ほしおさなえのレビュー一覧

  • 銀河ホテルの居候 満天の星を見あげて

    Posted by ブクログ

    「わからないことがあるっていうのは素晴らしいことだと思いますよ。それだけきちんと考えている、ということですから。」
    「隙間があると感じるのは、よく見ようとしているからなんじゃないですか」

    これが正解、と示してもらえたら楽ちんだけど、
    誰にとってもいつでも大正解なんて存在しないから、
    しんどくても限られた情報の中で信じた正解を、
    恐る恐るでも進まなきゃいけない。

    過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
    君子豹変す。

    間違えた、と分かったなら、
    認めるのが辛くても認めて戻る勇気を持ちたい。

    「ダニング・クルーガー現象」
    知識が浅い最初の段階こそすべて理解したと錯覚しやすく、知識が深まる途中段階こそ自信喪失しやすい。
    童話館ぶっくくらぶ通信で読んだばかり。
    私たちが複雑なものを複雑なまま受け止められなくなっている。
    「分かりやすさの罪」や「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」でも触れた気がする。

    一番幸せな国民は、カリスマ独裁者の独裁国家の国民だって読んだのは、多分「多数決を疑え」
    易きに流れたい気持ちはあるけど、
    しんどくても間違えても、自分で考えて決めて進んでいこうと思えた。

    読んだいろいろを思い出した一冊。
    今年の読み終わった200冊目でした。

    0
    2026年07月26日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    誰しも悩み、苦しみ、いろんな過去を背負ってこれまで生きてきています

    なんとか過去を振り切って新しい自分で、前を向いて進んでいきたい

    そんな自分をそっと後押ししてくれる銀河ホテルのスタッフさんと手紙室

    今回は苅部さんの秘密がちょっぴり明らかになります

    0
    2026年07月25日
  • ある小説家の死からはじまる物語

    Posted by ブクログ

    ミステリかと思いきや、
    ヒューマンドラマか。
    でも、最後には少し謎も解けたか。

    小説を書くということの、
    いろいろな側面が描かれていて、
    作者のいろいろな側面が表れているのかなとも思った。

    0
    2026年07月19日
  • 言葉の園のお菓子番 森に行く夢

    Posted by ブクログ

    登場人物がどんどん増えるし、
    仕事もどんどん増えるし、
    過去も次々明らかになるし、
    ちょっと混乱しかけている。

    0
    2026年07月13日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    どの話もどこか自分と重なる思いがあり自分を振り返りながら読み進めていったような感じがある。
    今回の話のなかで1番すきなのが「長い黄昏」。

    今ちょうど迷いのなかにいる私。
    銀河ホテルの手紙のワークを受けたいです。

    0
    2026年07月08日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

    Posted by ブクログ

    日常とはまた違った空間の一つがホテルである

    軽井沢という保養地で格式の高い歴史を感じさせるクラッシックなホテルでの大切な時間

    そのホテルにある手紙室で千種類の色とりどりのインクを使って誰かに宛てた手紙を書くという行為がとても素敵だ

    異空間で、普段使わない筆記具で、いつ届くかもわからない手紙を自分や誰かに宛てて、色の波に乗って描く手紙

    手紙が届く未来には綺麗な色彩の未来が待っている気がする

    0
    2026年07月04日
  • 星降る海 琴子は着物の夢を見る

    Posted by ブクログ

    あかーん!
    琴ちゃんが気になって、早く続きを読みたーい!

    あと1ヶ月、
    波風立てずに過ごせるか。。

    楽しみを待てる日々は
    嬉しいです☺️

    0
    2026年07月04日
  • 紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結の、第7弾。百花は念願の藤崎産業に入社、コロナ禍も収束に向かうなかで、川越に新記念館ができる。開館準備に向けた物語。このシリーズを楽しんできた一読者にも、やっとここまで来たかと感慨深かった。コンセプトを話し合い、やりたいことを少しずつ形にしていく。亡き父の作品も復刊へと進んでいく。ここから、新記念館を舞台に新しいシリーズがまた始まってほしい。

    0
    2026年07月04日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いい話を集めた連作短編集です。
    このジャンルはついついいろんなものを読んでしまいます。
    ありがちなパターンではあります。
    このジャンルは、次々と主役が変わるので、
    感情移入しにくくなってしまいがちですが、
    この作品は前のエピソードに出てきた人がすぐ次のエピソードに出てくるので、違和感なくスッと入れました。

