ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    軽井沢にある銀河ホテルの手紙室。
    ホテルの人気アクティビティの1つである
    「手紙教室」
    文字じゃなくてもいい。誰に書いてもいい。
    出さなくてもいい。ゲームでもいい。
    1000色並べられたインクから好きな色を選び何を書こうか考える。そんな素敵な時間を過ごす物語が今回も3つ。

    素直になれなかった後輩へ
    毎年当たり前のように誕生日を重ねていく息子へ
    最後の物語はネタバレになるので、誰へ向けてかはここでは書けないけれど、とても胸が温かくなって涙が出てしまう相手へ

    毎作、とつとつと主人公が自分との対話を通して少しずつ折り合いをつけていく様が、何とも優しくて沁みこんでくる物語。

    0
    2026年04月22日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    第1話 長い黄昏 Twilight
    近代文学史の教授が主人公で、ところどころに本に関する愛や姿勢を感じられる描写があるのが嬉しかった。
    前昨でも登場した作中作の『夜に想う』の文章が良い。
    “命を精一杯感じること”
    人それぞれどんなときにそれを感じるかは異なる。
    私にとってのそれに読書は必ず入るなぁと、自分にとって本を読むことの大切さを改めて感じた。
    悲しみもあったけれど、長く連れ添ってきた相手だからこそ、きっとまた会えると信じられる希望を感じて、寂しさよりあたたかさが心に残るお話だった。

    第2話 光り続ける灯台のように Vert Atlantide
    自分が何をどうしたいのかわからない、
    何を

    0
    2026年04月16日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    銀河ホテルの居候シリーズ4作目。
    自分の思いを言葉にするってやっぱり大切なんだな。
    掴めない雲のように普段いろんな思いが心をよぎっていくけど、カタチにならないまま通り過ぎてしまって忘れていってしまう。
    確かに生きている実感として誰にも見せないとしてもカタチにするのって大事なことだと改めて思った。

    それにしても苅部さんって何者なんだろ。
    気になる。

    0
    2026年04月16日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    元バンドメンバーのステージを見にきた有田さん、もっとお互いに伝えないと。今回できた曲はどんな曲なんだろ、聴いてみたい。料理長の吉田さんの家族への想いと共に語られる手紙室室長苅部さんの過去、でもまだよくわかんないね。ウェディングプランに手紙室のワークショップを入れるのはいいアイデア、お式の前に改めて自分と向き合う時間て大事よね。このシリーズ読むと手紙が書きたくなる!実行できてないけど。

    0
    2026年04月15日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    満天の星を見あげて Wolfgang Amadeus Mozart
    誕生から死までの線分 Canyon Rust
    順境にあっても逆境にあっても Ultra Green

    千色の中から好きな色のインクを選ぶ
    ぼんやりとした気持ちが形になってくると
      この色 
    という色に呼ばれると言う人もいるそうだ

    想いを言葉にして書き表す時間を
    経験した人は
    幸せな想いを持ち続けるのだろう

    0
    2026年04月05日
  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    毎回自分だったら誰に手紙を書くだろう、何色にするだろうと思いながら読みますが、その都度違う人が浮かびます。
    わからないことがあっていいんだなと少し気持ちが楽になりました。どうしていいのかわからなくてオロオロしがちな私ですが、自分のやってる事が正しいと思い込むことの方がある意味危険ですよね。ちゃんと状況を見て、考えて判断できるようになろうと思いました。

    0
    2026年04月05日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

     「活版印刷三日月堂」の第4弾完結編。
    弓子さんひとりで始めた三日月堂にも新たな人材が加わり活気が出てくる。

     「星空館」の星座盤、大学生の課題、そして余命を告げられた水上さんの雲日記。
    悲しいけど温かい想いに溢れていた。
     悠生くんと一緒に、弓子さんの三日月堂のこれからが楽しみだ。

     言葉を残すこと、それはもしかしたら誰かを傷つけている行動かも知れない。
     でも、言葉を残すことで誰かの想いを繋げていくこともできる。

     番外編としての続編もあるようなので、さっそく手に入れてみよう。

    0
    2026年04月05日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    手紙室に流れる特別で優しい時間とお客さんと苅部さん達のやり取りが、思わず「実在してくれたらいいのに」と願ってしまうほど素敵。苅部さんの過去?も少しわかってきて、これから明かされていくのかな?と楽しみ。普段手紙を書く時は自分の家で書いているけれど、たまには場所を変えてみるのも気分が変わって良いかもな、と思った。

    0
    2026年04月03日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

    Posted by ブクログ

     「活版印刷三日月堂」第3弾。
     2弾で出てきた「我らの西部劇」の話が引き継がれ、弓子の祖父母や父母の話も出てくる。
     活版印刷を通じた人と人との温もりが、今までの作品より強く描かれている。
     各章の扉の写真もとても興味深い。
     活版印刷を体験してみたくなってしまった。

