林望のレビュー一覧

  • 書藪巡歴

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    本にまつわる本、というものが好きだ。著者はエッセイで世に知られることとなったが、「本業」は日本文学及び書誌学の専門家である。彼がその学問を志すまでの途上や、書物にまつわるあれこれについて語る。文章に品があっていい。

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    2009年10月04日
  • テーブルの雲―A Book for a Rainy Day―

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    何につけ一過言あるハヤシセンセイ。テーマは多岐に渡るけれど、軽妙にして洒脱な文章で、するする読める。

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    2009年10月04日
  • 定年後の作法

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    ある程度想定した範囲の話だったかな。そして本当に学歴自慢がいちいち鼻につく。そのくだり、別にどこの高校、大学じゃなくてもいちいち書かなくて良くない?という感じ。昭和の人なんだろうな。その文体が古臭く感じたかなー。リンボウ先生好きだけど。

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    2025年12月07日
  • 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由

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    ネタバレ

    今さら現金主義に戻るつもりはないが、キャッシュレスのリスクもよく分かる。
    特にネットの買い物。ワンクリックとクレジットカード決済では、”モノを買った””お金を遣った”実感がまるで無い。モノを買うハードルを格段に下げる仕組みがネット販売”と”キャッシュレス”。
    つまり、お金を気軽に遣わせるため社会全体が生活者に仕組んだ罠なのだ、ぐらいに思っておいたほうがいいのだと思う。
    一方で「我々団塊の世代が額に汗した高度経済成長はもう望めない」だとか(それは結果論でしかない)、「4800万円で買ったマンションが2800万円でしか売れずに2000万円の大損」だとか(でもその間の家賃相当額は損してないよね)とか

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    2025年11月09日
  • すらすら読める風姿花伝

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    ネタバレ

    合理的で透徹した頭脳の持ち主、世阿弥の『風姿花伝』を、主だったところ現代語訳しつつ補足を加えた書。演劇論というだけでなくて、仕事とかもっと言えば人生とかにも広く当てはまる内容だと思った。とにかく謙虚で努力家の世阿弥の人となりが垣間見えた。上手は下手の手本、下手は上手の手本。今のように流派が厳しく分かれていなかった時代、勉強になると思えば他派の演者にも白拍子の女にも学ぶその姿勢。
    花というのは、その時分に合っていて観客に珍しいと思わせるもののこと。秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず、って聞いたことがあったけれど、たしかにオチとか見どころを最初に全部公開されてしまったら、珍しさは死んでしまう。

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    2025年10月22日
  • 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由

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    リンボウ先生を読むのは久しぶり。
    タイトルに共感を覚えて読んでみました。
    そうそう!と、ん〜?が半々くらい。
    その配分がちょうどいいのかも。

    世の中にはまだこうやって
    頑固にキャッシュレス社会に疑義を唱える
    先達が存在するというだけで
    ちょっと心強くはある。
    五年後、十年後どうなっているかは
    未来に生きる人のみぞ知る…。

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    2025年06月13日
  • 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由

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    どこかで名前はみたことがあったようなと今更筆者について思うのだが、
    なかなか面食らうような旧来的な考え方を押し出すものだった。
    定年後の筆者が定年後の読者に向けてといった書籍がこういう類のものかもよくわからないが、頑固親父的な物言いも目立つ一方、節約についてということでは妥当な一般論や、youtubeへの向き合い方などは意外な面もあり。「あえて」と題する書籍をあえて読んでみたなかでサクッと読んだ中では印象に残りそうではある。

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    2025年04月12日
  • 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由

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    キャッシュレス時代になった今では、現金を殆ど使うことがなくなったと感じる。
    とくにコロナが蔓延した頃から現金を使うことが少なくなったように思う。
    少額ならpay payを利用し、少し高額だとクレジットカードを利用する。
    冠婚葬祭に使うときのみに現金を利用する。
    スマホひとつで用は足りるとなるとあまり現金を持ち歩かなくなったように思う。
    便利ではあるが、危険性もあるかもしれない。
    その辺りは、自身で見極める必要がある。

    投資についてもよく知らないとやめた方がいいかもしれない。

    節約について、お金をおろすときは、やっぱり3万4千円という拘りがあったり、ブランドものは一切買わないし、デパートは利

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    2025年03月20日
  • 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由

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    賛同できる事、出来ない事、色々有り。
    終盤に、ベンツを乗り換えているとのくだりがあり、少々興ざめする。

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    2025年02月06日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

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    2024年09月14日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第五帖 若紫

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第三帖 空蝉

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第一帖 桐壺

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 謹訳 源氏物語 一

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第二帖 帚木

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第四帖 夕顔

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    読みやすい文体です。
    後は、長さですね…。
    これは、『源氏物語』だから仕方ない。
    この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか?

    でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。

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    2024年07月19日
  • 孤独のレッスン(インターナショナル新書)

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    十人十色の「孤独論」とあるが、実際に20人近くの知識人、著名人による寄稿の寄せ集めなので、ダイジェストとしての読み応えはあるが、全てが皮層的で浅い。なんだか格言や至言を探し出したり、その言葉の周辺を少しだけ肉付けしたような文章。それでも思考のきっかけを得たり、脳内に連鎖して考えさせられるのだから、読書は面白い。複数人分を読んで、余韻で考えるのが、私自身のオリジナルな「孤独論」というわけだ。

    人は、社会的分業をしているために完全な自給自足にはなり得ない。また、直接会話をする相手がいなくても、本や看板など、目に入る日本語は、その集団に帰属している証拠。ゆえに言葉が分からぬ海外での孤独感は一層強ま

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    2024年05月25日
  • 枕草子の楽しみかた

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    学校で学んだ平安時代の宮廷暮らしを綴ったという「枕草子」、さらには「源氏物語」等は当時さっぱり面白味に欠けていた単なる古書だと思っていたが、現代訳された本書のような男女関係が多い物語(恋愛、恋文、女心・男心)少々エロチックな場面等は学生に教えようとすること自体がやはり難しかったのかと言う気がする。この清少納言ほど口の悪さはないとあるが、実のところいい男に巡り会えなかったのか、とさえ思う。男に対しては「油断ならぬ不条理だ」と記しながらも、30歳近くになり大切なことは「男にしても女にしても思いやる心が大切だ」と力説している所は宮廷での情をうまく読み取っていたと思う。第152段でのイタズラ付きの子ど

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    2024年04月29日
  • すらすら読める風姿花伝

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    フリガナ付きの原文と現代語訳が並列されているので、原文に興味がある方にはオススメ。各章ごとの著者の解説が面白く、理解が深まったように思う。ただ「神儀に云く」の章が省略されているので、注意が必要。

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    2024年04月21日
  • 源氏物語の楽しみかた

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    源氏物語の訳者が読みどころを解説する。人間の喜怒哀楽は1000年前も変わらないと思った。本書の解説を踏まえれば、原文を読む際により深く味わえるだろう。

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    2024年03月20日