ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    ネタバレ

    連作短編集は主人公に感情移入しにくくなりがちですが、
    この作者は比較的少ない文字数で主人公の状況説明を済ませて、感情移入させるのが非常に上手く思います。

    「活版印刷」というニッチなテーマで6作もよく続けたなと思いますが、2冊目までは無理なく、いい感じに進めていると思います。

    読み進めていくうちに、過去に出てきた人が出てくるのも楽しい。

    本作では「あわゆきのあと」が泣けました。

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    2026年08月11日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    人生の節目や何かを決断する時に、まるで初めから用意されていたかのように目の前に助け舟が現れる

    でも、その助け舟に出会うためには、それまで、いっぱい悩んで、いっぱい考えて、いっぱい苦労して、なおかつ自分自身ともしっかり向き合いながら日々生きていないといけない

    自分ではそんなふうに生きていないと感じるかもしれないけど、これまでの積み重ねがきっちり目の前に数々のヒントと共に提供され、助け舟へとつながる

    この言葉が心に残った

    自分のまわりにあるものに目を向けること
    身の回りにあることを感じ取ること
    生きるということはそういうことなのかもしれない

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    2026年08月09日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    苅部さん、ついに俳優デビューですか。
    底の知れないおひとですねー。

    「そのときできるかぎりのことをする。人にはそれしかできないし、それだけでもたいへんなことだと思うんです。」
    ですね。

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    2026年08月08日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    おとぎ話しの庭がよかった。
    私にも姉がいる。仲の良い姉妹ではないが今は近くに住んで助けてもらっている。
    いつか私も姉に手紙を書きたいと思った

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    2026年08月07日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    今回のテーマは「発送しない手紙」。1作目以来となる創業者一族にスポットを当てた第1話が印象的だった。心の整理にかかる時間は人それぞれだと尊重し、温かく見守る周囲の人たちも素敵。実在感のある世界観だからこそ、ホテルで行われる謎解きイベントの様子も鮮明に想像できて楽しかった。銀河ホテルでの謎解きイベント、やってみたいな~。苅部さんが意外な役回りを引き受ける展開も面白かった。

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    2026年08月07日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    ハレの日も、そうでない日もとびきり彩ってくれる「手紙室」の存在がとても魅力触れる場所で、こんなホテルがあればぜひ行ってみたい。
    今作も登場人物たちが手紙を書く相手や内容は様々だけど、「誰かを想って書いている」という本質はみんな同じ。手紙を書くという行為は、相手に渡すかどうかに関わらず、自分自身の考えや感情を整理する作業でもあって、何かを「書く」ことから始まる物語は、きっとたくさんあるのだと感じた。私自身も、何かを無心で書き殴ったり手紙を書く時間が好き。それは書くことが「自分と丁寧に向き合える時間」だからなのだと気づかされる。改めて自分の『書くこと』への愛おしさを思い出させてくれる、素敵な作品だ

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    2026年08月06日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    順境の時も、逆境の時も、それでも日々は続いて行く。
    少しだけこれまでとは違う雰囲気を感じた。自分の調子が今少しなためか、それとも……

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    2026年08月03日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    作者の新シリーズ。
    2年前に発刊されていたが、多分表紙のイメージから読んでなかったと思われ、2年遅れで読み始め。
    南軽井沢にある「銀河ホテル」
    そこにはホテルに居候している苅部が室長を務める「手紙室」がある。
    彼のワークショップを受けると、自分の本当の気持ちが見えてくると言う。
    東京でブラック企業に勤めて、身も心もボロボロで意識を失い、線路に転落してしまったホテルの創業者の一族である旬平が銀河ホテルに戻り、従業員として働くことから、話は始まる。
    全編、旬平の目線で描かれるのかと思ったが、章ごとに視点が変わり、1作目では娘家族と旅行に訪れた老年の女性と卒業旅行で友人と訪れた女子大生の目線で、それ

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    2026年08月02日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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     「銀河ホテルの居候」第2弾。

     亡き妻の残した手紙に、思い出を辿りながら返事を綴ったり、
    SNSが炎上し行き詰まった人が、近い未来の目標を綴ったり、
    将来に不安を持つ少年が、冒険ゲームを作ったり。
     今回も手紙室での時間が人々に柔らかなひとときを与え、自信や希望を取り戻していく描写が印象的だった。
     旬平くん、上原さん、三枝さんなどホテルの従業員さんの繋がりも温かだった。
     苅部さんの素性が少し明らかになっていき、ますます「銀河ホテル」に惹かれていった。

     こんな素敵なホテル、私も訪れてみたい。

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    2026年07月31日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    三つの話のうち、最後が印象的。
    苅部さん、骨折した俳優さんの代わり、やるだろうな~とは思ったが、もちろん当たり。ミステリーに使うことでいろいろの部屋の様子もわかり、ますます行ってみたな、銀河ホテル。ないのはわかってるけど。

