ほしおさなえのレビュー一覧

  • うせものがかり なくしたもの、見つけます。

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    特別な『うせものがかり』を分かってくれた嬉しさが伝わってきました。また、つむぎのお父さんとの赤い糸を考えると、少し涙が出てしまいそうで……
    とっても感動する本でした(T ^ T)グスン

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    2024年12月23日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    着物に宿る記憶を見ることが出来る主人公と1着の銘仙を巡るお話です。
    人はいずれ居なくなるが、物は残る事もある。けれど残った物には、かつてそれを使っていた人がいるのだ。
    当たり前の事かもしれませんが、それを改めて認識する事が出来た作品です。
    付喪神的な発想ではないですけど、物に記憶や想いが宿っているというのは、スッと納得出来るというか、あっても全然おかしくないですものね。自分は主人公と違ってそんな能力ないけれど、今なら博物館とか行ったら、当時の人に存分に思いを馳せてしまいそう。
    言葉の園のお菓子番シリーズ以外の初ほしおさなえさん作品でしたが、こちらも面白かったです。
    戦争にまつわるエピソードのお話でしたが、ほしおさんの作品は感情が乱されず、良い意味で落ち着いて読めるので、日曜の夜でも安心して読めます。
    出てくるメインの登場人物たちの精神が皆安定しているからなのか?とりあえず今回も素敵な作品でした。

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    2024年12月22日
  • あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー

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    前から好きだったほしお先生の話は普通によかった。ほかのお話もよかった。アンソロジー、あたり。

    おにぎり、おいしそうだった。人気の下灘駅に行ってみたくなった。

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    2024年12月19日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    連句のシリーズ第5弾。まだまだ続きそうでわくわく。
    連句を巻いてみたい、文芸フリマにも行ってみたい。

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    2024年12月16日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    いろんな出来事があり、いろんな出会いがあり、いろんな季節がめぐっての連句。私もいつか巻いてみたいなぁ、うずうず。

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    2024年12月08日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    ネタバレ

    「わたしたちは生まれてしまったから生きてるだけ。死ぬまで続く地獄のような道をひとりで歩き続けているだけ。」
    「人生はきっとただの苦しい道なんだろうけど、歩いていれば素晴らしいことも起こるかもしれない。」

    人生って何だろう、と考える日々の中でのこの本との出会い。
    明日も歩こう。そう思えた。

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    2024年12月05日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

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    内容がコロナを反映。前巻でもコロナ話題あったもんな。未曾有の事件などがあると作家さんたちも大変だよな。

    さすが紙屋ふじさき。読んでいて、楽しい。
    今回は百花が藤崎産業に入社するところから始まる。コロナ禍で閉館セレモニーのできなかった記念館は場所を変えてリニューアル。なんとその場は!川越。いいじゃん、いいじゃん、三日月堂や月光荘に関連したお店とかとも協力するみたいだし。
    やっぱり物語ペーパー、私も欲しい。ってか、記念館グッズ、欲しい。

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    2024年12月03日
  • 菓子屋横丁月光荘 浮草の灯

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    三日月堂を初めて読んだのはもう10年近く前になるんやな。
    同じ作家、同じシリーズを立て続けに読まん読み方やから(集中できなくなる)のんびり読み進めてる。

    三日月堂も泣きそうになりつつ読んでたけどたぶん、泣かされそうになるわたしの弱いところはあのときと違っている。

    わたし自身の真ん中は変わらないけど、それなりに経験を詰んで、わたしの脆さに触れる刺激は変わるんやなあと思った。
    うまくいえないけど。

    最後は泣きながら読んだ。

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    2024年11月24日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    三日月堂、堂々の完結。
    自己主張ができない青年、大学のゼミで嫌なメンバーと作品を作ることになった女子大生、余命半年の古本屋さん…そして何より弓子さんのこの先。

    決して御涙頂戴ものじゃないけど
    心が温まる一冊。

    5、6巻はスピンオフらしいのでまた借りようと思います。

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    2024年11月20日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    『連句』って面白そう!この本を読んですっかり魅了されてしまった。

