書藪巡歴

書藪巡歴

385円 (税込)

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3.5

軽妙洒脱なエッセイストとして名高い林望氏が、書誌学の一貧書生だった頃。ただ志のみを頼りに、書物の藪、学問修行の藪を、いかにして掻き分け進んだか。碩学の恩師との胸にしみる逸話、愛してやまぬ古書・稀覯本たちとの「書縁」ともいうべき邂逅、学問の階段を昇る途上の愉しみ、苦しみ――。切々と、飄々と、“本業”への思いをここに纏めた随筆集。親切な、ひとくち語釈付き。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本にまつわる本、というものが好きだ。著者はエッセイで世に知られることとなったが、「本業」は日本文学及び書誌学の専門家である。彼がその学問を志すまでの途上や、書物にまつわるあれこれについて語る。文章に品があっていい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    書誌学者。
    古典、漢籍、その他諸々のジャンルに精通するだけでなく、同じタイトルの本であっても、その「違い」を詳細に見分けることのできる人間。

    その本が何者かを見分けたうえで、その本の背景にある歴史、物語、遍歴を鑑み、「その本」が「その本」たる特性を記述する。

    そうした「生きた書誌学」とは、人間業

    0
    2014年06月30日

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