ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    すごく好きで、読んでいて心がすっと静まっていくような、私自身も軽井沢の自然のなかでゆったりと深呼吸しながらリラックスしているような気分になれる心地良さ。

    今回心に残ったのは、手紙室の室長である苅部さん。
    もちろん前作から存在感ありまくりなんだけど、苅部さんは本文にも何度も出てくるように特別な何かをするわけじゃない。でも優しく寄り添いながらそっと背中を押してくれる。相手がどんな人でも変わらず、相手を信じ、そして自分が今できることをやる。
    私もそういう人になりたいんだなと、読んでいて気づくことができた。

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    2026年08月21日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    仕事での体験が、自分の子供について、自分に置き換えて考えさせられる三枝さん
    未来のことは大切だけど、役に立たないことをするのもいいんじゃないか、苅部さんの言葉

    近いところを真剣に見ていると気付かないことって、多いんだよな、と思う

    改めて、ゆるりと、生きていきたいと感じた

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    2026年08月20日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

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    言葉の園のお菓子番。
    素敵な言葉と、人間関係と、実在するお菓子が出てくる。
    慌てない、焦らない、静かに繋がって育んでいくような物語の世界観がとても心地よかった。

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    2026年08月18日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    シリーズの続編。
    軽井沢にある老舗の銀河ホテルで働く人々とそこに宿泊する人達の話。
    前作で東京の仕事を辞めて軽井沢に戻り、ホテルを手伝い始めた旬平のここでの成長が感じられる。
    謎めいた手紙室の苅部さんの過去が少しだけ明らかになる。シリーズを重ねる毎に苅部さんのことがわかるのかもしれない。
    読みおわると気持ちが落ち着く。

    次も楽しみ。

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    2026年08月17日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    読みながら、私も手紙を書いてみたいなぁという気持ちになったし、書くことってやっぱり心のデトックスや整理にとても大切な時間なんだなと改めて感じた。

    私たちって知らず知らずのうちに、いろんな感情に蓋をして過ごすことが当たり前になりがち…
    でも、きっと本音を共有できる、ただただ気持ちを話せる、そんな存在って必要な気がする。
    それは人が相手じゃなくてもいいのかも。手紙に書くだけでも気持ちが楽になるってことがあるんじゃないかなぁと感じた!
    読んでいて本当に心地よくて、私も一緒によい旅ができたような満足感。

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    2026年08月17日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    冬のお話。

    選ぶことの難しさ。
    手紙を書くことへの苦手意識。
    私の中にもあるなぁ、と思いながら読みました。

    ずっと気になっていた「謎解き」について扱われているお話があり、おもしろく読みました。

    何かを苦手に思う、そんな自分の固くなっている心の一部が少しほぐれる、今回も素敵なお話でした。

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    2026年08月16日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

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    銀河ホテルの第3弾
    第三話の「十人十色」は定年を前にしての大学の教師と教え子の話。じ~んとしました。

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    2026年08月15日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    ナツイチフェアで書店に並ぶ表紙に惹かれて購入。

    軽井沢の老舗ホテルを舞台に、宿泊客の人生やホテル従業員とのやりとりが描かれる。

    このホテルの経営に関わらないと決めて東京で働いていた息子が軽井沢へ戻るところから始まる。
    続編があるようなので、この息子がこれからホテルマンとして、経営者として成長していく姿も読むことができるかもしれない。

    ホテルにある手紙室は惹かれる。
    自分を見つめ直し、文字を書くというのは良いことかもしれない。

    親子、女友達、色々な宿泊客のエピソードを読み終わると、あたたかい気持ちになる。

    続編も読んでみようと思う。


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    2026年08月05日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

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    新作が出ると知ってから、読める日までをどれだけ楽しみにしていたことか!♡
    前作の発売から1年以上経っての念願の新作!今回も読み始めから最後まで、作中の雰囲気がずっと優しくて温かくて、読み終えるのが本当に勿体ない、でもあっという間に読んじゃった(笑)
    一葉の新たな挑戦としての捌き。こんなに早く捌きに挑戦するとは思わなかった‎( ⊙⊙)!!捌きは連句のいろんな知識や決まりが頭に入っていないと務まらないと思っていたけど、連句初挑戦の参加者たちに一葉が説明している様子を読みながら、こんなに連句のことを誰かに話せるまでに成長したんだなあと感動した(T_T)
    読む度に、少しずつ穏やかに一葉が成長している様子が分かるから、それがこの作品の楽しみであり醍醐味のひとつだなあと思う︎✿
    初めての挑戦であんなに捌きができたんだから、本番もきっと大丈夫!次回は拝めるのかな?まだ続くよね??楽しみ!