    勤めていた書店の閉店で、根津にある実家に戻った豊田一葉(かずは)。
    亡くなった祖母の部屋の本棚で一枚の手紙を見つける。十二ヶ月分のお菓子の名前が並ぶ紙の裏には祖母の字で、「一葉へ。ひとつばたごの皆さんに私のことを伝えてくれるとうれしいです。
    ずっと楽しかった、ありがとう」と書かれてあった。
    「春の香りの菓子を携え 治子」
    の句を見た一葉は、祖母に代わって三月の菓子「長命寺桜もち」を携え会に向かう。祖母の歩いた道筋を辿りながら自分の新たな一歩を踏み出す一葉にエールを送りたくなった。

    連衆が座に集い連句を巻く(作る)
    句は皆で出し合い『捌き』と呼ばれる進行役が合う句を選んでいく。
    五七五の長句、七七の短句が三十六句つながる『歌仙』という形式を用いる。
    「ひとつばたご」主宰の航人さんが解説を加えながら、『発句(ほっく)』『脇』『第三』…と次々に句が決まっていく。

    「発句と脇はふたつでひとつの世界を作るように」季節は同じで名詞で終わる。
    「なつかしき春の香の菓子並びをり」
    蒼子さんの発句に、祖母の記憶を重ねて
    「のどかに集う言の葉の園」と付けた一葉の句が『脇』に選ばれ嬉しくなった。
    生前の祖母を知る人たちとの連句の会。
    穏やかな雰囲気が伝わってきた。
    決まり事はあるが自由に連想して構わない連句。なにかの想いをこっそりこめて句を出す。だれかがその意味を読みとり自分もこっそりなにかの想いをこめて句を打ち返す…連句にとても興味を覚えた。

    季節の和菓子がどれも美味しそう!
    パン屋さんのケークサレも食べてみたい。
    物語の中には四季折々の東京の下町を巡る楽しみもあった。

    鈴代さんから紹介された「パンとバイオリン」のポップを書いたことで、園芸店「houshi」、生活雑貨の「くらしごと」からも仕事の依頼がくるようになる。
    一葉が書店員だった頃、お客さんとして来店していた萌さんと連句会で再会した偶然にも人の不思議な繋がりを感じた。
    年齢や経歴を飛び越えて連句の"付け合い"が特別な繋がりを生む。こんな時間を私も持ちたいと思った。

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    2024年11月02日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    活版印刷とは何か分からなかったのですが印刷1つでも込められている意味があると思うと興味深く読むことができました。

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    2024年10月26日
  • まぼろしを織る

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    草木を染め、糸を織る。
    死を恐れる気持ち、それでも生きたいと思う気持ちを見つめること。人生を途切れずに織っていく決意をもらえた気がした作品だった。

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    2024年10月24日
  • 琴子は着物の夢を見る

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    ネタバレ

    着物に触れたり、広げた下で眠ることで着物の遍歴を知ることが出来る琴子。親は無く子もなく伴侶もいないが、姉弟のように育った柿彦と共にリユース着物の販売に関わっている。ひょんなことからとある銘仙の持つ記憶を探ることになって…

    琴子は年齢が近しい事もあり、若白髪に悩まされたと言う悩み(もはや年相応だが)もあり親近感がとめどない。本当は辞めたほうが良いのに着物の記憶を辿る事に惹かれすぎていて危なかっしいが、柿彦がちゃんと引き止めていて微笑ましい。

    通常見る事は出来ないが、人の手を経て受け継がれるモノには必ず来歴がある。それはモノを使っていた人の生活。心楽しいばかりでなく、重い歴史を背負う事もある。
    椿となでしこのシスターフッドは戦争の為に破壊された。大人に作られた少女像でも、かけがえのないものだったのに。
    「いつか、きっとまた会いましょうね」に幾重にも込められた思いは哀しくて重いけれど、ちゃんと昇華してもらった。人間の哀しさを受け止めてくれるほしお作品が私は心から好きだ。