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    2026年07月30日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    ネタバレ

    個人的には第2話の、「ラクダと小鳥と犬とネズミと」がとてもよかった。
    おばあちゃんが過去の楽しかった思い出を美化して、これからの未来をないがしろにしてしまうってあたりが妙にリアルというか。自分にはまだ全然想像できない心情だけれど、そんな悲しい気持ちを高齢者の人たちは抱えてるのかもなあって。
    手紙を書くことで、別れを恐れず出会いを大切にしよう、って思えたところが素敵だった。

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    2026年07月30日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    シリーズ2作目の本作。
    本作も連句を中心として、連句会「ひとつばたご」に参加するメンバーの話だったり主人公の新たなスタートだったりとゆるやかに進んでいく。話の流れがゆるやかだからこそ、読みながら気持ちがはやるというより、ゆっくりと自分のペースで読み進められる。

    連句会のご縁がつなぐ新たな出会いや別れもありつつも、静穏に物語が進み、じんわりと心にしみる、そんな物語だった。

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    2026年07月29日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    「取り柄もないし、自分にはなにもできないと思っていたが、いまはちがう。特技が見つかったというようなことではなく、自分の力でもできることはあって、恐れずに取り組もう、と思えるようになっただけだが。性格は変わっていないが、生き方は少し変わった」

    そういうことよね。
    世界一になった人や金メダルを取った人は本当にすごいけど、そうじゃない人はすごくない、ってわけじゃない。分かっていても卑屈になってしまったりするのは精神的にがきんちょなのかも。

    個人的に、人の過去や秘密はそっとしておいてほしいと思うけど、過去の積み重ねが現在に至るのだから、本人が受け入れているのであれば尊重して知った上で付き合いを続け

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    2026年07月28日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

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    言葉の園のシリーズ第7弾。

    連句会「ひとつばたご」に通い始めて三年になる一葉は、今回はどんな感じなのだろうかとドキドキとワクワクで読み始めたが、入りは「連句」とはどういうものかや「競い付け」「捌き」などのルールから始まる。
    う〜ん、やっぱり難しいな…と。

    過去のおさらいを含め、懐かしく思い返すところもあったが、大きな変化を感じられずに…と思いはじめていたが、オンライン連句会などの初の試みや一葉にとって初めての「捌き」の挑戦にドキドキした。

    物事に対する態度が似ていると言われた大輔さんとの距離も良い感じに思えた。

    句を作るのは得意じゃないけど、人の句にはいろいろ感じるところがあって、「捌

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    2026年07月28日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    「わからないことがあるっていうのは素晴らしいことだと思いますよ。それだけきちんと考えている、ということですから。」
    「隙間があると感じるのは、よく見ようとしているからなんじゃないですか」

    これが正解、と示してもらえたら楽ちんだけど、
    誰にとってもいつでも大正解なんて存在しないから、
    しんどくても限られた情報の中で信じた正解を、
    恐る恐るでも進まなきゃいけない。

    過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
    君子豹変す。

    間違えた、と分かったなら、
    認めるのが辛くても認めて戻る勇気を持ちたい。

    「ダニング・クルーガー現象」
    知識が浅い最初の段階こそすべて理解したと錯覚しやすく、知識が深まる途中段階こ

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    2026年07月26日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    誰しも悩み、苦しみ、いろんな過去を背負ってこれまで生きてきています

    なんとか過去を振り切って新しい自分で、前を向いて進んでいきたい

    そんな自分をそっと後押ししてくれる銀河ホテルのスタッフさんと手紙室

    今回は苅部さんの秘密がちょっぴり明らかになります

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    2026年07月25日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    歴史のあるホテルにある手紙室、という設定がまずすてき。読みやすいし、なんだかこちらも避暑地で過ごしている気分になれました。シリーズ読んでいくー!

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    2026年07月22日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    ミステリかと思いきや、
    ヒューマンドラマか。
    でも、最後には少し謎も解けたか。

    小説を書くということの、
    いろいろな側面が描かれていて、
    作者のいろいろな側面が表れているのかなとも思った。

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    2026年07月19日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    登場人物がどんどん増えるし、
    仕事もどんどん増えるし、
    過去も次々明らかになるし、
    ちょっと混乱しかけている。

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    2026年07月13日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    どの話もどこか自分と重なる思いがあり自分を振り返りながら読み進めていったような感じがある。
    今回の話のなかで1番すきなのが「長い黄昏」。

    今ちょうど迷いのなかにいる私。
    銀河ホテルの手紙のワークを受けたいです。

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    2026年07月08日