マイクル・コナリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやー、おもしろかったー。驚きの展開が次々とあって、ほんとに、ええっ!と思いながら読む。犯人をさがす、っていうこととはまた別に、警察組織内の悪をさぐる、本当の黒幕はだれかつきとめるっていう部分にもおもしろさがあって。自分のなかにはいい犬と悪い犬がいて餌をやる犬をまちがえてはいけない、っていう話も心に残った。里親家庭や施設で育ったボッシュの過去がまたしても出てきて胸が痛むような。そのせいか、このシリーズはいつも暗いなーと思ってしまう。二転三転する展開で最後に謎が解けてもなぜかあんまり爽快感はないというか……。あと、読んでるときはすごーくおもしろいと思ってるのに、読み終わるとすぐ忘れちゃうような。
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Posted by ブクログ
ミッキー・ハラーは、高級車リンカーンを事務所代わりに乗り回して移動するやり手の刑事弁護士。
ちょっと久しぶりな気がするマイクル・コナリーの作品です。
刑事ボッシュ・シリーズではなく、弁護士が主人公。
二度の離婚経験のあるミッキー、仕事に追われて幼い娘に会いに行く時間もなかなか取れない。
広大な州に点在する裁判所や刑務所をこまめに回って、仕事を受けているのだ。
そこそこ成功しているが、大仕事には最近恵まれていなかった。前半、現実的な事件の描写は余り盛り上がらないが、勤めている大人にはわかりやすいかも。
そこへ飛び込んできた事件は…
大金持ちの一人息子の30男が、女性に暴行で訴えられたのだが無 -
Posted by ブクログ
マイクル・コナリーは面白いのに、たなぞうでは人気がないなぁ〜。もったいない。でも、この主人公はちょっと……待ちに待ったコナリー最新作なのに。う〜ん、残念。内容(「BOOK」データベースより)高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。収入は苦しく誇れる地位もない。そんな彼に暴行容疑で逮捕された資産家の息子から弁護依頼が舞い込んだ。久々の儲け話に意気込むハラーだが…警察小説の名手が挑む迫真のリーガル・サスペンス。わくわくしながら読み始めたものの、主人公の刑事弁護士ミッキー・ハラーを「なんていけ好かない男なんだ」と感じてしまい、がっかりし