あらすじ
「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第22帖。源氏35歳。源氏は夕顔を忘れることがない。夕顔は頭中将との間に娘(玉鬘)をもうけていた。その娘は母亡きあと、乳母と筑紫に暮らしていたが、大夫の監の求婚から逃げ、京へ向かう。長谷寺へ参詣する途中、偶然にも夕顔の侍女だった右近に会い……。
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Posted by ブクログ
リンボウ源氏、四巻は、薄雲、朝顔、少女、玉鬘、初音、胡蝶までです。
源氏もおじさんになり、自分の色気が万人受けしません。朝顔、玉鬘と立て続けにフラれる様子が意外と手厳しく描かれていていい感じでした♪
必死に言い訳する源氏がかっこわるくてお気の毒。。
そうそう、リンボウ源氏は章ごとに源氏の年齢の記載があり、それがとっても便利。今の年齢感覚と違うとはいえとてもわかりやすいです。
この章の源氏は30代。当時としてはもう立派なおじさんです。。
こんな感じでモテぶりは下降気味だけど、彼のマイブームは権力欲。
六条院が完成し、享楽と風流を尽くした豪奢な住まいは源氏の絶頂を表していますね。
紫が健在なうちに一度おじゃましたいわ。(笑)