    0
    2026年02月26日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

    Posted by ブクログ

     「活版印刷三日月堂」第2弾。
     4編の連作短編集。

     活版印刷と銅版画を融合させて豆本を製作する「海からの手紙」
     亡き父の想いを受け継ぎ、それを息子へ引き継いでいく「我らの西部劇」が心に残った。
     悩んだり、迷ったり、揉めたり、いろいろな壁はあっても、最後には気持ちがほどけるような結末に癒された。

    0
    2026年02月22日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    それでもここが同じ姿であり続けるなら、記憶のなかの灯台になるだろう。
    位置を変えずに光り続ける灯台のように、みなの記憶を照らしてくれるだろう。

    灯台のようにいつでもそこにいてくれる安心感。
    そんなホテル羨ましいな。

    私は3作目が好きでした。

    私は、色が好きで興味があってこのホテルの壁紙がそれぞれ違うことや手紙室のインクの種類にも弾かれてるところです。

    続編も早く読まないと。。

    0
    2026年02月09日
  • 梅、香る 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。
    今回は喧嘩別れとなった恋の記憶が宿る着物のお話。切ないけども、その後縁に恵まれたのは良かった。
    梅の意味の忍耐がなかったと持ち主は言っていたけど、しっかり子育てもしたのだから梅ですよ。絶対。恋はタイミングと価値観だと思うな。

    0
    2026年02月07日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

    Posted by ブクログ

    「活版印刷三日月堂」の第1弾。

     活版印刷の活字拾いと言えば、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のジョバンニ。
     この作品にも描かれていて嬉しかった。

     ひとつひとつの文字を並べ、文にして印刷する。膨大な手間と時間をかけた作業は、今では考えられないことだが、その手間や時間の中に、人の想いや温もりがたくさん詰まっている。
     タイパ重視の現代だからこそ、経験してみたい作業だ。
     ひらがなを全文字、一文字につき一回使った「いろは歌」のような文章を私も考えてみたい。

     三日月堂の弓子さんの人を見る目も良かったなぁ。雪乃さんと友明くんの船出にも胸が熱くなった。

    0
    2026年02月05日
  • 金継ぎの家 あたたかなしずくたち

    Posted by ブクログ

    器を補修する手段、金継ぎ
    金継ぎをする祖母、それに関心を持つ女子高生の孫
    祖母の過去を辿りながら、孫は自身のやりたい事を探す物語、漆に詳しくなれる

    木が生きているときには見えない、木の奥底の姿。木の骨を木の血液で覆う凄まじさ。

    0
    2026年01月30日
  • 菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿

    Posted by ブクログ

    月光荘という「家」から始まって、
    それを囲む、
    人の輪が、縁が、どんどんと大きく
    ふくらみ、つながってゆく。

    そして、その輪がさらなる豊かさを
    連れてきて。

    主人公の、自分への問いかけは、
    ときに、読者の私自身への問いかけにもなる。

    よりよく生きたい。
    人とあたたかく、やさしく、嬉しく
    つながっていきたい。
    自分にできることとは。

    その思いが、不思議な力に導かれていく。

    さて、次が楽しみだ。

    0
    2026年01月25日
  • 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    着物を着る生活って、丁寧な日常を送っているかんじがする。とてもできる気がしないけど、憧れるなぁ。
    戦争の表現が生々しかった。

    0
    2026年01月22日
  • 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    主人公の琴子はリユース着物の本庄の蔵で古着の査定をしている。

    琴子は査定の依頼で訪ねたお宅で、一枚の椿柄の銘仙と出会う。
    その一枚の銘仙から持ち主の記憶が蘇えっていく物語です。

    着物というアイテムは奥が深いと思った。
    物語の中に出てくる銘仙も戦争を経験をしている事により、更に物語に重みが増していると思った。

    『記憶が重さを持つのは、持ち主の気持ちを移しとるからだろう。着物は持ち主の身体と同時にその気持ちも包みこみ、人間とはちがうが、着物なりに持ち主の気持ちと同調していくのだろう。』というフレーズが記憶に残った。

    0
    2026年01月18日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目。
    大学教授がゼミの生徒ひとりひとりにその人に合う色を探して手紙書くなんて素敵〜。
    いつもながらほっこり。

    しかし苅部さんについてはまだまだミステリアスですなぁ。

    0
    2026年01月18日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    手紙、1000色のインク、また万年筆で書くことを始めた自分には魅力的なアイテム。このアイテムをホテルにまつわる人々を通して作品が進む。
    この作品が初めての著者との出会いになった。
    老舗と呼ばれる企業、団体にも関わる人もまた新陳代謝がある人生を送る。3人のお客中心にその世界がホテル時間でリセットだったり、整理のきっかけつくりになる。
    スマホ依存へのオマージュか、私は、紙ページを巡りながら読んでよかった。
    どの世代にも引っかかりがありながら、年齢や経験によってはまだ想像も難しいところもある。
    児童書を書かれている著者だからか
    特に3話目、ひらがな表記も多様されている、たいへん、ひらがな表記は久々に

    0
    2026年01月09日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

    Posted by ブクログ

    三日月堂の完結編。弓子に関わった人たちで三日月堂を盛り上げていく。みんな優しくて全てにおいてハッピーエンドではなかったが心休まる作品でした。

    0
    2026年01月08日