ほしおさなえのレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    自分の妻、娘たち、両親、それぞれの存在に対して愛おしい気持ちになる一冊だった。
    当シリーズ全6冊?中まだ5冊までしか読み終わってないですが、これがいちばん沁みた。

    0
    2025年03月13日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    良かったです。
    人の思いがぎゅっと詰まったお話に惹かれます。

    お話も良かったですが、活版印刷のコラボ企画の案内が本に挟まっていました。
    この頃にこの本と出会えていたら参加したかったのにと残念に思いましたが、印刷博物館は今も活版印刷のイベントが行われているようなのでこれには是非参加してみたいです。

    0
    2025年03月11日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

    Posted by ブクログ

    言葉の園のお菓子番シリーズ(四)
    あずきブックスのイベント担当となった一葉は、歌人の川島久子さんをゲストに迎えて、参加者に短歌を作ってもらうワークショップを企画する。

    「短歌の入門書はおもしろいし歌も魅力的だけど、作るコツがわからない」

    先ずはあずきブックスのスタッフで読書会を始める。「わからないなりに短歌を読み、語り合う読書会」 は楽しいが自分の気持ちを言葉にするのは難しい。
    題詠『実』テーマ詠『坂道』でそれぞれが短歌を作り、皆で合評会を行うことにすると…

    短歌創作イベントの日がやって来た。
    準備から開場、一葉の挨拶が済み久子さんのトークが始まる。会場の様子が見えるようだった。短歌を提

    0
    2025年03月09日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

    Posted by ブクログ

    一番大切なものはお金じゃない。
    もちろんお金は大切だけれど、充実感や満足感、達成感、心の豊かさ、人としての魅力って、お金とはまた別のなにかにあるんだなぁっていうのをじんわりと心の中に感じることができた。
    もしも、今、自分が別のことをして生きるとしたら…どんなことができるだろうか。
    作中に出てきた「心打たれる」というひと言に胸いっぱいになる。
    読み終えると共に、涙が溢れ出して止まらない。
    私も、生きているうちに、こんな風に心が動くものごとと歩みを共にしたい。
    生活のためとか、仕事だからとか、そういうのではなく、自分の心の奥底から喜びが湧き上がってきて時間も忘れるくらいに夢中になれるなにかと共に過

    0
    2025年03月08日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

    Posted by ブクログ

    活版印刷の魅力とともに、人の温かな思いを感じられるストーリー。

    著者の「銀河ホテル」シリーズでも感じましたが、作品のもつ優しい雰囲気と言葉にまつわる物語の世界観がとてもとても素敵。
    また、追いかけたいシリーズが増えました。

    素敵だなぁと感じるフレーズがいくつもあって、そういうときは心の中で繰り返してしまう。
    「言葉」がもつ表現力というか力みたいなものを感じることがある。それは違和感なく心にスーッと入ってくることもあれば、ちょっとした衝撃を受けることもある。
    そういう読書体験が、著者の作品にはあるような気がしています。

    「八月のコースター」がとても良くて、一番好きかも?と思ったのですが、次

    0
    2025年02月27日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話がずーっと進んで弓子さんの息子佑くんの卒園シーンで終わります。いい話だったなあーとしみじみ思います。

    0
    2025年02月24日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    番外編。今まで語り手になっていなかった人が語っています。弓子さんの家族の身辺のお話。とてもよかったです。

    0
    2025年02月24日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    活版印刷の可能性が広がることで夢が広がっていく様子にわくわくします。悠木さんとふたりてやっていくことになってよかったです。

    0
    2025年02月24日
  • 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

    Posted by ブクログ

    プレゼントのガラスペンを使い始めて、関連の物語はないかなぁっと出会った本
    ガラスペンにも、このシリーズにも夢中~

    0
    2025年02月22日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

    Posted by ブクログ

    今回は感動の連続でした。

    「我らの西部劇」のライターさん、
    弓子さんのお父さん、
    弓子さんのおばあちゃん、
    三日月堂のお得意さんで和紙のお店の人、
    弓子さんのお母さん、カナコさんの大学時代の同級生の人、
    弓子さんのおじいちゃん、
    そして…全てを失った弓子さん自身の話。

    弓子さんが成長していく段階に合わせて話が進んでいくのも面白かった!

