田口俊樹のレビュー一覧

  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    前半は暴露した経緯や主な内容について。後半は(実際に記事にした)著者が報道・ジャーナリズムについて物申している。
    暴露の内容は非常に興味深い。どこまでが本当で、どこまで収集されているのか。そして、この話題は沈静化してしまうのか。

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    2014年06月25日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    今さらだけど、レビュー書くのもためらわれる・・
    怖いですね。

    なので、無難に「面白かったです」と書いておこう。

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    2014年06月25日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    ジョージ オーエル 1984年
    監視されているかもしれない、という認識を人々に植え付ける

    ジェレミー ベンサム パノプティコン 一望監視装置

    行政 立法 司法 報道 の四権

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    2014年06月21日
  • キス・キス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ずっと読みたいと思ってたロアルド・ダール。
    本当は『あなたに似た人』を読みたいと思ってたんだけど、本屋でちょうど発売したてだったのか平積みされてて、その帯に『喪黒福造ものけぞるような妖しい魅力』と書かれてたのが目に入ってすぐさま購入してしまった。
    別に喪黒福造が好きなわけではないんだけど、あぁいう話は好きなので。

    結果ブラックユーモアがきいててとても面白かった。
    最後にゾッとする感じ。

    『ロイヤルゼリー』みたいに現代に読むと違和感を感じてしまうところはあるにしても、文章の巧さでそれをあまり気にさせない。

    『ウィリアムとメアリー』『天国への道』を妻の方に思いっきり感情移入しながら読んだら最

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    2014年05月17日
  • 八百万の死にざま

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    マットスカダー五作目。
    八百万の死にざま(英題:eight million ways to death)、
    というタイトルがまず目を引く。

    年々悪化する犯罪に対する警官の愚痴がまた興味深い。
    "八百万の死にざま"とは上手く言ったものだと思う

    名前のミスリードはちょっと捻っていて面白い。
    これはアルファベットだからできると感心。

    これまで以上にアルコールに対する
    スカダーの葛藤が書かれており、
    ファンなら面白く読めると思うが
    純粋にミステリとして読むのであれば蛇足と感じるのだろうなぁ。
    でもこれが無いとアル中探偵マット・スカダーじゃない。

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    2014年06月23日
  • 神は銃弾

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    久々のバイオレンス小説。そうと知らなくて読み始めたから最初は本当に胸糞悪かったけど、アメリカの悪や矛盾を、成功や豊かさの下敷きになっている、必ずひずみに生まれてしまう犠牲者のそれぞれの姿を描き出している。単純なハードボイルド的な楽しみよりもそちらに目を奪われる作品。
    ストーリーは至極単純。
    とある中流階級家庭がカルト集団によって両親と飼い犬は殺害、少女は誘拐され、薬を打たれてレイプて連れまわされる。その少女の父親(あまりデキのよくない警官)が元ジャンキーでカルト集団に昔所属していたケイスという女性とともに追いかけるというストーリー。
    展開がわかりきっているのに惹きつけられるのはハードボイルドな

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    2014年04月05日
  • 神は銃弾

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    期待せず読み始めたのですが、面白かったです。
    元妻を殺され娘を攫われた警官・ボブと、元カルト集団員のジャンキー・ケイス。
    二人はお互いに嫌悪感を抱いています。ぜんぜん違う世界に生きてきたのだから当然です。
    しかし、ふたりで死と隣合わせのギリギリの綱渡りを続けるうちに信頼のようなものが芽生えていきます。
    このふたりの距離感がなんとも素敵です。

    ギャビについて、もうちょっと掘り下げてくれれば嬉しかったのですが……うーん。
    彼女はこれからどうなるのか。強く生きていけるのか。

    原文がかなりクセのある、抽象的で難解な文章だったようで、
    とくに序盤は微妙な言い回しがいくつか見られ、日本語訳を作るのに四

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    2014年02月24日
  • 八百万の死にざま

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    舞台は無数の殺人事件の起こるニューヨーク。「裸の町には800万の物語があるのです」というテレビ番組の決まり文句をを殺人課刑事が「800万の死にざま」と皮肉る。この「腐りきった」町の中でアル中の私立探偵がコールガールの殺人事件を追う。
    ミステリーとしては派手な展開はない。賭けボクシング、場末の酒場、ひも、モーテル、謎の黒人、おかま、タレこみ屋というハードボイル世界の中で、主人公が地味な探偵活動を行い、犯人を探し出してゆく。
    この小説は純粋なミステリーというよりも、主人公が欲望を抑え、いかに自らのアルコール中毒に折り合いを付けていくかという過程を描いた一種の教養小説として読むと面白い。主人公が毎晩

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    2013年12月02日
  • 泥棒は詩を口ずさむ

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    泥棒探偵のバーニー・ローデンバーは、足を洗って表向きは古本屋稼業に。でもやはり泥棒の魅力は捨てがたい。希少価値のある古本の窃盗を頼まれたバーニーは、豪華な館に忍び込む。金銀宝石に心を惹かれながらも古本のみを窃盗。しかし、この窃盗には巧妙な罠が・・・。最後は筋が複雑になってわからない事が多かったが、ブロックのミステリー小説は明るく楽しい。

