ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    昔、ウチの会社が印刷会社だった頃に、新人研修で現場の見学をしたことを思い出した。
    刷版、輪転機、枚葉機、断裁機、機械が動く大きな音、それに負けないような大きな声、インクの匂い…。
    全ては無くなってしまったけれど、あの頃のわくわくした想いが蘇った。
    デジタル化される少し前のことだ。
    とはいえ、その頃既に活字ではなく印字になっていたのだが、今よりは手作り感が強く、出来上がったカタログには今とは違う重みがあったように思う。
    活字で本を作る。
    なんて素敵で、なんて無謀なんだろう。
    人と人のつながりの輪がどんどん大きくなっていく三日月堂の仕事。
    続きがとても楽しみだ。

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    2020年11月05日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    大好きなシリーズの番外編。
    このシリーズのどこかに出ていた人たちに再び会えて、懐かしいし、嬉しいし、物語の中なのに、実際にいる人のようで、それだけこのシリーズに思い入れがあるんだなと感じました。
    相変わらず温かいお話ばかりで、ホロッとしながら読みました。

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    2020年11月04日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    ネタバレ

    水上さんが完成まで生きていられるかハラハラしながら最後のあたりは駆け足で読んでしまいました。
    弓子さんは悠生さんと想いが同じでほんとによかった。
    周りのみんなもいい人ばかりで心があたたまりました。
    番外編がまだ残っているので、読むのが楽しみです。

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    2020年10月19日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾完結編『雲の日記帳』から時を経た未来が描かれた番外編
    本シリーズを、別の人視点での回想を交えつつ…


    生きていく中での葛藤

    人とのつながり
    相手の気持ちを知り、気付く
    子どもの成長

    生きていく上で大切なことを
    心に刺さることがたくさん描かれているシリーズ

    大好きなシリーズ完結…


    初版限定巻頭活版印刷扉
    「南十字星の下で」より
    (抜粋)・・・むかしの作家たちの心も、言葉があるから残ってる。人々に読まれ続けてきたから残ってる。星(活字、言葉)になって、人の心の空で光ってる。・・・

    活版印刷、良き…

    言葉は最初は音(話す)
    それが字になり活字になり残され、引き継がれてき

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    2020年10月11日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズ2作目。順番通りに読まなくてもこれだけ読んでも楽しめそう。
    今回もあたたかく素敵な言葉が散りばめられていて、幸せな気持ちになった。
    本や印刷のことが好きな人ならば、このシリーズはとても気に入ると思う。
    4篇入っているけど「あわゆきのあと」と「海からの手紙」が特によかった。

    「あわゆきのあと」では、死に漠然とした恐怖を感じている広太くんに対して、弓子さんがやさしく語りかけている場面が印象的。「心って、きっとひとつじゃないんだよ。身体に宿ってる広太くんと、ほかの人の中にいる広太くん。ほかの人の中の広太くんは、広太くん本人が死んじゃっても生きてる。」「わたしは、お母さんやお父さんやお祖父ち

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    2020年10月06日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    リングストーリ完結。見事に16個の話が繋がった。弓子さん、おめでとう!番外編があと2冊あるので、それも楽しみ

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    2020年09月26日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ネタバレ

    第一話 麻の葉のカード
    組子障子麻の葉 画像検索してみた。
    美しい♡

    第二話 貝殻の小箱
    漆芸(しつげい) 螺鈿(らでん)
    紙胎(したい) 紙の器に漆を塗る方法
    乾漆(かんしつ) 布(麻布)に漆を塗る方法

    デボス 裏面を凹ませる加工、空押し
    エンボス 裏面を推しあげて浮かす加工

    第三話 いろいろ紙ノート
    日本橋髙島屋に居た象の髙子

    動き出した紙屋ふじさき記念館のリニューアル
    次巻が楽しみ

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    2020年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズの2作目。3作目を最初に読んだので、これで12作が繋がった。個々の話は前の話に関連してスタートするが、独立した話なのでどう読んでも問題ないんだけど、弓子さんの謎がだんだん明らかになっていくので、順番通りに読んだ方が面白い。今回の話もどの話も好きだけど、朗読の話、好きだな。竹野内豊のドラマを思い出した。さて、全6巻だが、とりあえず第4巻で完結とのことで、楽しみ

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    2020年09月04日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    心温まるお話でした。
    本はタンポポの綿毛のようなもので、明確な宛先は持っていないけれど、行き着いた先の読み手にメッセージを残すという一節が非常に印象的でした。

