林望のレビュー一覧

  • 習近平の中国 百年の夢と現実

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    「中国の夢」のことは初めて知ったが、中国がこの先どこの向かうおうとしているのかが朧げながら見えてくる感じ。
    原則を破り三期目を迎えたことが、長い目で見て、この先吉と出るのか凶と出るのか。

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    2024年03月01日
  • 天網恢々(てんもうかいかい)~お噺奉行清談控~

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     『耳嚢』で有名な、南町奉行である根岸肥前守鎮衛が公にせず比較的穏便に、なおかつ関わった人物それぞれにとってなるべくいい結果になるようコトを収めた事件のいくつか。まあ、人情系といえるでしょうか。鎮衛のキャラクタがいい。

    ▼簡単なメモ

    【一行目】春の彼岸になろうとしていた。

    【銀次】薬売り。根岸さんちの常連。
    【栗原幸十郎/くりはら・こうじゅうろう】元松代藩士だったがいまは江戸で浪人暮らし。とはいうものの特技の顔相見がわりと評判なのと太平記読みとしても達者なのでそれなりに忙しい。そして地獄耳。どうやら剣の腕もたつようだ。二十七歳。
    【黒門の重蔵/くろもんのじゅうぞう】上野の侠客。昔気質の頼

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    2022年07月10日
  • 天網恢々(てんもうかいかい)~お噺奉行清談控~

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    「林望」の連作時代小説『天網恢々 ~お噺奉行清談控~』を読みました。

    『薩摩スチューデント、西へ』に続き「林望」の作品です。

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    江戸南町奉行「根岸肥前守鎮衛」。
    通称「耳九郎」のところには、今日も奇怪な話がやってくる。
    ある日、老掏模の「河童の平六」が、北町奉行所同心とともにやってきた。
    足を洗いたいという「平六」にはある相談事があった――(『河童の平六』)。

    善良な庶民に情け深く、悪には厳しい人情奉行「根岸鎮衛」が江戸の理不尽を爽快に裁く! 
    江戸弁の小気味よさが響きわたる傑作時代小説。
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    2022年03月12日
  • リンボウ先生の文章術教室(小学館文庫)

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    エッセイの指南書。小説や文章全般で心がけるべきことも載っており勉強になった。記憶に留めたい内容は下記。

    ・文字を惜しむ
    ・他人をこき下ろさない。流行語や手垢のついた表現に飛びつかない
    ・おいしかった、感激した、などの主観的な言葉に頼らない。対象の良かった点をどう表現すれば読者に伝わるかを意識し、客観的に描写する
    ・常日頃から物事を観察し、言語化するくせをつける

    後半部には教室受講者の作文とその添削が掲載されている。リンボウ先生の手が入った文は格段に読みやすくなっておりプロはやはり違うなと感心する反面、第三者の文への添削はどうしても対岸の火事という感じがしてぼんやりと消費してしまった。

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    2021年02月13日
  • 思想する住宅

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    イギリスの景観が揃うのは、家が道路に面して同じ方向を向き、反対に庭も同じ向きを向いているから。

    日本人は通い婚でもよい。

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    2020年04月03日
  • 役に立たない読書(インターナショナル新書)

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    本は、買って読むべし。(なんなら、2冊買っても良いのだ!)というのは、とてもわかる。そうしたいのは山々なのだけど…という点はあるが、読書は楽しむためのものであり賢くなるためのものでは無い。それだけで十分。


    私の読む本の選び方や、読み方がオススメされていて読書初心者としてホッとした。しかしその一方で、『古典』を読み楽しめる程のレベルに無いことが悔やまれる。スローペースで良いから、古典や近代の本にもチャレンジしてみようかな。

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    2020年02月18日
  • 恋の歌、恋の物語 日本古典を読む楽しみ

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    恋の和歌、物語や随筆の恋について。
    万葉集から、古今集、新古今集への流れはわかりやすい。
    万葉集は呪術的な様相が和歌にもふんだんに含まれている。
    古今集では、自然に心情を託し、新古今集では修辞法と心情がみごとに一致。描かれる情景に趣が増す。

