あらすじ
九年前の連続婦女刺殺を告白した男が、ただ一件犯行を否認したある若妻殺し。捜査の再開も期待できず、被害者の父親は真犯人を探すようスカダーに依頼した。埋もれた過去を追って、裸の街ニューヨークをさまようアル中探偵スカダーが、困難な調査の末に暴いた驚くべき真相とは?
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Posted by ブクログ
静か、ひたすら静か。
それがたとい、酔っ払いで途中
元刑事の勘で犯罪者予備軍(?)を殴ったとしても。
まるで遠めで、
セピアの風景を眺めているかのよう。
現実なはずなのに、夢のごとく。
酔いどれ探偵スカダーが挑むことになった
9年前のアイスピック連続殺人で
一例だけ異なったケース。
特徴として、このケースだけは
両目を貫かれていなかったのです。
そしてこの女性には、
ある事実も判明していますが…
真相は意外な盲点を
ついている犯罪です。
私たち日本人ではわからないことでしょう。
あ、元の国でもローカルだから無理か。
犯行理由はあまり深く
考えないほうがいいですね。
なんだろう、狂気が招いた
悲劇なんだと思います。
うん、静かに始まり、静かに終わったね。
Posted by ブクログ
これはあれだ、地道にこつこつやってればいつか必ず道は開けるって話だ。いやー、地道にやって報われるってのは自分みたいな人間には、うんうん、いい話ダナーってなるけども。後は酒か。酒を飲んで地道にやってたら良いよねって話か。そして女か。でもってチンピラをワンパンできるくらいのワンパクさか。ってこのあたりでちょっとハードルあがるなー。やっぱ地道なだけじゃだめって事か。
Posted by ブクログ
アル中私立探偵マットスカダーシリーズ第4作。彼の人となりに慣れてきた上に、今回のストーリー展開は今までで一番良くできていて、ナイトキャップしながらチビチビ読むのに最高でした。
Posted by ブクログ
主人公のことを好きになれないのに、
筋立てがかなり強引なのに、
きらりきらりと暗闇に光るナイフのように
心につきささる言葉がそこここにちりばめられていて、
読まずにはいられない。
Posted by ブクログ
マット・スカダーシリーズの4作目。というか、「八百万の死にざま」のひとつ前。おれが初めて読んだブロックの小説。これではまった。
と言っても、読みきるまでに文体に慣れず、半分読むのに1ヶ月くらいかかってしまった。そして半分を越えたところで急激に面白くなり、一気に読み終えてしまった。
できればシリーズ1作目から読んで欲しいが、そうでないならこの本から読むことをお薦めする。
Posted by ブクログ
マットスカダー四作目。
所々で味のあるフレーズが出てくる。
そのうち原文で読んでみたい。
毎回最後犯人が素直に自首なり自殺するのが、
ちょっと納得いかないけれど。