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    2013年10月08日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    オランダのジャーナリストによる中東に関する報道論。
    大手新聞社の敏腕記者といえばすごいエリートかと思えば、最初はごく普通の、右も左もわからない兄ちゃんだったんだなあ。考えてみれば当たり前なのだけど。
    「独裁体制・政治とは何か」に対して、民主主義のこちら側で普通に考えてたってわからないんだ、と明瞭に述べていることに感銘を受けた。
    イスラエルとパレスチナの問題ではとくに。
    ジャーナリストだってわからない、そのことがストンと理解できる本。

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    2013年02月16日
  • 八百万の死にざま

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    ネタバレ

    こちらの本格的ハードボイルドも驚いた。
    主人公がアル中の治療を始めていた。

    このままどこまで落ちて行ってしまうのかと心配していたので良かったし、
    主人公の弱さが現実味を出していてして良かったが。

    この先、どうなるのだろう。

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    2015年04月21日
  • 暗闇にひと突き

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    ネタバレ

    主人公のことを好きになれないのに、
    筋立てがかなり強引なのに、
    きらりきらりと暗闇に光るナイフのように
    心につきささる言葉がそこここにちりばめられていて、
    読まずにはいられない。

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    2015年04月21日
  • 音もなく少女は

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    耳が聞こえない少女イヴは、過酷な環境で育ち、理不尽な目にあい、何度も絶望の淵に沈みそうになります。心と身体に傷を持つドイツ人女性との出会いは、魂の出会いでした。打ちのめされるような非情な世界に、女性たちがそれぞれ向かっていく姿は、崇高でさえありました。

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    2013年01月30日
  • 八百万の死にざま

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    「飲まない日はいつもいい日だ。正気でいられるからね。でも、それが、飲まないで正気でいるってことが、アル中にとっては何よりも辛いんだ。」
     わたしはそうでもなかった。退院して九日か十日経つが、あと二三日素面でいたらまた飲もうと思っていた。

    アル中探偵、マット・スカダーの登場である。

    ニューヨーク、マンハッタンを舞台にした探偵小説シリーズの第四作。

    実在のビルや街角が出てくるので、グーグルアースでチェックすればニューヨーク通にもなれる、ちょっと古いけど。

    このシリーズのなかで、主人公のアル中が少しずつなおって健康になっていくんだけど、話はだんだんおもしろくなくなっていく。

    そりゃあそうだ

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    2012年10月26日
  • 音もなく少女は

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    クソみたいな世界で、クソみたいな奴らに追い回されて、クソみたいな幼少期。でもそこには天使のように優しくて神様みたいに高潔な人間や魂もあるんだ。

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    2012年09月26日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    作者が体験を通して感じた報道が持つ危うさや矛盾。
    熱量を含んだ文章の中に誠実さがかいま見えていい本だと思う。

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    2012年08月23日
  • 音もなく少女は

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    2011年「このミステリーがすごい!」第2位の作品。貧しい家庭に生まれた耳の聞こえない娘イヴ。家庭内暴力をふるう父親と、ほとんど反抗しない母親。母親とイヴが教会で出会った、神を信じないフラン。その時から、彼女たちは運命に対して立ち向かうようになる。

    この作品は、ミステリーという範疇を超えて、人生を考えさせられる作品

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    2012年08月10日
  • 音もなく少女は

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    ネタバレ

    これってミステリの範疇に入るの?が第一印象。
    聾者イブの過酷なまでの半世紀、母や保護者フランの辛い運命。
    そして対極にある男たち。環境。
    とにかく面白いと言えば語弊があるので、これはもう文学ですと言いたい。
    タイトルに惹かれた人、映画『レオン』が好きな人必読をお勧めします。

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    2012年06月29日
  • こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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    -大学生のハゼムと雑談している時-
    「信じられませんよね?私たちの政府はどれほど警戒していなければならないか。これであなたもわかったでしょう?エジプトにはどれだけ大勢の敵がいるか。そんなこと知りたくもないですよ。最近聞いた話だと、イスラエルの若い女たちがシナイ半島の砂漠でエイズを広めてまわってるそうです」
    私はハゼムを見て思った。“私はエジプトで実際に起こっていることだけを書くべきだろうか、それとも、ここの人々が実際に起こっていると思っていることも書くべきなのだろうか?”。
    しかし、ここで振出しに戻る。信頼できる世論調査の結果を入手できなくて、どうしたら平均的なエジプト人の考えなどわかる?

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    2012年05月12日
  • 八百万の死にざま

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    とても読みやすかった。大雑把に言うとチャンドラーよりもパーカーよりな印象で間口は広そうな気がしました。日々のアルコールとの葛藤、新聞を飾る事件の数々、これを繰り返すことで主人公のやりきれなさを浮き立たていたように思う。ただあまりにもそれが多すぎた感は否めない。あと、犯人・・・ちょっと唐突なように私には思えましたが、ラストはスカダーが自分の殻を破れたようでなかなか良かった。 チャンスが魅力的。

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    2012年04月05日