林望のレビュー一覧

  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第四帖 夕顔

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    噂どおり読みやすい訳でした!!
    すらすら読めるものの品の良い文章なので、心地よかったです。
    あまりに読みやすいものだから、ついつい光源氏の言動に現代感覚でツッコミを入れてしまう自分が・・・お前、「前世からの因縁」って言葉を一体何人の女性に言えば気が済むんだ!とか(笑)

    それにしても古典の授業やマンガなどで「源氏物語」は結構知った気になってたのですが、細部を全然知らなかったことに気付かされました。
    この巻は「桐壺」から「若紫」の章が収録されてますが、「桐壺」「夕顔」「若紫」の章は大体知っていたものの、「箒木」「空蝉」の章はほとんど知らず新鮮でした。
    特に空蝉という女性のエピソードが面白かったで

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    2011年07月16日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第五帖 若紫

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    噂どおり読みやすい訳でした!!
    すらすら読めるものの品の良い文章なので、心地よかったです。
    あまりに読みやすいものだから、ついつい光源氏の言動に現代感覚でツッコミを入れてしまう自分が・・・お前、「前世からの因縁」って言葉を一体何人の女性に言えば気が済むんだ!とか(笑)

    それにしても古典の授業やマンガなどで「源氏物語」は結構知った気になってたのですが、細部を全然知らなかったことに気付かされました。
    この巻は「桐壺」から「若紫」の章が収録されてますが、「桐壺」「夕顔」「若紫」の章は大体知っていたものの、「箒木」「空蝉」の章はほとんど知らず新鮮でした。
    特に空蝉という女性のエピソードが面白かったで

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    2011年07月16日
  • 謹訳 源氏物語 一

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    噂どおり読みやすい訳でした!!
    すらすら読めるものの品の良い文章なので、心地よかったです。
    あまりに読みやすいものだから、ついつい光源氏の言動に現代感覚でツッコミを入れてしまう自分が・・・お前、「前世からの因縁」って言葉を一体何人の女性に言えば気が済むんだ!とか(笑)

    それにしても古典の授業やマンガなどで「源氏物語」は結構知った気になってたのですが、細部を全然知らなかったことに気付かされました。
    この巻は「桐壺」から「若紫」の章が収録されてますが、「桐壺」「夕顔」「若紫」の章は大体知っていたものの、「箒木」「空蝉」の章はほとんど知らず新鮮でした。
    特に空蝉という女性のエピソードが面白かったで

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    2011年07月16日
  • 知性の磨きかた

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    以下に知性を磨くかという議題に対してのハウツー本ではない。あくまで、著者(林望)が「知性とは・読書とは・遊びとは」に対して著者なりの考えを語り口調で述べていく感じ。いろいろと参考になる考え方がのっている。
    何気なく手に取ったこの本で初めて著者(林望)を知ったが、地に足の着いた考え方ができている人だなぁという印象を持った。すこしへそ曲がりなところが個人的には好きである。

    この本をよんで参考になった(なるほどなぁと思った)考え方をひとつ。
    ->学問を学ぶ最大の理由は結果としての知識を得ることではなく、過程としての方法論を自分の体に染み付けることである。

    このことの具体例が本書に載っている

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    2010年05月20日
  • 知性の磨きかた

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    本質は同じであるが、今まで読んできた、そして考えてきたものとは違う視点で「学問」「読書」といったものを捉えていた。
    基本的に「放任主義」というか、強制を拒む。ぼくは強制を好むわけではないが、林さんの考え方は初めてみるものであった。

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    2010年02月02日
  • 知性の磨きかた

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    この1冊は初版が96年なのでちょっと古い本なんですが、なんと
    なく手にとってなんとなく借りました。ですがこの本、ものすごかっ
    たです!やはり自分とは価値観の違う人だと刺激を受けます。自分
    の中ではもう座右の書として仲間入りを果たすレベルまで行ってし
    まうぐらいの大ブレイクな1冊でした。

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    2010年01月27日
  • 日本語の磨きかた