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    2020年08月27日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    気持ちが温かくなる連作集。弓子の活版印刷屋を舞台にしており、前の話にそれぞれ繋がりはあるが、全く別の話として読んでも問題ない作品集。それぞれの話がいい話で、好きだな。読み終わってからシリーズ3作目と知る。遡って1作目、2作目も読もうっと

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    2020年07月30日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂のお話が、弓子さんの結婚で終わってしまうと思っていたら、待望のスピンオフが出ました。
    これまで活版印刷に関わってきた人たちが、主役になり、脇役になり次々登場するのでファンにはたまりません。
    それぞれの人生、人物たちがどこかで決心し、前へ向かっていこうとする姿が、作者に選ばれた言葉で表現されています。人生の機微というのかな。その辺りの表現が独特です。もう続編はないのかもしれないけれど(いえ、書いて欲しいですけど!)それぞれの今後をいろいろ想像してしまいました。

    初版には限定で、活版印刷による1ページが付いています。この字体、見たことがある。ずっと昔、家にあった教科書で。活版印刷で作られ

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    2021年01月26日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    漆に関わる仕事を通して、縦へ横へとあたたかく「繋がる」物語。ストーリーも文章も丁寧で素敵です。
    高山にも大子にも、改めて行ってみたくなりました。我ながら影響されやすいなーと思います(笑)。

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    2020年03月18日
  • 空き家課まぼろし譚

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ベニスのように美しい水上都市、海市。その一角にある風変わりな組織“海市協会空き家課”。だれも住まなくなった建物に再び命を吹き込むのがこの部署の仕事だ。そこに勤務する間宮明はちょっと気弱な25歳。仕事で扱う古い建物から古いアルバムをくすね、蒐集する悪癖がある。ある日、明の仕事に課長の娘・三上汀がついてくることに。そこで、汀の能力が目覚め……。次々に現れる空き家の謎を解く事は出来るのか!?

    【感想】

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    2017年08月05日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    ミステリかと思いきや、
    ヒューマンドラマか。
    でも、最後には少し謎も解けたか。

    小説を書くということの、
    いろいろな側面が描かれていて、
    作者のいろいろな側面が表れているのかなとも思った。

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    2026年07月19日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    登場人物がどんどん増えるし、
    仕事もどんどん増えるし、
    過去も次々明らかになるし、
    ちょっと混乱しかけている。

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    2026年07月13日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    どの話もどこか自分と重なる思いがあり自分を振り返りながら読み進めていったような感じがある。
    今回の話のなかで1番すきなのが「長い黄昏」。

    今ちょうど迷いのなかにいる私。
    銀河ホテルの手紙のワークを受けたいです。

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    2026年07月08日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    日常とはまた違った空間の一つがホテルである

    軽井沢という保養地で格式の高い歴史を感じさせるクラッシックなホテルでの大切な時間

    そのホテルにある手紙室で千種類の色とりどりのインクを使って誰かに宛てた手紙を書くという行為がとても素敵だ

    異空間で、普段使わない筆記具で、いつ届くかもわからない手紙を自分や誰かに宛てて、色の波に乗って描く手紙

    手紙が届く未来には綺麗な色彩の未来が待っている気がする

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    2026年07月04日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    あかーん!
    琴ちゃんが気になって、早く続きを読みたーい!

    あと1ヶ月、
    波風立てずに過ごせるか。。

    楽しみを待てる日々は
    嬉しいです☺️

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    2026年07月04日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

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    シリーズ完結の、第7弾。百花は念願の藤崎産業に入社、コロナ禍も収束に向かうなかで、川越に新記念館ができる。開館準備に向けた物語。このシリーズを楽しんできた一読者にも、やっとここまで来たかと感慨深かった。コンセプトを話し合い、やりたいことを少しずつ形にしていく。亡き父の作品も復刊へと進んでいく。ここから、新記念館を舞台に新しいシリーズがまた始まってほしい。

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    2026年07月04日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ネタバレ

    いい話を集めた連作短編集です。
    このジャンルはついついいろんなものを読んでしまいます。
    ありがちなパターンではあります。
    このジャンルは、次々と主役が変わるので、
    感情移入しにくくなってしまいがちですが、
    この作品は前のエピソードに出てきた人がすぐ次のエピソードに出てくるので、違和感なくスッと入れました。

    「活版印刷」というややニッチなテーマですが、
    興味が湧きましたし、活版印刷で名刺などを作りたくなりました。

    最後のエピソードの結婚式の案内状は、ビジュアルで見たかったですね。
    映像化されないかな。
    弓子さんは黒木華さんとかどうでしょう。
    舟を編むとか重版出来とか出版系のイメージから真っ先

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    2026年07月03日