マイクル・コナリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エドワード・ホッパーの絵画から生まれた十七の短編。
それぞれ全て異なる作家の手によって物語が編み出されており、短編好きも、絵画好きも、うまく取り込まれてしまう。
正直なところ、絵画を眺めているだけでも楽しい。
絵画は、18枚修められている。一枚は、読者が自分で話を作ってみてね、という序文の心憎さよ。
翻訳物なので、独特のクセがある。
決して変な日本語ではないし、つまらないわけでもない。
翻訳者も12人(贅沢!)いるので、この翻訳者だと合わない、といったことがあるわけでもないのだが、やはり「ニュアンス」「空気」という見えないものを取り入れることは、難しいのだろうか。
「キャロラインの話」はある -
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Posted by ブクログ
ネタバレ女性連続レイプ事件と、巨額遺産相続人の調査。
2つのストーリーをボッシュが前者は警官、後者は探偵として追う。
ただ、この2つのストーリーは交わらない。
推理小説にありがちな交差して、複雑な展開となって、
一挙に2つとも解決する、という展開にはならない。
マディとの関係、ベトナム戦争での記憶、元警官としての矜持。
様々なことが2つのストーリーのあいだに微妙に交差し、過ぎていく。
ボッシュの日常を描いた作品と言えるだろう。
シリーズも30作目。
ファンとしてはこのような作品もあっていい。
等身大のボッシュが日々どのように考え、悩み、事件に立ち向かっていくのか。
一つ確実に言えるのは、ボッシュ -
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Posted by ブクログ
「短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)」
新ジャンルに遭遇。
エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。
しかし、良く思いついたなぁ。それが率直な感想。ブロックの呼びかけに集まった面々の中にスティーヴン・キングが居るからと言う理由だけで読んだ私は、美術に全く詳しくない為、ホッパーが如何に偉大な画家だったなのか全く分からない。
各短編を読んでみて、よくここまで膨ら