こちらは労働自体をテクノロジーが自動化することで不要としてしまうタイプであり、産

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    2020年12月13日
  • ブラック職場があなたを殺す

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    ブラック職場で働く事10数年になるが、この本に書かれているダメなところがうちの会社には満載であることに気づいた。
    変革の方法と手段も書かれている本書のやり方を私だけからでも会社で実行しようと思った!

    裁量とソーシャルサポートの重要性は本書で理解できたが、裁量についてはわからないところがある。それは最良の範囲である。
    おそらくその人に合った適切な裁量が与えられないと、その人がどうしたら良いかわからず崩れかねないことがあるとも感じた。
    また、人によっては決めてくれたものをやりたいという自分で考えるということをしたくないという人が一定数いるように私は感じていて、その人たちに裁量を渡して果たして幸福

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    2020年09月13日
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

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    社会の重大な問題を、どう解決するかについて述べた本です。
    重大な問題として取り上げられたのは、移民、自由貿易、経済成長、気温、不平等、政府について。

    「経済学者の言っていることが信用されていない」という前提で、では、それはなぜなのかというと、悪い経済学がまかり通っているからということと、経済学者が根拠の説明が足りないということを理由に挙げています。

    新聞やテレビなどでニュースを見聞きした時、自分自身で問題意識を持って、自分事に当てはめ、今後、どうなっていくのか、それに対して自分はどうしたら良いのかを考えられるようにしたいものです。

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    2020年09月05日
  • 貨幣発行自由化論  改訂版――競争通貨の理論と実行に関する分析

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    ビットコイン、リブラ、中銀デジタル通貨。いま、お金をデジタル化する動きが進んでいる。成功するか、あるいは成功すべきかは今のところ分からないけれど、この動きを理解するための古典として本書を読んだ。

    ◆貨幣発行自由化論とは
    どんな国を見まわしても、貨幣を発行しているのは国(ないし中央銀行)だ。そして1つの国で1つの通貨はあたりまえになっている。そんな中で、ハイエクは一見突拍子もないことを主張する。インフレやデフレが起きるのは、貨幣発行権を国が独占しているからだというのだ。貨幣発行を自由化し、民間の銀行が自分で貨幣を発行してお互いに競争すれば、通貨の価値は安定する。

    ◆そもそもなぜ独占はダメなの

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    2020年08月23日
  • ファスト&スロー (上)

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    人間はシステム1により、直感的な判断をせざるを得ない。しかし、その判断は正しくない場合があり、ヒューリスティクスの誤用や平均への回帰を無視してしまう。
    また、自分の専門的な分野での決定では過剰な自信が現れ、アルゴリズムよりも低い精度になってしまう。
    自信過剰にならず、錯覚を起こさず(起こしてもそれを認識できるようにし)、統計的な手法を重視して意思決定を行なっていきたい。

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    2021年01月30日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    1929年に起こった大恐慌について知りたいと読んだ。
    大半が株の大暴落について書かれている。現在のコロナに起因する大恐慌の比較にはなりにくい。
    株式市場の混乱の要因を知るには適当だが、経済の大混乱をより幅広くと考えた場合には物足りない。10%程度は参考になる部分もある。
    訳は読みやすい。

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    2020年05月29日
  • 良き社会のための経済学

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    広範囲にわたる経済政策のトピックについて、経済学者はどう考えるのかを論じた対策で、読みごたえがある。フランス国内向けに書かれたのか、金融危機を除いてフランスの国内制度についての論考が大半だが、制度そのものというより、問題へのアプローチに主眼があるので、参考にはなる。ただ、一般向けの著作ということになっているが、この大部はちょっと厳しい気がする。すごくやる気のある学部生むけ?

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    2020年03月31日
  • 大暴落1929 (日経BPクラシックス)

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    大暴落直前、期中、その後の恐慌や人々の様子をデータとエピソードによりガルブレイスらしく描写。
    直後の楽観論-ファンダメンタルは基本的に健全とのコメント-など現在のコロナ暴落後の様子ともシンクロ。

    恐慌が長引いた原因
    (1)所得分配 富裕層の消費は非恒常的で不安定、脆弱化(2)企業構造 資金詰まりを起こした企業は投資を犠牲にしてでも債務償還や配当に当てるため経済は縮小スパイラル
    (3)銀行システム 経営基盤が脆弱な金融機関多数存在。システム的信用収縮、所得、雇用、物価の落ち込み銀行破綻
    (4)経常収支 高関税政策による貿易収支黒字に加え資本収支黒字により不均衡が蓄積、ドイツと中南米債務国 資金

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    2020年03月23日
  • 帳簿の世界史

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    単式簿記と複式簿記の歴史から経済の発展、政治史を眺めていく本。

    帳簿を記すことで、国家や社会、会社が強くなること。複式簿記の考え方は一つの哲学として語ることができることが書いてあって面白かった。「目には目を、歯には歯を」も複式簿記の考え方であることなど。

    自分でも複式簿記の勉強をしたくなり、テキストを買ってみた。

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    2025年05月24日
  • 良き社会のための経済学

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    強く興味を惹かれた1〜5章のみ読んだ。
    ノーベル経済学賞を受賞した大家による、一般向けの大著。

    経済学者の仕事に興味があり、そのテーマに関連の深いところだけを読んだが、経済学がどういう学問か、経済学者に何が求められているか、わかりやすく書かれていた。
    「経済学者がどんなふうに仕事をしているか」について書かれた本はそう多くないと思うので、そういった点でも面白い本。

    ・経済学者に求められるのは政策提言。
    ・経済学は変貌しつつある。今後さらに進歩するためには、他の社会科学や人文科学との再統合を進める必要がある。
    ・我々が十分に賢くないが故に、経済学者は数学を用いる。
    ・経済学者にできるのは、現時

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    2020年03月01日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    ☆3.5くらい?。間を開けすぎて読んだので結局何だったの?という印象が一番強かったが、ブロックチェーン等、所々興味のある箇所はあり。原著のタイトルはMACHINE,PLATFORM,CROWD :HARNESSING OUT DIGITAL FUTUREなので、ちょっと日本語のタイトルは違うかなぁ、と。

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    2019年09月13日
  • プラットフォームの経済学 機械は人と企業の未来をどう変える?

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    プラットファーマーの時代となった現代における、企業のあり方について考えさせられる本。
    人間にもまだまだ活躍の場所があるという事だと理解したが、会社がこの先うまく対応していけるのか、世界の動きについていけるのか心許ない。

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    2019年09月11日