マイクル・コナリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ボッシュ・シリーズ20周年を飾る作品。
ロス暴動からも20年の2012年発行で、かってボッシュ自身が暴動の際に出会った未解決事件に今また取り組むという。
被害者のデンマーク人記者について調べ始めたら、かなりのキャリアがあった女性で、ネットに彼女の業績を記録するサイトが開かれていた。
サイトを作った彼女の兄に連絡を取るボッシュ。
知られていなかった一面を掘り下げていくと‥
仕事一途で勘の鋭いボッシュらしく、ぐいぐい迫る展開に。
私生活の出来事もいろいろあり、こなれた味わいも。
一緒に暮らすようになった十代の娘と、時にはぎくしゃくしながら、誕生日を祝ってもらったりして。
家庭を知らない育ちで仕 -
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当代最高のハードボイルドと言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズ。
20周年の記念となる作品。
2012年、定年延長でロス市警の未解決事件班にいるボッシュ。
1992年の外国人女性の事件を扱うことになります。
当時、黒人青年を暴行した警官が無罪になったのを発端としてロサンジェルス暴動が起きて、街は大荒れ。
白人のボッシュは、肌の色を隠してパトロールに加わらなければならないほど危険な状況でした。
デンマークのジャーナリスト・アンネケが暴動に巻き込まれたのか?命を落としたのですが、通常の捜査もできず、心残りとなっていました。
個人的な思い入れもあり、しだいに捜査にのめり込むボッシュ。
最新の鑑 -
Posted by ブクログ
リンカーン弁護士シリーズ5作目。傑作だった第一作目に匹敵するほどの面白さ。
タイトルが意味するところは陪審員。彼らに対していかに無罪のイメージを植え付けていくかが鍵となる。今回の事件はやや複雑で、複数の事件が入れ子構造に押し込められている。移り変わっていくハラーの思考に共鳴する緊迫感、そこに絡む様々な思惑を持った人物たち。濃厚なドラマに目が離せない。
意外性のある真相も面白いが、果たしてそこまでどうやって辿り着くの?という先の読めない展開がとにかく秀逸。証人を繋ぎながら黒幕へ狙いを定めるハラー手腕は見事の一言で、判事に若干同情しつつも、この法廷ドラマを心地よく堪能できた。
本作品の -
Posted by ブクログ
ボッシュ・シリーズも15作目だそう。
当代最高のハードボイルドと言われる作品、充実した内容です。
ロス市警の未解決犯罪班で捜査を続けることになったハリー・ボッシュ。
根っからの刑事だが、定年が延長になってよかったという年齢。
引き締まった外見らしく、いまだにモテる。
今回は、15歳になる娘のマディと同居、という新しい要素も加わっています。
DNAの判定が進歩したため、再調査であきらかになった証拠による容疑者は、当時8歳の少年という。
ありえない事実は、なぜ起きたのか?
一方、高級ホテルから市議の息子が転落死。
事故か、自殺か、他殺か?
この市議というのが元ロス市警にいたアーヴィン・アーヴィン