林望のレビュー一覧
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キャッシュレス時代になった今では、現金を殆ど使うことがなくなったと感じる。
とくにコロナが蔓延した頃から現金を使うことが少なくなったように思う。
少額ならpay payを利用し、少し高額だとクレジットカードを利用する。
冠婚葬祭に使うときのみに現金を利用する。
スマホひとつで用は足りるとなるとあまり現金を持ち歩かなくなったように思う。
便利ではあるが、危険性もあるかもしれない。
その辺りは、自身で見極める必要がある。
投資についてもよく知らないとやめた方がいいかもしれない。
節約について、お金をおろすときは、やっぱり3万4千円という拘りがあったり、ブランドものは一切買わないし、デパートは利用しない、車は現金払いで300万までというのも著者の強い拘りだなと感じた。
人それぞれの節約の仕方はあるが、参考にできるものは参考にしたいと思った。
健康であることが、一番の節約というのはわかる。
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Posted by ブクログ
学校で学んだ平安時代の宮廷暮らしを綴ったという「枕草子」、さらには「源氏物語」等は当時さっぱり面白味に欠けていた単なる古書だと思っていたが、現代訳された本書のような男女関係が多い物語(恋愛、恋文、女心・男心)少々エロチックな場面等は学生に教えようとすること自体がやはり難しかったのかと言う気がする。この清少納言ほど口の悪さはないとあるが、実のところいい男に巡り会えなかったのか、とさえ思う。男に対しては「油断ならぬ不条理だ」と記しながらも、30歳近くになり大切なことは「男にしても女にしても思いやる心が大切だ」と力説している所は宮廷での情をうまく読み取っていたと思う。第152段でのイタズラ付きの子どもに対する躾など現代でも変わらないと思わず笑ってしまう。
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今も昔も変わらない、男女の関係性を「学校では習わないような章段」を面白く取り上げた一冊。
恋愛に偏ってはいるのだけど、個人的には、第152段に見られるようなイマドキの母親論みたいな視点から取り上げられたものの方が印象に残った。
そんなことしちゃだめよー、と、「うち笑みていふこそ、親もにくけれ」。
親が笑顔で生ぬるく注意するものを、子どもが聞くわけない。
かと言って、清少納言自身も「いはで見るこそ心もとなけれ」。
つまり、自分だって叱ることが出来るわけでなく、ただ見ているだけで、なんだか気が気じゃない、という内容だ。
随分と昔の人も同じように悩んでたんだな、と思うと、なんだろう、自分の悩みに味方が生まれるような、そんなパワーをもらえる、気がする。 -
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『耳嚢』で有名な、南町奉行である根岸肥前守鎮衛が公にせず比較的穏便に、なおかつ関わった人物それぞれにとってなるべくいい結果になるようコトを収めた事件のいくつか。まあ、人情系といえるでしょうか。鎮衛のキャラクタがいい。
▼簡単なメモ
【一行目】春の彼岸になろうとしていた。
【銀次】薬売り。根岸さんちの常連。
【栗原幸十郎/くりはら・こうじゅうろう】元松代藩士だったがいまは江戸で浪人暮らし。とはいうものの特技の顔相見がわりと評判なのと太平記読みとしても達者なのでそれなりに忙しい。そして地獄耳。どうやら剣の腕もたつようだ。二十七歳。
【黒門の重蔵/くろもんのじゅうぞう】上野の侠客。昔気質の頼りになる人物。
【中川銑十郎/なかがわ・せんじゅうろう】与力。
【根岸肥前守鎮衛/ねぎしひぜんのかみやすもり】主人公。江戸南町奉行。通称九郎左衛門。福耳の通称耳九郎。六十五歳。『耳嚢』で有名な実在の人物。
【初】鎮衛の妻。にこやか。
【平六/へいろく】河童の平六と呼ばれた腕のいい掏摸。母の遺言もあるし年もとって腕が落ちたこともあって足を洗いたい。河童と呼ばれているのはヘアスタイルからだったが根岸の命でいまは剃髪して僧の行善(ぎょうぜん)を名乗る。 -
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「林望」の連作時代小説『天網恢々 ~お噺奉行清談控~』を読みました。
『薩摩スチューデント、西へ』に続き「林望」の作品です。
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江戸南町奉行「根岸肥前守鎮衛」。
通称「耳九郎」のところには、今日も奇怪な話がやってくる。
ある日、老掏模の「河童の平六」が、北町奉行所同心とともにやってきた。
足を洗いたいという「平六」にはある相談事があった――(『河童の平六』)。
善良な庶民に情け深く、悪には厳しい人情奉行「根岸鎮衛」が江戸の理不尽を爽快に裁く!
江戸弁の小気味よさが響きわたる傑作時代小説。
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2011年(平成23年)に刊行された、江戸南町奉行「根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)」(通称「耳九郎」)を主人公とした捕物帳で以下の5篇が収録されています。
■猫眼(みょうがん)の男
■延宝院談綺(えんぽういんだんき)
■河童の平六
■百両の始末
■飼い殺し
■解説 河村幹夫
面白い噺を拾い集めてくる者を、駿河台富士見坂の屋敷で歓待する「地獄耳の九郎左衛門」、通称「耳九郎」こと江戸南町奉行「根岸肥前守鎮衛」… 藩を出奔した人相見の「栗原幸十郎」や薬売りの「銀次」、元掏摸の名手「河童の平六」たちが、町で聞き込んだ悪事や奇妙な出来事を持ち込めば、「鎮衛」の広い懐で吟味された事件は、ばっさばっさと裁かれる、、、
豪放磊落で人気者、当代切っての出頭人「根岸鎮衛」の大笑いが今日も江戸の町に響く……。
派手な立ち回りの捕物帳ではなく、淡々としていて軽めの読みやすい展開でしたね… 情けが深くて、下ネタが好きで、食いしん坊、そして耳嚢といわれるほどに市井の情報キャッチに巧みで、いったん事件を取り上げると公私の立場を上手に使い分けてながら、悪事を裁き庶民を助ける江戸南町奉行「根岸肥前守鎮衛」が独特の魅力を持っていて飽きずに読めましたね、、、
善行を積んだ人物の明るい未来が感じられる、懲悪勧善の結末が心地良い『河童の平六』と『百両の始末』が良かったかな… 作品全般が、ちょーっと淡白な感じで、やや物足りなさを感じましたね。 -
Posted by ブクログ
エッセイの指南書。小説や文章全般で心がけるべきことも載っており勉強になった。記憶に留めたい内容は下記。
・文字を惜しむ
・他人をこき下ろさない。流行語や手垢のついた表現に飛びつかない
・おいしかった、感激した、などの主観的な言葉に頼らない。対象の良かった点をどう表現すれば読者に伝わるかを意識し、客観的に描写する
・常日頃から物事を観察し、言語化するくせをつける
後半部には教室受講者の作文とその添削が掲載されている。リンボウ先生の手が入った文は格段に読みやすくなっておりプロはやはり違うなと感心する反面、第三者の文への添削はどうしても対岸の火事という感じがしてぼんやりと消費してしまった。
「こういう講座は一年ぐらい続けないとほんとうの効果はあがらない」と本書冒頭にもあったとおり、読むだけで満足せず、自分で文章を書き、研鑽を積む必要性を再認識させられた。
こと細かに文章術を伝授してくれる教科書のような本ではなかったが、物を書きたい気持ちを後押ししてくれる一冊だった。