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    2026年08月04日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

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    高山の春慶塗り。
    高山に行きたくなる

    親子孫三代で親のルーツをさぐる旅なんていい

    母の春慶塗りのかんざしを元に孫である真緒が高山の漆の森を訪ねていく

    最初に漆を見つけた人はどんな人なんだろう
    漆のような伝統工芸を守ってきた人たちに感謝である

    「苦しいとき、よくひとりであのかんざしを出してみてたんだ。漆の艶のうつくしさを見てると、いろんなことがどうでもよくなる。この世にはこんなにきれいなものがあるんだ、と思うと元気が出た」
    母が心を保っていられたのは、漆の力なのかもしれない。母の子供時代が母の壊れそうな心をつなぎとめていた。P303

    金継ぎも一度経験してみたい

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    2026年08月03日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    友人から勧められて読み始めました
    娘家族との会話に、あるある、と共感したり
    昔、好きだった得意だったことを思い出す主人公が、とても幸せそうで、うれしくなりました
    歳を重ねるのが楽しみになりました

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    2026年07月31日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    ネタバレ

    前作でこれは微・日常ファンタジーくらいかな…?の認識だったけど、確実にこれはファンタジーだなと確信した気がした。

    あと今回は少し重たいテーマというか、出会った人のエピソードと交錯するように主人公の過去と向き合うシーンが盛り込まれていて読んでいて少ししんどく感じることもあった。
    でも過去の悲しかったり辛かったり寂しい感情を、現在の主人公自身やその周りを取り囲むものが包んで少しずつ和らげてくれるような、救いと言ってしまうと簡素だけどそういった癒しのような浄化のような感覚を受け取れる一冊だった。


    今回ファンタジーだと確信した一つは、一方的に聞けるだけと思っていた家の声と会話が出来るという驚きの展開があったから。
    えっ!話出来るんだ!!という主人公と同調した驚きを私も見せてしまった(笑)
    更に驚きなのが限定的ではあるけど話が出来るそのモノは移動出来るっていう……
    それは…その声は本当に家なのか…?
    家は家として一つの物で、その中に入っている何かが会話出来るモノなのか……

    もしかしてこの作品はミステリーでもあるの?(笑)

    日本では昔から謂われている、物には全て八百万の神が宿っているていう話も考えられるのかな。
    日本ならではのそういった考えだとか伝承とか大好きだし本当にそうなんだろうなって思うところが個人的にはあるから、よりこの作品が好きだなと感じた。

    人も家も、別の物にもきっと命があって、長さは違えど終わりがあって、その中で出会いと別れがあって。
    家の声が聞ける主人公はその橋渡し的な何かなのかな。
    今回少しヒヤッとした場面があったから、今までは大丈夫だったけどとてつもなく悪いモノに出くわして飲み込まれたりしないんだろうか…っていうホラーな展開を想像してしまった。個人的にはこの作品はそういうのじゃないと良いなぁと思う。
    今回ちょっとホラー要素もあって怖い場面あったからうっかり妄想してしまった(笑)


    人には話せない家の声が聞けるという力を、話せるようになった月光荘と友だちになって共有できるって主人公には本当に嬉しいことだったんだろうな。
    私もグッと込み上げてしまった。
    主人公にもいつかこの声が聞こえなくなる日が来たり、所謂お別れのようなことがあったりするんだろうか…まだ寂しくてその辺は考えたくないな。

    痛みや空いた穴は忘れなくても塞がらなくて辛くてしょうがなくても時間が過ぎて行けば少しずつきっと変わってくるから、今を少しでも大切に過ごさないとなぁ。
    持っている物とか家とか大事に、大切に使って少しでも後悔のないようにしないと。
    そんなことを感じて少し背筋の伸びるような一冊だった。

    次回作も読めるのがとても楽しみです。

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    2026年07月26日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    家の声を聞くことができる守人と、「声」を発する家たちが語る不思議な物語。

    タイトルにある「菓子屋横丁」とは、埼玉県川越市で駄菓子や土産物を売る店が軒を連ねている、人気観光スポットです。

    【家の声、家の記憶】
    守人が聞く家「声」は、家自身の声もあるのですが、月光荘はそこに住んでいた人々の「思い」を記憶していて、どうやらそれを伝えたたがっているようなんです。

