林望のレビュー一覧

  • 知性の磨きかた

    Posted by ブクログ

    実に読みやすい本である。
    文体がしゃべり言葉になっていて、まとめたはなしたものを、
    エッセイにしたものであろう。
    この人は、1949年生まれ、慶応出身。
    わたしと同世代の人で、いっている視点が、結構おもしろい。

    今までいわれていることに対して、「そうではない。」と強調し、
    違う視点を提示する。おもしろいことである。

    する事に対して、知性があるということは、
    「主体」がかかわっているかにあるという。
    素人の書いた旅行記が、主観的で通俗な「おしゃべり」に終始しているのは、「客観的認識」を基底とする「発見」がないからだ。
    それを、知性の欠如という。

    知性とは、「方法を身につける」ことである。

    0
    2013年02月12日
  • 知性の磨きかた

    Posted by ブクログ

    講演ノートのようで、読みやすくもあり、分かりやすくもあり。
    知性を磨くとは?主観的な表現だ。他者の手助けは必要か?あり。教えるということ、先哲に学ぶことになる。暗黙知は、独学である。読書が身近な方法である。暗黙知=方法を学ぶことは、学問として知識は必要でない。現代風に言えばコーチングである。
    遊-自由-知
    思想にも栄枯盛衰がある。

    0
    2013年02月11日
  • 旬菜膳語

    Posted by ブクログ

    四季それぞれの旬の食材についてのエッセイ集。書誌学者だけに様々な古今の文献を引用している。サンマが古い文献にはほとんど登場せず、一般化したのは、保存技術が進んだ明治以降であるなど、興味深いエピソードが満載である。著者の博識と料理人としてのキャリアが結びついた楽しいエッセイ集である。

    0
    2013年01月13日
  • 文章の品格

    Posted by ブクログ

    なるほどと思わせる本です。文章の基本は「日ごろの話し言葉」にあると書いています。前半は共感できました。後半は筆者のひとりよがりのような感じがしました。薄い本でしたが、飽きました。誤字脱字はありませんでした。

    0
    2012年11月20日
  • 知性の磨きかた

    Posted by ブクログ

    個人主義的、個性を重んじる考え方や集団行動に対する考え方など、共感できる主張が多かった。国語の授業で本を読めばいいという主張は、まさしくその通りだと思った(ダニエル・ペナック「奔放な読書」)。

    前半は飛ばし読み。

    ・池袋リブロの品揃えは志が感じられる。

    0
    2018年10月31日
  • リンボウ先生の書斎のある暮らし~知のための空間・時間・道具~

    Posted by ブクログ

    書斎は北側の部屋に設けるなど、実用的なことも書かれているが、話題は知的生産術や生き方にまで及び、全体的にエッセイ風の文章。しかし、考えさせられ、刺激になることもあった。

    永井荷風や漱石、梶井基次郎のように、日記を書くことによって自分自身の一日を反省したり、日々思いついたいろいろなことを書き留めたりということができる。

    これから向こう十年間、何かのことを努力したいから、そのために書斎が必要だというふうに考えていく。

    「荘子」には、「偉くなるということは、それだけ心を苦しめることだ。人の上に立てば、立っただけ苦しみも多くなる。人の上に立たない、出世しないということは、苦しみが少ないということ

    0
    2018年10月31日
  • 知性の磨きかた

    Posted by ブクログ

    文体が好みではないので斜め読み。大学は自由な時間を売る機関だ、という箇所には共感した。趣味はプロなみに鍛えよ、という考えも刺激的。

    0
    2012年09月27日
  • 日本語の磨きかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    林望氏の著書は初めて読む。端正な日本語。少し難しい表現もある。
    本書での「日本語論」は第一部で表現するときの自覚、つまり書くときの作法や心掛けを示し、第二部では話し言葉のインテリジェンスについてその喪失を嘆いている。第三部がいよいよ本題であり、日本語を以下に磨くかを語る。古文を読むこと。しかも音読がいい。日本の教育が切り捨ててきた古文にこそ、語彙の豊かさや歴史、教養を深める要素が数多くある。まずは「徒然草」から、読んでみるかな。

    0
    2012年01月27日
  • 日本語の磨きかた

    Posted by ブクログ

    私にとってよかったのは

    日本語を磨くには古文を読みなさい という部分

    具体的には
    まずは『徒然草』から、『方丈記』もいい
    『平家物語』声に出して
    一寸法師、浦島太郎、ものぐさ太郎など御伽草子
    御伽草子でおはなしに慣れたら『竹取物語』

    『万葉集』の前に『古今集』
    『古今集』さえ読めば八代集はみんな大丈夫
    でも『新古今集』を・・・・・と

    0
    2012年01月17日
  • 思想する住宅

    Posted by ブクログ

    ガス乾燥機欲しい!ガラスは少なく、直射日光の当たらない玄関で、長めの良いところにキッチン。150坪の敷地に30坪の家。…無理そう。でも自分の住みよい家が欲しいな。

    0
    2011年12月15日
  • 「芸術力」の磨きかた 鑑賞、そして自己表現へ

    Posted by ブクログ

    良くも悪くもりんぼーてんてーの本、という感じ。使いやすいのでよくレポートのネタに使わせてもらいましたw

    0
    2011年07月05日
  • 古今黄金譚

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2011年05月28日
  • 「芸術力」の磨きかた 鑑賞、そして自己表現へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    何やら重々しい響きと敷居の高さを感じさせる「芸術」という言葉。
    けれど、真の芸術とは雲上の特別な世界ではなく、人生を豊かにする最高の遊びであり、万人の「生きる力」なのである。
    とはいえ、鑑賞しても作品の良さがわからない、表現したくても最初の一歩が踏み出せない、そんな憧れと諦めに戸惑っている人は多いはず。
    絵画、音楽、写真、文筆と芸術全般を楽しむ著者が、上達への具体的ノウハウを示しながら、誰もが内に秘める「芸術欲」を満たす基本的心得を説く。
    日常が変わる芸術的生活への招待状。

    [ 目次 ]
    1 芸術生活をいかに過ごすか(すばらしき「芸術欲」の萌芽;なっていない日本の芸術教育;芸術

    0
    2011年04月24日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第五帖 若紫

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 謹訳 源氏物語 一

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第四帖 夕顔

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第三帖 空蝉

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第一帖 桐壺

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 謹訳 源氏物語(帖別分売) 第二帖 帚木

    Posted by ブクログ

    初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
    どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
    源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

    他の現代語訳も読んでみたい。

    0
    2011年04月18日
  • 知性の磨きかた

    Posted by ブクログ

    本当の知性とは主体的に外の世界と関わっていけること、そしてそのための正しい方法を身につけていること、と説き、学問、読書、遊びという三つの側面から著者の考えを述べた本。
    印象に残ったのは以下の二点。

    *大学の先生は親切に教える先生はダメで、弟子が方向を誤らないように見ていればいい。良い研究者はそのまま良い教育者である。職人の世界で弟子には一切教えないというのも同じことで、教えるとそこで範囲を形成してしまってそこから伸びない。教えられないとどこまででも行くことができる。

    *余暇には遊ばなければいけない、という強迫観念で行動しない。
    現象的に遊びに見えても必ずしも遊びになっていないことがある。逆

    0
    2011年03月01日