マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 暗く聖なる夜(下)

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    後半は展開急で、これまで以上に派手な感じ。
    結末には救いがあります。今までで一番読後感が良かったですよ。

    ボッシュのシリーズは92年発行の「ナイト・ホークス」で始まり、この後も順調に出ていて、現代最高のハードボイルドと評されています。
    ハリー・ボッシュは1950年生まれという設定。(作者より6歳上)
    本名はヒエロニムスで、有名な画家と同じ運命的な名。
    シングルマザーだった母を11歳で亡くし、里親を点々として育つ。ベトナム戦争での過酷な体験でトラウマを負い、刑事としては凄腕だが一匹狼タイプ。
    痩せ型でなかなか渋い外見らしく女性にはもてるし、中身もだんだん変わってきたみたい。
    低い立ち位置に立っ

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    2009年10月07日
  • 天使と罪の街(上)

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    マイクル・コナリーの豪華キャストが登場するお腹いっぱいになる本です。久々にジェットコースターのごとく読んでしまいました。

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    2009年10月07日
  • 暗く聖なる夜(上)

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    ハードボイルドの頂点に立つ、といっても過言ではないハリー・ボッシュシリーズ。私の中では主人公のボッシュは、歌手のスティングが本の中で語りかけています。

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    2009年10月04日
  • 天使と罪の街(下)

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    さて、小説というのは終わりよければすべて良し、の場合もあれば、途中は盛り上がったのに最後がなぁ、というのもあろう。でもって今作はと言うと、すまん正直に言って最後のボスとの戦闘が残念というか、何これヤラセなの?てなくらいのB級ハリウッド感。盛り上げるためにわざと逃がしたんじゃないかよてかドリフかよってな具合でそれ以降がすっかり醒めてしまってねぇ。
    というのもラストまでは良かったから尚のこと気になるのかも。頑張って推理して追い詰めて、と、順調に進んだのになぁ。

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    2025年11月28日
  • 素晴らしき世界(下)

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    ネタバレ

    2025年の38、39冊目は、マイクル・コナリーの「素晴らしき世界」です。レネイ・バラード&ハリー・ボッシュのシリーズ1作目となります。コナリーの産み出した2大ハードボイルド主人公の夢の共演となります。
    人気の無いハリウッド分署でファイルキャビネットを漁っていた男(ボッシュ)をバラードが見咎めた事から始まります。ボッシュは、15才の少女デイジー・クレイトンが殺害された未解決の事件を調べており、2人は協力して事件を調べ始めます。
    相変わらず、ストーリーテリングが上手いです。一見、関係の無いと思われる冒頭の事件が、そういう風に繋がって行くのかと分かった時には、唸ります。
    物語は、このデイジー・クレ

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    2025年10月22日
  • ナイトホークス(下)

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    ハリー・ボッシュシリーズ第1作
    読み応え抜群。複雑に展開していくストーリーにどんどん引き込まれる。
    緻密な構成と人物描写も楽しかった。
    ドラマ版も観てみようかな。

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    2025年07月10日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    おもしろいが、6/17殺人、4/17近親相姦なのは過剰にセンセーショナルでは。ミステリ作家多いからか。

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    2025年07月07日
  • 鬼火(上)

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    ボッシュ・シリーズ22作目。

    ハリー・ボッシュが新人刑事だった頃にパートナーだった先輩のトンプスンが亡くなった。
    葬儀に参列したボッシュは、未亡人から、トンプスンが保管していた事件の調書を渡される。1990年に起きた未解決事件で服役囚が殺されたものだった。
    ボッシュはレネイに協力を求めます。

    ボッシュは、ミッキー・ハラーが担当している事件の被告側調査員も引き受けていた。判事が公園で暗殺された事件である。
    一方、レネイは、テントで暮らしていたホームレスの焼死事件も扱っている。事故死のように見えたのだったが…
    三つの事件が進行し、絡み合う‥?!

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    2025年04月13日
  • 素晴らしき世界(上)

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    マイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ21作目。
    レネイ・バラードとの初共演作でもある。
    前に登録した時に電子書籍だったので、登録しなおしました。

    ハリー・ボッシュは、ロサンゼルス市警に長く勤めた刑事。
    猟犬のように正義を追い求める根っからの刑事だが、やや型破りでもあった。
    サンフェルナンド署では未解決事件を担当し、驚くべき成果を上げている。

    レネイ・バラードは、ハワイ出身の30代の女性。左遷されて深夜勤務についていたのだが。
    ある日、見たこともない男が資料をあさっているのを発見する。
    昔取った杵柄で、ハリウッド署でかって起きた事件のファイルを見るために入り込んでいたボッシュだった

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    2025年04月13日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(下)

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    ネタバレ

    (上巻より)

    依頼者が撃っていないことを証明しようとした画像が
    AIを使って作成されていたので、
    証拠として認められないというハプニングが起きながら、
    わざと法廷侮辱罪を受けるようにして、
    時間を稼ぎをするとはさすが、ハラー。
    もっとも判事にばれてもう一度刑務所に収監されることになるが。

    ただ、依頼者を無実の罪に陥れた保安官補が殺されてしまって、
    ちょっと不完全燃焼。
    二度目の収監でハラーは転換点を迎えたらしい。
    どんな転換になるのやら。

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    2025年01月04日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(上)

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    ネタバレ

    リンカーン弁護士シリーズ。

    ボッシュが警察を退職してしまった今となっては、
    間接的な形でしか事件に関わらないのは仕方がないのだが、
    どうも「敵」である刑事弁護士ハラーとのタッグはちょっと抵抗がある。
    いまだに。

