マイクル・コナリーのレビュー一覧
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ネタバレボッシュシリーズはアマプラでドラマを見て以来、時系列を無視して適当に読んでいる。
今回は以前読んだ「天使と罪の街」の後の物語。
その物語の最後の方で、かつての相棒であったキズミン・ライダーからの電話でロス市警復帰を強く促された。
当作上巻はその話を受けてロス市警に復帰した初日の話。
殆どが朝7時から真夜中まで、巻末が翌日の朝。
いやあボッシュ、飛ばすなあ。
この頃は54歳くらいか?
事件は1988年に起こった黒人と白人の混血少女の殺人事件。
過去の事件記録を読んでキズミンと捜査方針を決めて精力的に関係者に会いに行く。
このシリーズも大体のパターンがあって、
ボッシュと相棒、上層部の敵役、直属 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連続強姦犯人の生体情報を得られるかもしれない覆面と手袋を入手して、更に盗難車情報から車のキーを現場に落としたのでは?との推理をしたボッシュ。
しかし大富豪の末裔探しが佳境になっており手が離せない。
相棒女性刑事に任せたところ連続強姦犯に拉致された模様。
署内総出で探し、そこで気づいた犯人像。
そいつの家で色々あって、さすが修羅場を潜り抜けたボッシュ、サイコパスなクソ野郎に銃弾を浴びせる。
躊躇いなく撃てるっていうのもボッシュならでは。
こっちが一段落したと思ったら大富豪の死因が殺人だということで二人の刑事の訪問を受ける。
この刑事達との駆け引きもボッシュならでは。
彼等を手玉に取りながら与え -
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ネタバレボッシュシリーズ最新刊
予算が切り詰められた小さい署で無給の刑事と私立探偵をやっている66歳のボッシュ。
娘は大学生、家を出て一人住まい。
ある日かつての嫌いな上司の天下り先に呼ばれたボッシュ、嫌々訪問する。
元クソ上司から大富豪からの依頼を紹介され翌日に赴く、この辺はチャンドラーの「大いなる眠り」っぽい話になるかと思ったが、大富豪との会談はあっさりしたもの。
10代の頃、妊娠させた女性が居るので係累を探して遺産を相続させたいとのこと。
いつものようにボッシュは他にも事件を抱えていて、それは連続強姦犯。
どっちも精力的に追っかけて行くのだが、職場の嫌な上司、意欲的な女性相棒、無能な同僚など周 -
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ネタバレ20年前のロス暴動の際に路地裏で射殺されたデンマークの女性ジャーナリストの未解決事件を追うボッシュ。
検挙数字や自分の成績しか考えず干渉してくる新任の警部補。当初はギャングが使った銃から、ストリート絡みかと思われたが、湾岸戦争の時の戦争犯罪を取材していた。
しかし捜査の前途に暗雲が漂う。それに抗った報いで内部監査からの調査にかけられてしまう。
このボッシュの捜査にかける情熱、周りを巻き込む執念と秘密主義。こういった事から一部からは否定的なリアクションを招いてしまう。
娘を思う気持ちの強さと、それゆえ娘との摩擦や前作で知り合ったハンナとの関係など、濃い人生だなあ。
まあ薄かったら物語にならない -
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ネタバレレイチェルとともにポエットを追うボッシュ。
住処を突き止めたが大きな爆発によりポエットの生死は不明。
怒り狂う上司を制して捜査に留まり続けるレイチェル。
ポエットの次のターゲットを見破ったボッシュと嵐の中ポエットを追う。
氾濫する河の中での死闘の末にポエットを仕留めるボッシュ。
犯人も死んで事件解決、、、なのだが
ポエットを追い詰めた時のやり取りの中でレイチェルの嘘を見破ってしまったボッシュ。
なんとなく良い仲になりつつあったがあっけなく破局な感じでエンド。
ボッシュ、元気だな。
ボッシュシリーズ面白い!
マイクル・コナリーすげえな。 -
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一般人は警察に平和を守れとか犯罪をなくせとか
いろいろ言うくせに、その対価を払うのにはきわめて後ろ向きで、警察の不祥事みたいなのにはものすごい不満を言うし、誤認逮捕やらなんやら、本当に手厳しい。
そういう嫌なものは見ずに蓋をしてしまいたくなる感覚って、なんか日本人っぽいのかな?と思ったけどその感覚は日本でも米国でも同じなんだなぁ、と。警察が、なんと都合の良い、と思う気持ちも分からんでもない。
まぁでもそれが庶民だよねぇ。
そしてこの本はその庶民の代弁者であるチャンドラーさんの話であって、妙になよなよしたり気弱なところがあるボッシュさんは責め立てられるMの立場で、心の中ではもにょもにょ言いなが -
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ハリー・ボッシュ・シリーズ19作品目。前作も面白かったが、コナリーもさすがと言うかしぶといと言うか(失敬)、本作品も甲乙つけがたい面白さ。
連続暴行犯の意外な犯人像を経ての息詰まる対決も面白かったが、今回の読みどころは私立探偵としてのボッシュだろう。少ない情報から糸口を見出し、そこから紐解いていく秘められたドラマが秀逸。じっくりと事件を追及する展開に隠された家族の物語がいい具合に絡んで、どっしりとした厚みとなってストーリー全体を支えている。刑事であろうが探偵になろうが、シリーズとしての世界観や雰囲気は損なわず、謎解きも緊迫感も相変わらずのハイレベルなのが嬉しいのよね。
無難な着地に若干物足 -
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エドワード・ホッパーという画家がいる。現代アメリカの具象絵画を代表する作家で、いかにもアメリカらしい大都会の一室や田舎の建物を明度差のある色彩で描きあげた作品群には、昼間の明るい陽光の中にあってさえ、深い孤独が感じられる。アメリカに行ったことがないので、本物を目にしたことはないが、アンドリュー・ワイエスと同じくらい好きなので、ミュージアム・ショップでカレンダーを買って部屋の壁にかけている。
深夜のダイナーでカウンターに座るまばらな客を描いた「ナイトホークス」に限らず、ホッパーの画には、その背後に何らかの物語を感じさせられるものが多い。作家のローレンス・ブロックもそう考えた一人だ。彼は、これは