マイクル・コナリーのレビュー一覧

  • 転落の街(上)
    ボッシュが担当している未解決事件でレイプ殺人事件の容疑者のDNAに当時8歳の男の子が該当し、捜査を割り振られた直後に、ロス市警OBの市議の息子の転落死の捜査を指名されて、2つの事件の捜査が同時しながら、物語が進行する。
  • ラスト・コヨーテ(下)
    パウンズとの軋轢 人違い 停職 精神分析 セッション マージョリー・ロウ殺し 追及 過去との遭遇 母の友人 犯人 どんでん返し 最初からいたんだ
  • ブラックボックス(上)
    しまった。
    ボッシュ刑事の最新作だと思って飛びついたら、
    どうも何巻か飛ばしてしまったらしい。
    ボッシュ周辺の話がつながらない。

    過去に自分が遭遇した未解決事件を追うというストーリーは面白かった。
    刑事ものとしてはありがちといえばありがちが、
    その過去がロス暴動だし、
    これまたお約束のように入って...続きを読む
  • ブラックボックス(下)
    (上巻より)

    でもまあ、16才の娘といろいろとぎくしゃくしながらも、誕生日を祝ってもらったり、
    銃の訓練をしたりと、
    幸せな人生を送っているようで良かった。

    しかし、なぜ監察官がボッシュのピンチに現れたのかが、
    わからない。
  • ラスト・コヨーテ(下)
    ターニングポイントとなるハリー・ボッシュシリーズ第4弾。主人公はハリウッド署殺人課に所属する一刑事に過ぎないが、コナリーは群れること嫌う「一匹狼」的な存在として描いてきた。
    本作は、第1作から伏線としてあったボッシュの母親の死の真相を追い求める物語で、これまで以上の私闘を繰り広げている。上司への暴力...続きを読む
  • ブラックボックス(上)
    ロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという信念のもと、ロス市警未解決事件班ボッシュは再捜査を開始。市警上層部の政治的圧力による監視をくぐり抜け、単独で事件を追いかける。

    シリーズ何...続きを読む
  • ラスト・コヨーテ(下)
    十二分に面白いが、最後のちょっとばかし現実離れした展開がなければ、シリーズ屈指の大傑作になっていたであろう点が、どうにも悔やまれる。
  • 転落の街(下)
    刑事ボッシュシリーズ。過去の未解決事件と現在の事件の二つを同時に担当し、自分の信念に従って捜査していくボッシュをテンポよく書いてあると思う。
  • 転落の街(下)
    定年延長選択制度を適応され、ロス市警未解決事件班で現場に居続けるボッシュ。
    未解決事件のファイルの中から、DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。高級ホテルの転落事件と並行して捜査を進めていくが、事態は思った以上にタフな展開を見せる。2つの難事件の深まる謎! 許されざる者をとことん追い詰...続きを読む
  • 転落の街(下)
    ハラーシリーズにも登場したりしてたからそんなにご無沙汰とは思わなかったけど、ボッシュシリーズとしては「ナインドラゴンズ」の次になるわけだ。「ナイン~」は、第一作からずっと愛読している読者には衝撃の展開で、また、ハリウッド映画的に派手なアクションがあったりして、それまでの作品と比べてぐっとエンタメ色が...続きを読む
  • 転落の街(下)
    ボッシュ・シリーズでは『ナイン・ドラゴンズ』に続く作品。香港を舞台にしたエンタメ重視の前作とは違い、丁寧に捜査過程を追っていく本来の警察小説に回帰したとも言える内容。

    原題の『TheDrop』には複数の意味が込められている。ボッシュが捜査するふたつの事件──ホテルからの転落(drop)事件と、血痕...続きを読む
  • ラスト・コヨーテ(上)
    ますます盛り上がるハリー・ボッシュシリーズ第4作目。
    第1作目からふれられてきた母の事件、死の謎を解く物語がいよいよ始まる。

    のだが、ボッシュはまたもや何かまずいことをやらかしたらしい!
    ボッシュはストレスによる強制休職に処されており、復職するためにカウンセリングを受けているのだ!

    何をしでかし...続きを読む
  • ラスト・コヨーテ(下)
    第1作目のナイトホークスから順に読み返してきたからこそ、存分に本作を堪能できたと感じた。

    下巻に入ってからは終始驚かされっぱなしで、緊張感みなぎる圧巻の読み応えで、あまりのおもしろさに圧倒され、一気に読み終えてしまった。

    ボッシュがパウンズのバッチをこっそり持ち出したり、パウンズの名前を騙って情...続きを読む
  • ブラック・ハート(下)
    ハリー・ボッシュシリーズの中で何度も引用されるドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』からの一節が原告側弁護士ハニー・チャンドラーによって、初めて引用される。
    「怪物と戦うものはだれであれ、その過程において、自分が怪物とならぬよう気をつけねばならぬ。そして、深淵を覗き...続きを読む
  • ブラック・ハート(上)
    ハリー・ボッシュシリーズ第三弾。
    第一弾の「ナイトホークス」でほんのちょっぴり触れられていた『ドールメイカー殺人事件』がいよいよ主要事件として扱われるので、否が応でもワクワクしてしまう。

    強権的警察捜による人権侵害の問題に踏み込み、辣腕女性弁護士ハニー・チャンドラーが法廷でジリジリとボッシュを追い...続きを読む
  • ナイトホークス(下)
    ボッシュを吊るし上げるネタを掴むためボッシュをつけ回す、ロス市警内務監査課のルイスとクラークのろくでなしっぷりには、ボッシュ同様呆れるし、ロス市警内でボッシュを目の敵にしている副警視正のアーヴィン・アーヴィングもとことん嫌な奴で、それだからこそ、ボッシュが組織のやり方に迎合せず、己の正義を貫き、犯罪...続きを読む
  • 証言拒否 リンカーン弁護士(下)
    さすがの法廷劇で安心して、かつワクワクしながら読み進められた。ラストも納得感がある終わり方で満足度も高い。
  • ブラック・ハート(下)
    ハリー・ボッシュシリーズ第3作。前作までの荒々しさが消え、プロットはより練り込まれ、洗練されている。三人称でありながら主人公に視点をしっかりと据え、その行動を通してしか物語が進行しない。このシリーズがハードボイルドたる所以の一つであり、ミステリとしても重要要素である。

    娼婦らを狙った連続殺人犯〝ド...続きを読む
  • 天使と罪の街(下)
    コナリー作品のキャストがほぼ総出演の豪華な作品で、コナリー世界最恐で最大の邪悪にボッシュとレイチェルが立ち向かうサスペンスフルな作品だった。

    特にポエットがトレーラーに仕掛けた罠が炸裂するくだりや、ポエットがレイチェルに自分の手首を結束バンドで椅子にロックするよう命じるくだりなどは、ポエットの狂気...続きを読む
  • 天使と罪の街(上)
    本書は「ザ・ポエット」の続編なので、本書でポエットの正体を知る前に「ザ・ポエット」を読むのがおすすめ
    と訳者あとがきで知った。
    先に本書を読んでしまうと、ザ・ポエットの驚愕がそがれてしまうとのこと。

    「ザ・ポエット」のヒロインFBI捜査官レイチェル・ウォリングが、ボッシュとともにポエットと対決する...続きを読む