ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    4冊で完結していたんじゃなかったのって思って読んだら番外編だった。時間を遡っての話。本編ではすでに亡くなっていた弓子の家族の話などの短編集。全部ではないけれど、親子がテーマの話が多い印象がある。ちょっと物悲しいけど、どれも暖かい話だった。

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    2021年02月09日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    弓子さんの物語から少し先。三日月堂の周りの人たちの物語。どれも温かくてほっこりする。弓子さんがお母さんになって、幼稚園でワークショップをするシーンは楽しそうだった。

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    2021年02月08日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    前巻の「二軒家」で焼け残った家は、昭和の生活資料館として保存されることになった。片付けボランティアをしていた、守人やべんてんちゃんたちが天袋から見つけたのは、段飾りの雛人形。しかも三人官女の一人がなくなっていた・・・(「雛の家」)というミステリーから始まった3冊目。「オカイコサマ」で守人は、家の声を聞く重要な人と出会う。
    そして、「文鳥の宿」では守人にある決心が・・・。
    今回も、桐一葉や、三日月堂とのエピソードが出てきて、ますます嬉しい展開に。守人のこれからを、もっと見ていたいシリーズです。

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    2020年11月22日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    シリーズ4作目。「シリーズ完結編」と書いてあるけれど、調べるとその後も6巻まで出ている模様。5は番外編で過去の話、6は少し未来の話だとか。
    4では三日月堂が少し成長して大きくなっていく経過が書かれている。最初は弓子さん一人でやっていたのが、いつの間にか悠生や楓がいなくてはならない存在になっていて、更に協力者も増えて賑やかになっていく。
    今回も日頃抱えている生きることや仕事に対する迷いや躊躇いを言葉にしてくれて、さらに思い切って踏み出してと後押ししてくれるような言葉がたくさんあった。あたたかくて安心できるシリーズ。
    ほしおさなえさんの著作はこのシリーズしか読んだことが無いので、他のものも是非読ん

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    2020年11月09日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    昔、ウチの会社が印刷会社だった頃に、新人研修で現場の見学をしたことを思い出した。
    刷版、輪転機、枚葉機、断裁機、機械が動く大きな音、それに負けないような大きな声、インクの匂い…。
    全ては無くなってしまったけれど、あの頃のわくわくした想いが蘇った。
    デジタル化される少し前のことだ。
    とはいえ、その頃既に活字ではなく印字になっていたのだが、今よりは手作り感が強く、出来上がったカタログには今とは違う重みがあったように思う。
    活字で本を作る。
    なんて素敵で、なんて無謀なんだろう。
    人と人のつながりの輪がどんどん大きくなっていく三日月堂の仕事。
    続きがとても楽しみだ。

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    2020年11月05日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    大好きなシリーズの番外編。
    このシリーズのどこかに出ていた人たちに再び会えて、懐かしいし、嬉しいし、物語の中なのに、実際にいる人のようで、それだけこのシリーズに思い入れがあるんだなと感じました。
    相変わらず温かいお話ばかりで、ホロッとしながら読みました。

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    2020年11月04日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    ネタバレ

    水上さんが完成まで生きていられるかハラハラしながら最後のあたりは駆け足で読んでしまいました。
    弓子さんは悠生さんと想いが同じでほんとによかった。
    周りのみんなもいい人ばかりで心があたたまりました。
    番外編がまだ残っているので、読むのが楽しみです。

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    2020年10月19日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾完結編『雲の日記帳』から時を経た未来が描かれた番外編
    本シリーズを、別の人視点での回想を交えつつ…


    生きていく中での葛藤

    人とのつながり
    相手の気持ちを知り、気付く
    子どもの成長

    生きていく上で大切なことを
    心に刺さることがたくさん描かれているシリーズ

    大好きなシリーズ完結…


    初版限定巻頭活版印刷扉
    「南十字星の下で」より
    (抜粋)・・・むかしの作家たちの心も、言葉があるから残ってる。人々に読まれ続けてきたから残ってる。星(活字、言葉)になって、人の心の空で光ってる。・・・

    活版印刷、良き…

    言葉は最初は音(話す)
    それが字になり活字になり残され、引き継がれてき

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    2020年10月11日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズ2作目。順番通りに読まなくてもこれだけ読んでも楽しめそう。
    今回もあたたかく素敵な言葉が散りばめられていて、幸せな気持ちになった。
    本や印刷のことが好きな人ならば、このシリーズはとても気に入ると思う。
    4篇入っているけど「あわゆきのあと」と「海からの手紙」が特によかった。

    「あわゆきのあと」では、死に漠然とした恐怖を感じている広太くんに対して、弓子さんがやさしく語りかけている場面が印象的。「心って、きっとひとつじゃないんだよ。身体に宿ってる広太くんと、ほかの人の中にいる広太くん。ほかの人の中の広太くんは、広太くん本人が死んじゃっても生きてる。」「わたしは、お母さんやお父さんやお祖父ち

