ほしおさなえのレビュー一覧

  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

    Posted by ブクログ

    第一弾を読んでからずいぶんと日が開き、久々に「言葉の園のお菓子番」を読んだ!
    急に綺麗な言葉に触れたくなり手にして…大正解!
    やっぱりほしおさんの描く言葉はとても綺麗!
    品がよく、凛とした中に穏やかさもあり、微笑ましさも哀しさも静寂さもあり…とても好きな世界。
    相変わらず細かな俳句の約束事はなかなか理解が出来ないけれど(海月ちゃんレベル!笑)それでも楽しめる「ひとつばたご」
    人と人の繋がりが新しい風を吹かせ、その風に乗りながらまた新しい人に巡り合い人の輪が広がる。
    人の想いに触れながら我が心も豊かになる。
    静かに静かに豊かに穏やかに温まる。
    この素敵な世界をまた覗きにこよう ❤︎

    0
    2025年04月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

    Posted by ブクログ

    三日月堂、これからの話ー

    平凡な日々はつまらないと思っている女性
    遠く離れた土地で暮らすことが決まっている友人を思う女子高生
    中学受験に立ち向かう息子を見る男性
    苦手だったはずの義理の母の家が売られることになった女性
    結婚したいけど、将来が不安な男性
    そしてラスト、弓子さんの息子の話

    どれも心にしみる話でした。
    結構泣けるものもあったので涙腺が弱い私は泣いてました笑

    0
    2025年04月19日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

    Posted by ブクログ

    昔は活字を拾って言葉を組み印刷していたという事実を再認識した。この本を読んでから、印刷博物館(文京区)を訪れると印刷技術の凄さを目で見て感じ取ることができ良かった。

    0
    2025年03月25日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

    Posted by ブクログ

    大輔の雑誌に載せる写真のことから親しくなった大輔と一葉父。すっかり意気投合して一葉抜きでも撮影のためにお出かけ。趣味の繋がりは年齢超えて親しくなれるのがいいですね。「きりん座」は意見の相違から久輝が抜けることに。歳が近いし感性が鋭い人同士だとぶつかることもあるよね。人の集団が長く続くには新陳代謝を繰り返すことはしょうがない。SNS連句は次回ですね、楽しみ。

    0
    2025年03月18日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    自分の妻、娘たち、両親、それぞれの存在に対して愛おしい気持ちになる一冊だった。
    当シリーズ全6冊?中まだ5冊までしか読み終わってないですが、これがいちばん沁みた。

    0
    2025年03月13日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    良かったです。
    人の思いがぎゅっと詰まったお話に惹かれます。

    お話も良かったですが、活版印刷のコラボ企画の案内が本に挟まっていました。
    この頃にこの本と出会えていたら参加したかったのにと残念に思いましたが、印刷博物館は今も活版印刷のイベントが行われているようなのでこれには是非参加してみたいです。

    0
    2025年03月11日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

    Posted by ブクログ

    言葉の園のお菓子番シリーズ(四)
    あずきブックスのイベント担当となった一葉は、歌人の川島久子さんをゲストに迎えて、参加者に短歌を作ってもらうワークショップを企画する。

    「短歌の入門書はおもしろいし歌も魅力的だけど、作るコツがわからない」

    先ずはあずきブックスのスタッフで読書会を始める。「わからないなりに短歌を読み、語り合う読書会」 は楽しいが自分の気持ちを言葉にするのは難しい。
    題詠『実』テーマ詠『坂道』でそれぞれが短歌を作り、皆で合評会を行うことにすると…

    短歌創作イベントの日がやって来た。
    準備から開場、一葉の挨拶が済み久子さんのトークが始まる。会場の様子が見えるようだった。短歌を提

    0
    2025年03月09日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

    Posted by ブクログ

    一番大切なものはお金じゃない。
    もちろんお金は大切だけれど、充実感や満足感、達成感、心の豊かさ、人としての魅力って、お金とはまた別のなにかにあるんだなぁっていうのをじんわりと心の中に感じることができた。
    もしも、今、自分が別のことをして生きるとしたら…どんなことができるだろうか。
    作中に出てきた「心打たれる」というひと言に胸いっぱいになる。
    読み終えると共に、涙が溢れ出して止まらない。
    私も、生きているうちに、こんな風に心が動くものごとと歩みを共にしたい。
    生活のためとか、仕事だからとか、そういうのではなく、自分の心の奥底から喜びが湧き上がってきて時間も忘れるくらいに夢中になれるなにかと共に過

