【感想・ネタバレ】謹訳 源氏物語(帖別分売) 第十九帖 薄雲のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月24日

リンボウ源氏、四巻は、薄雲、朝顔、少女、玉鬘、初音、胡蝶までです。

源氏もおじさんになり、自分の色気が万人受けしません。朝顔、玉鬘と立て続けにフラれる様子が意外と手厳しく描かれていていい感じでした♪
必死に言い訳する源氏がかっこわるくてお気の毒。。
そうそう、リンボウ源氏は章ごとに源氏の年齢...続きを読むの記載があり、それがとっても便利。今の年齢感覚と違うとはいえとてもわかりやすいです。
この章の源氏は30代。当時としてはもう立派なおじさんです。。

こんな感じでモテぶりは下降気味だけど、彼のマイブームは権力欲。
六条院が完成し、享楽と風流を尽くした豪奢な住まいは源氏の絶頂を表していますね。
紫が健在なうちに一度おじゃましたいわ。(笑)

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Posted by ブクログ 2015年12月21日

源氏31歳の冬から36歳まで。

齢も重ね、それなりの立場となり、冷静な言動が見られるようになってきている。

源氏30歳を過ぎ、亡き夕顔に対する思いが滲みでている。
夕顔の子である玉鬘に執心。今後の展開が楽しみ。

本巻は心の葛藤とか空気感といった目に見えないものに着目して描かれているように思う。...続きを読む
そういう意味で池澤夏樹 日本文学全集で源氏物語を担当する角田光代がその空気感をどう表現・訳し、玉鬘の心理をどう描くのかとても楽しみ。
(角田光代の源氏物語は2017年5月から2018年3月に上中下3回に分けて発売される予定)

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