【感想・ネタバレ】謹訳 源氏物語(帖別分売) 第一帖 桐壺のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年01月20日

桐壺ー若紫まで。

やっぱり改めて読むと源氏の好き勝手ぶりにびびる。

ただ、ストーリー自体は、ハーレクイン?並にどろどろなはずなのにそのようなねっとり感は感じないし、
やってることはめちゃくちゃではあるんだけど、その中で垣間見える人の心情は納得できるし、描写は素晴らしいなと思う。
紫式部も素晴らし...続きを読むいし、林望の現代語訳も素晴らしい。

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Posted by ブクログ 2015年09月17日

最近読んだ、明治大学文学部 斎藤孝教授の著『読書のチカラ』の中で「現代の小説よりも過去の名作をもっと読むべき」とあり、「源氏物語は林望訳などは非常に読みやすい」とあったので、
高校の古文以来だが、ここで、一念発起。

ところがどっこい、とても読みやすい!
現代小説を読んでいるかのよう。
但し、役や位...続きを読むは良く分からないし、当時は正妻や後妻だけでなくお妾さんもいたりして、人間関係の把握は大変。
(簡単な系図は巻頭に付いてます)
でも、オイオイそんな訳にしちゃって大丈夫か?
と読み手が心配してしまうような思い切った訳も多々ある。

それにしても光源氏はチャラいな〜。
秋の夜長に源氏物語とは何とも風流。
次巻が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2015年02月26日

紫式部が素晴らしいのは当然のこととして、その魅力を活き活きと引き出している林望の手腕にも恐れ入る。
「雨夜の品定め」の場面など、まるでその場で話を聞いているようだ。
これなら挫折せずにいけそうな予感。

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Posted by ブクログ 2011年10月27日

初めてここまで読んだ~
読み易かった\(^o^)/
それだけでうれしい。

特に和歌、漢詩に説明があって、とっても読みやすい~

源氏のイメージなんて、イケメンだけだったけど、
ここまで読むと、源氏がぐっと近づいた感じだ。
遊びまくりのおぼっちゃま!でも、
なんだか憎めないのは、イケメンだからでしょ...続きを読むうか?

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Posted by ブクログ 2011年07月17日

思った以上に読みやすかったです。かといって内容に省略があったり、文体が崩れていたりということもなく、上品な雰囲気で非常によかった。見開きやすいという装丁の工夫も良。しかし価値観が違うのだとわかってはいても源氏は気に食わんな(笑)。君をいかで思はむ人に忘らせて問はぬはつらきものと知らせむ(あなたに、な...続きを読むんとかして好きな人に忘れられるという経験をさせたい。そうしたら、来てくださらないのがどれほど辛いかお分かりになるから)いやはや、まったく。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

ちゃんと読むのは初めての「源氏物語」。林望さんの謹訳シリーズが読みやすいと聞いたので挑戦。
学生時代に国語の授業で習ったような…気もするけれど、国語が大の嫌い&苦手だった自分には記憶に残っておらず(笑)
こうして読書好きにかわった今となっては楽しく読み進めることができました。林望さん、様々。
時代的...続きを読むな考えや見方、男女観が反映されているので、あくまで古典として楽しめばいいかなと。いまの時代には即してない部分もあるので。
まだまだ始まったばかりなので続きが楽しみである。

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Posted by ブクログ 2015年12月16日

自然でわかりやすい訳。コデックス装という造本法で、きれいに開いて読みやすい。平安朝から中世にかけて日本の貴族の写本に用いられた「綴葉装」という古式ゆかしい装丁法を彷彿とさせる糸綴じの製本とか。この一巻収録の桐壺から若紫までの源氏は本当に嫌な最低の男としか思えない。

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Posted by ブクログ 2013年10月22日

リンボウ先生が描く源氏物語が完結したと知り、早く読まなきゃと思いつつ、長編なので始めるのをちょっと躊躇してました(笑)
だって全十巻もある・・・

第一巻は、桐壷・帚木・空蝉・夕顔・若紫。
丁寧な解説が本文中に入り、癖がなくわかりやすい文章です。古文特有のまわりくどさもないし。

そのあたり...続きを読むが、小説家というより学者さんの描かれた訳本だなあと感じました。
特に和歌に対する扱いが丁寧で、解釈から技法までちゃんとわかるように説明してくれているのです!

