【感想・ネタバレ】謹訳 源氏物語(帖別分売) 第三十二帖 梅枝のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年11月11日

この巻は蛍から藤裏葉までが収録されています。

ようやく半分まで読み終えました。
今年中に全巻(全十巻)読み終える予定が、なんだかのんびりしすぎで目標達成出来なそうです・・・

紫式部は、花散里と玉鬘に自分と重ねていると何かの本で読んだことがありますが、うーんそうかも、と私も感じました。
とにかく玉...続きを読む鬘の登場する章は丁寧。そして長い。
こんな扱いを受けた女君はいないんじゃないかな?

玉鬘といえば、私の中では蛍の章が幻想的過ぎて好きだったんだけど、今回は行幸の章で、玉鬘が初めて源氏や夕霧以外の貴族を見かけたときの感想に注目してしまいました。
「高貴な身分の人々は、だれもみなそんなふうに美しく格別なものばかりだと思い込んでいたのだが・・・まったくのところ、同じ目鼻をもっているとも思えず、見る影もなく霞んでしまっている」
ですって!ひどい言いよう(笑)
その他源氏もおじさん扱いだし、黒髭に対する感想なんかも面白く、素直すぎる玉鬘ちゃんに拍手です☆

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Posted by ブクログ 2016年02月16日

源氏36〜39歳。
本巻は終始、玉鬘。
玉鬘争奪戦を制したのは、髭黒。

源氏の美しさは、40歳台手前となっても衰えないが、子息も育ち流石に世代交代の感はある。

そのかみの老木はむべも朽ちぬらむ
植ゑし小松も苔生ひにけり

本巻を表している一句だと思う。

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