マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 鬼火(下)

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    判事暗殺事件の真犯人を追うハリー・ボッシュ。
    ホームレス焼死の真相を探るレネイ・バラード。
    老いてきたボッシュには出来かねる活躍を見せるバラードです。

    亡き先輩刑事トンプスンが執着していた事件の謎は。
    なぜ、捜査資料を家に隠し持っていたのか。
    三つの事件の絡み合いが読み応えあり!

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    2025年04月13日
  • 素晴らしき世界(下)

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    「汚名」のハリー・ボッシュと、「レイトショー」のレネイ・バラードが合流した作品。
    二人で、ハリウッド署管内で起きた未解決事件に挑みます。
    15歳の少女が殺された過去の事件。

    通常の定年を迎えた後も粘ってきたボッシュは、さすがに年老いてきた様子がありますが、それはあまり書かないでほしいと思ったり(笑)
    ものすごく元気な老人だって、いるじゃないの~?
    作者自身よりもちょっと年上のボッシュのシリーズは、現実とほぼ同じペースでリアルに年を取っているので、その変化を描くのも、ポイントなんでしょうね。

    若くてやる気満々のレネイは、体力もある。
    が、やはり若気の至りもあり‥孤独がちなのでねえ。単独行動は

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    2025年04月13日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(上)

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    リンカーンを乗り回す弁護士ミッキー・ハラー。そのリンカーンのトランクに死体が積んであった。収監され、自分の弁護を自分でする。潔白は証明されるのか?読み進む手が止まらない。

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    2025年02月18日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(下)

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    安定のリンカーン弁護士シリーズだが、ハリーボッシュも普通に登場して快適にに読める。毎年この顔ぶれに会えるのは嬉しい。作品はもちろん文句なしに面白い。すっかりアメリカの裁判制度に詳しくなった気がするほど。とにかくマイケルコナリーの本は必読。面白い事間違いなし。ただ、毎年出版と同じだけ登場人物が歳をとるので、できるだけ初期の作品を探して読むべし。

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    2024年12月02日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(上)

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    安定のリンカーン弁護士シリーズだが、ハリーボッシュも普通に登場して快適にに読める。毎年この顔ぶれに会えるのは嬉しい。作品はもちろん文句なしに面白い。すっかりアメリカの裁判制度に詳しくなった気がするほど。とにかくマイケルコナリーの本は必読。面白い事間違いなし。ただ、毎年出版と同じだけ登場人物が歳をとるので、できるだけ初期の作品を探して読むべし。

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    2024年12月02日
  • 正義の弧(下)

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    70歳のヒーロー、ハリー・ボッシュとLA市警未解決事件担当のレネイ・バラード。過去の未解決事件を解決する。最後にそうくるのか。面白かったね、一気に読んでしまった。

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    2024年10月19日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(下)

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    マイクル・コナリー『復活の歩み リンカーン弁護士 下』講談社文庫。

    『リンカーン弁護士』シリーズの第7弾にして、ミッキー・ハラーとハリー・ボッシュの共演作品の下巻。

    『リンカーン弁護士』シリーズの読みどころの一つが法廷でのミッキー・ハラーの驚くべき手腕を発揮する証拠開示と素晴らしい弁舌である。下巻ではその面白さが余すことなく描かれる。

    二転三転の息詰まる法廷劇と驚愕の展開、最後には清々しい結末が待っている。


    いよいよ、元夫の保安官補を銃殺したとして収監されているルシンダ・サンズの無実を証明し、『復活の歩み』を勝ち取るための裁判が始まる。

    リンカーン弁護士ことミッキー・ハラーは犯行の

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    2024年10月12日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(上)

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    マイクル・コナリー『復活の歩み リンカーン弁護士 上』講談社文庫。

    数年前から講談社文庫はビニールで包装されており、それを破り剥がすのが面倒で、ついつい読むのが後回しになってしまうのだ。過剰包装は止めて頂きたいものだ。

    本作は『リンカーン弁護士』シリーズの第7弾にして、ミッキー・ハラーとハリー・ボッシュの共演作品の上巻である。冒頭ではボッシュと何度かコンビを組んだ女性警察官のレネイ・バラードも登場する。

    非常に面白く、読み応えがある。まだまだマイクル・コナリーもハリー・ボッシュも健在であるようだ。ボッシュがお気に入りのジャズの演奏リストにジョー・ザヴィヌルの『バードランド』を加えていたの

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    2024年10月11日
  • 転落の街(下)

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    一気読みでした。やはりコナリー。ミステリーとしては読ませる読ませる。上巻でくさした言葉遣いがあまり気にならずに読めたのも、話の盛り上げ方が上手いからだろう。満足しました。

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    2024年08月17日
  • 鬼火(下)

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    2024年の16、17冊目は、マイクル・コナリーの「鬼火」です。ハリー・ボッシュ&レネイ・バラードのシリーズ2作目です。参りました。読書に時間がかかる方ですが、短時間で読み切ってしまいました。面白過ぎました。オープニングからクライマックスまで、中弛みする事なく、緊張感を保ったまま進行するストーリーテリングの巧みさに感嘆します。訳も良いのでしょうが、頭の中で文章がスムーズに映像として変換されて行きます。そして、何と言っても登場人物が良い。バラードの切れ味の凄まじさとボッシュの衰えない情熱。人生の先輩としてボッシュの生き方には、見習うべき物を感じます。娘マディに対しての思いやりにもグッと来ます。

