ほしおさなえのレビュー一覧
-
購入済み
シリーズ二作目。着物も伝統的な手仕事で作られたものということが良く分かる。だからこそ、想いも宿ることも不思議ではないけど、琴子さんが心配。柿彦さんの存在が大きいかつ良き理解者。
-
Posted by ブクログ
あずきブックスで働くようになり、新しいイベントの企画や連句大会と、シリーズが進むごとに一葉がどんどん新しい挑戦をしている姿に凄く成長を感じる!連句を作る姿勢にも慣れてきたような印象を受けた。
そして、今作では捌きの航人さんの過去が明かされました。シリーズ第1弾だったかな?航人さんの言葉で非常に心に響いた言葉があって、それはいろんな経験をしたからこそ生まれたものだったのかと、より航人さんの言葉が心に深く沁みた。
わからない人といっしょにいることについて考えるのが生きることだと思うから。
人の心は何度でも生まれ変わる。
毎回1冊読み終わる度に、温かくじんわり前向きな気持ちにさせてくれるシリーズ -
Posted by ブクログ
第1弾を読んでどっぷり嵌ってしまったお菓子番の世界。第2弾となる今作は、大切な誰かが亡くなった時の喪失感ややるせなさ、無気力状態。そういった心の状態により焦点が当てられていたように思う。
生きていればどこかで人の生死に触れる瞬間は訪れる。自分のこれからの人生において、人の死に向き合う機会が増えることを考えた時に、果たして自分が向き合うことができるか、現実問題のひとつとして、恐ろしく感じていた。
けれども、喪失感は自分や周りがどうこうできるものではない。真っ暗闇と悲しみに覆われた感情それぞれがとても繊細に描かれていて、ひとつばたごの人たちが発する言葉が本当に優しい。言葉に掬われ、救われる。そんな -
Posted by ブクログ
複数の人が集まって作る連句。式目に倣って付いては離れを繰り返し、やがてひとつの連句が出来上がる。違う年代で考え方も違う人たちが集まって作る連句には善し悪しはなく、否定も拒絶もない。みんな違ってみんないい。
連句を通して人の想いに触れる度にいろんな魅力が伝わってきて、こんなに寛大で温かい世界があるんだなあと読みながら心が綻んだ。職を失って先が見えない一葉の心中はきっと不安が大きいと思う。それでも一つひとつの描写が繊細で穏やかで、連句を通じて人と人との繋がりにほのかな輝きと希望を見出すことができる、とっても素敵な話でした。毎月の連句会「ひとつばたご」で用意される和菓子が美味しそうなこと!
銀河ホテ