    なぜ、守人には家の声が聞こえるのか。

    今の守人は両親を亡くし、住んでいた家からも離され、厳格で傲慢な祖父に育てられました。そんな祖父も亡くなり、よるべのない身の上です。

    そんな彼だから、家の「声」を聞き、寄り添うことができたのかもしれません。

    特に最初の「歌う家」のお話は、物語の最後に歌の謎が明かされます。その描写が詩のようで美しいです。読んでいてぽおっと心が暖かくなる文章です。

    月光荘の謎がとけた後も、守人は管理人として川越の古い家にまつわる出来事に関わるようになり、別の家にはまた違った形の家の思いが残っていて、それを聞くことになります。

    これから守人はどんな家の声を聴くことになるのか、そこにはどんな物語があるのでしょう。

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    2026年07月22日
  • 銀河ホテルの居候 あのときの夕日を胸に

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    ​シリーズも5作目。
    それなのに、まだまだ可能性があったのか!と思い知らされ楽しめました。

    このシリーズのキーパーソンは苅部さんだと思っていますが、苅部さん一強ではないところが強みなのかも、と思えました。
    創業者一族の話は、シリーズ1作目の1話目で息子さんのことを描き、中心的に触れることはもうないのかなと思ったら、5作目の1話目でお父さんの大学時代の友人が出てくるという。
    不思議な魅力を持った上原裕作さんの、友人とのやりとりを通して心持ちや人生観が変わる様が美しく、涙がこみ上げました。
    その張本人がすぐに思い出せない程の何気ない一言が、裕作さんの選択を後押しし、上原一族に未来も変えた。
    人の死をすぐに受け入れられなくても良くて、それを前向きに思える人もいるというのがなんだか、良かったです。
    世間一般のマナーで言えば、お葬式には出た方が良いしお墓参りも行った方がいい。。
    でも、人それぞれ心の整理の速度は違うし、タイミングがある。
    人のペースを尊重する空気が心地良いです。

    2話目は、思春期ならではの悩みがもどかしく愛おしく。
    身近な家族の一言が煩わしく感じることもあるけれど、大体少し先の人生をゆく先輩の一言は、よくよく聴いてみれば思いやってのことだったり自分の独り相撲で被害妄想していたりなので、一歩勇気を出して自分の弱みを見せた方がうまく行く気がする。
    手紙の宛先が可愛い。こういう発想ができるのが若さゆえという感じもして眩しい。

    3話目を読んで、銀河ホテルに行きたい気持ちがより強まった。
    これまでも読みながら、こんなホテルがあればなぁ〜と思っていたのが、ホテルでの謎解きの設定がとても細かくリアリティがあるので、銀河ホテルの解像度が高まったことでホテル行きたい!謎解きイベント参加したい!と思えた。

    安定した面白さと、刊行頻度もマメで、すごいです。

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    2026年07月21日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    .思いがけない人生を今現実に生きている私、
    苦しさ、つらさに負けてしまいそうな時もある。それでも自分らしく生きればいいと思わせてくれた小説だった。

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    2026年07月18日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    三つ目の話で苅部が言った、

    「好きに生きろ。なんでも自分で決めるんだ。途中で違うと思ったら別の道に行ってもいい。何を選んでも人のせいにしないこと。」

    という言葉が、今の自分には特に胸に響いた。

    ちょうど最近、自分自身も同じようなことを考えていたからだ。

    自分で選び、その結果も受け止める。言葉にするのは簡単だけれど、実際に生きる上ではとても難しい。それでも、この姿勢こそが大切なんだと改めて感じた。

    いつか息子が人生の分岐点で悩む日が来たら、一緒にこの話を読み返したい。そう思える、大切な一編だった。

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    2026年07月15日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    一晩で読み終わりました。
    そのくらい読みやすくて、イメージしやすいお話でした。文房具好きなのもあり、とても楽しく読めました。
    冒頭の感じから重たい話になるのかなと思いましたが、読み終わった後は、心が軽くなる感じがします。
    私も誰かに手紙を書きたくなりました。まずは自分宛に書いてみようかなと思います。

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    2026年07月06日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    大学の先生が亡くなり、ゼミ生が再会。先生の最後の著書に疑惑が?本に深く関わる登場人物はこの疑惑をどうするのか?

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    2026年07月05日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

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    今回も良かった。

    特に第3話。
    ひとそれぞれ読んでて思うことは違うけど、私は出会いや別れをたくさん経験しているからこそ響くものがあった。
    家族は、本当に大事

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    2026年06月25日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

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    このシリーズ3巻目。和紙の博物館のような紙屋ふじさき記念館が舞台。学生アルバイトとして働いている百花は、記念館のお客さんを案内したり、和紙に関わる商品開発や展示についてアイディアを出したりしている。今回は、水引きとガラスペンやカラーインクが取り上げられていた。商品化の過程で、百花が楽しそうに考え、それが形になっていくのが、とてもワクワクする。

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    2026年06月24日