    「活版印刷」というややニッチなテーマですが、
    興味が湧きましたし、活版印刷で名刺などを作りたくなりました。

    最後のエピソードの結婚式の案内状は、ビジュアルで見たかったですね。
    映像化されないかな。
    弓子さんは黒木華さんとかどうでしょう。
    舟を編むとか重版出来とか出版系のイメージから真っ先に浮かんでしまいましたw

    0
    2026年07月03日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

    Posted by ブクログ

    上巻と合わせて1年。まだまだシリーズは続くようなので、次は名残の表に入るのかしら。と、憶えたての連句用語を使ってみる。1巻が花だったから2巻は月というのも連句からの発想だと思う。あんまり孤独ではなさそうだけど。連句以外の部分で、人々の状況もどんどん変わっていくし、昔の話も出てきて、話が広がっていくのも面白い。

    0
    2026年07月03日
  • 銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように

    Posted by ブクログ

    手紙室からは満足したお客さんが出てくる。そんな謎の手紙室を持つホテルの話。
    ホテルでは1000色あるインクから適切なインクを選び、手紙を書くことで気持ちが整理されてくる。どのお話もきれいにまとまっていて、読んでいて心地のいい物語だった。

    0
    2026年07月02日
  • 銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて

    Posted by ブクログ

    インク沼にハマったら最後、
    という気がしていて、自主規制続けているけど、
    離れることも出来なくて。
    こんな本読んだらガルガルよだれが止まりません。
    現在進行形で使用中の「天色」が登場して嬉しい。
    「利休茶」、気になりすぎる。
    書写、ですか。そうきましたか。
    手書きの世界は奥深すぎる。
    あーたまらん。

    0
    2026年07月02日
  • 言葉の園のお菓子番 扉を開けて

    Posted by ブクログ

    連句の集まりを通して少しずつ自分の世界を広げ、新しい挑戦へと踏み出していく一葉の姿が本当に愛おしく、読んでいて何度も励まされ、心がじんわりと癒やされる。そして作中でみんなで巻いていく連句がどれも本当に素敵。言葉がパズルのようにつながっていく面白さと美しさに、私も連句の世界に惹かれる。

    0
    2026年07月02日
  • 紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱

    Posted by ブクログ

    このシリーズ第5弾。紙屋ふじさき記念館の閉館が近づいてきている。それでも、活版印刷冊子作りや和紙作りの楮かしきや墨流しなど、人の手が生み出すものとして、和紙の世界がどんどん広がっていく。ワークショップのアイディアも次々に形になり、毎月定期的に開催されるようになった。最後に新型コロナ流行が始まり、閉館のセレモニーにも影を落としていく。どんよりした終わり方だったが、きっと次の巻でいい方向に向かっていくことを期待したい。

    0
    2026年07月01日
  • 紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色

    Posted by ブクログ

    このシリーズ第3弾。期待を裏切らず、今回も面白かった。百花は大学3年になり、小冊子研究会にも新入部員が入ってきた。その1人が、活版印刷三日月堂でバイトしている天野楓。活版印刷三日月堂と完全リンクし、2つのシリーズが繋がって物語が展開していく。百花は楽しそうにアイディアを考え、商品作りや記念館の活動にますます勤しんでいる。しかし、記念館のビルが取り壊される日が近づき、これからの展開が気になる。

    0
    2026年06月29日
  • 言葉の園のお菓子番 孤独な月

    Posted by ブクログ

    そんなうまい話が、
    と、いつもなら拗ねた見方をしてしまいそうだけど
    あり得る話かも、と思わせてくれる世界でした。
    現実の世界とは違う遊びの世界、
    だからこそ、現実の世界では会わない様な、
    職種、世代、経歴の人たちと結びつく、
    そこから世界が思わぬ方向に広がる。
    素敵だと思います。

    0
    2026年06月27日
  • 紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード

    Posted by ブクログ

    紙について深く知ることができる。本編にも書いてあるように、実際に目にしないと分からないこともあるけどそこは何となく読みで。

    ほんと可愛いのも多いですよね。欲しくなる。

    館長さんはちょっと拗らせてるなと思ったけど、最後は改善してたので続編の方がより好きそう。

    0
    2026年06月24日
  • 歌う家 菓子屋横丁月光荘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感想を書く時のカテゴリ区分が下手だからこれはファンタジーとして良いのか分からないところではあるけど自分の本棚だし良しとした。
    普段他の方の感想読むこと少ないけどチラッと見掛けてこれ良いなってカテゴリあったら参考にさせてもらおう……


