マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 汚名(下)
    (上巻より)

    高齢だからという理由で潜入捜査に選ばれたのは不本意だが、
    飛行機で連れ去られるボッシュの潜入捜査は面白かった。
    後半はハラ―が活躍して面白かったが、
    法廷ものになってしまってちょっと残念。
    あと、追いかけていた未解決事件があっさりと解決してしまったのも。

    ハラ―がサンドイッチをブリ...続きを読む
  • 汚名(上)
    ハリー・ボッシュのシリーズ。

    ロスアンゼルス警察を離れ、
    小さな警察署で未解決事件を捜査しているボッシュ。
    そこへかつての相棒が
    ボッシュが昔の事件で不正をしたのではないか、
    という疑いとともにやってくる。

    その直後に地元の薬局で二人が射殺された事件が発生。
    犯人を追ううちに、潜入捜査をすること...続きを読む
  • 訣別(下)
    刑事の立場と私立探偵の立場が並行して進行する今作。めちゃくちゃ面白い。ボッシュシリーズのテンポの良いストーリー展開が今作でも変わらない。レイプ事件と後継者探し、どちらも最後はいいオチに終わって良かった。刑事の相棒も生きてて本当に良かった。ボッシュがフルタイム刑事として復帰する次回作にめちゃ期待してる...続きを読む
  • 汚名(下)
    近年のコナリーは良作が続く。本作が見事なのは、いくつかの事件・プロットが並行して進み、かつボッシュを中心とした人間関係のドラマも複数入っているしと、盛り沢山な内容にも関わらず、消化不良に陥っていないし、うんざりするような冗長さもないところである。本作の筋立ては、視聴済みのドラマ版BOSCHの中で使わ...続きを読む
  • 訣別(上)
    安定の面白さゴミある。今作のボッシュはストーリーが変わって新鮮味がある。私立探偵としての後継探しの依頼と嘱託刑事で殺人事件ではない婦女暴行事件の捜査が同時進行する今作がこれまでと比べ新鮮味がある。捜査における詳細の社会描写と警察組織の具体的な描写は今作も健在で非常に良かった。依頼人が死亡するという驚...続きを読む
  • 汚名(下)
    未解決事件の捜査をしているボッシュ。三十年前に逮捕し服役している死刑囚に新たな証拠が出た。ボッシュが証拠を捏造したと疑われる。元同僚からの疑いの目、完全と思われるビデオ。それと同時に起こる別の事件。そこにある正義と欲、欺瞞。ボッシュの過去と現在を結ぶ事件。潜入捜査の緊張感と過去の事件の裁判の展開の面...続きを読む
  • 汚名(下)
    マイケル・コナーズの本は当たり外れがない。今度の本も、特に後半(下)は手に汗にぎる活劇と、息詰まる法廷でのやり取りが圧巻だ。前半(上)はそれに至る過程で、徐々に読み手の期待を盛り上げて行く。ハリーとハラーの異母兄弟の連携も見事だ。前作まで親娘の関係がギクシャクしていたが、本作でそのしこりも解消した様...続きを読む
  • 汚名(下)
    65歳を過ぎたハリーに潜入捜査をさせるなんて、ほぼ同じ年齢になった著者コナリーの飽くなき意欲を感じます。そのエピソードを含め、盛りだくさんで贅沢すぎる内容。ハラーも相変わらずでファン冥利に尽きる作品。今回、次作への期待を煽るお約束のあとがき(by古沢さん)がないことだけが残念。ますます次の翻訳が待て...続きを読む
  • レイトショー(下)
    レネイ・バラード。新しいヒーローの誕生です。

    これだけの能力がありながらも、女性である事に起因するある事が理由で、深夜勤務のシフトに入れられてしまっている。でも、自分自身の実力で、事件を解決に導くのは素晴らしいです。

    受け売りですが、女性が男性社会で認められるには、男性の何十倍も努力して、何十倍...続きを読む
  • レイトショー(上)
    レネイ・バラード。ボッシュシリーズの新しい登場人物です。