それから、この巻で個人的に気にいったのは空蝉の章。
二度目の逢瀬に失敗した後の源氏と空蝉の文のやり取りでの空蝉の巧さがいいし、冷静を装った源氏が実は振り回されてたり、伊予の介が上京し引見したときの源氏のうしろめたさとかまだ源氏の幼さが表現されててとてもよかった。この後どんどん憎らしいヤツになるからね。まだまだかわいい源氏がほほえましかったです☆

2巻以降も楽しみ。ゆっくり読もう。

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Posted by ブクログ 2013年03月02日

逐語訳ではない『源氏物語』。
読みやすい。
短歌の解説はていねい。
「雨夜の品定め」は、後の登場人物たちの布石とするためもあるのだろうが、結構長くて冗漫だった。ただし、これは林望訳の責任ではない。

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Posted by ブクログ 2010年07月29日

林望先生は、リンボウ先生という愛称で親しまれています。
原作の「源氏物語」を正確に味わいながら、
現代小説を読むような感じですらすら読めます。
これまで現代語訳を手掛けたのは、
与謝野、谷崎、円地、田辺、寂聴という作家たちですが、
ここまで噛み砕いた文ではありませんでした。
一巻は、桐壺 帚木 空蝉...続きを読む 夕顔 若紫を収録しています。

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Posted by ブクログ 2011年07月16日

噂どおり読みやすい訳でした!!
すらすら読めるものの品の良い文章なので、心地よかったです。
あまりに読みやすいものだから、ついつい光源氏の言動に現代感覚でツッコミを入れてしまう自分が・・・お前、「前世からの因縁」って言葉を一体何人の女性に言えば気が済むんだ!とか(笑)

それにしても古典の授業やマン...続きを読むガなどで「源氏物語」は結構知った気になってたのですが、細部を全然知らなかったことに気付かされました。
この巻は「桐壺」から「若紫」の章が収録されてますが、「桐壺」「夕顔」「若紫」の章は大体知っていたものの、「箒木」「空蝉」の章はほとんど知らず新鮮でした。
特に空蝉という女性のエピソードが面白かったです。空蝉は光源氏に言い寄られたものの、頑なに会うことを拒み、結局手紙のやりとりだけで去っていってしまうのですが、光源氏にも落とせなかった女性がいるのかと思うと、なんかニヤリとしてしまいます(笑)
他にも源氏が紫の君を自分の屋敷に連れて行く方法が誘拐っぽくて衝撃を受けました。昔読んだマンガにはそんな描かれ方はしてなかったので。
まぁ、我ながらかなり俗っぽい穿った見方で読んでしまったような気がしますね・・・。

この時代は、男女が接する機会があまりなく、男は女に、女は男にそれぞれ幻想を抱いてるような感じがなんとなく伝わってきました。
しかしそんな男性目線な物語を女性である紫式部が書いてるというところに面白さを感じます。

前々から源氏物語に興味はあったのですが、現代語訳にしてもなかなか全部を読む機会はありませんでした。でもこれを機に林望訳を全部読んでみたいと思います。

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Posted by ブクログ 2017年08月12日

読みやすく格調高い現代語訳だった。
収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。

初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよ...続きを読むかった。

装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。

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Posted by ブクログ 2013年11月23日

原作の『源氏物語』を正確に味わいながら、現代小説を読むようにすらすら読める。「名訳」を超えた完全現代語訳が、ここに誕生。装訂には、「コデックス装」という装本スタイルを採用。どのページもきれいに開いてとても読みやすく、平安から中世にかけて日本の貴族の写本に用いられた「綴葉装」という奥ゆかしい装訂を彷彿...続きを読むとさせる造り。一巻は、桐壺 帚木 空蝉 夕顔 若紫を収録。

カテゴリは歴史もしくは古典だろうなと思うものの、こんなに読みやすい源氏物語ならもはや国内「小説」と言っても過言ではなかろうというのが正直な気持ちです。子供向けの省略した源氏なら読んだことがあるのですが原文はとても手が出せず、でも日本のこんなに有名な作品を知らずにいるのは恥ずかしいなと思い、しをん先生が絶賛していたのを機に読みました。本当にすらすら読めて感動・・・きっと昔の人はこれをむさぼるように読んだんだろうなとようやく理解できた。紫の君に対する源氏は若干引くけど、でも当時は恋愛=男性にとって仕事と同じくらい必須のものだったという考えからすると、源氏にとってはようやく待ち望んだ出会いだったんでしょうね。続きも読めそうです。

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Posted by ブクログ 2011年04月18日

初めて源氏物語を若紫まで読んだー!
どうにものめり込めないのは、謹訳だからなのかなー、作品自体は面白いはずなのだけど・・・。
源氏はニヤニヤしてほしくない、な、とか・・・。

他の現代語訳も読んでみたい。

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