    ボッシュ自身も刑事弁護の仕事には一線を引いていて、
    ハラーの事務所のアソシエイツの頼みで、
    彼女の甥の事件の警察資料を読み込んで内密でアドバイスをしても、
    記者会見には同席しないと断るぐらいには。

    とはいえ、もう登場しないかと思っていたボッシュが登場することは嬉しい。
    ボッシュはハラーのお蔭で癌の治療を受けながら、
    ハラーに届く無実を訴える手紙をの中から一通を選び出す。
    保安官補

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    2025年01月04日
  • 正義の弧(下)

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    正義の弧。
    正義というベクトルは、どんなに悪が蔓延っても最後は弧を描いて正しい場所にたどり着く。

    正義はボッシュである。
    悪は、もちろん犯罪者である。

    2つの未解決事件を軸に物語は進むが、
    未解決事件だからこその難しさと、その事件にはボランティアとして参加している難しさが
    ボッシュを苛立たせる。

    そして正義の弧はラストに思いも寄らぬ弧を描いてたどり着く。

    原題はDesert Star。
    砂漠に咲く花。
    未解決事件の凄惨な現場が砂漠であることにちなんでいるのだろう。

    原題より邦題がこの物語のすべてをひとことで物語っている。

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    2024年11月27日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(下)

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    本作のタイトルは『復活の歩み』という事で、癌を患ったボッシュに復活の兆しがある事、そして、ミッキーが扱った事件で被疑者とされた人が復活することを表しているのかなぁと思っていたんですが、実は実は、物語の最後の最後に、もっと違う“復活の歩み”の兆しが描かれていたというのは、気のせいでしょうか?ってか、その人物の“復活”って何だ?という気もしますが。

    ところで、ボッシュって、この作品上では、もう70歳を超えているんですね。という事は、ミッキ-・ハラーは何歳なんだ?ボッシュの娘のマディもLAPDでのキャリアを進めている様だし、物語の登場人物が移り変わっていくのかもしれませんね。

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    2024年11月21日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(上)

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    ハリー・ボッシュとミッキ-・ハラーが出る作品。

    前作で、ボッシュは被爆してしまう訳ですが、今作では、その治療に取り組みながら、ハラーの仕事をしています。ボッシュは、LAPDやSFPDを退職し、どうやって行くのかと思っていたのですが、何とかうまくやっている様です。ってか、でもやっぱり、これまではハラーの反対側にいたわけですから、なにかと引っかかるところはある様です。

    でも逆に、その警察官としこれまで培ってきたスキルが、刑事弁護士と仕事をする際に、何かと役に立つこともある様です。

    上巻は、物語のほんのとっかかり。きな臭い香りもしてきています。下巻で、どう話が進んでいくのか、期待です。

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    2024年11月17日
  • 正義の弧(下)

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    前作の流れが続くボッシュ&バラードシリーズ。相変わらず常に先が気になるストーリー展開と、一作ごとに成長していく登場人物たち。バラードはついにリーダーとなり、ボッシュは…、ちょっと元気が足りないかな。
    いつも楽しみな訳者解説(あとがき)、ついに「全作翻訳」できたそうで、おめでとうございます。映像作品もまだまだ続くようで、そちらも含めて楽しみです

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    2024年11月13日
  • リンカーン弁護士(下)

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    うーん、流れが良くてすごく考えられてるんだろうなぁ、とは思うけども。でもよ、最後に警察が犯人に気がつくというくだりが理解できないよ。てかみんな付いてってるの?馬鹿なおじさんにも分かるように3行で教えてプリーズ。
    みたいなのもあるけどそこら辺は勢いで無視してまぁ面白かったよ。最終的には主人公もコテンパンでwin-winどころかlose-loseじゃろうがってことだけど、なんか一皮むけた主人公の次回作に乞うご期待って感じよね。

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    2024年10月19日
  • リンカーン弁護士(上)

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    ちょっとダーク・ヒーローみたいで、とても読み応え有り。
    ワクワクドキドキしながら下巻へ。
    超一級品のリーガル・サスペンスだぞ。すげ~

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    2024年10月08日
  • ダーク・アワーズ(下)

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    最も信頼すべき作家であるコナリー先生は、今回も裏切るどころか、期待を上回る物語でした。
    バラードとボッシュの組み合わせは、本当に素晴らしいね。次作にも続くようなので楽しみ。ロス市警の腐敗ぶりが気になるねけどね。
    ドラマシリーズにもバラードが登場を期待。

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    2024年10月03日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(下)

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    サンズの無実を証明する裁判が始まり、ハラーは犯行の再現映像や携帯電話の位置追跡などあらゆる手を尽くす。だが、検察側は意外な証人を用意して、新証拠の採用を認めさせない。ボッシュの証言の反証に立ったのは、ハラーの元妻マギーだった。窮地に陥ったハラーは、さらに法廷侮辱罪で拘束されてしまう!

    今作に限って、珍しく着地点が見えてしまった。それでも読み応えは十分でした。

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    2024年09月29日
  • 復活の歩み リンカーン弁護士(上)

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    無実の罪の服役囚を救い出した刑事弁護士ミッキー・ハラーには、冤罪を訴える囚人からの手紙が殺到していた。元ロス市警刑事のハリー・ボッシュがその選別をし、前夫殺害犯のルシンダ・サンズに目をとめる。凶器が未発見など不可解な点を探り始める二人だが、その矢先、それぞれの自宅に何者かが侵入した。
    リンカーン弁護士シリーズ第7弾!

    いよいよ法廷というところで、下巻に続く。

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    2024年09月27日