ほしおさなえのレビュー一覧

  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    連句と出合ったことで、新たな人たちとの繋がりだけでなく、新しい仕事を通じて新しいチャレンジをしたり。一葉が少しずつ前向きに変わってきている様子が感じ取れたシリーズ第3弾。
    言葉の園のお菓子番シリーズを読んでいると、言葉ひとつひとつが温かくて、心にじんわり響く余韻があるのが本当に素敵だなと思う。今作も名言だらけで、はっと気付かされることが多々ありました。
    次回はあっという間に第4弾。一葉に芽生えてきた前向きな気持ちを、一読者として、引き続き楽しみに見守りたい。

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    2025年09月23日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ネタバレ

    少ししずかな雰囲気をまとった素敵なお話。
    活版印刷を通して登場人物たちが少しずつ繋がって、進んでいくのがすごく良い。
    義母から譲り受けた本なのですが、続巻も買って読みたい。

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    2025年09月22日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    第1弾を読んでどっぷり嵌ってしまったお菓子番の世界。第2弾となる今作は、大切な誰かが亡くなった時の喪失感ややるせなさ、無気力状態。そういった心の状態により焦点が当てられていたように思う。
    生きていればどこかで人の生死に触れる瞬間は訪れる。自分のこれからの人生において、人の死に向き合う機会が増えることを考えた時に、果たして自分が向き合うことができるか、現実問題のひとつとして、恐ろしく感じていた。
    けれども、喪失感は自分や周りがどうこうできるものではない。真っ暗闇と悲しみに覆われた感情それぞれがとても繊細に描かれていて、ひとつばたごの人たちが発する言葉が本当に優しい。言葉に掬われ、救われる。そんな

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    2025年09月14日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

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    お話がいよいよ大きく動き出すのかなという展開のお話だった。

    今作は琴子が着物の夢を見る際に行きつく景色と類似した着物が本店から出てきたというお話。

    着物の夢を見てみるが、いつもと違って人があまり出てこない。しかも着物になる前から始まる。

    あの着物はどこからか来たのか。
    誰が描いたのか。
    なぜ店にあったのか。
    誰の着物なのか。
    夢との関連性は?

    琴子の出自にも関わる話で、今後の展開が非常に気になります。

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    2025年09月12日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

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    銀河ホテルシリーズ第2弾
    本を通して手紙室の魅力と苅部さんの魅力に取り憑かれました。短編集の中では第一話の健作さんのお話が感動的で思わず涙しました。
    第1弾、第3弾も読んでみたいです。
    インク沼には自分もはまりましたが、インクの魅力にもかなりはまるエピソードがありました。

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    2025年09月12日
  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    「植物の妖怪」ウツログサ科の植物たちとともに生活してゆく人生で起きてくること。

    いろいろな年代の方たちのエピソードがあり、どのエピソードも身近なお話と感じました。

    ひょっとしたらウツログサの影響かも、と考えてみると、世の中の見え方も変わってくるかもしれないと思いました。

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    2025年08月31日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    連句の楽しさを存分に読ませてもらいました。映画の予告編が続くような…。
    他の連句会とのつながりができたり、航人さんの過去を知ったり、一葉さんの人生が彩られていく様子にドキドキしながらも、楽しく読めました。

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    2025年08月22日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    読んで良かったなあ、と思えるお話です。人が生きていくということがどういうことなのかを教えられました。一葉さんがやりたい仕事をできるようになって本当に良かったと思いました。

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    2025年08月21日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    複数の人が集まって作る連句。式目に倣って付いては離れを繰り返し、やがてひとつの連句が出来上がる。違う年代で考え方も違う人たちが集まって作る連句には善し悪しはなく、否定も拒絶もない。みんな違ってみんないい。
    連句を通して人の想いに触れる度にいろんな魅力が伝わってきて、こんなに寛大で温かい世界があるんだなあと読みながら心が綻んだ。職を失って先が見えない一葉の心中はきっと不安が大きいと思う。それでも一つひとつの描写が繊細で穏やかで、連句を通じて人と人との繋がりにほのかな輝きと希望を見出すことができる、とっても素敵な話でした。毎月の連句会「ひとつばたご」で用意される和菓子が美味しそうなこと!
    銀河ホテ

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    2025年08月19日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

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    新記念館オープンまでの日々。素敵なお話でした。
    和紙の魅力がたっぷり語られているので、和紙のお店に行ってみたくなりました。

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    2025年08月08日
  • 紙屋ふじさき記念館 結のアルバム

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    コロナ禍での大学生活の大変さが伝わってきました。その中で工夫をこらして学んだり交流する姿が頼もしいです。
    百花の就職試験の緊張感も伝わってきました。記念館のこれからがますます楽しみになりました。

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    2025年08月08日
  • おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2

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    前作の、少し不穏な雰囲気のする物語も好きだったが、今作の方がじんわりと心に響くストーリーやフレーズで、別の良さがあった。
    どちらも全体的に人の命や優しさ、心の奥の想いなどを感じながら読むことが多かったのだけれど、今回は特に、登場人物の家族や人生に対して描かれている部分が多かったかなと思う。
    祓われるウツログサもあったが、そのままでいいとなりホッとしたものが多く、5つの物語、全て良かった。

