マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 証言拒否 リンカーン弁護士(下)
    敏腕弁護士名に違わず、依頼人の利益を最大限に守ったわけですが、最後が衝撃的ですね。ハラーが、検事長に立候補する気持ちもよく分かります。良心に目覚めたのかも。
  • 真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上)
    リンカーン弁護士シリーズ二作目。そして、著者のもう一つのシリーズの主人公である、ハリー・ボッシュが登場します。

    前作の最後で、ミッキーは銃撃を受けたのですが、その後、ジャンキーにまでなってしまっていたんですね。まぁ、アメリカでは、鎮痛剤の多用で、ジャンキーになってしまう例が少なくないと言われていま...続きを読む
  • リンカーン弁護士(下)
    顧問弁護士が居ながら、何故自分に依頼してきたのか、わかったのは、依頼人による罠にはまった後ですが、その後の生き残りを賭けた逆転劇は見事。

    アメリカの司法制度に関わる部分もあり、日本との違いを感じますが、逆に言うと、これぞアメリカの法廷劇という感じです。

    面白いのが、離婚した妻とも意外に良い関係を...続きを読む
  • 燃える部屋(下)
    ハリー・ボッシュ・シリーズ最新刊。相変わらず、とても現実味のあるLAPDを舞台とした話。このシリーズは全部面白いので全てお勧めだが、主人公がリアルタイムで年を取っていくため、できれば古い本から読むのをお勧めします。昔の話や昔の出来事がその後の話に出てきて、ハリー・ボッシュの警官人生をそのままなぞるこ...続きを読む
  • 燃える部屋(上)
    ハリー・ボッシュ・シリーズ最新刊。相変わらず、とても現実味のあるLAPDを舞台とした話。このシリーズは全部面白いので全てお勧めだが、主人公がリアルタイムで年を取っていくため、できれば古い本から読むのをお勧めします。昔の話や昔の出来事がその後の話に出てきて、ハリー・ボッシュの警官人生をそのままなぞるこ...続きを読む
  • 贖罪の街(下)
    ハリー・ボッシュシリーズ18作。元警官となってしまったボッシュがミッキー・ハラーから依頼を受ける。でもそれは警察を裏切る行為。それでもそれ以上に大切なこと、守らなくてはいけないもの。そこにボッシュの信念が感じられる。バッジを使えない窮屈さと一人で自由に動き回れるというふたつを感じられる。一度きりとは...続きを読む
  • 贖罪の街(下)
    ボッシュシリーズは、二転三転するプロットやドンデン返し、アクションシーンが面白くって、やめられない。
    毎回読み終わって思うけど、次回作品が楽しみ。
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(下)
    住宅ローン未払い 差し押さえ案件 シングルマザー 銀行副社長撲殺事件 無罪の主張 凶器の発見 身長差 犯行可能か? マフィア 別の容疑者 証言拒否 合理的疑い 無罪判決 勝利パーティー 風船 犯行可能だ!! 真実 失踪した元夫
  • 贖罪の街(下)
    容疑者フォスターは更生した元ギャング。刑事弁護士に協力するのは警察官仲間には裏切り行為と見られることから協力を渋っていたボッシュだが、事件に興味を抱きハラーの陣営に加わった。謎の悪徳警官二人組がことごとく事件調査に介入し妨害をはかり、真相に迫ろうとするボッシュに次々と危機が襲いかかる。

    バッジが...続きを読む
  • 贖罪の街(上)
    ボッシュはロス市警退職を余儀なくされ、異母弟のリンカーン弁護士ミッキー・ハラーを代理人に立てロス市警への異議申し立ての訴訟をおこなっている。二〇一五年二月に、女性公務員が自宅で強姦の上、撲殺された。被害者の体に残された精液のDNAが合致し逮捕されたのは、ハラーの古くからの顧客だった。

    シリーズ第...続きを読む
  • 罪責の神々 リンカーン弁護士(上)
    リンカーン弁護士シリーズ。

    前作でミッキーが地区検事長選挙に出ると言い出し、
    悪を救ける弁護士だったはずのに、どうするだろうと思っていたら、
    選挙には敗れ、悪者を無罪にした結果家族との絆も失い、刑事弁護士に戻っていた。
    ちょっと可哀想。

