【感想・ネタバレ】リンボウ先生の書斎のある暮らし~知のための空間・時間・道具~のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

確かこの本は『読書は一冊のノートにまとめなさい』かなにかでオススメされていたので購入した記憶がある。それ以来、何度かカバンに入れてあったりしたのだが、ようやく今回通読できた。

もとはカッパブックスから出ていた『書斎の造りかた』という本の改題文庫版。

その書名の通り、机や書棚、パソコンのモニターの...続きを読む配置、ライトの当て方といった具体的な話もあるが、話はそれだけに留まらず、書斎論、人生論に及ぶ。

印象に残ったのは、
・書斎は、ものを作り出すための場所である。何かを作り出すという意識は持ち続けないといけない。
・創造は、秘密の行為。そのため、男女問わず、完全に一人になれる場所を確保すべき。・会社しかない人生はつまらない。会社以外の時間も活用すべき。疲れたら休むのも良いが、それでは人並みの結果しか出せない。
・転勤という制度はナンセンスだが、本当に何かのプロであれば異動させられない。
・趣味は、本気になってやらないと面白くない。
などなど。(抜き書きではない。)

費用的に真似できない部分はあるものの、「いつか実現してやる」と思い続けていたいものだ。

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(目次)
序章 知は書斎にある
1章 書斎とは何か
2章 書斎の造りかた
3章 書斎での時間の使いかた
4章 書くノウハウ、考えるノウハウ
5章 書斎の道具たち
6章 パソコンの使いかた
7章 書斎とはライフスタイル
8章 知の技術、文章の技術
9章 大人になってからの趣味のつくりかた
終章 理想の書斎

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

副題に「知のための空間・時間・道具」とある。 リンボウ先生版の「知的生活の方法」です。 渡部昇一先生の「知的生活の方法」と合わせて読むと面白いと思います。 PCを取り込む書斎、のあり方は何かと参考になるのでは?

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Posted by ブクログ 2018年10月31日

書斎は北側の部屋に設けるなど、実用的なことも書かれているが、話題は知的生産術や生き方にまで及び、全体的にエッセイ風の文章。しかし、考えさせられ、刺激になることもあった。

永井荷風や漱石、梶井基次郎のように、日記を書くことによって自分自身の一日を反省したり、日々思いついたいろいろなことを書き留めたり...続きを読むということができる。

これから向こう十年間、何かのことを努力したいから、そのために書斎が必要だというふうに考えていく。

「荘子」には、「偉くなるということは、それだけ心を苦しめることだ。人の上に立てば、立っただけ苦しみも多くなる。人の上に立たない、出世しないということは、苦しみが少ないということでもある。ゆえに真の人間は、できるだけ偉くならないのがよい」と書いてある。

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