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    2024年06月24日
  • 贖罪の街(下)

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    LAPDの仕事から離れたボッシュに弁護士ハラーから依頼。女性惨殺事件で逮捕された男は絶対無罪だから調査してくれとのこと。調べてみると、悪徳警官二名の姿が。

    やっぱり面白い。悪い奴らの行動と動機の描写が抜群に巧い。頁を捲る手止まらず。

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    2024年05月15日
  • 正義の弧(下)

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    本当に長い間読み続けているこのシリーズ。今だに高い水準を維持しているので毎回楽しみだったが、
    最後の展開が衝撃的。今後どうなるんだろう?

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    2024年03月10日
  • 正義の弧(下)

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    物語の最終盤に、衝撃的な事柄が明らかにされるんですけど、訳者あとがきを見ると、実はその後、作者の気が変わった様で、その“衝撃的事柄”は解決する方向に向かう示唆がありますね。どうなるのか、次の作品が待ち遠しいです。

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    2024年02月15日
  • 鬼火(下)

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    だんだん歳老いていくボッシュを目の当たりにするのは淋しいけど、バラードが『私が行くまで待って』って言ってるのに…ってとこは若かりし頃と変わらないなとも思う。エドガーを怒らせていた頃よりボッシュも丸くなったってことかな。
    マディの成長も頼もしいし、バラードとのコンビもいい感じで相変わらず読み応えあり。

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    2024年01月21日
  • 正義の弧(下)

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    レネイバラード・ハリーボッシュのコンビものの傑作。情報量が多いのに無駄がなく、複雑なプロットなのにスリリングであり、とにかく文句のつけようがない。伏線回収も単なるプロットの答え合わせでなく、キャラクターの心情を滲ませて効果的な場面を演出していて説得力が抜きん出ている。単体の作品としても、シリーズものの一作としても、その内容は見事。

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    2023年10月08日
  • 正義の弧(上)

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     時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未解決事件専門の新部門の責任者となった構図がシリーズに新しい風を与える。

     さらにレネイ・バラードは、チームに退職者であるボッシュを迎え入れる。現役を退いてなお未解決事件に挑んできたボッシュの最新のヒストリーに、若き女性捜査官レネイ・バラードの運命を重ねることがシリーズの合体と継続とを奇跡的に成功さ

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    2023年10月03日
  • 正義の弧(下)

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     時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未解決事件専門の新部門の責任者となった構図がシリーズに新しい風を与える。

     さらにレネイ・バラードは、チームに退職者であるボッシュを迎え入れる。現役を退いてなお未解決事件に挑んできたボッシュの最新のヒストリーに、若き女性捜査官レネイ・バラードの運命を重ねることがシリーズの合体と継続とを奇跡的に成功さ

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    2023年10月03日
  • 正義の弧(下)

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    マイクル・コナリー『正義の弧 (下)』講談社文庫。

    レネイ・バラード&ハリー・ボッシュ共演作の第4弾。マイクル・コナリーの37冊目の長編。

    全ての高みを極めた現代ハードボイルド小説の最高峰。

    シリーズの終焉を予告するようなラストには驚いた。31年間続くシリーズもいよいよ終わりの時を迎えるのか。

    マイクル・コナリーとの出会いは扶桑社ミステリーから1992年刊行の『ナイトホークス』である。以来31年間、新刊が刊行される度に読んでいる。まさかハリー・ボッシュが登場する作品がここまで続くとは思わなかった。70歳のヒーローというとハリー・ボッシュの他にはスティーヴン・ハンターのスワガー・サーガに

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    2023年08月06日
  • 正義の弧(上)

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    マイクル・コナリー『正義の弧 (上)』講談社文庫。

    レネイ・バラード&ハリー・ボッシュ共演作の第4弾。マイクル・コナリーの37冊目の長編。

    時代の流れと共に警察捜査の手法は変わり、DNAの検出や比較、遺伝子系図学調査までが容易になった。そんな時代の流れの中でも、70歳になったハリー・ボッシュは刑事であり続ける。

    もはやマイクル・コナリーの名人芸と読んで良いくらいの高みを極めた現代ハードボイルド小説の最高峰。


    ロス市警の未解決事件班の責任者となったレネイ・バラードは、ハリー・ボッシュがロス市警でやり残した一家4人が殺害されたギャラガー事件の捜査をちらつかせ、ボッシュをチームに引き入れる

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    2023年08月05日
  • 正義の弧(下)

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    レネイ・バラードとハリー・ボッシュのコンビ第四弾。ふたつの未解決事件を追うバラードとボッシュ。警察を引退していたボッシュをチームに入れたバラードだけれど、ボッシュの行動に振り回されていく。バラードシリーズが始まり、ボッシュが合流するようになってから本当に面白くなった。事件を追う二人の執念と、今作のラストにある展開と一気読みの面白さ。ここ何作か読み応えのある作品が続いているけれどその中でも一番の今作。

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    2023年07月26日