    裁判のための、法廷内外での駆け引きはさすが。
    追加の証人リ...続きを読む
  • 罪責の神々 リンカーン弁護士(下)
    (上巻より)

    とはいえ、日本の読者としては、ミッキーが寿司屋に行くところに釘付けだろう。
    レインボーロールとか、生魚なしとか、ワサビなしとか、
    寿司初心者ぶりにちょっとがっかりした。

    それに加えて、ミッキーのトレードマークでもあるリンカーンの運転手が、
    敵の攻撃で亡くなってしまったのは残念だった...続きを読む
  • 燃える部屋(上)
    ハリー・ボッシュ・シリーズ。

    いよいよ定年延長制度の最後の年を迎えているハリー、
    政治がらみの殺人事件だけでなく、
    相棒の新米女性刑事の過去にかかわる事件も追うことに。

    二つの事件共に解決に向かいそうながらも、
    終わりそうにないところを、
    急転直下のラストにもっていくところはさすが。

    でも全体...続きを読む
  • 燃える部屋(下)
    (上巻より)

    作中に出てきた、
    刑事たちが出張先の食事や宿泊先を記してきたバイブルは実在するのだろうか。
    いかにもありそうな話だけど。

    そして、退職直前で停職処分になってしまったことも衝撃的だったけど
    (話の展開がうまいと言うべきか)、
    巻末特別エッセイで語られた、
    著者のミステリー作家になった...続きを読む
  • 燃える部屋(下)
    シリーズ25周年だそうだ。もうそんなになるのか~。当初の暗い熱気や一時期の派手な展開はないが、警察小説として安定した面白さがある。新人の女性刑事が登場したせいもあってか、新鮮な気持ちで楽しめた。今回はボッシュのラブアフェアもなし(なくていいよといつも思う)。さて次作でのボッシュはまだバッジをつけてい...続きを読む
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(下)
    (上巻より)

    車を事務所にしているスタイルが好きだったので、
    事務所をもってしまったのはちょっと残念。
    アソシエイトも雇って、再婚も積極的に望んでいて、
    なんだかハラ―のまわりが変わってきたな~、と思ったら、
    地区検事長に立候補するとは。
    さらに残念。

    それにしても、
    風船を使った殺人のトリック...続きを読む
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(上)
    リンカーン弁護士シリーズ。

    刑事弁護士のリンカーンが背に腹はかえられず、
    住宅ローンの差押の民事を取り扱いはじめた。
    その依頼人が住宅ローンを貸し付けている銀行の副社長を殺したと
    警察に逮捕される。

    当然のごとく、弁護を引き受けるリンカーン。
    逮捕された瞬間から、警察や検察を相手に駆け引きすると...続きを読む
  • 燃える部屋(下)
    ボッシュものの最新邦訳。ストーリーと展開は相変わらず巧みで、過去の2つの事件の捜査が絡み合いながら進んでいく中、警察署内の軋轢や政治との関わり等、初期の作品を思わせる雰囲気を感じて、何となく懐かしい気持ちでページをめくっていた。そして、感傷とも寂しさとも違う何とも言えない荒涼とした清々しさのある読後...続きを読む
  • リンカーン弁護士(下)
    暴行事件 資産家の息子 無罪の主張 監視カメラのDVD 凶器のナイフ 過去の事件との共通点 無実の服役囚 調査員殺される 銃の紛失 かけられた嫌疑 依頼人の殺人告白 秘匿特権 法廷 検察の失策 勝訴 ドンデン返し 殺人の真犯人
  • ブラックボックス(上)
    当代最高のハードボイルドと言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズ。
    20周年の記念となる作品。

    2012年、定年延長でロス市警の未解決事件班にいるボッシュ。
    1992年の外国人女性の事件を扱うことになります。

    当時、黒人青年を暴行した警官が無罪になったのを発端としてロサンジェルス暴動が起きて、街は...続きを読む