ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    東浩紀さんの奥様ってどんな方だろうと思って読んでみた。予想通り、感情豊かで味わい深い物語であり素敵な方なんだろうなと思った。

    「舟を編む」のときも思ったけど、言葉を扱う道具って、人の思考や表現やコミュニケーションに直接関わるものなので奥が深いし、それを生み出したり届けたりする人の責任感は予想以上に強いものだなと考えさせられた。
    そして、活版印刷を中心に交わる登場人物達の背景や心情の切実さとか純粋さが印象に残る物語だった。特に「まわりから見て個性に映るものって、その人の世界への違和感から生まれるものなんじゃないかな。それが強い人ほど人を惹きつける。でも、本人にとっては苦しいものでしょう? それ

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    2023年08月13日
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸

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    ネタバレ

    シリーズ完結。「活版印刷三日月堂」からのおつき合い。
    これからもジュウブン、イキロ…優しいことばです…
    守人くんの本を読んでみたいなぁ…

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    2023年08月11日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    シリーズ2作目
    連句を通じて人との結び付き、関わりが主のお話し。

    連句会での出会いが更に広がりを見せていく今作。
    言葉を紡いでいく連句になぞらえて、縁を繋げていくのが凄く好き。
    今作は特に「命」が散りばめられていたけれど、亡き人を想い産まれてくる命を想う。
    例えいま1人だとしても「独り」ではないんだなと、きっと誰かが光を当ててくれて、自分も誰かを光で照らす事が出来るんだなと。孤独な月も決して独りではない。
    タイトルの意味が伝わりました。

    ハラハラドキドキ、伏線回収も楽しいけれど、ゆったりと読める小説も良いですよね


    ベランダで
    ひとり眺める
    夏の月
    照らすひかりは
    誰かの想い

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    2023年08月06日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    連休最終日、あまりの暑さに、せめてお気に入りのシリーズを読もうと思い立つ。

    久しぶりの一葉さん。
    連句結社ひとつばたごの人たちとのつながりで、めでたく身の振り方も決まる。

    この巻では、三回の句会が行われる。
    歌仙(一つだけ半歌仙)ができあがるまで、それぞれの人の近況や過去が語られ、まさに「座」談会が再生されていくかのよう。
    物語がほとんど句会の様子で構成されている…かのような印象を受けた。
    その間、蒼子さんが連れ合いをなくし、治子さんが堅香子の危機を救ったことが明かされ、一葉の幼馴染の怜さんに子どもが授かる。

    プロットが張り巡らされ、凝った小説が多いいまどき、こういうゆったりした小説は貴

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    2023年07月17日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

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    3作目でようやく登場人物に慣れたのか、百花のキャラが気にならなくなってきた。ただ、館長をライバル視はないやろ。水引、いい感じだね。あと、最近ガラスペンの話はTVで見たし、カラーインクと組み合わせると確かに良さそう。まあ、私には今さらだけどね。これで最初に読んだ4作目に続くのね

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    2023年07月09日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    この度も、どれも手にとってみたくなるような印刷物のお話。落ち着いていて、がんばりすぎなくていい。パワーみなぎってる感じじゃないときに穏やかに読める。

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    2023年06月17日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    ほしおさなえさんの著書は、いつも目にしているものの新たな側面を見せてもらえる。和紙だったり、この作品では漆の工芸だったり。失われつつあるものたち。本当はもっと大切に受け継いでいかなきゃいけないんじやないのと思わされる様々なものたち。生活に追われて忘れがちなものたち。そういうものが沢山あること。その現状に自分は何ができるのかなぁ…。

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    2023年04月29日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    今回も連句の世界に惹き込まれてしまいました。句を作る時の心の動きが今回は描かれ、一葉の前向きな姿にそっと背中を押される気がする。

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    2023年04月28日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

    出来事・事件はあっても静かな小説。連句と素敵なお菓子で構成された連作短編、優しい時間の流れを感じられて暖かい気持ちになる

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    2023年04月28日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

    購入済み

    作者買い。言葉の園のお菓子番シリーズ第1弾。連句というものを初めて知りました。鎌倉香房のような日本らしく奥ゆかしき「連句」の世界。

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    2023年04月28日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    シリーズ3作目。
    連句という形式にも慣れてきて、なるほど、こんなふうに繋げていくのか、と読者も連句会、ひとつばたご(物語の終わりで出てくるなんじゃもんじゃの木だなんて)のメンバーとしてだいぶ上手に詠めるようになってきたはず。
    登場する水羊羹は本当に美味しそう!
    いつかは食べてみたいなぁ、プルプルで、まるで水そのもの!
    しんとした世界から手渡されるそれは私の想像を刺激して、お腹も刺激する。

