マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 正義の弧(下)
    本当に長い間読み続けているこのシリーズ。今だに高い水準を維持しているので毎回楽しみだったが、
    最後の展開が衝撃的。今後どうなるんだろう?
  • 正義の弧(下)
    物語の最終盤に、衝撃的な事柄が明らかにされるんですけど、訳者あとがきを見ると、実はその後、作者の気が変わった様で、その“衝撃的事柄”は解決する方向に向かう示唆がありますね。どうなるのか、次の作品が待ち遠しいです。
  • 鬼火(下)
    だんだん歳老いていくボッシュを目の当たりにするのは淋しいけど、バラードが『私が行くまで待って』って言ってるのに…ってとこは若かりし頃と変わらないなとも思う。エドガーを怒らせていた頃よりボッシュも丸くなったってことかな。
    マディの成長も頼もしいし、バラードとのコンビもいい感じで相変わらず読み応えあり。...続きを読む
  • 正義の弧(下)
    レネイバラード・ハリーボッシュのコンビものの傑作。情報量が多いのに無駄がなく、複雑なプロットなのにスリリングであり、とにかく文句のつけようがない。伏線回収も単なるプロットの答え合わせでなく、キャラクターの心情を滲ませて効果的な場面を演出していて説得力が抜きん出ている。単体の作品としても、シリーズもの...続きを読む
  • 正義の弧(上)
     時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未...続きを読む
  • 正義の弧(下)
     時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未...続きを読む
  • 正義の弧(下)
    レネイ・バラードとハリー・ボッシュのコンビ第四弾。ふたつの未解決事件を追うバラードとボッシュ。警察を引退していたボッシュをチームに入れたバラードだけれど、ボッシュの行動に振り回されていく。バラードシリーズが始まり、ボッシュが合流するようになってから本当に面白くなった。事件を追う二人の執念と、今作のラ...続きを読む
  • 警告(下)
    最後まで飽きさせない。が、ラストは個人的には疑問なしとはしない。メロドラマ的要素も好き嫌いが分かれるところ。
  • 正義の弧(上)
    ハリーボッシュとレネイバラードの共演作。今までのシリーズで1番だと思う。ボッシュの刑事や人間としての強さが強く描かれていて、本当に素晴らしいキャラクターになっている。ドラマを見たことはないが、本ほどは描けないのではないだろうか。唯一の苦言は日本語タイトル。本当にしょうもないタイトルを付けるものだ。「...続きを読む
  • 正義の弧(下)
    ハリーボッシュとレネイバラードの共演作。今までのシリーズで1番だと思う。ボッシュの刑事や人間としての強さが強く描かれていて、本当に素晴らしいキャラクターになっている。ドラマを見たことはないが、本ほどは描けないのではないだろうか。唯一の苦言は日本語タイトル。本当にしょうもないタイトルを付けるものだ。「...続きを読む
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(下)
    2023.07.08
    本書はネットフリックスの原作となる。この本の良いところはこれまでのボッシュやリンカーン弁護士のシリーズを読んでいなくてもじゅうぶんに堪能できることにある。
    もちろんこれまでの著者の作品を読んでいるとさらに奥行きは増す。
    次に本書の評価できるのは、アメリカ司法制度について丁寧に述...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    恥ずかしながら私自身は本書を読むまで作品と名前が一致していなかったのだけれど、米国では誰もが知る巨匠エドワード・ホッパー。
    様々な作家の作品からなる『短編回廊』とは違って、一冊丸ごとエドワード・ホッパーの絵画から紡がれた物語はどこか懐かしく、登場人物とはこれまでもドラマや映画、小説などで出会っていた...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(下)
    バラードとボッシュがタッグを組んだ三作目。バラードシリーズは「レイト・ショー」から四作目となるが、シリーズ中一番だと思う。
    ロス市警の警官である事に限界を感じつつある主人公が直面する様々な事態が、リアリティを持って描かれている。2人のダッグの進化楽しみだ。
  • 汚名(下)
    久しぶりに読んだボッシュ。やっぱりスゴくおもしろくて、ずっと読んでいたくなる。下巻はあっという間に終わってしまった感じ。
    設定がしっかりしているので、前作、いやもっと以前の細かい事柄をおさらいしたくなってしまって、実際、上巻の途中で前作を読み直してしまった。

    でも、マディが大学生。そりゃボッシュも...続きを読む
  • 汚名(下)
    ハリー・ボッシュ・シリーズ20作目後半。

    ロス市警を退職後、サンフェルナンドで予備刑事となり、次々に未解決事件を解決していたボッシュ。
    30年前にボッシュが逮捕した死刑囚が、冤罪であったという証拠が新たに現れる。
    当時、ボッシュが捏造したと疑われ‥?
    (ありえない、って!)

    一方、サンフェルナン...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(上)
    ボッシュ&バラードの第四弾。

    長年続いてきたシリーズだが、
    COVID-19やマスクが登場する時が来るとは思わなかった。
    マスクをする、しないにナーバスになっているのは、
    アメリカの現実を反映しているのだろう。
    なんだろう、例えば防護服を着て街中を歩けと言われているぐらい、
    アメリカ人にとってマス...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(下)
    (上巻より)

    海岸をねぐらとしていたのバラードが、
    海の近くとはいえ普通の部屋に住み始めていたのは
    ちょっ残念な気もした。
    さらに、飼っていたローラが亡くなっていたのが、
    さらに残念だった。
    新しくチワワを買い始めたけど。

    COVID-19の件もだが、
    ボッシュがヨーダ、じゃなくて、メンターにな...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(上)
    マイケルコナリーの作品はどれも非常に面白いが、本作は一番かもしれない。他のミステリーや警察物と段違いのレベル。もはや「マイケルコナリー」というジャンルではないか。本作の前にハリーボッシュシリーズとレネイバラートを読んでから本作を読むべし。登場人物が作品ごとに成長し、関係が深まっているので、コナリー物...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(下)
    マイケルコナリーの作品はどれも非常に面白いが、本作は一番かもしれない。他のミステリーや警察物と段違いのレベル。もはや「マイケルコナリー」というジャンルではないか。本作の前にハリーボッシュシリーズとレネイバラートを読んでから本作を読むべし。登場人物が作品ごとに成長し、関係が深まっているので、コナリー物...続きを読む
  • ダーク・アワーズ(下)
     ジャック・マカボイ、ミッキー・ハラーと続いていたコナリー・ワールドだが、久々にハリーボッシュ&レネイ・バラードの登場でぼくは新年を美味い酒とともに迎えさせて頂いた。美味い酒というのは銘柄とか酒の種類のことではなく、良い物語が美味しくさせてくれる酒のこと。

     今回はタイトルの通り、夜の事件なので主...続きを読む