マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • ブラックボックス(下)

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    2023.05.27
    最後は少しご都合主義のにおいがするも、ストーリー全体としては「息もつかせぬ」
    ボッシュのような一匹狼はやはり現実には難しいのではと改めて思いながら読み終えた。

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    2023年05月27日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(下)

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    一気に読み終えた。相変わらず読ませる。
    著者はコンスタントに作品を発表しているが、翻訳もハイペースで出るのが嬉しい。

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    2023年05月04日
  • 終決者たち(下)

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    上下巻のうち前半80%くらいは面白いような、面白くないような構成。ラストスパートの展開に読み応えあり。

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    2023年03月19日
  • ブラックボックス(上)

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    久々に面白い。娘といる時は相変わらずのダメ親父だけれど展開は流石だ。
    あと個人的にも嫌な奴だと分かったし今後もヒーローとして読む事は無いな。

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    2023年03月09日
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(下)

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    これは面白い法廷物語。ハラーの物語の中でも屈指だ。なのに何故こんなにガッカリしているのだろう。いつものことだが。
    ハラーは結局、殺人者を無罪の評決に勝ち取る。後味は悪いがこれが小説か。
    モヤモヤを残したまま物語は続いて行く。

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    2023年02月23日
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(上)

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    相変わらず面白い。但し何故いつも主人公は、娘に捜査情報を漏らすのか?こんな奴に司法担当職員の資格は無い。
    また住宅保護ローンの社会的問題について長尺で娘に話している。
    アメリカの弁護士ってこんなもんなのか。
    少なくともハードボイルドでは無いな。
    但し法廷論争は面白い。クライマックスは下巻に引き継がれるが。

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    2023年02月16日
  • レイトショー(下)

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    この方の本を初めて読みましたが、どうやらボッシュシリーズが有名らしく、ドラマ化までされていて、知らなかったことが恥ずかしくなりました…

    最近、女性が主役の刑事ものを結構読んでる気がする。
    とても真面目で、素敵な女性だと思いました。
    事件にも真摯に向き合って、絶対に解決しよう!という情熱もあり。
    でも、1人で行動することが多く、ハラハラしたり、心配しちゃう場面も多かったわよ!
    終わった時、本当にほっとした。

    ボッシュシリーズ、読んでみたいと思います。

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    2023年02月11日
  • 汚名(上)

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    ハリー・ボッシュ・シリーズ、20作目。
    元ロス市警の凄腕の刑事で、退職後は郊外のサンフェルナンド市警の予備刑事になっています。

    未解決事件捜査に活躍しているボッシュのもとに、昔のパートナーだったロス市警のルシア・ソトがやってくる。
    検事補と今のパートナーの刑事と一緒で、ボッシュが30年前に逮捕した連続殺人犯プレストン・ボーダーズに関して、あらたな証拠が出たという。
    DNA捜査が未熟で証拠として認められなかった時代のことだが、今回の発見で、当時ボッシュが違法行為を行ったという疑いがかかったのだ。

    DNAという動かしがたい証拠。
    ボーダーズの弁護士ランス・クローニンはボッシュが証拠を捏造したと

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    2023年02月01日
  • 死角 オーバールック

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    ボッシュは相変わらずの偏屈野郎だが今回は面白かった。テロに見せかけたFBI職員の情事殺人事件。
    ストーリーは素晴らしい。
    2時間ドラマ二本立てにしたら最高だろう。

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    2023年01月19日
  • 潔白の法則 リンカーン弁護士(上)

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    コロナ禍の背景が入ってるのがいい。ハラーの元依頼人の死体がハラーの車のトランクで見つかり、ハラーの殺人容疑での裁判が始まる。ハラーが被告なのが面白い。ケンドールやボッシュも登場とファンが嬉しい要素ある。前に登場した組織犯罪の人物が怪しいというのもシリーズファンには面白い。

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    2023年01月09日
  • 天使と罪の街(上)

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    ジェフリー・ディーヴァーの読後感に似ている。展開と、スピード感と乾いた感じ。
    アメリカのハードボイルドは奥が深い。

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    2023年01月07日
  • 天使と罪の街(上)

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    本題と関係無いが、退職者復帰プログラムの適用を受け、3年弱の私立探偵からLAPD・RHDに復帰できるかがわかる。

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    2023年01月04日
  • ダーク・アワーズ(下)