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    2020年10月06日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    リングストーリ完結。見事に16個の話が繋がった。弓子さん、おめでとう!番外編があと2冊あるので、それも楽しみ

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    2020年09月26日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

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    ネタバレ

    第一話 麻の葉のカード
    組子障子麻の葉 画像検索してみた。
    美しい♡

    第二話 貝殻の小箱
    漆芸(しつげい) 螺鈿(らでん)
    紙胎(したい) 紙の器に漆を塗る方法
    乾漆(かんしつ) 布(麻布)に漆を塗る方法

    デボス 裏面を凹ませる加工、空押し
    エンボス 裏面を推しあげて浮かす加工

    第三話 いろいろ紙ノート
    日本橋髙島屋に居た象の髙子

    動き出した紙屋ふじさき記念館のリニューアル
    次巻が楽しみ

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    2020年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズの2作目。3作目を最初に読んだので、これで12作が繋がった。個々の話は前の話に関連してスタートするが、独立した話なのでどう読んでも問題ないんだけど、弓子さんの謎がだんだん明らかになっていくので、順番通りに読んだ方が面白い。今回の話もどの話も好きだけど、朗読の話、好きだな。竹野内豊のドラマを思い出した。さて、全6巻だが、とりあえず第4巻で完結とのことで、楽しみ

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    2020年09月04日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    心温まるお話でした。
    本はタンポポの綿毛のようなもので、明確な宛先は持っていないけれど、行き着いた先の読み手にメッセージを残すという一節が非常に印象的でした。

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    2020年08月27日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    気持ちが温かくなる連作集。弓子の活版印刷屋を舞台にしており、前の話にそれぞれ繋がりはあるが、全く別の話として読んでも問題ない作品集。それぞれの話がいい話で、好きだな。読み終わってからシリーズ3作目と知る。遡って1作目、2作目も読もうっと

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    2020年07月30日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂のお話が、弓子さんの結婚で終わってしまうと思っていたら、待望のスピンオフが出ました。
    これまで活版印刷に関わってきた人たちが、主役になり、脇役になり次々登場するのでファンにはたまりません。
    それぞれの人生、人物たちがどこかで決心し、前へ向かっていこうとする姿が、作者に選ばれた言葉で表現されています。人生の機微というのかな。その辺りの表現が独特です。もう続編はないのかもしれないけれど(いえ、書いて欲しいですけど!)それぞれの今後をいろいろ想像してしまいました。

    初版には限定で、活版印刷による1ページが付いています。この字体、見たことがある。ずっと昔、家にあった教科書で。活版印刷で作られ

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    2021年01月26日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    漆に関わる仕事を通して、縦へ横へとあたたかく「繋がる」物語。ストーリーも文章も丁寧で素敵です。
    高山にも大子にも、改めて行ってみたくなりました。我ながら影響されやすいなーと思います(笑)。

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    2020年03月18日
  • 空き家課まぼろし譚

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ベニスのように美しい水上都市、海市。その一角にある風変わりな組織“海市協会空き家課”。だれも住まなくなった建物に再び命を吹き込むのがこの部署の仕事だ。そこに勤務する間宮明はちょっと気弱な25歳。仕事で扱う古い建物から古いアルバムをくすね、蒐集する悪癖がある。ある日、明の仕事に課長の娘・三上汀がついてくることに。そこで、汀の能力が目覚め……。次々に現れる空き家の謎を解く事は出来るのか!?

    【感想】

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    2017年08月05日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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     「活版印刷三日月堂」の番外編第2弾。

     今回は、登場人物のそれぞれの人生に加えて、弓子さんの未来の姿が描かれている。
     一時は閉店していた三日月堂が、弓子さんと悠生さん夫婦の手で復活し盛り上がっていく様には温かい気持ちになれた。
     チューリップの折り紙に込められた切ない想い。卒園記念に込められた希望の想い。

     「文字」とは想いを未来へ繋げるかけがえのないものなのだと感じた。

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    2026年06月12日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    普段パソコンやスマホで何気なく扱っている文字。アナログにすると、一気にその文字の重さを感じられるようになる。いろは歌も俳句も改めてじっくりと眺めると、美しくて日本語の良さを改めて感じられる。

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    2026年06月07日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    軽井沢にあるすてきな洋館。銀河ホテル。
    ワークショップに参加すればホテルの一角にある手紙室で手紙を書くことができる。
    誰に書いても、発送できなくてもいい。保管してくれるから、いつか読みに来てもいい。
    この手紙室を管理しているのが、ミステリアスだけど人に寄り添うことができる苅部さん。
    苅部さんがいないとこの手紙室は成り立たないと思う。
    誰に何を書くかというより、書くことによって自分を見つめ直し、前に進むための手紙。
    私は誰に何を書くだろう。

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    2026年06月01日