田口俊樹のレビュー一覧

  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    混沌とした何が事実で正しいのかも分からない中東情勢について語った貴重な本。日本人でこれを書ける人はなかなかいない気がする。独裁制の恐ろしさを読み如何に日本が超平和か改めて感じ入る。でも平和は皆望んでいること。利権やお金が如何に人や国家を腐敗させるか。アメリカのダークサイドな真実も知りたいと思う。

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    2012年01月09日
  • 王女マメーリア

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    短編集だけど、「王女・・・」が秀逸。さすが表題作。「ボティボル氏」はまさにcon brio夢マロ! 老舗百貨店のチョコ詰め合わせのような、良い1冊.

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    2019年01月16日
  • 王女マメーリア

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    ロアルドダールが大好き!

    こどもむけのお話も好きだけど、
    こういったちょっと大人むけの
    ダークな短編が、ぴかいちだと思う。

    「キス・キス」もよかったけど、
    これもまたよし。
    ううん、ブラックだ。
    そして、好きだあ。

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    2019年01月16日
  • 王女マメーリア

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    名手ロアルド・ダールの短編集。
    「あなたに似た人」が有名に、童話も多く「チョコレート工場の秘密」の原作者でもあります。

    これは9編収録。ハズレ無し!です。
    読みやすく、興をそそり、スマートで、笑えて、ちょっとだけ毒がある。
    「ヒッチハイカー」は、作家が乗せた男が絡んできて、それに答えつつ困惑する。まさか犯罪者では?
    と妙なことになりそうになるが…笑える結末。
    「アンブレラ・マン」は雨の日、傘を巡って。急な雨の降った日、母娘に上等な絹の傘を差しだした品のいい老人は?妙な男性の行動を目撃する二人。
    「ボティボル氏」はアスパラガスそっくりで性格も内気なボティボル氏。音楽が好きな変人がある楽しみを見

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    2011年05月03日
  • 神は銃弾

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     本当は感想を公開する場ではこう書くのを憚られるのだが、この作品はいい。なぜ「いい」と書くのを憚られるのかというと、この種の小説に接したことのない読者が安易に手を出すと非常に危険だと思える作品だからだ。日本だったら馳星周や花村萬月の作品を思い出すが、本書はそれらよりはるかに心ねじれた悪意と残虐さを秘めている。そんな作品を「いい」と言ったら人間性を疑われるかもしれないと思うほどだ。物語は、壮絶なノワール小説。娘が、「ドラッグと血と精液と愛液の世界」を作り出している狂気の集団に連れ去られた。刑事である父親は娘を取り戻すため、かつてその悪の集団に属していた女を相棒に、戦いの旅に出る。読み始めてすぐに

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    2011年09月30日
  • 王女マメーリア

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    ロアルド・ダールの(子供用でない)小説の短編集。表題も面白かったけど、最後から2つ目の「王女と密猟者」がよかった。
    アスパラガスみたいな男(w)の話はなんとなくオー・ヘンリーを思い出しました。ダールってこういうのも書いてるのか・・・。

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    2009年10月04日
  • 泥棒は選べない

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    奇妙な盗みの依頼。こそ泥のバーニィ・ローデンバーは謎の男から奇妙な依頼を受ける。
     アパートに忍び込んで、小箱を盗み出すだけ。そんな簡単な仕事だったはずなのに、申し合わせたかのように警察が現れ、そして、盗みに入った部屋からは死体が発見され……
     マンハッタンの日陰に生きる泥棒のイカした大冒険。

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    2009年10月04日
  • 八百万の死にざま

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    アル中探偵マット・スカダーシリーズ。アル中の辛い症状、酒の誘惑の強さ、AAの実態とか、かなり掘り下げて書かれていて、とても良かった。ミステリーももちろん良い。ローレンス・ブロックは「泥棒探偵バーニィ」シリーズはかなり読んでいるが、マット・スカダーは初。楽しかったです。結構長くて読み応えもあったし。

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    2011年07月31日
  • 泥棒は選べない

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    泥棒バーニイシリーズは最高に好き。軽妙洒脱な語り口がいい(と言っても翻訳ですが)。泥棒に入った家になんと死体が・・・という、ベタでありがちなストーリーですが、バーニイシリーズの場合、謎解きとかそういうのはまあどうでもいいかと。

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    2009年10月04日
  • 八百万の死にざま

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    梁朝偉が20年近く拘ってる本ということで読んだ。なんかね、好き。いいよ、この本。長いし、ミステリーとしてはかなり微妙だけど、スカダーさんが好き。シリーズものなので他も読んでみようかな。

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    2009年10月04日
  • 神は銃弾

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    訳が私の好きな田口俊樹さん。乾いているのに湿っている感じで非常に良いです。
    ストーリーの疾走感もたまらない。