    この物語の主人公は、さすがに境遇もあってか元々の性格もあって作中にも揶揄されていた仙人のような雰囲気漂うタイプの大学院生。
    川越のあの家に引っ越すことになって矢先、帰りの夜道にふらふら闇の方に誘われていた描写の頃はまだようやく身の回りのあれこれが落ち着こうとしていた時だったんだなと後で気付いた。
    きっと自分と向き合うような暇もなくただ必死にここまできてようやくその時間が与えられたんだとしたら、まだ個としてしっかり地に足が着いてないような状態だっただろうから連れて行かれそうになっても仕方なかったのかなぁと感じた。

    でもすっと“帰らなければ”となるところが仙人と言われる所以を感じさせたな(笑)
    ここで本当に暗い闇の方に引き込まない所が土地の良さを感じるところでもあった。
    本来昔ながらの土地は良くも悪くも色々居そうだもんな。
    でも闇の方向いっちゃうと作品変わっちゃうしな……

    辛い過去は読んでいてもすごく苦しかったし泣けてしまった。
    でも自棄にならず半ばヤケクソのようであっても生きていてくれて良かった。
    家を引き払って伯父たちへ明け渡そうという決断がふと出来たことが一つ区切りとして動いたような感じがあった。
    感覚として自分の家ではないと思っていた場所だったとしても長年住んでいた所を手離そうと思えたことはふとしたことだったとしても大きい一歩だったと思う。
    ここから過去の自分の中で燻っていた綻びの様なものが少しずつ解けていくように話が展開していくのにとても胸が温かくなった。

    実はあの時ああだった、こうだった、こう思っていた感じたのかもしれないっていう事って当時は気付いたり考えが及ぶことってきっとほとんどなくて、本当に後からになって誰かから知ることになったり冷静に振り返ることが出来てようやくたどり着けるものだと思う。
    人との繋がりと物や土地との縁が少しずつ広がることでタイミングが合致したんだろうなぁ。


    個人的に歴史ある建物や品物が好きなので、作品中の色々な描写がとても楽しかった。
    新しいことをやる上でもこれまであった造形や質感を大切にしながら紡がれていくのが本当に素敵。
    そしてパン屋さんに行きたくなったし案の定珈琲に和三盆がいただきたくなった(笑)和菓子に珈琲って合いますよね……!

    何より月光荘が凄く落ち着く空間を作っている感じがして良いなぁ……

    私は長年ザ・昭和の家って雰囲気の賃貸に住んでたこともあって、すりガラスに土壁に縁側のある今の家を選んだくらいにはレトロな雰囲気が大好きで、古い家は所々勝手が悪かったり補修も必要だったり色々ままならないところもあるけどそこがまた愛着が湧く感じがして…
    他からしたら理解しづらいものかもしれないけど、この作品を読んでより自分のお家を大事にこれからも一緒に暮らしていきたいなと思った。

    続編も今から楽しみにしてる。
    ほしおさなえさんの同じ文庫から出てる別タイトルも以前読んだことあるけど、改めて読み返して感想起こしたいな。

    0
    2026年06月20日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

    Posted by ブクログ

    初めての作家さんでしたが、
    以前からとても気になっていた
    お話です。
    舞台は
    軽井沢って聞くだけでも
    おしゃれで素敵な感じがするのに
    銀河ホテルという名前もあじがありますよね。
    実際実在するホテルなら
    是非訪れてみたいホテルリストに
    あげていると思います。
    さてお話の中心となる
    手紙室
    それから
    1000種類以上あるインク
    重厚感あるお部屋…
    考えるだけでワクワクドキドキです。
    なかなか最近は、手紙って書かなくなってしまいましたが、
    字を書く手紙というのは
    やはりとてもいいですよね。
    自分の選んだ素敵な色のインクで思いを書きながら
    心が少しづつ整っていく
    素敵だなと思いました。

    0
    2026年06月20日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

    Posted by ブクログ

    ゆっくりと旅に出て静かに過ごしてみたくなりました。
    大切なものはささやかな何気ないものなのかもしれない。何かをしないと何かにならないと頭で難しく考えてズレていたりするのかも知れない。

    優しい気持ちになれる本です。

    0
    2026年06月20日