【感想・ネタバレ】ものだま探偵団 ルークとふしぎな歌のレビュー

あらすじ

「活版印刷三日月堂」のほしおさなえが描く、ちょっぴりふしぎで、あたたかい物語。
「ルークとふしぎな歌」「わたしが、もうひとり?」の2作を収録。

ものに宿った魂=ものだまの声が聞こえる町、坂木町に引っ越してきた小学5年生の七子は、同級生・鳥羽の「ものだま探偵」を
手伝うことになった。

七子がふとしたときに口ずさんでいた、どこで聞いたのか覚えていない歌。
学校でも同じ歌を口ずさむ子がいるようだ。
もしかしたら、ものだまのせい?
鳥羽と七子は、「荒ぶっている」ものだまを捜しはじめた。
今回の事件は、鳥羽のライバル、律が持つ、ものだまの宿るチェスの駒・ルークが関係しているのかもしれない…。
「ルークとふしぎな歌」

七子はある日、自分と同じ服、同じ髪型の子を見かけた。ふりむいたその顔も、七子そっくり!
もしかしてドッペルゲンガー?
さらに、自分のそっくりさんを見たという人が何人も現れて…?
ふしぎなことが起こるのは、ものだまのしわざかも…。
「わたしが、もうひとり?」
胸があたたかくなる、ファンタジック・ミステリー。

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Posted by ブクログ

シリーズ2冊目。今回はルークの話とドッペルゲンガーの話。児童小説風ですが、ちゃんとミステリー。少ない手がかりから推理して行動するわけですが、子供らしいアプローチがなんかリアルで懐かしい。ゆっくりでいいから続いてほしいシリーズです。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

<ものだま探偵団>の2冊目。

今回も2つのお話。
「どこで聞いたのか覚えていない歌をふとした時に口ずさんしまう」とか「自分のそっくりさんを見たという人が何人も現れる」という不思議な出来事に、もしかしたら、ものだまのせい?ってわけで、七子と鳥羽が解き明かしていく。
前作で顔を出しただけだった鳥羽のライバルらしい律が話に絡んでくるが、微妙な関係の鳥羽と律とのやり取りが微笑ましく、二人に煽られっ放しの七子が下級生に接して少しずつお姉さんになっていく様子も可愛らしい。
〈笹の便り〉の季節のお菓子もおいしそう。

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2023年04月09日

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