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    2025年07月28日
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸

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    購入から約1年。家で温めていました。

    完結なんて嫌だな。もっともっと読んでいたい。
    月光荘と管理人の守人と、それらを取り巻く人々のお話。
    川越のお話。

    このお話を通じて守人がすごく成長したのが感じられた。守人の成長とともに月光荘やしゃべる家たちも成長しているような。喜代さんに話せたこと、喜代さんから聞いたこと、そしてそれから。田辺くんもいつか家の声が聴けるようになるといいね。

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    2025年07月09日
  • 言葉の園のお菓子番~復活祭の卵

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    ネタバレ

    物事が動き始めた巻、変化の巻、という感想でした。
    序盤からイベント担当を今後任せるという泰子さんの言葉に対し気後れせず了承する一葉に変化を感じ、これまでと違う流れを感じました。そして、とうとう登場する航人さんの奥さん。作中の桂子さんの『〜愛されてしあわせだったんだと思う。でもそれはなくなってしまった。〜失われてしまって、もう元に戻らない。』という言葉がまた悲しい…
    航人さんが奥さんに対して
    『人がふたりいてうまくいかなくなって、どちらかひとりだけが悪いなんてことがあるわけがない』という台詞も心に刺さる…
    人と人との繋がりというのは繊細で難しく、互いにとって良い関係というのはかけがえのないものだ

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    2025年06月08日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    「言葉の園のお菓子番」第三弾!
    すっかり連句の世界に浸ってしまった。
    シリーズを読み進めるたびに連句の魅力に惹かれます。
    短歌、詩、俳句、全く未知のそして無知の世界だけれど、連句はなんとなくそそられてしまう。
    皆の想いで出来上がる一巻がとても良い!

    連句の、俳句の奥深さを教えてもらった第三弾だった。
    一つの句の奥に広がる想いや世界。
    俳句を通して世の中や人生を見るのもまた素敵!
    教えられる事もたくさんある。
    今までにはなかった広い視野で物事が見れるような気がする。

    連句会が勿論本書のメインであり、楽しみなんだけど「あずきブックス」での新たな企画や一葉さんのポップのお仕事の展開もとても楽しみ

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    2025年05月19日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

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    「言葉の園のお菓子番」が素敵で思わずほしおさんの他の小説も…と思い、以前から気になっていた本書を手にした!(活版印刷三日月堂シリーズにも手を出しているのに、また新しいシリーズを読み始めてしまった…)
    映画やドラマの聖地巡礼をテレビでよく見かけるが、あまり興味を持たなかった。
    が、これを読んだら…行きたくなります!川越!
    テレビで何度も見かける川越…素敵な町、見ているだけで好きな雰囲気だなぁと思ってはいたけれど、本書を読んだら益々興味津々(^^)

    遠野くんやべんてんちゃん、遠野くんが管理人を勤める資料館、佐久間さんと藤村さんの珈琲豆のお店…川越の街も彼らが作り出す温かく少し不思議な空間もこれか

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    2025年04月24日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

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    第一弾を読んでからずいぶんと日が開き、久々に「言葉の園のお菓子番」を読んだ!
    急に綺麗な言葉に触れたくなり手にして…大正解!
    やっぱりほしおさんの描く言葉はとても綺麗!
    品がよく、凛とした中に穏やかさもあり、微笑ましさも哀しさも静寂さもあり…とても好きな世界。
    相変わらず細かな俳句の約束事はなかなか理解が出来ないけれど(海月ちゃんレベル!笑)それでも楽しめる「ひとつばたご」
    人と人の繋がりが新しい風を吹かせ、その風に乗りながらまた新しい人に巡り合い人の輪が広がる。
    人の想いに触れながら我が心も豊かになる。
    静かに静かに豊かに穏やかに温まる。
    この素敵な世界をまた覗きにこよう ❤︎

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    2025年04月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂、これからの話ー

    平凡な日々はつまらないと思っている女性
    遠く離れた土地で暮らすことが決まっている友人を思う女子高生
    中学受験に立ち向かう息子を見る男性
    苦手だったはずの義理の母の家が売られることになった女性
    結婚したいけど、将来が不安な男性
    そしてラスト、弓子さんの息子の話

    どれも心にしみる話でした。
    結構泣けるものもあったので涙腺が弱い私は泣いてました笑

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    2025年04月19日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    昔は活字を拾って言葉を組み印刷していたという事実を再認識した。この本を読んでから、印刷博物館(文京区)を訪れると印刷技術の凄さを目で見て感じ取ることができ良かった。

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    2025年03月25日
  • 言葉の園のお菓子番~大切な場所

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    大輔の雑誌に載せる写真のことから親しくなった大輔と一葉父。すっかり意気投合して一葉抜きでも撮影のためにお出かけ。趣味の繋がりは年齢超えて親しくなれるのがいいですね。「きりん座」は意見の相違から久輝が抜けることに。歳が近いし感性が鋭い人同士だとぶつかることもあるよね。人の集団が長く続くには新陳代謝を繰り返すことはしょうがない。SNS連句は次回ですね、楽しみ。

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    2025年03月18日