ほしおさなえのレビュー一覧
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シリーズ4作目。
3作目ら話が続いているので、全作を読み終えてからがおすすめ。
今作は天蚕の紬が登場。天蚕というものを今まで知らなかったけど、野生の蚕の一種なのだそう。
萌黄色の輝くような糸は生糸の100倍以上のお値段で
繊維のダイヤモンドとも言われているらしい。
どんなものか見てみたくて、読み終えてからしばらくネットで画像検索してしまった。
知らない着物についての知識が得られるのも、この本の楽しいところ。
天蚕紬に宿る記憶は切ないけど、引き継がれてきた愛情がしっかり残っていて温かい。
琴子の出自のことも少しずつ動き出し…続きがとても気になる。 -
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ネタバレシリーズ第一7巻。
P.257の一葉ちゃんの「わたしは自分ひとりでわたしになったわけじゃない。まわりの人たちのおかげでわたしになった。」という言葉。人は1人で生きていけると思い込みがちだけど、今日ここまで生きてこられているのは自分1人だけの力ではないんだよな、と当たり前だけどそんな当たり前のことを改めて…
このシリーズを読むたびに、私も連句というものを巻いてみたいなと思うし書店に置かれている歳時記に幾度となく手を伸ばすのだけど毎度毎度断念…いつかは連句というものを始めてみたい。あと、毎度のことながら登場するお菓子たちが本当に魅力的で、実際に調べて買いに走ったりしています -
Posted by ブクログ
本当に楽しみで大好きなシリーズ。表紙からまず素晴らしい。銀河ホテルにぴったり。作者のほしおさなえさんの著作は他にも読んだことがあるがダントツにこのシリーズが好きかつ、このシリーズには独特の静寂さがある。もう心を鷲掴みにされるのと、本当に軽井沢にいる気分…まず銀河ホテルが素敵で行きたい。そこに交わるいろんな人々と、手紙室の苅部さん。手紙室で手紙を書く中で、自分のモヤモヤの輪郭が分かり前を向ける…というのがこのシリーズだが、軽井沢マジック、銀河ホテルマジックにかかり美しい世界に誘われる。
こんかい3つ目のお話はいつもと変わった切り口と終わり方だった。
どんどん続いてほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今作では予想通り、弓子さんの恋愛話が発展しました。
まあそれはいいのですが、
古本屋の冊子をみんなが知ってたり、
水上さんの死までのいろいろなことが順調に進むあたりは、
「ちょっと都合良く話が進みすぎだろ」と思ってしまいました。
この作品は、前作まではそういう塩梅が絶妙で無理のない感じで進んでいたのに、
東京バンドワゴン的な臭いがしてしまいました。
まあ、許容範囲ではありますが。
ここから2作もあってどう展開していくんだろう、
と思ったら、この4作目が完結編で、あとの2冊は番外編なんですね。
それなら、最終回の都合の良い展開は許せるかな。
いやあ、いい物語でした。
ドラマ化したら良さそうだけど、映像化は難しいんでしょうね。
モデルになった川越の店とか、活版印刷に触れられる、印刷博物館とかには行ってみようと思ってます。