マイクル・コナリーのレビュー一覧
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リンカーン弁護士ミッキー・ハラーもの。今回はハラー自身が殺人犯として逮捕されてしまう。拘置所で殺されかかったり、絶体絶命のピンチに陥りながら、容疑を晴らすべく自身の弁護を行っていくことになる。丁々発止の法廷劇、サスペンスたっぷり、いつもながらコナリーは読ませるなあ。
ボッシュも少しだけ出てくる(特に活躍はしないけど)。で、やっぱり私は断然ボッシュ派なのだった。ハラーに協力し、裁判のために周辺調査を行っていたボッシュが、ハラーにこう言う場面がある。「俺は犯罪者のためには働かない」。これは、ハラーの無実を信じているという言明であると同時に、刑事弁護士として「犯罪者のために働く」ハラーへの痛烈な一 -
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ネタバレ(上巻より)
監獄からわざと海外逃亡を匂わす電話をかけて、
検察を罠に陥れ保釈を勝ち取ったり、
陪審員選びの際に、
調査員からのメッセージをこっそり受け取ったり、
付箋を入れ替えてわざと検察に盗み見させたりと、
ハラーらしいやり方は面白かった。
ただ、FBIが捜査中の事件を引っ掻き回されたくない、という理由で、
控訴が取り下げられた、という結末にはちょっと納得がいかない。
ハリーのガレージで見つかった殺人の証拠の謎も解けてないし。
コツコツとヒットを飛ばし点を稼いでいたのに、
大雨でノーゲーム?
サヨナラ満塁ホームランで逆転勝ちしてほしかった。
コロナの状況が描かれたり、
「証言拒否」の -
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ネタバレリンカーン弁護士シリーズ。
警官に車を止められ、
トランクから遺体が発見されてしまったハラー弁護士は
殺人の裁判の間、監獄に収監されていた。
さすが刑事弁護士というべきか、
金を払って監獄の中での身を守ってもらっていた。
とはいえ、裁判所への往復のバスの中で、
襲われてしまうが。
最初、監獄にボッシュが現れないことにイライラした。
今までの関係から、
当然、異母弟のハラーの危機を救いに来るだろうと思っていたから。
もちろんボッシュは殺人事件の調査に参加するが、
その際に、
ふたりがお互いに監獄にいる自分を見られたくなかった、
見たくなかったと言い合っていた。
自分には男同士の気持ちがわか -
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マイクル・コナリー『潔白の法則 リンカーン弁護士(上)』講談社文庫。
リンカーン弁護士ミッキー・ハラー・シリーズの第6弾。
2020年の作品。このシリーズにもコロナ禍が描かれることになろうとは。
相変わらずリーダビリティーは高いが、ストーリーはありふれているようにも思う。下巻を読まないとこれ以上の評価は出来ないが……
ミッキー・ハラー最大の危機にハリー・ボッシュや元妻、元カノ、仲間が集結し、ハラーの容疑を晴らそうと奮闘する。誰がやったのかを証明することが潔白の法則ということか。
あろうことかミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕される。ハラーのリンカーンのトランクから見知らぬ男の射殺体が見 -
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上巻の巻頭にタイタス・ウェリヴァーに対する謝辞が述べられているけど、読み進めながらも完全にイメージはボッシュ=タイタスがイキイキと動いてるよ。
それにしてもミッキー、ハラーが弁護する被告人のDNA鑑定を覆す裁判シーンとか、引退したギャングをバラードとSWATが捕獲する現場とか、そこだけ切り取っても立派な短編のように抜群に面白いのは、本当に感心する。
バラードとボッシュのチームも見事に動き出したし、69歳になったボッシュにはまだまだ活躍してもらいたい。
エンジェルフライト(ケーブルカー)のシーンとか、ドラマがらみで映像が浮かんでくるのがうれしいな。4.2 -
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ネタバレ感想は下巻でと書いたのにすっかり忘れていた。
そうかボッシュは65歳になったのか。
アマプラで観るようになって読み始めたシリーズだけど、いつか終わる時がくるのだろうか?
まだまだ読んでみたいシリーズ。
作品紹介・あらすじ
当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊! ボッシュ刑事物の最新作は、前作『訣別』同様、ボッシュに関わるふたつの事件を平行して描く。ボッシュが陥る二種類の危機(潜入捜査における現実的な死の危険と、捜査官としての名誉が汚される危機)を迫力たっぷりに描きだし、またしても抜群のページターナーに仕上がっている。特に前者の潜入捜査では、何度も死の