    0
    2025年01月25日
  • うせものがかり なくしたもの、見つけます。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特別な『うせものがかり』を分かってくれた嬉しさが伝わってきました。また、つむぎのお父さんとの赤い糸を考えると、少し涙が出てしまいそうで……
    とっても感動する本でした(T ^ T)グスン

    0
    2024年12月23日
  • 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    着物に宿る記憶を見ることが出来る主人公と1着の銘仙を巡るお話です。
    人はいずれ居なくなるが、物は残る事もある。けれど残った物には、かつてそれを使っていた人がいるのだ。
    当たり前の事かもしれませんが、それを改めて認識する事が出来た作品です。
    付喪神的な発想ではないですけど、物に記憶や想いが宿っているというのは、スッと納得出来るというか、あっても全然おかしくないですものね。自分は主人公と違ってそんな能力ないけれど、今なら博物館とか行ったら、当時の人に存分に思いを馳せてしまいそう。
    言葉の園のお菓子番シリーズ以外の初ほしおさなえさん作品でしたが、こちらも面白かったです。
    戦争にまつわるエピソードのお

    0
    2024年12月22日
  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    前から好きだったほしお先生の話は普通によかった。ほかのお話もよかった。アンソロジー、あたり。

    おにぎり、おいしそうだった。人気の下灘駅に行ってみたくなった。

    0
    2024年12月19日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

    Posted by ブクログ

    連句のシリーズ第5弾。まだまだ続きそうでわくわく。
    連句を巻いてみたい、文芸フリマにも行ってみたい。

    0
    2024年12月16日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

    Posted by ブクログ

    いろんな出来事があり、いろんな出会いがあり、いろんな季節がめぐっての連句。私もいつか巻いてみたいなぁ、うずうず。

    0
    2024年12月08日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「わたしたちは生まれてしまったから生きてるだけ。死ぬまで続く地獄のような道をひとりで歩き続けているだけ。」
    「人生はきっとただの苦しい道なんだろうけど、歩いていれば素晴らしいことも起こるかもしれない。」

    人生って何だろう、と考える日々の中でのこの本との出会い。
    明日も歩こう。そう思えた。

    0
    2024年12月05日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

    Posted by ブクログ

    内容がコロナを反映。前巻でもコロナ話題あったもんな。未曾有の事件などがあると作家さんたちも大変だよな。

    さすが紙屋ふじさき。読んでいて、楽しい。
    今回は百花が藤崎産業に入社するところから始まる。コロナ禍で閉館セレモニーのできなかった記念館は場所を変えてリニューアル。なんとその場は!川越。いいじゃん、いいじゃん、三日月堂や月光荘に関連したお店とかとも協力するみたいだし。
    やっぱり物語ペーパー、私も欲しい。ってか、記念館グッズ、欲しい。

    0
    2024年12月03日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

    Posted by ブクログ

    三日月堂を初めて読んだのはもう10年近く前になるんやな。
    同じ作家、同じシリーズを立て続けに読まん読み方やから(集中できなくなる)のんびり読み進めてる。

    三日月堂も泣きそうになりつつ読んでたけどたぶん、泣かされそうになるわたしの弱いところはあのときと違っている。

    わたし自身の真ん中は変わらないけど、それなりに経験を詰んで、わたしの脆さに触れる刺激は変わるんやなあと思った。
    うまくいえないけど。

    最後は泣きながら読んだ。

    0
    2024年11月24日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    三日月堂、堂々の完結。
    自己主張ができない青年、大学のゼミで嫌なメンバーと作品を作ることになった女子大生、余命半年の古本屋さん…そして何より弓子さんのこの先。

    決して御涙頂戴ものじゃないけど
    心が温まる一冊。

    5、6巻はスピンオフらしいのでまた借りようと思います。

    0
    2024年11月20日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

    Posted by ブクログ

    『連句』って面白そう!この本を読んですっかり魅了されてしまった。

    勤めていた書店の閉店で、根津にある実家に戻った豊田一葉(かずは)。
    亡くなった祖母の部屋の本棚で一枚の手紙を見つける。十二ヶ月分のお菓子の名前が並ぶ紙の裏には祖母の字で、「一葉へ。ひとつばたごの皆さんに私のことを伝えてくれるとうれしいです。
    ずっと楽しかった、ありがとう」と書かれてあった。
    「春の香りの菓子を携え 治子」
    の句を見た一葉は、祖母に代わって三月の菓子「長命寺桜もち」を携え会に向かう。祖母の歩いた道筋を辿りながら自分の新たな一歩を踏み出す一葉にエールを送りたくなった。

    連衆が座に集い連句を巻く(作る)
    句は皆で出

    0
    2024年11月02日