    今回はレネイの初登場なので、ボッシュは出てきませんが、これからシリーズが進むしたかって、ボッシュとの辛みに期待です。

    上巻は、物語の立ち上がり。下巻で、どう事件を解決していくかも期待です。
  • レイトショー(下)
    マイクル・コナリーによる新主人公のシリーズ第1作。女性であることとレイトショーと呼ばれる深夜勤務の特徴を活かした良作。結末の意外性も流石。
  • 訣別(下)
    (上巻より)

    ミッキー・ハラ―の助けを得ながら、
    人探しと暴行事件を追うハリー。
    大金がかかっているせいか、
    どうしても大富豪の子供探しの方に関心がむいてしまう。
    大金がかかっている以上、
    受け継ぐ者たちが危険にさらされるのでは無いのかと、
    はらはらした。

    ハリーの活躍は相変わらずで面白いが、
    ...続きを読む
  • 訣別(上)
    言わずと知れたハリー・ボッシュ。

    どうも前回のラストが思い出せないが、
    ボッシュがロスとは別のところで、ボランディアでとはいえ、
    「警察」を続けていてほっとした。
    しかも、私立探偵の免許も持っているとは、
    ミステリーとしては素敵すぎる。
    権利の濫用にならないよう苦労しているが。

    またもや家族の再...続きを読む
  • 暗く聖なる夜(下)
    読みやすかった。結末のどんでん返しが面白い。沢山のシリーズを読んでいるが飽きがあまり来ない。電車の中で読むのには丁度いいですね
  • レイトショー(下)
    マイケル・コナリーの新しいヒロインの登場である。題名「レイトショー」というのは、ロス警察内の隠語で、深夜担当勤務の刑事のことで、原則として警察内部で何らかの問題を起こすと、追いやられることとなる。主人公レネイ・バラードは、ある事で上司を告発してそれが不発に終わったため、レイトショー担当にされた。深夜...続きを読む
  • レイトショー(下)
    新シリーズ。深夜勤務(レイトショー)の女性刑事バラード。これまでの男性主人公のシリーズとは違い女性の視点として進むのが新鮮であるということと、危険な捜査に立ち向かう、踏み込んでいくという姿、粘り強く捜査する姿がとても魅力的。警察内でのバラードの立ち位置、上司との対立や仲間への思い。一作目でまだまだ見...続きを読む
  • レイトショー(下)
    ある夜、女装男性が酷い暴行を受け、昏睡状態に。独自捜査を進めるバラードだが、同夜ナイトクラブでの銃撃事件に駆り出される。ロス市警内部の闇と闘い、身の危険にさらされながら二つの事件の真相に辿り着く。邪悪極まりない男たちに敢然と立ち向かうタフで優しき女性刑事の姿に胸が熱くなる新警察小説。

    新シリーズ...続きを読む
  • レイトショー(上)
    ロス市警女性刑事レネイ・バラードはハワイ出身、三十代独身。上司とぶつかりハリウッド分署深夜勤担当刑事に。レイトショーは警察内隠語深夜勤を指す。初動捜査はできても本格的捜査は昼勤の刑事に委ねなければならないという制約のある中、使命を果たそうと苦闘する。新シリーズにしてニュースターが誕生!

    マイクル...続きを読む
  • レイトショー(下)
    「60歳を過ぎた作者が新たなキャラクターを創るなんて」と不安に感じたファンもいるのでは。かく言う私もその一人でした。結論、まったくの杞憂。というかむしろ傑作。主人公の造形とスピーディーな展開に引き込まれます。白眉は、下巻2/3くらいの上司とのやりとり。思わず喝采でした。コナリー最新4作のうち3作に登...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    アメリカの書評で話題だったので気になっていましたが、和訳が出たので早速読みました。これを手に取るのはやっぱりみんなホッパー付きの人だと思うのだけれど、私もその一人で、で、読んでいる中で、お、と思うタイミングでホーッパー作品が出てくるので読んでて心地よかったです。いろんな作家さんの短編小説が入っていて...続きを読む