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    2009年10月04日
  • 祖父の祈り

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    リューインさんのファミリー物(といっていいのか…?)
    病名は書いてないものの、世界的パンデミックにより崩壊したアメリカが舞台。
    設定ではあるけれど、この設定が受け入れられるほどにはアメリカでのコロナの被害はすごかったのだろうと思わせる。

    感染症で妻を亡くした老人、その娘、孫である少年が、ただ生きているだけの日々。
    だけどそこに一匹の犬と、そして一人の少女が合流して、家族の物語が動き出す、というストーリー。

    淡々と、フードバンクに並んだり廃墟に忍び込んで暮らしたりといったパンデミックで崩壊した世界を生きる親子の生活と絡めて彼らの過去がわかるのだが、老人も彼の娘も割としんどい過去を持っているこ

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    2026年05月05日
  • ジキルとハイド

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     テーマは良いが、思ったより読みにくかった。難しいという読みにくさではなく、個人的に分かりづらい書き方(淡白すぎるのか?)な気がした。解説にもあったが、この本はミステリー要素も感じるし、『オペラ座の怪人』に似た、ゴシック味も感じた。基本的に暗い調子で、話の筋だけなら最後の手紙部分だけで十分だが、友人側と本人側両方から見れる作りになっているのは凝っている。だが読んでいる時は、特に友人パートが分かりにくさを感じがちだったので、最後の手紙による告白が良かったと思った。なかなか建物の様子とか街並み、時代背景を理解できていないと、情景のイメージが付きにくかった。次第に薬を飲まずともハイドになってしまい、

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    2026年03月27日
  • ジキルとハイド

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    設定を知っていていて(裏表紙にネタバレあるし)読んでしまったのがよくなかった。
    せめて裏表紙を読まずに、知識無しで読めたら違ったのか…?
    有名な作品なので読んでおきたくて。
    あの時代にこれを書けたってことがすごかったんだと思うけど、現代人が読んだらイマイチかも。
    あの時代独自の書き方でもないし、奥深さと新しさもないので。

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    2026年03月17日
  • ジキルとハイド

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    設定は知っていたけれど初めて読んだ。
    人には確かに二面性(多面性)があるが、それをそもそも複数の人間が集まって一つの人間が構成されていると言う思考がまずおもしろい。というか思いつきそうなものだけどそれが軸になっているのが良い。しかも最終的には奥にしまい込んだ悪の部分がジキルを支配する。手記で第二の人格と言っていたが彼の本質は悪の部分でそれを塗り固めるためにジキルの善い部分が表出したのかも。アタスンがジキルを大切に思い、命を賭けてでも助けようとするところも良かった。

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    2026年03月11日
  • ジキルとハイド

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    元祖二重人格ホラーサスペンスです。
    正直に言うと、どんな小説でもオチが二重人格だと、夢オチと同じくらいすごくガッカリですが、著書のクオリティが世紀を跨いで愛されるほど高いので、真似したくなる気持ちもわからなくないです。

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    2026年03月05日
  • ジキルとハイド

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    新潮の大ネタバレ装丁でも、物語がするするとテンポよく展開するので、最後まで弛まずに愉しめた。

    社会的地位や経済力のない破廉恥な私は、ジキル博士の苦悩とは無縁であるが、博士の抱く心理的相克には共感できる部分も多かった。

    そして、ハイドのように倫理やモラルを意に介さず、反射的な感情に従って振る舞いたいと思ったことは、誰しもあると思う。私自身、電車の中で変なヤツを見たり、クレーム対応をしたりするときは、よくそう思う。

    日常で、私の中のハイドが顔を出してこないことを願うばかりだ。

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    2026年03月08日
  • 時計仕掛けの歪んだ罠

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    ネタバレ

    真相が案外あっさりな上に個人の怨恨が無理に関係してくる。
    長い長い読破の先に『終わらない終わり方』が待っていた。

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    2026年02月08日
  • ジキルとハイド

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    新訳だけど、描写、セリフが難しく頭を整理しながら読むのが私にはなかなか困難だった。
    有名なキャラクターなので、この物語の核となる「ジキルとハイド」の正体を知っていたけれど、当時、初めて読んだ人達はそれは衝撃を受けたんだろうな。
    大切な友を失くし、真実を知ったアタスンのことを思うと心に重たいものを感じる。

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    2026年01月26日
  • スクイズ・プレー(新潮文庫)

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    オースターがデビュー前に別名で執筆した本作、練られた展開、ウィットに富んだ台詞の応酬、感情に流されない私立探偵と、帯の言葉通りの「ハードボイルドの王道」。淡々と綴られる物語の中、主人公が息子と野球観戦に行く場面にオースターが香る。

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    2026年01月25日