    袖の話が特に面白く感じた。
    魂を呼び寄せる、魂を取り込む。
    袖振るの意味が深く感じ取れるようになった。

    どの章も切り口がユニークなので、なかなかに読み応えがある。

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    2019年06月11日
  • 「芸術力」の磨きかた 鑑賞、そして自己表現へ

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    自分の知らない芸術世界を知りたい欲求はある。だからこそこういう本も手に取ってみる。でも、最低限のいろはくらい、せめてまず掴んで、それから実際の作品に触れて、ってなると、どうしても必要な時間の捻出がネック。結局、まあ良いかってなっちゃう。で、昔取った杵柄の中で、ちんけな芸術生活が繰り返されていく訳です。あかんやん。けど本書では、それだけでは事足りずに、更に自分でそれを経験してみるところまで提案されている訳で。ちょっとハードル高いかも。

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    2019年02月12日
  • 古典文学の秘密

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    日本の古典文学のなかから、エロティックな話を紹介している本です。

    名エッセイストとして知られる著者だけに、品位を落としすぎることのないユーモアにくるんで、古典文学の教科書ではあじわうことのできない魅力を読者に伝えています。

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    2019年01月07日
  • 「芸術力」の磨きかた 鑑賞、そして自己表現へ

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    仕事は人生に必須のものではない
    自己表現は本源的な欲求

    ニュージーランドのラグビーチームのウォークライ

    画一的な教育では芸術は育たない
    違いを許容する社会を

    自己表現とは、自分らしい自分を見せる

    観察し、考えることから芸術が生まれる
    物事を深く考える
    芸術はきわめて知的な営み
    つまらないことも観察すれば面白くなる
     
    いかに自分の頭で鑑賞するか
     
    近くで見て鑑賞する
    主体的に芸術とつきあう
    見た絵の記憶が残る見方
    自分が何を感じ、何を考えたか

    考えなければ違いはわからない

    わからない から わかりたい へ
     
    先人のいうことは正しいとはかぎらない

    まずは好きなものを深く探求する

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    2018年11月03日
  • 能の読みかた

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    どの程度一般的な読み解き方かはわかりませんが、それぞれ納得のいく読み解き方。
    能の演目(と言うのかな?)の知識を広く得るのにも良い本ですね。
    ちょっと能も観に行きたい感じがしますね。
    もう少し気楽に観られる環境があるといいんだけどな。

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    2018年09月27日
  • すらすら読める風姿花伝

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    芸を愛する者として一度は読んでおきたいと思っていた本。

    一般的に、長い歴史の中で生き残って今に伝えられている著作は、個別の特殊技能(ここでは「能」)を超えて、ほとんど人生訓的な内容となっているのではないだろうか?

    芸であれ、仕事であれ、極めれば極める程、その人となりが現れるのであろう。実際、その道の大家と呼ばれる人々は、非常に真摯で謙虚な態度な方である事が多い。

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    2018年04月19日
  • 役に立たない読書(インターナショナル新書)

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    ひとそれぞれに読書スタイルがある。しかしながら、読書を楽しむ人にとって、いくつか共通点が存在する。それを見つけるのもこんな本を読んだ時の楽しみになる。読書家は、えてして蔵書家でもある。楽しめました。

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    2018年01月02日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第一帖 桐壺

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第四帖 夕顔

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第二帖 帚木

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第三帖 空蝉

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 謹訳 源氏物語 一

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第五帖 若紫

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    読みやすく格調高い現代語訳だった。
    収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

    初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。

    装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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    2017年08月12日
  • 役に立たない読書(インターナショナル新書)

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    20170802 ついつい本を買ってしまい、気付くと何がどこにという状態になるのでタイトルから参考に買ってみた。結局は本を読む事に対しての気構えとして、
    「自由に読み、ゆっくり味わい、そして深く考える。」
    事だと理解しました。

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    2017年08月02日