マイクル・コナリーのレビュー一覧
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時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未解決事件専門の新部門の責任者となった構図がシリーズに新しい風を与える。
さらにレネイ・バラードは、チームに退職者であるボッシュを迎え入れる。現役を退いてなお未解決事件に挑んできたボッシュの最新のヒストリーに、若き女性捜査官レネイ・バラードの運命を重ねることがシリーズの合体と継続とを奇跡的に成功さ -
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時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未解決事件専門の新部門の責任者となった構図がシリーズに新しい風を与える。
さらにレネイ・バラードは、チームに退職者であるボッシュを迎え入れる。現役を退いてなお未解決事件に挑んできたボッシュの最新のヒストリーに、若き女性捜査官レネイ・バラードの運命を重ねることがシリーズの合体と継続とを奇跡的に成功さ -
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マイクル・コナリー『正義の弧 (下)』講談社文庫。
レネイ・バラード&ハリー・ボッシュ共演作の第4弾。マイクル・コナリーの37冊目の長編。
全ての高みを極めた現代ハードボイルド小説の最高峰。
シリーズの終焉を予告するようなラストには驚いた。31年間続くシリーズもいよいよ終わりの時を迎えるのか。
マイクル・コナリーとの出会いは扶桑社ミステリーから1992年刊行の『ナイトホークス』である。以来31年間、新刊が刊行される度に読んでいる。まさかハリー・ボッシュが登場する作品がここまで続くとは思わなかった。70歳のヒーローというとハリー・ボッシュの他にはスティーヴン・ハンターのスワガー・サーガに -
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マイクル・コナリー『正義の弧 (上)』講談社文庫。
レネイ・バラード&ハリー・ボッシュ共演作の第4弾。マイクル・コナリーの37冊目の長編。
時代の流れと共に警察捜査の手法は変わり、DNAの検出や比較、遺伝子系図学調査までが容易になった。そんな時代の流れの中でも、70歳になったハリー・ボッシュは刑事であり続ける。
もはやマイクル・コナリーの名人芸と読んで良いくらいの高みを極めた現代ハードボイルド小説の最高峰。
ロス市警の未解決事件班の責任者となったレネイ・バラードは、ハリー・ボッシュがロス市警でやり残した一家4人が殺害されたギャラガー事件の捜査をちらつかせ、ボッシュをチームに引き入れる -
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ハリー・ボッシュ・シリーズ20作目後半。
ロス市警を退職後、サンフェルナンドで予備刑事となり、次々に未解決事件を解決していたボッシュ。
30年前にボッシュが逮捕した死刑囚が、冤罪であったという証拠が新たに現れる。
当時、ボッシュが捏造したと疑われ‥?
(ありえない、って!)
一方、サンフェルナンド市警の管轄内でも事件が。
ボッシュは、潜入捜査に赴くことになります。
制約がありつつも腕を活かしていたボッシュ。
ロスでは犯罪者には有名だから潜入捜査などできなかったが、痩せた風貌でやや老いてきた今は、適役らしい?
捜査途中で出会った中毒患者に対しても、これまでとはやや違った対応を見せる。
とい -
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ネタバレボッシュ&バラードの第四弾。
長年続いてきたシリーズだが、
COVID-19やマスクが登場する時が来るとは思わなかった。
マスクをする、しないにナーバスになっているのは、
アメリカの現実を反映しているのだろう。
なんだろう、例えば防護服を着て街中を歩けと言われているぐらい、
アメリカ人にとってマスクは違和感があったり、
抵抗感があることなんだろうか。
年越しパーティで空に向かって発砲するお祝いの最中に、
元ギャングの銃弾で死ぬ。
バラードがやる気のない臨時の相棒と現場にむかうが、
事故ではなく殺人とわかり、
薬莢はボッシュが昔担当した事件に導く。
バラードはこの殺人事件を担当するよう上司