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    レネイ・バラードとハリー・ボッシュのコンビ第三弾。発砲事件と女性への暴行事件。その二つを捜査する。発砲事件の証拠から以前ボッシュが担当した未解決事件だとわかりコンビを組む。そこから二人で動き出す。ただ思うように捜査ができない実情とロス市警の限界を感じるバラードの迷い。その中である出会いをきっかけに生活に落ち着きがきたり、少し心が晴れるようなことがあったりするのは今後の展開にも影響してきそう。組織の命令に背く姿が若い頃のボッシュを思わせるようでとてもいいコンビ。次作は今作の直接の続編ということで待ち遠しい。

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    2022年12月29日
  • ダーク・アワーズ(下)

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    マイクル・コナリー『ダーク・アワーズ(下)』講談社文庫。

    マイクル・コナリーの36作品目。ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演作の第3弾。

    終盤のレネイ・バラードの活躍は面白い。しかし、そこに至るまでのまどろっこしい展開はどうにも。ボッシュはあくまでも脇役に過ぎず、何とも勿体無い。

    サーファーのバラードを主役にするなら、ドン・ウィンズロウのダニエル・ブーンのようにサーフ・カルチャーをベースにした展開にしても面白かったようにも思う。

    年越しの晩に起きた射殺事件を巡り、バラードはボッシュの協力を得て、動機の解明につながるギャング団の内通者と接触するが、同時に警察組織の暗部に触れてしまう。

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    2022年12月29日
  • ダーク・アワーズ(上)

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    マイクル・コナリー『ダーク・アワーズ(上)』講談社文庫。

    マイクル・コナリーの36作品目。ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演作の第3弾。10年前の事件が再びハリー・ボッシュとレネイ・バラードとを結び付ける。

    若い頃のボッシュならば様々な制約など物ともせず、がむしゃらに事件捜査に邁進したのだが、引退した身分ではそうも行かず、ストーリー展開がまどろっこしい。

    深夜勤務専門刑事のレネイ・バラードはミッドナイト・メンと呼ばれる2人組のレイプ犯を追って大晦日の警戒態勢に入っていた。すると年越しの瞬間に銃による殺人事件が発生し、薬莢から10年前の未解決事件で同じ銃が使われていることが判明する。そ

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    2022年12月29日
  • ダーク・アワーズ(下)

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    自身の信じる正義を全うするためには法律の一線を越えることも厭わない危うさがハリー・ボッシュにはあった。そしてそれはレネイ・バラードにしっかり受け継がれている。ロス市警を辞め病気の再発も心配されるボッシュは一歩下がって「静」、「動」の役割を果たすバラードと絶妙な役割分担でで二つの事件の真相に迫っていく。いまひとつ後味の悪いエンディングは次回作に持ち越されるらしく、ますます6か月後の次回作が楽しみ。

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    2022年12月25日
  • 終決者たち(下)

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    久しぶりのボッシュシリーズ傑作だ。
    警官に復帰したボッシュは17年前の女子高生殺人事件を追う。
    ライダーとのコンビは流れも良く変な膠着は無い。ボッシュは妻と子供が絡むと途端に偏屈なジジイになってしまうので心配だった。

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    2022年12月25日
  • ダーク・アワーズ(下)

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    二人組のレイプ犯(ミッドナイト・メン)も同夜に犯行を重ねており、バラードは忙殺される。射殺事件でボッシュの協力を得た彼女は、動機の解明につながるギャング団の内通者に接触しようとする。だが、その行動から彼女は警察の暗部を敵に回してしまった――。ボッシュとバラード、孤高の二人が夜のロサンジェルスを駆け巡る。
    ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第3弾。

    36冊目の長編作品。報道されているロス警察の腐敗、そしてコロナ禍の影響は、小説の形で後世にも残り続ける。

    翻訳のペースが本国にとうとう追いついたのは喜ばしいことだ。

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    2022年12月24日
  • ダーク・アワーズ(上)

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    ブラック・ライヴズ・マター運動がロス市警にも逆風となった2020年。
    深夜勤務刑事のバラードは二人組のレイプ犯(ミッドナイト・メン)を追って大晦日の警戒態勢に入っていた。年越しの瞬間に銃による殺人事件が発生し、薬莢から10年前の未解決事件で同じ銃が使われていることが判明する。その担当は現役時代のボッシュだった。
    ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第3弾。

    バラードの台詞の語尾が、ところどころ気になる。あとは安定のリーダビリティ。下巻に続く。

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    2022年12月22日
  • 終決者たち(上)

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    未解決の少女殺人事件を追うブッシュとライダー。3年ぶりに市警に戻ったが相変わらずの切れ者だ。
    今回はブッシュの家族が殆ど出ないのでいつものぐだぐだは少ない。
    下巻が大いに期待が持てるので楽しみだ。

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    2022年12月18日