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    高校生への日本語指導の一環として読み始めてみたのだが、
    内容は期待していたものとは全く異なり、
    そういう意味では残念。

    しかし日本語を語った本としては大変面白い。
    最近はアイキャッチャーなタイトルだけで中身のない本が氾濫しているが
    (で、何故か高評価を受けていたりする。
     出版社が読者を舐めるのも仕方がないのかも)、
    これはちゃんとした中身・主張ありきの本で良かった。

    多少小言臭く感じる部分もあったけれども、
    多分それは若い人から見た私もそうなんだろうな、と思う。
    人はそれぞれ自分の意見があって然るべきだと思うので
    世代や価値観の違いからくる意見の違いも謙虚に勉強として読んだ。
    まあだいた

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    2009年10月17日
  • 知性の磨きかた

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    <感想>
    著者が語りかけてくる文章。
    最初はあまりにも高い志に抵抗感を抱いていたが、呼んで行くうちに、そうすべきだと納得感が生まれてきた。
    いかにも大学教授という感じがした。
    知性を磨きたくなった。


    <要点>
    ■まず絶対に1つのことに遭遇しなさい。しかも十年間1つのことをじっくりと修行して、ゆるぎない方法というものを身につけなさい。それによって将来、どういうふうにでも応用がきくから。
    ○広く浅くではなく狭く深く。というより、簡単な知識よりは方法を身につけることが大切なんだろう。

    ■方法の例
    ・今までの人がどうやって研究してきたかトレースすること
    ・一つの言葉にどのようなバックグラウン

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    2010年02月15日
  • 知性の磨きかた

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    普遍の方法は、それまでの研究をトレイスすること、一つ一つの言葉にどのよう
    なバックグラウンドがあるか細やかに調べること。その上で、どのように解釈で
    きるかというのが方法。

    雑学

    次元とは、空間や図形の広がりぐあいや複雑さを表す。座標概念を作ったデカル
    トは、次元は位置を決める個数によって決まるとした。地球表面は、緯度と経度
    の二次元。点が動くことのできる軸の数。 平面として入り、脳によって三次元か
    。時間とは運動。この宇宙で絶対は光の速度だけ。
    世次元立方体テセラクト。端が点が、ゼロ次元、端が立方体が四次元。 フラクタ
    ル図形
    渇愛によって、乱れが生じる。分からなければ、分かる愛に委ねよう

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    2009年10月07日
  • 知性の磨きかた

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    学問、読書、遊ぶということについて述べている本。
    学ぶということは、方法論を身につけることである。一部の人が本当の学問を修めればよく、あとの人は遊びたいのであれば遊べばよろしい。
    最近の若者は本を読まないという批判については、昔と今では大学生の数が違い、「本を読まないような人達でも大学へ行くようになったことを喜ばなきゃいかん」といい、名著なんてものはただの流行だと切り捨てる。
    遊びについては、自然を満喫と言いつつデカい車(総じて排気ガス量が多い)でキャンプ場まで乗り付けて、最近はシャワーなんてものまで浴びてたりする。まったくおめでたいことだと戒める。アウトドアやどこかに出ていかなければ、余暇・

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    2009年10月04日
  • 古今黄金譚

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    尾籠な話なれど、古今黄金譚つまり「古典の中の糞尿物語」です。スカトロと片付けてはいけないでしょう。「西の横綱」モーツァルトはあまりにも有名ですが、さてその他にどのような人がいたかというと(作品は別として)……私も寡聞にして。これは、日本文学史を繙き、「汚穢にして黄金、ケガレにして神聖。糞尿の二つの意味を、日本古典文学に探る。」書です。私にとって初めて触れるエピソードも多いのですが、そこはリンボウせんせい、愉快に読ませてくれます。万葉集から、乃木将軍の屁、までですよ!さて、こんな知識を得たとして、日本古典文学の読み方が変わるのかな、どうかな?「見方」がひとつ増えた、ということは言えるかもしれませ

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    2011年07月19日
  • 日本語の磨きかた