    表紙絵も作風にピッタリだと思う。

    銘仙の仕組みに目から鱗。裏返して2倍使えるとは…
    絹の道は大いに興味がある。富岡製糸場もとても面白かったけれど、絹を産み出し運んだ土地土地を巡るのもきっと面白い。

    『少女の友』の歴史的意義も知ることができる。昔の雑誌って本当に細部に至るまで本気しかない。展示された戦前の物を見るたびにそう思う。


    最近は秩父寄りに縁があるらしく、飯能、小川町へ行く機会がある。今年の締め旅行はちちぶ銘仙館へ行くことにした。銘仙作りをしっかり体験したい。
    着付けも出来るようになりたいなぁ。

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    2024年10月18日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    川越の活版印刷所が舞台の物語、4作目で完結編。
    いつもこの印刷所や関わる人たちの優しさやそれぞれ抱える問題に向かい合うストーリーにじーんとして、幸せと温かさで満たされます。
    今回もとても勇気をもらえて、生きるって素敵なことだなとしみじみ感じられました。

    「どうして散るときまで、そんなにうつくしいんだ。わたしはもうすぐ世界から消えるのに、寸前まで捨てきれなくなってしまうじゃないか。世界をうつくしいと思ってしまうじゃないか。」
    今回の物語の登場人物の彼の目や言葉を通して、改めて世界ってうつくしい、と見える世界がキラキラ感じます。

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    2024年10月04日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

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    前の2作品と比べて、連句が中心の話となっていた。その表現の機微が素晴らしかった。年齢、性別、立場の違いを、よくここまで表現できるなぁと、感心した。日本語は奥深い。

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    2024年09月17日
  • 言葉の園のお菓子番 見えない花

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    ネタバレ

    「連句の場は、がっちり向かい合うんじゃないところもいいんだよね。ずっとしっかり向き合ってたら、疲れちゃうし。お互いにお互いのことしか見えなくなって閉じてしまうでしょう。ちょっと斜めにチラチラ見るぐらいがちょうどいいんじゃない。」

    俳句のように、個の力を競うのではなく、数人で全体の構成と調和を考えて一つの作品を作り上げる連句。決して立ち止まらず、戻らず、進み、主役になったり、引き立て役に徹したり。それは人生にも、人とのかかわり方にも通じる。俳句は無理でも連句ならできるかも。老後の楽しみの候補がまたひとつ増えた。

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    2024年09月17日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

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    ネタバレ

    シリーズ三作目。進むごとに素敵だなと思う箇所が増えてきた!

    家と益々会話するようになってきたのは単純に面白い。

    第三話のやりとりが印象的だった。自分は会社勤めだけどそれでも仕事に通ずる点だなと共感した

    「いまできることだけやってるんじゃダメなんだ。」
    「あたらしいことに取り組まないと先細りになる。」

    あと、将来について悩んでいる中で描かれていたシーンも驚きがあった

    「自分のためだけに生きるのは重荷なんじゃないか」

    人は繋がりがないと生きていけない

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    2024年09月02日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    活版印刷三日月堂2巻目!
    弓子さんもパワーアップして、寄って行った人々が笑顔になる印刷所になってきた!!
    一番好きな話は「あわゆきのあと」
    初めて子供目線で描かれる「活版印刷三日月堂」
    その子が起こした行動で周りが癒やされていくのがとても伝わった。

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    2024年08月31日
  • 菓子屋横丁月光荘 光の糸

    匿名

    ショックです

    完結してると思わず、ずっと続きを待っていました。本当に終わりなの?まだまだ読んでいきたい作品だった。
    三日月堂完結後にどはまりしていたのに…。語彙力が無くてすみません。
    でもまた会える気がしています。この作中の人たちの心の触れ合いに身を委ねて読みたいです。
    すみません、レビューになっていませんね。

    #癒やされる #感動する #切ない

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    2024年08月10日
  • 言葉の園のお菓子番 未来への手紙

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    ひとりではなく、人と一緒に、でも誰かとの記憶、自分の記憶をめぐらせて言葉を紡いでいく時間の豊かさを感じる。

    こんな素敵なブックカフェ、近くにないかしら。

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    2024年06月30日