あらすじ
江戸時代のウナギ蒲焼は、丸のまま焼いてブツ切りにする料理だった。蕎麦のセイロは、かつて蒸していた頃の名残り。浩瀚(こうかん)な食物史は縦横無尽。しこうして母の漬けた30年物の梅干を舐め、少年時代の松茸フライの味を懐かしく想い出す。『イギリスはおいしい』で英国の驚くべき食材の素晴らしさを紹介した“リンボウ先生”こと林望先生が、日本の旬の食材をテーマに切り込んだ。やっぱり日本がおいしかった! うまし国ニッポンを再発見する、垂涎エッセイ。
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Posted by ブクログ
○文学者でもある大学教授の林望氏の著作。
○食べ物に造詣の深い著者の、季節に応じた旬の食材・料理について、日本文学、西洋文学の知見を交えつつ、“美味しそうに”エッセイにまとめている。
○身近な食材から日本にはないものまで、深い知識に裏打ちされた文章は秀逸。日本の文学史についても興味を持てる。