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    リンボウ先生の柔らかな毒舌が本書でも炸裂!
    (☆゜-^)┬┬‐ :・・・・・・ ダダダダ
    相も変わらずの教養の深さにはただただ敬服するしかありませんが、日本語を考える(使う)上で非常に参考になりました。
    この読み易さは…恐るべし(◎_◎;)

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    2009年10月04日
  • 知性の磨きかた

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    「人が何か自分の人生というものについて非常に懊悩して、底深い問題意識があって、人生とは何なんだ、己というものは何なんだろう。こういうふうに思ったときにね、たとえばニーチェを読むとか、サルトルを読むとかいうようにして、自分の人生に対する1つの答えをそこへ求めていく。読書っていうのは、そういうときに、ここにカッコをつけて強調したいんだけど、

    『その人にとっての意味』があるんだと思う」

    →この林望という人、1980年代のイギリスにおける研究生活において多感な日々を送ったためか、世俗にとらわれない自由奔放な考え方をもっていて、中々興味深い。部類の読書好きで、一日中寝転がって読書することが最高の幸せ

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    2009年10月04日
  • 文章の品格

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    文章術のエキスを簡潔にまとめてある。
    すぐに読めるが、それを実行に移すとなると、これはなかなか難しい。
    著者が鴎外の文章にあこがれており、先行作家として伊丹十三と北杜夫を意識していたというあたりに、納得。

    「独りよがりの文章は誰も読まない」という指摘がいちばん胸に応えた。

    古典訳も手がけていると知ったので読んでみたい。

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    2009年10月04日
  • 日本語の磨きかた

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    鋭い指摘。メディアではあまり聞けない、ことば教育に対する独自の考え。

    宇多田ヒカルに対する見解、そして英語の早期学習への批判は共感できた。

    古典がいかに現代文以上にためになるかを説いていたのには目から鱗だった。具体的な古文を読む指示もあって、実践してみようという気になる。

    現状の国語教育に対する怒り、不満、憂い。しっかりとした哲学を持った著者で、会ってみたいと思った。

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    2009年10月04日
  • 文章の品格

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    文章の基本は日ごろの話し言葉にある。
    世阿弥の「離見の見」第三者の目で見る大切さ。
    独りよがりの文章は誰も読まない。
    最高のお手本を選び、筆写する事で文章の呼吸を知る。
    古典は感動の宝庫。

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    2009年10月04日
  • すらすら読める土佐日記

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    土佐日記の作者を「昨日」というヒントまで貰っていたのに思い出せないなんて、私のバカバカっ!と無知ぶりを露呈させてしまった土佐日記。せっかくだから読みました。タイトル通りスラスラ読めたし、解説が身近な感じなのでとても親近感を持って土佐日記を読めました☆

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    2010年10月21日
  • 日本語へそまがり講義

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    「日本語へそまがり講義」常に変化していて曖昧で、決して一つの物差しでは捉えることができない日本語。一見へそまがりで偏屈な24編のエッセイを通して、「最近の若者の言葉遣いはなっていない」「ラ抜きは文法的に間違っている」といった規範意識にとらわれることなく、自分自身の「ことば」についてもっと自覚的であってほしいという大切なメッセージを伝える。

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    2009年10月04日
  • 古今黄金譚

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    脱線…。みっちゃんは、なぜなめちゃったのか? 人はなぜ尾籠な話が好きなのか? 古典文学を解説しつつ、日本人の糞尿大好き的ココロの奥深い謎に迫る。

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    2009年10月04日
  • 往生の物語――死の万華鏡『平家物語』

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    『平家物語』は平家滅亡の物語であり、平家一門の「死に様」の物語ともいえる。清盛の地獄の死、宗盛の愚かしくも人間的な死、知盛の剛毅で潔い死、建礼門院のありがたい死…。著者は、この『平家物語』を空前絶後の「死(タナトス)」の大文学としてとらえ、その主要な登場人物11人の様々な最期から逆照した彼らの生きかたを「死への道筋」と見ることで、新しい面白さを発見していく。避け得ない「死」と向き合うための心の工夫のヒントを与えてくれる。

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    2009年10月04日