    マンガの話も出てきて、本作はシリーズの中でお気に入り。
    『たんぽぽの綿毛のように』で出てくる、
    「大きな木は動けないけど、たんぽぽの綿毛は遠くまで飛べるでしょう?」(103頁)は、軽やかに生きる強さを感じさ

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    2023年04月16日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    初めは、連句には一編の詩のようなまとまりを感じられず、戸惑いもあったのだが、ここにきて漸く良さが分かってきたように思う。
    前の句には付ける、でも二つ前の句からは遠ざける。
    連衆それぞれが持つ世界の表し方を繋げ、広げていくことで、この世界を詠む。
    その時にどの句を取るかでその一巻の方向性も変わる。
    その役を担うのが捌き。
    面白い。
    作中に出てくる和菓子も魅力的。

    ひとつ気になったのが、
    P.292「そぞろ歩きに響くひぐらし」が付いた。
    とあったのに、
    P.294「そぞろ歩きに響くかなかな」
    に変わっていたこと。
    確かに「かなかな」の方が情景が広がる感じがして良いと思うが、変更した理由についての

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    2023年04月07日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    どんどん人が増えてきた。
    しかも、出てくる人が何かすごい。
    小説家とか詩人とか、
    そんな簡単に会えないよ、普通。
    連歌っていうのもあるかもしれんが、
    東京のすごさも感じた。

    柚子さんが好きだなあ。
    これからも出てほしい。

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    2023年03月20日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    2冊目だけど、連歌難しい。
    よく付いてる、これは付きすぎの加減が
    さっぱり分からん。
    正直、話の筋よりもそっちが気になる。
    江戸の方々は高尚な遊びをしてたんだなあ。

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    2023年03月19日
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム

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    シリーズ6作目。

    記念館閉館イベントが、コロナの影響で中止になり百花は慣れないリモート環境下で卒論と就活に取り組むことに。

    第一話 手漉き和紙見本帳

    就活に苦戦していた百花の元へ和紙見本帳が届き、改めて伝統を守るということの大切さに気づかされ、最終面接を乗り越えて内定をもらう。
    ひたむきに頑張る素直な百花に拍手。

    第二話 わたしたちの日常

    コロナ禍で最も知りたいのは、みんなの動向。
    みんな寂しくない?落ち込んでない?
    誰かと少し喋るだけで頑張れるという気持ちが伝わってきた。
    今は落ち着いているけど当初を思い出してしまった。


    第三話 結のアルバム

    卒論のテーマに惹かれた。
    小川未

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    2023年03月10日
  • 紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱

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    大好きなシリーズで、新しい話を読む度に、ものづくりや紙の良さを感じます。この作品はその当時の様子であったり、町の様子がきれいに丁寧に描写されていて、読むと頭の中にその風景が広がっていくのが素敵だなと思います。その場所に行ってみたくなるし、紙漉きや墨流しをやってみたくなりました。今まで知らなかったことを小説を通して知り、興味を持ち、世界が広がっていくのは、本の魅力だと改めて感じました。

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    2023年03月06日
  • ものだま探偵団 ルークとふしぎな歌

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    シリーズ2冊目。今回はルークの話とドッペルゲンガーの話。児童小説風ですが、ちゃんとミステリー。少ない手がかりから推理して行動するわけですが、子供らしいアプローチがなんかリアルで懐かしい。ゆっくりでいいから続いてほしいシリーズです。

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    2023年02月20日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    前作から気になっていたのだけど、一葉ちゃんが持っていくお菓子代は払ってもらってるんだろうか。大きなお世話だろうけど会費の話題とか出てこないから気になっちゃう。

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    2023年02月12日
  • ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で

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    著者の作品は「活版印刷三日月堂」、「菓子屋横丁月光荘」と読んできたけど、このシリーズの方が先なんだ。「月光荘」に繋がるところがあるな。主人公たちが小学5年生なので、ジュブナイルになっているが、その感じもなかなかいい

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    2023年02月07日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    三日月堂で働く人が増えそうな予感✨
    小さな印刷物がメインの印刷屋から、次のステップへ。本が印刷できる平台が動く日もすぐそこ。
    ①人生に焦り、人と比べて落ち込むなんて、若い時期は日常茶飯事。本当にやりたい事は見つけれますか。
    ②弓子さんのお母さんが生前作った短歌を印刷する。バンドを組んでたメンバーとの確執や、仲直り、成長。
    ③不登校の高校生の子が、活版印刷に興味を覚え、バイトに入る。自分に自信を持って生きるのは難しい。でも、まずは、目の前の興味ある事を追い求めよう。人生の成功はひとつじゃない。
    ④活版印刷のイベントで、同じ平台を持つ盛岡の印刷会社の方と知り合い、平台の練習をさせてもらったり、修理

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    2023年01月31日