    0
    2025年03月08日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

    Posted by ブクログ

    活版印刷の魅力とともに、人の温かな思いを感じられるストーリー。

    著者の「銀河ホテル」シリーズでも感じましたが、作品のもつ優しい雰囲気と言葉にまつわる物語の世界観がとてもとても素敵。
    また、追いかけたいシリーズが増えました。

    素敵だなぁと感じるフレーズがいくつもあって、そういうときは心の中で繰り返してしまう。
    「言葉」がもつ表現力というか力みたいなものを感じることがある。それは違和感なく心にスーッと入ってくることもあれば、ちょっとした衝撃を受けることもある。
    そういう読書体験が、著者の作品にはあるような気がしています。

    「八月のコースター」がとても良くて、一番好きかも?と思ったのですが、次

    0
    2025年02月27日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話がずーっと進んで弓子さんの息子佑くんの卒園シーンで終わります。いい話だったなあーとしみじみ思います。

    0
    2025年02月24日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    番外編。今まで語り手になっていなかった人が語っています。弓子さんの家族の身辺のお話。とてもよかったです。

    0
    2025年02月24日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    活版印刷の可能性が広がることで夢が広がっていく様子にわくわくします。悠木さんとふたりてやっていくことになってよかったです。

    0
    2025年02月24日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

    Posted by ブクログ

    プレゼントのガラスペンを使い始めて、関連の物語はないかなぁっと出会った本
    ガラスペンにも、このシリーズにも夢中~

    0
    2025年02月22日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    今回は感動の連続でした。

    「我らの西部劇」のライターさん、
    弓子さんのお父さん、
    弓子さんのおばあちゃん、
    三日月堂のお得意さんで和紙のお店の人、
    弓子さんのお母さん、カナコさんの大学時代の同級生の人、
    弓子さんのおじいちゃん、
    そして…全てを失った弓子さん自身の話。

    弓子さんが成長していく段階に合わせて話が進んでいくのも面白かった!

    0
    2025年01月25日
  • うせものがかり なくしたもの、見つけます。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特別な『うせものがかり』を分かってくれた嬉しさが伝わってきました。また、つむぎのお父さんとの赤い糸を考えると、少し涙が出てしまいそうで……
    とっても感動する本でした(T ^ T)グスン

    0
    2024年12月23日
  • 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    着物に宿る記憶を見ることが出来る主人公と1着の銘仙を巡るお話です。
    人はいずれ居なくなるが、物は残る事もある。けれど残った物には、かつてそれを使っていた人がいるのだ。
    当たり前の事かもしれませんが、それを改めて認識する事が出来た作品です。
    付喪神的な発想ではないですけど、物に記憶や想いが宿っているというのは、スッと納得出来るというか、あっても全然おかしくないですものね。自分は主人公と違ってそんな能力ないけれど、今なら博物館とか行ったら、当時の人に存分に思いを馳せてしまいそう。
    言葉の園のお菓子番シリーズ以外の初ほしおさなえさん作品でしたが、こちらも面白かったです。
    戦争にまつわるエピソードのお

    0
    2024年12月22日
  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    前から好きだったほしお先生の話は普通によかった。ほかのお話もよかった。アンソロジー、あたり。

    おにぎり、おいしそうだった。人気の下灘駅に行ってみたくなった。

    0
    2024年12月19日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

    Posted by ブクログ

    連句のシリーズ第5弾。まだまだ続きそうでわくわく。
    連句を巻いてみたい、文芸フリマにも行ってみたい。

    0
    2024年12月16日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

    Posted by ブクログ

    いろんな出来事があり、いろんな出会いがあり、いろんな季節がめぐっての連句。私もいつか巻いてみたいなぁ、うずうず。

    0
    2024年12月08日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「わたしたちは生まれてしまったから生きてるだけ。死ぬまで続く地獄のような道をひとりで歩き続けているだけ。」
    「人生はきっとただの苦しい道なんだろうけど、歩いていれば素晴らしいことも起こるかもしれない。」

    人生って何だろう、と考える日々の中でのこの本との出会い。
    明日も歩こう。そう思えた。

    0
    2024年12月05日